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冒険、捜索、情報収集
色々試したり、作って見た。
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妙に疲れたのですっかり布団に入った途端に爆睡してしまった。だが、おかげで夢の内容を少し思い出した。
なんか胡散臭い白い服着た新興宗教の教祖のような出立のおっさんに、私が今使える能力、技能、知識はほぼ全て使えると宣っていたのを思い出したのだ。
って言うか、わざわざ私をこっちに転生させるに至って、前の記憶や能力をそっくり使える状況でって、何か私にさせたかったはずじゃないのか?
やはり私に、この可も無く不可も無さそうな世界で、前世の世界でのファウストのような事をしろと言う事で良いのかな?
まぁ、私は元々、尊敬する人と聞かれてもアインシュタインとかエジソン、ワットやノーベルと言った、科学者ならば誰しもあこがれるような発明家達では無くファウストやヴァルター・ドルンベルガー、ニコラ・テスラと言ってしまうような変わり者だったが、気が付くと、尊敬する科学者として私の名前が多く上がるようになっていて驚いたほどだった。
正直どんな使命を受けたかなんか覚えちゃ居ないが、記憶そのままで転生させるなんてそんなチートくれて置きながらあんな森の中に放り出すってどうなんだ?
あいつら居なかったら死んでるかも知れないじゃんか。
でも色々出来る事を思い出したので、慌てて飛び起きた私は、早速大気成分を調べてみる。
すると、地球とほぼ変わらない事が分かった、私の研究所のあるオガサワラ星よりもずっと生活するには適した環境だったのだ。
但しこの国と言うべきなのか世界全体なのかは知らんが衛生的な環境ではないっぽい、ってか衛生観念自体が低い気がするね。
早速、義体で使っていた能力が使えるかを検証する為に、窒素を集めようと思っただけで、これが不思議な事に、自分の目前に窒素の塊と認識の出来る高濃度の気体の塊が発生する、容器は要らんのかよ・・・
丁度、BC2020年前後の海賊アニメに出て来た海賊の長で医者なキャラの能力のようなフィールドが形成されたのだ。
その辺がアルケミストたる所以か?
ってか何この変な能力・・・
しかしそこまで出来ると言うならば、と言う事で、義体の自己修復の為と開発のサポートをさせるために飼って居た物と同じナノマシンが大気中から作り上げられるのではないかと、試してみる、が、なんだろう、ここまでアッサリ出来てしまうと、以前よりも今の方が出鱈目性能なのではないか?
そもそも生身の体なのに?どうなってんの?
そしてたった一体作っただけのナノマシンも、以前の数倍の速度で増殖して行く、なんだこれ・・・なんで?
当然の如く私の義体で飼って居た物と同等の物なので、私の今の生身の体に寄生してきた、なんかはじめむず痒かったが、それも20分程度で治まった。
うまく定着したようなので、試しに腕を思いっきり嚙んで見る、無茶苦茶ゐテぇ!
生身なので当然血が出る訳だが、ナノマシンが修復を始める為に、30秒もしない内に傷痕すら無くなった。
しかし、確認の為にやった事とは言えかなり痛かった。
だけどこれでいい感じに高性能になったようだ。
さて、何も無い状況からこの世界で生きて行かねば成らないのならば、色々とやらかしてしまわねばいけないだろう。
荷物を持つのには限界がある、大した道具を持っていない私としては、まず、義体をバージョンアップするのと同じような感覚で自らの肉体をバージョンアップする事にした、ナノマシーンが寄生し、馴染んだ今ならば簡単だ。
手始めに、自分のステータスを見られるようにした、MMORPGの要領で自分の事が判るのは便利そうだからだ。
思っただけであっさりとバージョンアップ出来たので早速ステータスを開いて見る。
---------
Name: エリー・ナカムラ LV:1 職業:サイエンスアルケミスト
HP 100% MP 100% SP 100%
防御力 3(NM補正+25)
体力 2(NM補正+30)
腕力 2(NM補正+30)
精神力 5(NM補正+30)
速力 4(NM補正+25)
命中力 1(NM補正+5)
固有スキル
・身体能力アップデート
・ナノマシン創生・統制・改良・制御
・ナノマシンによる自己高速再生
・ナノマシンによる光学迷彩
・ナノマシン自己防衛システム
保有スキル
・理術(LV.10)・錬金術(LV.7)・身体強化(LV.2)・アクセルブースト(LV.2)・武器マスター(LV.1)・並列思考(LV.2)・超速思考(LV.3)・創造(LV.5)
称号
・ナノマシーンマスター・哲学士・錬金術師・賢者・科学を極めし者・創造者
------------------
ステータスを見れるようにアップデートしたら、こんなの見えるようになった。
多分ステータスの表記方法は私の知識にあるRPGとかその辺からそれっぽい表記になって居る物と思われる。
補正はナノマシーン補正と言う意味だ。
それは良いんだが、理術の10って言うのは、もしや私が科学者だからという事だろうか?
ってか錬金術がレベル7ってどゆ事?
普通1からでは無いかな?
いきなり7なんだね・・・
スキルに付いてるこのレベルは幾つ迄あるんだろう。
あと称号に賢者ってあるし、いきなり賢者ですか?
まぁ、確かに前世では最古にして最強の科学者と謳われていたけど。
科学を際めし者・・・これに関しては私はまだ先が有ると思って居るので全然そんな事は無いと全力で否定したい。
それにしてもHP、ヒットポイント、所謂生命力はなんで表記が100%なんだろう。
それにMPの表記も、マジックポイントだよね、やっぱ魔法ってあるのかね?これも100%て成ってるし。
SPは多分スタミナポイント、だよね、これもパーセンテージ表記・・・あ、そうか、もしかしてHP1がどの程度の生命力なのかとかの定義が無いのか?
だったら作りましょう。
死に際の言葉も発せられない状態の生命力を1viとしよう。
ちなみに単位を表す記号にした”vi”は、ヴィータ、要するに西暦3000年を前に絶滅した言語のフランス語から取った、生活とか生命、人生などの意味の中世代語だ。
さて私のHPはいくつになるのかな?
---------
Name: エリー・ナカムラ LV:1 職業:サイエンスアルケミスト
HP 25000/25000vi MP 100% SP 100%
防御力 3(NM補正+25)
体力 2(NM補正+30)
腕力 2(NM補正+30)
精神力 5(NM補正+30)
速力 4(NM補正+25)
命中力 1(NM補正+5)
固有スキル
・身体能力アップデート
・ナノマシン創生・統制・改良・制御
・ナノマシンによる自己高速再生
・ナノマシンによる光学迷彩
・ナノマシン自己防衛システム
保有スキル
・理術(LV.10)・錬金術(LV.7)・身体強化(LV.2)・アクセルブースト(LV.2)・武器マスター(LV.1)・並列思考(LV.2)・超速思考(LV.3)・創造(LV.6)
称号
・ナノマシーンマスター・哲学士・錬金術師・賢者・科学を際めし者・創造者
------------------
へぇ、私って生命力高ぇな・・・
ってか地味に創造のスキルがレベル上がったし、これも勝手に上がられても気づかないのは割と困るかも知れん、レベル上がったらアナウンスでも入れて貰うとしよう、ナノマシンお願いね。
さて・・・と、MPやSPは今は未だそんなに重要そうでは無いので今度測定単位を考えるとしよう。
次に、視界に入った物を調べ上げてその情報を提示する機能をつけようとした、言わば鑑定とか、鑑定眼等と言って魔眼の一種に数えられたりする異世界転生定番のアレだ、まさか自分が転生するとは思っても居なかったがここはまごう事無く異世界である事が分かった以上、ライトノベルとか読んでて良かったな、等と独り言を宣って見たりする。
そうこうしてると、この世界(と言っても手始めに半径20㎞圏内だが)の調査をさせていたナノマシン達が戻って来たので調査結果を確認すると、この世界の大気中には、大気を構成する元素以外に、奇妙な特性を持つ、実体を持たない要素が有る事が分かったので、これを私は、ラノベのお約束になぞって魔素とかマナと呼ぶことにした、でもどっちかに統一したいな、魔素で良いか・・・
人の体内にも同じようなものが存在して居ることも判った、此方は本人の意思で肉体に色々な効果を及ぼす事が有るらしい、多分保有者の意思に感応するような変化をした魔素であると考えられる、区別する為に、大気中のモノを魔素、体内のはマナと仮定する事にした。
もしかするとマナを操り放出する事で魔法みたいな事が起こせるのでは無いかと推測出来るけど今の所出来そうには無いので保留。
調べてみると、想像通り魔素も何らかの影響を及ぼす事が有る事が判った、これを使いこなせる様になればきっと色々なこの世界特有の現象を起こす事も可能になるのではないだろうか。
更に調べると魔素の濃いエリア程魔物が多い、ふむ、するともしかして、魔素を取り込み過ぎた動物が魔物となって動物の時よりも知恵も付き、魔素を扱えるようにすらなるのかもしれない。
もう少し調べて研究しよう。
現在私は武器が無いので、もしも魔物の襲撃を食らったらあっさり死んでしまう気がするので、次に武器を作る事にした。
アルケミストがどんな感じで錬金が可能かは知らんが、兎に角材料の元素さえ集めてしまえば錬成が出来る気がする。
早速収集ナノマシーンを作り、元素を集めをさせると、私は構成が単純で作るのに時間が掛からない事もあり、手始めとして銃と弾丸を作った。
2000年代以前のアニメや実写映画が好きで見まくって居た(無駄)知識から、サイドアームとしてS&W M19 357マグナム ボディーガードスペシャル(趣味で選択)っていうリボルバー、メインアームとして、ガリルと言う軽機関銃(あえてアサルトライフルでは無く機銃寄りの選択にしたのはただの趣味です。)のレプリカのような実銃を作り上げた。
正直言ってこんなロートルな拳銃ではグリズリーすら倒せないので、それよりずっと強そうな魔物に効くとは思っても居ないけど、7.62㎜MAXを撃ち出すガリル位ならば多少は効果有るんじゃないかな。
そのうち、この世界の事が、私の放ったナノマシンによって把握できた暁には、キース君やクリスちゃん達にちょっと良い武器や防具を作ってあげようかな。
地球に近いみたいだから同じ元素はまずほぼ揃うだろうから、この世界の特別な素材とかあったら使って、凄いの作ってあげたい。
今日は本当にお世話になりっぱなしだったからね、精いっぱいの恩返しだよ。
最後に、私が開発したワープ技術を応用、亜空間を利用して、精神感応の特性が有って様々に変化すると言う所までは分かったマナを自力で感知し、亜空間を開く扉や様々な機能を取り付け、無限のストレージを実現した、これも異世界転生のド定番だもんね。
当然亜空間だから時間経過は無い、そしてナノマシンで管理出来るよう作った機能が、大雑把にではあるけど収納するといくらかの部位毎に分けて収納してくれる、更にはその分け方もその都度選択出来る、これを付ける事で、例えば倒した魔物を毛皮と肉と血に分ける事が出来る、血抜きや皮を剝ぐ作業を一切しないでも収納する時にどんな状態で収納するかを思い浮かべて選ぶだけで分ける事が出来る、我ながら反則な性能だと思う。
更に要らない部位や危険なブツは、亜空間なので安全に廃棄する事が可能だ。
当然取り出す必要もあるので何が入っているかは箇条書きになって読める感覚で在庫管理。
しかしこんなスキルが作れるのは創造のスキルのお陰かも?
コラそこ!出鱈目すぎるとか言うな?何か文句あるか?
と、誰も居ない部屋の中でラノベの主人公になったつもりで、見ていると思われる読者に向かって文句を言って見たが、当たり前だけど誰も突っ込み入れてくれる訳でも無いし、反応が有るはず無いので空しいだけだった、つまらん。
等と一人相撲で考えを巡らせていると、脳内にアナウンスが響いた。
『創造スキルのレベルが上がりました。』
あぁ、はいはい、早速ナノマシンちゃんが機能取っ付けてくれたのね。
そういえば衛兵のおっさん、保有スキルもかなり・・・とか言ってたよね、聞き流してたけど。
何がヤバそうだったんだろうと思ってみてみると、おいおい、武器マスターってなんだよ。まさか武器を選ばずなんでもアリって事か?
う~ん、その辺も調べて見ないとダメかな、多分今持ってるスキルってのは義体についてた機能がそのままスキルとして反映してる物とこっちに来た時に授かった物と思うけど、他にどんなものが有るのだろう、後から取得とかもできるのかな?
図書館とか無いのかな。
ってか、魔素やマナが有るんだから、やっぱ魔導士って居るのかな、そこも調べよう。
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この作品は、カクヨムさんで投稿を始めた作品でして、カクヨムの運営公式のレビューを頂いた自信作なのですが、この度こちらにも投稿してみようと言う流れになりましたので、毎日一話づつアップして行くつもりです。
現在200話以上のストックが有るので当分大丈夫と思いますw
皆さんのご意見、ご感想など、何処が気に入らないとか言う話でも構いませんのでドシドシ感想を頂けるとありがたいと思って居ます。
今後、他の作品も投稿して見たいとも思って居ますのでよろしくお願いします。
なんか胡散臭い白い服着た新興宗教の教祖のような出立のおっさんに、私が今使える能力、技能、知識はほぼ全て使えると宣っていたのを思い出したのだ。
って言うか、わざわざ私をこっちに転生させるに至って、前の記憶や能力をそっくり使える状況でって、何か私にさせたかったはずじゃないのか?
やはり私に、この可も無く不可も無さそうな世界で、前世の世界でのファウストのような事をしろと言う事で良いのかな?
まぁ、私は元々、尊敬する人と聞かれてもアインシュタインとかエジソン、ワットやノーベルと言った、科学者ならば誰しもあこがれるような発明家達では無くファウストやヴァルター・ドルンベルガー、ニコラ・テスラと言ってしまうような変わり者だったが、気が付くと、尊敬する科学者として私の名前が多く上がるようになっていて驚いたほどだった。
正直どんな使命を受けたかなんか覚えちゃ居ないが、記憶そのままで転生させるなんてそんなチートくれて置きながらあんな森の中に放り出すってどうなんだ?
あいつら居なかったら死んでるかも知れないじゃんか。
でも色々出来る事を思い出したので、慌てて飛び起きた私は、早速大気成分を調べてみる。
すると、地球とほぼ変わらない事が分かった、私の研究所のあるオガサワラ星よりもずっと生活するには適した環境だったのだ。
但しこの国と言うべきなのか世界全体なのかは知らんが衛生的な環境ではないっぽい、ってか衛生観念自体が低い気がするね。
早速、義体で使っていた能力が使えるかを検証する為に、窒素を集めようと思っただけで、これが不思議な事に、自分の目前に窒素の塊と認識の出来る高濃度の気体の塊が発生する、容器は要らんのかよ・・・
丁度、BC2020年前後の海賊アニメに出て来た海賊の長で医者なキャラの能力のようなフィールドが形成されたのだ。
その辺がアルケミストたる所以か?
ってか何この変な能力・・・
しかしそこまで出来ると言うならば、と言う事で、義体の自己修復の為と開発のサポートをさせるために飼って居た物と同じナノマシンが大気中から作り上げられるのではないかと、試してみる、が、なんだろう、ここまでアッサリ出来てしまうと、以前よりも今の方が出鱈目性能なのではないか?
そもそも生身の体なのに?どうなってんの?
そしてたった一体作っただけのナノマシンも、以前の数倍の速度で増殖して行く、なんだこれ・・・なんで?
当然の如く私の義体で飼って居た物と同等の物なので、私の今の生身の体に寄生してきた、なんかはじめむず痒かったが、それも20分程度で治まった。
うまく定着したようなので、試しに腕を思いっきり嚙んで見る、無茶苦茶ゐテぇ!
生身なので当然血が出る訳だが、ナノマシンが修復を始める為に、30秒もしない内に傷痕すら無くなった。
しかし、確認の為にやった事とは言えかなり痛かった。
だけどこれでいい感じに高性能になったようだ。
さて、何も無い状況からこの世界で生きて行かねば成らないのならば、色々とやらかしてしまわねばいけないだろう。
荷物を持つのには限界がある、大した道具を持っていない私としては、まず、義体をバージョンアップするのと同じような感覚で自らの肉体をバージョンアップする事にした、ナノマシーンが寄生し、馴染んだ今ならば簡単だ。
手始めに、自分のステータスを見られるようにした、MMORPGの要領で自分の事が判るのは便利そうだからだ。
思っただけであっさりとバージョンアップ出来たので早速ステータスを開いて見る。
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Name: エリー・ナカムラ LV:1 職業:サイエンスアルケミスト
HP 100% MP 100% SP 100%
防御力 3(NM補正+25)
体力 2(NM補正+30)
腕力 2(NM補正+30)
精神力 5(NM補正+30)
速力 4(NM補正+25)
命中力 1(NM補正+5)
固有スキル
・身体能力アップデート
・ナノマシン創生・統制・改良・制御
・ナノマシンによる自己高速再生
・ナノマシンによる光学迷彩
・ナノマシン自己防衛システム
保有スキル
・理術(LV.10)・錬金術(LV.7)・身体強化(LV.2)・アクセルブースト(LV.2)・武器マスター(LV.1)・並列思考(LV.2)・超速思考(LV.3)・創造(LV.5)
称号
・ナノマシーンマスター・哲学士・錬金術師・賢者・科学を極めし者・創造者
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ステータスを見れるようにアップデートしたら、こんなの見えるようになった。
多分ステータスの表記方法は私の知識にあるRPGとかその辺からそれっぽい表記になって居る物と思われる。
補正はナノマシーン補正と言う意味だ。
それは良いんだが、理術の10って言うのは、もしや私が科学者だからという事だろうか?
ってか錬金術がレベル7ってどゆ事?
普通1からでは無いかな?
いきなり7なんだね・・・
スキルに付いてるこのレベルは幾つ迄あるんだろう。
あと称号に賢者ってあるし、いきなり賢者ですか?
まぁ、確かに前世では最古にして最強の科学者と謳われていたけど。
科学を際めし者・・・これに関しては私はまだ先が有ると思って居るので全然そんな事は無いと全力で否定したい。
それにしてもHP、ヒットポイント、所謂生命力はなんで表記が100%なんだろう。
それにMPの表記も、マジックポイントだよね、やっぱ魔法ってあるのかね?これも100%て成ってるし。
SPは多分スタミナポイント、だよね、これもパーセンテージ表記・・・あ、そうか、もしかしてHP1がどの程度の生命力なのかとかの定義が無いのか?
だったら作りましょう。
死に際の言葉も発せられない状態の生命力を1viとしよう。
ちなみに単位を表す記号にした”vi”は、ヴィータ、要するに西暦3000年を前に絶滅した言語のフランス語から取った、生活とか生命、人生などの意味の中世代語だ。
さて私のHPはいくつになるのかな?
---------
Name: エリー・ナカムラ LV:1 職業:サイエンスアルケミスト
HP 25000/25000vi MP 100% SP 100%
防御力 3(NM補正+25)
体力 2(NM補正+30)
腕力 2(NM補正+30)
精神力 5(NM補正+30)
速力 4(NM補正+25)
命中力 1(NM補正+5)
固有スキル
・身体能力アップデート
・ナノマシン創生・統制・改良・制御
・ナノマシンによる自己高速再生
・ナノマシンによる光学迷彩
・ナノマシン自己防衛システム
保有スキル
・理術(LV.10)・錬金術(LV.7)・身体強化(LV.2)・アクセルブースト(LV.2)・武器マスター(LV.1)・並列思考(LV.2)・超速思考(LV.3)・創造(LV.6)
称号
・ナノマシーンマスター・哲学士・錬金術師・賢者・科学を際めし者・創造者
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へぇ、私って生命力高ぇな・・・
ってか地味に創造のスキルがレベル上がったし、これも勝手に上がられても気づかないのは割と困るかも知れん、レベル上がったらアナウンスでも入れて貰うとしよう、ナノマシンお願いね。
さて・・・と、MPやSPは今は未だそんなに重要そうでは無いので今度測定単位を考えるとしよう。
次に、視界に入った物を調べ上げてその情報を提示する機能をつけようとした、言わば鑑定とか、鑑定眼等と言って魔眼の一種に数えられたりする異世界転生定番のアレだ、まさか自分が転生するとは思っても居なかったがここはまごう事無く異世界である事が分かった以上、ライトノベルとか読んでて良かったな、等と独り言を宣って見たりする。
そうこうしてると、この世界(と言っても手始めに半径20㎞圏内だが)の調査をさせていたナノマシン達が戻って来たので調査結果を確認すると、この世界の大気中には、大気を構成する元素以外に、奇妙な特性を持つ、実体を持たない要素が有る事が分かったので、これを私は、ラノベのお約束になぞって魔素とかマナと呼ぶことにした、でもどっちかに統一したいな、魔素で良いか・・・
人の体内にも同じようなものが存在して居ることも判った、此方は本人の意思で肉体に色々な効果を及ぼす事が有るらしい、多分保有者の意思に感応するような変化をした魔素であると考えられる、区別する為に、大気中のモノを魔素、体内のはマナと仮定する事にした。
もしかするとマナを操り放出する事で魔法みたいな事が起こせるのでは無いかと推測出来るけど今の所出来そうには無いので保留。
調べてみると、想像通り魔素も何らかの影響を及ぼす事が有る事が判った、これを使いこなせる様になればきっと色々なこの世界特有の現象を起こす事も可能になるのではないだろうか。
更に調べると魔素の濃いエリア程魔物が多い、ふむ、するともしかして、魔素を取り込み過ぎた動物が魔物となって動物の時よりも知恵も付き、魔素を扱えるようにすらなるのかもしれない。
もう少し調べて研究しよう。
現在私は武器が無いので、もしも魔物の襲撃を食らったらあっさり死んでしまう気がするので、次に武器を作る事にした。
アルケミストがどんな感じで錬金が可能かは知らんが、兎に角材料の元素さえ集めてしまえば錬成が出来る気がする。
早速収集ナノマシーンを作り、元素を集めをさせると、私は構成が単純で作るのに時間が掛からない事もあり、手始めとして銃と弾丸を作った。
2000年代以前のアニメや実写映画が好きで見まくって居た(無駄)知識から、サイドアームとしてS&W M19 357マグナム ボディーガードスペシャル(趣味で選択)っていうリボルバー、メインアームとして、ガリルと言う軽機関銃(あえてアサルトライフルでは無く機銃寄りの選択にしたのはただの趣味です。)のレプリカのような実銃を作り上げた。
正直言ってこんなロートルな拳銃ではグリズリーすら倒せないので、それよりずっと強そうな魔物に効くとは思っても居ないけど、7.62㎜MAXを撃ち出すガリル位ならば多少は効果有るんじゃないかな。
そのうち、この世界の事が、私の放ったナノマシンによって把握できた暁には、キース君やクリスちゃん達にちょっと良い武器や防具を作ってあげようかな。
地球に近いみたいだから同じ元素はまずほぼ揃うだろうから、この世界の特別な素材とかあったら使って、凄いの作ってあげたい。
今日は本当にお世話になりっぱなしだったからね、精いっぱいの恩返しだよ。
最後に、私が開発したワープ技術を応用、亜空間を利用して、精神感応の特性が有って様々に変化すると言う所までは分かったマナを自力で感知し、亜空間を開く扉や様々な機能を取り付け、無限のストレージを実現した、これも異世界転生のド定番だもんね。
当然亜空間だから時間経過は無い、そしてナノマシンで管理出来るよう作った機能が、大雑把にではあるけど収納するといくらかの部位毎に分けて収納してくれる、更にはその分け方もその都度選択出来る、これを付ける事で、例えば倒した魔物を毛皮と肉と血に分ける事が出来る、血抜きや皮を剝ぐ作業を一切しないでも収納する時にどんな状態で収納するかを思い浮かべて選ぶだけで分ける事が出来る、我ながら反則な性能だと思う。
更に要らない部位や危険なブツは、亜空間なので安全に廃棄する事が可能だ。
当然取り出す必要もあるので何が入っているかは箇条書きになって読める感覚で在庫管理。
しかしこんなスキルが作れるのは創造のスキルのお陰かも?
コラそこ!出鱈目すぎるとか言うな?何か文句あるか?
と、誰も居ない部屋の中でラノベの主人公になったつもりで、見ていると思われる読者に向かって文句を言って見たが、当たり前だけど誰も突っ込み入れてくれる訳でも無いし、反応が有るはず無いので空しいだけだった、つまらん。
等と一人相撲で考えを巡らせていると、脳内にアナウンスが響いた。
『創造スキルのレベルが上がりました。』
あぁ、はいはい、早速ナノマシンちゃんが機能取っ付けてくれたのね。
そういえば衛兵のおっさん、保有スキルもかなり・・・とか言ってたよね、聞き流してたけど。
何がヤバそうだったんだろうと思ってみてみると、おいおい、武器マスターってなんだよ。まさか武器を選ばずなんでもアリって事か?
う~ん、その辺も調べて見ないとダメかな、多分今持ってるスキルってのは義体についてた機能がそのままスキルとして反映してる物とこっちに来た時に授かった物と思うけど、他にどんなものが有るのだろう、後から取得とかもできるのかな?
図書館とか無いのかな。
ってか、魔素やマナが有るんだから、やっぱ魔導士って居るのかな、そこも調べよう。
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この作品は、カクヨムさんで投稿を始めた作品でして、カクヨムの運営公式のレビューを頂いた自信作なのですが、この度こちらにも投稿してみようと言う流れになりましたので、毎日一話づつアップして行くつもりです。
現在200話以上のストックが有るので当分大丈夫と思いますw
皆さんのご意見、ご感想など、何処が気に入らないとか言う話でも構いませんのでドシドシ感想を頂けるとありがたいと思って居ます。
今後、他の作品も投稿して見たいとも思って居ますのでよろしくお願いします。
応援ありがとうございます!
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