50 / 67
第4章 愛は光に眠る宝石のよう
笑顔の魔法。
しおりを挟む
ラズ様との婚約式を終えたあと、私は一度王都にある侯爵家の屋敷に戻ってきていた。
婚約式を終えた晩微熱ではあるが、熱を出し大事を取ってゆっくり静養をする様に言われ、色々有りすぎてゆっくり休む暇がなかったのは確かなので、お言葉に甘えてゆっくり休むことにした。
久ぶりに快適な朝を迎えた私は、ゆっくりベットから降りて背伸びをする。
熱を出して休んでいる間、次の私の誕生日に婚儀を上げることが決定した。
それに合わせて通常であれば、王太子妃としての妃教育が始まるのだが、私は幼少時からの母の教育の賜物なのか、王太子妃として必要な教養は全て修了させており、誕生日一箇月前当たりから王妃様と一緒に復習を行うということとなった。
今現在の私の課題は、体調をまず戻すこと。魔力を身体に馴染ませること。そして、女神フレイアの封印が溶けた事により見えるようになった精霊や妖精との接し方を学ぶことだ。
その間身体が鈍ってしまってはいけないので、アル兄様達と身体を動かすことに、許可を貰った。
瞳の色もあれからだんだんと変化があり現在では、元々のコバルトブルーからブルーラベンダーに色彩が変化していっており、このままだと一度ラベンダーに変わってからチェリーピンクへ変化しそうだと思ってしまう。
髪の毛と違って瞳の色に関してはゆっくりと変化していくんだな。
と、感想を抱いてしまった。
ノック音が聞こえ、振り返れば着替え等朝の準備にやって来たマリーが立っていた。
「おはようございます。レティーシア様。」
「おはよう、マリー。今日はライが来る日でしたわね。」
「えぇ、城下町の方へ出かけるとお聞きしております。」
「でしたら、アル兄様に魔法で色彩を変えてもらいましょう。」
と、用意されたシンプルなブルーのワンピースに着替え、髪の毛は編み込んでハーフアップにしてもらい、ワンピースと同系色でオフホワイトのレースのリボンで仕上げてもらった。
「ありがとう、マリー。」
マリーにお礼を言えば笑顔を返された。
そのまま、階段を降り食堂を目指そうと歩いている時に、丁度自室から出てきたアル兄様に会った。
「おはようございます。アル兄様。」
「おはよう、レティ。今日は体調いいのか?」
「えぇ。ライ様とも出かけますし。アル兄様後ほど、髪色をブラウンにしていただけませんか?」
「分かった。じゃあ、朝食後登城前に変えてあげるよ。」
「有難うございます。」
二人並んで食堂へ入れば、お父様とお母様が待っていた。
「お待たせいたしました。レオ兄様は?」
「レオナルドなら、朝早く王太子殿下に呼び出されてもう、城へ行きましたよ。」
「そうだったんですね。」
「さぁ、二人とも席につきなさい。」
「「はい。」」
それぞれの席に座れば、朝食が運ばれてきてみんなで朝食を取る。
今日の予定と夕食をどうするのか聞かれ、必要ないと断った。
「あら、お出かけするの?」
「はい。お母様。ライ様とラズ様へのプレゼントを選びにと、私は渡しましたが、毎年通りお互いののプレゼント選びですね。なので、帰りにそのままラズ様のところへ寄って行こうかと思いまして。夕食は三人で食べてまいりますわ。」
「気を付けてね。」
「はい。」
「レティ、俺もう出るから、先に髪の毛変えていくな?」
「お願いします。」
アル兄様が私の頭頂部に触れ、魔力を流すと髪の毛の色がプラチナブロンドから、ブラウンに変化をする。
肩に掛かっている髪色を確認をすると、再度お礼をしそのまま玄関まで見送る事にした。
「行ってらっしゃいませ。アル兄様。」
頬にキスをし、お城へ送り出したところで、見慣れた姿を視界が捉えた。
婚約式を終えた晩微熱ではあるが、熱を出し大事を取ってゆっくり静養をする様に言われ、色々有りすぎてゆっくり休む暇がなかったのは確かなので、お言葉に甘えてゆっくり休むことにした。
久ぶりに快適な朝を迎えた私は、ゆっくりベットから降りて背伸びをする。
熱を出して休んでいる間、次の私の誕生日に婚儀を上げることが決定した。
それに合わせて通常であれば、王太子妃としての妃教育が始まるのだが、私は幼少時からの母の教育の賜物なのか、王太子妃として必要な教養は全て修了させており、誕生日一箇月前当たりから王妃様と一緒に復習を行うということとなった。
今現在の私の課題は、体調をまず戻すこと。魔力を身体に馴染ませること。そして、女神フレイアの封印が溶けた事により見えるようになった精霊や妖精との接し方を学ぶことだ。
その間身体が鈍ってしまってはいけないので、アル兄様達と身体を動かすことに、許可を貰った。
瞳の色もあれからだんだんと変化があり現在では、元々のコバルトブルーからブルーラベンダーに色彩が変化していっており、このままだと一度ラベンダーに変わってからチェリーピンクへ変化しそうだと思ってしまう。
髪の毛と違って瞳の色に関してはゆっくりと変化していくんだな。
と、感想を抱いてしまった。
ノック音が聞こえ、振り返れば着替え等朝の準備にやって来たマリーが立っていた。
「おはようございます。レティーシア様。」
「おはよう、マリー。今日はライが来る日でしたわね。」
「えぇ、城下町の方へ出かけるとお聞きしております。」
「でしたら、アル兄様に魔法で色彩を変えてもらいましょう。」
と、用意されたシンプルなブルーのワンピースに着替え、髪の毛は編み込んでハーフアップにしてもらい、ワンピースと同系色でオフホワイトのレースのリボンで仕上げてもらった。
「ありがとう、マリー。」
マリーにお礼を言えば笑顔を返された。
そのまま、階段を降り食堂を目指そうと歩いている時に、丁度自室から出てきたアル兄様に会った。
「おはようございます。アル兄様。」
「おはよう、レティ。今日は体調いいのか?」
「えぇ。ライ様とも出かけますし。アル兄様後ほど、髪色をブラウンにしていただけませんか?」
「分かった。じゃあ、朝食後登城前に変えてあげるよ。」
「有難うございます。」
二人並んで食堂へ入れば、お父様とお母様が待っていた。
「お待たせいたしました。レオ兄様は?」
「レオナルドなら、朝早く王太子殿下に呼び出されてもう、城へ行きましたよ。」
「そうだったんですね。」
「さぁ、二人とも席につきなさい。」
「「はい。」」
それぞれの席に座れば、朝食が運ばれてきてみんなで朝食を取る。
今日の予定と夕食をどうするのか聞かれ、必要ないと断った。
「あら、お出かけするの?」
「はい。お母様。ライ様とラズ様へのプレゼントを選びにと、私は渡しましたが、毎年通りお互いののプレゼント選びですね。なので、帰りにそのままラズ様のところへ寄って行こうかと思いまして。夕食は三人で食べてまいりますわ。」
「気を付けてね。」
「はい。」
「レティ、俺もう出るから、先に髪の毛変えていくな?」
「お願いします。」
アル兄様が私の頭頂部に触れ、魔力を流すと髪の毛の色がプラチナブロンドから、ブラウンに変化をする。
肩に掛かっている髪色を確認をすると、再度お礼をしそのまま玄関まで見送る事にした。
「行ってらっしゃいませ。アル兄様。」
頬にキスをし、お城へ送り出したところで、見慣れた姿を視界が捉えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
550
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる