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冒険の旅
魔人尋問
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さて、ダンジョンマスターなんぞをやっていた魔族を尋問する事になった。
マカンヌによって例の如く雁字搦めに縛られて達磨と化して居るので、私のクリムゾンスパイダーの余っている寝室に転がしてあるので誰にも邪魔されずに尋問できる。
さぁ、何の為にあんな迷惑な事してたのかとくとくと問い詰めてやるわよ。
念の為、事前に自白を促すナノマシン(自白剤なんかよりもずっと安全だしね)を既に投与してあるので、私の質問に嘘を付く事は出来なくなっている筈だからね、ナノマシンもいい加減馴染んでるだろうから始めようか。
部屋に入ると、私と目が合った瞬間に、「ひっ!」
と小さく悲鳴を上げていきなり失禁をした魔族、お前な、部屋を掃除すんの誰だと思ってんのよ!
まぁ、私じゃ無くてお掃除用ナノマシンだけどな。
「あのね、どんだけビビってんのよ、私は見境の無い殺人マシーンかなんかか?」
「こ・・・こここころ・・」
「あのな、ニワトリかなんかかお前は、こっここっことまぁ、そんなに直ぐ殺す訳ねーだろ。」
「あ、あの、わ、私は、どう、なるのでしょう。」
「あ、もしかしてアンタ女性だったのね、胸もねぇし気が付かなかった。
魔族って区別着きにくくてさ・・・って何で私が質問されてんのよ!質問すんのは私!
素直に答えたらある程度譲歩するわよ、ってかウソとか付けないと思うけどね。」
「それは、どう言う・・・」
「質問は受け付けない、私の質問に答えなさい。」
「は・・・い・・・」
「魔人族はいったい何をしようとして居るの?」
「判り・・・ません、私のような、末端の魔人族・・・には、なにも・・・」
「そう、あなたは使い捨てにされたって事か。
では、貴女は何をしようとして居たの?
何をしろと言われてあそこに?」
「わ、わた・・・しは、人目に、付かない場所・・・に、ダンジョンを・・・魔物の、暴・・・走。」
「成程、人目に付かない場所にダンジョンを作って急激に成長させて、暴走させろと・・・それしたらアンタのマナがゴッソリ吸い取られて死んじゃうって知らなかったのかな?」
「う・・・そ・・・そんな・・・しら・・・ない。」
「じゃあ、もう私のナノマシンに抗おうとする必要は無いわね、素直に喋っちゃいなさい。
望むなら保護してあげるわよ。」
「は、はい・・・お願い、します。」
お、素直になったじゃなぁ~い?
「じゃあ、魔王ってのは何処に居るのか、どんな奴なのかを教えて欲しいんだけど?」
「はい、魔王様は、種族はハイエルフ、400年以上生きて居られます、現在の所在は・・・」
そこまで言うと、突然彼女は、発火した。
急いで水魔法で消化を試みたが、既に事切れていた。
何か見えて来たぞ?
もしかするとの領域でしか無いけど、ハイエルフが魔王として君臨して居て、魔法技術はそのハイエルフがこれまで秘匿して来ている。
そして、そのハイエルフが何らかの方法で魔法が使える魔法回路を有した者が自分以外に生まれる事を頑なに拒んで処分して居る可能性が高い。
そしてこれは推測なんだけど、私の持っている開けない本、恐らく日記の類だと思うんだけど、それの著者で、私の以前に居た錬金術師なのでは無いかと言う事。
処刑されたと言うけど、何らかの手を使ってそれを免れて、魔王として人類に敵対する道を選んだのでは無いだろうか、と言う事だ。
そして多分、魔人族と言うのはホムンクルスなのでは無いかと言うのが、私の予想だ。
未だ調査して無いから断言は出来ないが、何と無くそうならある程度の辻褄が合い始める、空回りして居た歯車がゆっくりながらも動き出しそうなのだ。
今回の魔人とこれまでの魔人の違い、それは死に方が圧倒的に違う。
今までの魔人は私が核を砕いて二度と再生出来ない様にして殺している。
だが、今回の魔人に関しては、どうやら設定して居た禁忌、魔王の情報を他言する事、を、犯してしまい死んだ、つまり、今私の手元に有るのだよ、この魔人の核が。
これを調べればかなり色々な事が判ると思う。
ちなみに魔人族はホムンクルスでは無いかと言う憶測が出来たのには、ちゃんと重要な理由が有る。
それは、魔物には、核の他に心臓がちゃんとあった、だが、これまでの3体の魔人には心臓が確認出来ないからだ。
恐らく魔王が、冒険者ギルドのサリ―シリーズホムンクルスを作った錬金術師と同一人物なのでは無いかと言う結論に達している。
そうだとすると、私がもっとポーションを広めたり、新しい魔道具を作って広めたりして目立つ行動を取って行けば、いずれは魔王の目の上のたん瘤となってあっちから動き出してくれたりするんじゃ無いかと思う訳なんだ。
何だったらこの核を調べつくして、私自身がホムンクルスを作ると言う手段も使って見ても良いと思う。
どっちに状況が転ぶかは未だ判らないけど、どっちにしても一度その魔王とやらとは会ってみたい、色々と知ってそうなので話して見たいのだ。
勇者カイエンの件以外で、私に直接魔人をけしかけて来ないと言う事は、話し合いに応じる可能性は少なくない筈。
しかし、本当に居たんだな、ハイエルフ。
ザインに勘違いされて私もハイエルフと思われて居るけど、エルフ自体にもザイン以外に会った事無いのに、ハイエルフなんて希少な人種にいきなり行き着くとは思わなかったからおらワクワクして来たぞ!
一度ザインの里にも招待して貰おう。
そしてエルフ全員に精霊魔法でも伝授してしまおうかなw
但し、精霊は各地に振り分けて出現率を上げて置いて自分達で見つけて使役して貰おう。
エルフ総冒険時代になりそうだな、うん、エルフに遭遇する率も上がりそうで楽しみ。
あ、勿論変身セットも忘れませんw
イケメン男性エルフにはシルクハットと白いモーニングに蝶ネクタイ位の格好になって頂こうかな?
想像しただけで萌えるわ~w
マカンヌによって例の如く雁字搦めに縛られて達磨と化して居るので、私のクリムゾンスパイダーの余っている寝室に転がしてあるので誰にも邪魔されずに尋問できる。
さぁ、何の為にあんな迷惑な事してたのかとくとくと問い詰めてやるわよ。
念の為、事前に自白を促すナノマシン(自白剤なんかよりもずっと安全だしね)を既に投与してあるので、私の質問に嘘を付く事は出来なくなっている筈だからね、ナノマシンもいい加減馴染んでるだろうから始めようか。
部屋に入ると、私と目が合った瞬間に、「ひっ!」
と小さく悲鳴を上げていきなり失禁をした魔族、お前な、部屋を掃除すんの誰だと思ってんのよ!
まぁ、私じゃ無くてお掃除用ナノマシンだけどな。
「あのね、どんだけビビってんのよ、私は見境の無い殺人マシーンかなんかか?」
「こ・・・こここころ・・」
「あのな、ニワトリかなんかかお前は、こっここっことまぁ、そんなに直ぐ殺す訳ねーだろ。」
「あ、あの、わ、私は、どう、なるのでしょう。」
「あ、もしかしてアンタ女性だったのね、胸もねぇし気が付かなかった。
魔族って区別着きにくくてさ・・・って何で私が質問されてんのよ!質問すんのは私!
素直に答えたらある程度譲歩するわよ、ってかウソとか付けないと思うけどね。」
「それは、どう言う・・・」
「質問は受け付けない、私の質問に答えなさい。」
「は・・・い・・・」
「魔人族はいったい何をしようとして居るの?」
「判り・・・ません、私のような、末端の魔人族・・・には、なにも・・・」
「そう、あなたは使い捨てにされたって事か。
では、貴女は何をしようとして居たの?
何をしろと言われてあそこに?」
「わ、わた・・・しは、人目に、付かない場所・・・に、ダンジョンを・・・魔物の、暴・・・走。」
「成程、人目に付かない場所にダンジョンを作って急激に成長させて、暴走させろと・・・それしたらアンタのマナがゴッソリ吸い取られて死んじゃうって知らなかったのかな?」
「う・・・そ・・・そんな・・・しら・・・ない。」
「じゃあ、もう私のナノマシンに抗おうとする必要は無いわね、素直に喋っちゃいなさい。
望むなら保護してあげるわよ。」
「は、はい・・・お願い、します。」
お、素直になったじゃなぁ~い?
「じゃあ、魔王ってのは何処に居るのか、どんな奴なのかを教えて欲しいんだけど?」
「はい、魔王様は、種族はハイエルフ、400年以上生きて居られます、現在の所在は・・・」
そこまで言うと、突然彼女は、発火した。
急いで水魔法で消化を試みたが、既に事切れていた。
何か見えて来たぞ?
もしかするとの領域でしか無いけど、ハイエルフが魔王として君臨して居て、魔法技術はそのハイエルフがこれまで秘匿して来ている。
そして、そのハイエルフが何らかの方法で魔法が使える魔法回路を有した者が自分以外に生まれる事を頑なに拒んで処分して居る可能性が高い。
そしてこれは推測なんだけど、私の持っている開けない本、恐らく日記の類だと思うんだけど、それの著者で、私の以前に居た錬金術師なのでは無いかと言う事。
処刑されたと言うけど、何らかの手を使ってそれを免れて、魔王として人類に敵対する道を選んだのでは無いだろうか、と言う事だ。
そして多分、魔人族と言うのはホムンクルスなのでは無いかと言うのが、私の予想だ。
未だ調査して無いから断言は出来ないが、何と無くそうならある程度の辻褄が合い始める、空回りして居た歯車がゆっくりながらも動き出しそうなのだ。
今回の魔人とこれまでの魔人の違い、それは死に方が圧倒的に違う。
今までの魔人は私が核を砕いて二度と再生出来ない様にして殺している。
だが、今回の魔人に関しては、どうやら設定して居た禁忌、魔王の情報を他言する事、を、犯してしまい死んだ、つまり、今私の手元に有るのだよ、この魔人の核が。
これを調べればかなり色々な事が判ると思う。
ちなみに魔人族はホムンクルスでは無いかと言う憶測が出来たのには、ちゃんと重要な理由が有る。
それは、魔物には、核の他に心臓がちゃんとあった、だが、これまでの3体の魔人には心臓が確認出来ないからだ。
恐らく魔王が、冒険者ギルドのサリ―シリーズホムンクルスを作った錬金術師と同一人物なのでは無いかと言う結論に達している。
そうだとすると、私がもっとポーションを広めたり、新しい魔道具を作って広めたりして目立つ行動を取って行けば、いずれは魔王の目の上のたん瘤となってあっちから動き出してくれたりするんじゃ無いかと思う訳なんだ。
何だったらこの核を調べつくして、私自身がホムンクルスを作ると言う手段も使って見ても良いと思う。
どっちに状況が転ぶかは未だ判らないけど、どっちにしても一度その魔王とやらとは会ってみたい、色々と知ってそうなので話して見たいのだ。
勇者カイエンの件以外で、私に直接魔人をけしかけて来ないと言う事は、話し合いに応じる可能性は少なくない筈。
しかし、本当に居たんだな、ハイエルフ。
ザインに勘違いされて私もハイエルフと思われて居るけど、エルフ自体にもザイン以外に会った事無いのに、ハイエルフなんて希少な人種にいきなり行き着くとは思わなかったからおらワクワクして来たぞ!
一度ザインの里にも招待して貰おう。
そしてエルフ全員に精霊魔法でも伝授してしまおうかなw
但し、精霊は各地に振り分けて出現率を上げて置いて自分達で見つけて使役して貰おう。
エルフ総冒険時代になりそうだな、うん、エルフに遭遇する率も上がりそうで楽しみ。
あ、勿論変身セットも忘れませんw
イケメン男性エルフにはシルクハットと白いモーニングに蝶ネクタイ位の格好になって頂こうかな?
想像しただけで萌えるわ~w
応援ありがとうございます!
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