男ですが聖女になりました

白井由貴

文字の大きさ
16 / 63
本編

15話*

しおりを挟む


 ただ唇を合わせるだけの口付け。
 俺が唇を離すと、リアムは目を見開いたまま固まっていた。何が起こったのか理解が追いついていないようで、ぱちぱち、と数回瞬きした後に蚊の鳴くような小さな声で、え、とだけ漏らした。

「……リアム、好きだよ」

 そう言ってもう一度唇を近付けると、リアムの手が俺の口を塞いだ。驚いて目を瞬かせていると、手の奥に見えたリアムの表情はとても苦しそうだった。

「……俺は、ラウルが好きだ。だからこそ大事にしたいと、思ってる」

 知ってる、と心の中でそっと呟く。
 もしかしてリアムは今俺が熱に浮かされて、楽にして欲しくて言っているのだと思っているのかもしれない、と思った。そしてそれはリアムの表情から読み取るに、恐らく当たっている。
 いろんなアルファやベータに抱かれている時、「これがリアムだったら」と何度思ったことだろうか。でもそれはリアムが好きだったからだ。だからこの気持ちに嘘はないんだと伝えたくて、頭をゆるゆると振った。

 リアムは俺の意図が読めなかったようで、僅かに眉を顰めながら手を離し、俺をじっと見ている。

「多分、出会った時からずっと、リアムが好きだった」

 俺の皆無と言っていい程の恋愛経験の無さが原因で、こうして時間がかかってしまったけれど、俺はきっと出会った時にはもうどうしようもなく好きになっていた。

 ただそれをリアムに伝えたとしても、今こんな状態では信じてもらえないだろう。俺だってこんな状態になる前にしっかりと考え尽くして出した答えを、普通の状態で言っていればこんなことにはなっていなかっただろうなと思う。でも不可抗力だ。こんな風になるなんて誰も思わなかったのだから、そう……不可抗力なんだ。

 そんな自嘲を込めながら笑う。
 変な笑顔になっているかもしれない。

「ごめん、こんなんじゃなかったら……信じて、もらえたんだろうけど……」

 何と答えたら良いのか迷っているのだろうか。リアムの口が薄く開いたり閉じたりを繰り返している。

 番、と言うものがどういうものなのかは詳しくは知らない。けれどアルファとオメガの間だけに存在する特別な繋がりとはなんて甘美な響きなんだろうか。俺の心が、リアムとのそんな特別な繋がりが欲しいと叫んでいた。

「俺……リアムと、その……番になりたい」
「……っ!」
「俺を……リアムのつ、番に……して、くれないか?」

 顔が熱い。きっと今、俺の顔は真っ赤になっているだろう。リアムの腕を掴み、しっかりとミルキーブロンドの瞳を見つめながらそう言った。リアムは一瞬瞳を揺らし、俺の腕を優しく掴んで背中に腕を回して、ゆっくりとベッドに横たわらせた。背中から外れた腕は俺の顔の横に置かれ、顔に影がかかる。

 これはもしかして拒否されたのだろうか、と不安になりながら見上げると、すぐ近くに眉間に皺を寄せながらも飢えた獣のような目つきをしたリアムの顔があった。

「……嫌になったら、殴ってでも逃げて」
「んっ……」

 額、瞼、頬、鼻、そして口。順番に触れるだけの優しい唇が落とされていく。
 一度離れていった唇は再び俺のそれに重なり、つんつんと舌先で唇をつつかれた。それに応じるように薄く開けば熱い舌が入り込んでくる。俺がおずおずと舌を差し出すと直様熱が絡みつき、音を立てて吸い上げられた。吸われた舌先がジンジンとする。下半身に熱が集まるのがわかった。

 相変わらず体内に熱は篭っているし、首もチリチリと痛み続けている。けれどこんなことが気にならなくなるくらいリアムとの口付けは幸せだった。

「ん……ふ、あ……っ」
「……ん……口を開けて、舌を出してくれるか?」
「あー……んむ、んっ……ん」
「……っ、これは、やばいな」

 言われた通りに口を開けて舌を出すと、リアムは俺の舌の上に指を置いてきた。俺はリアムの指を咥えるように口を閉じ、その指を丁寧に舐めていく。指の間も、指先も、舐め残しのないように懸命に口に含んで舐めていくと、リアムがふるりと震えた。

「俺はアルファの中でも強い方らしい。だから俺が発情期ラットになったら、多分ラウルの発情期ヒートを誘発させてしまうと思う。……本当に、良いんだな?」
「ん……っ」

 こくりと頷き、もう我慢しないでと暗に伝えると、少しだけ表情が和らいだ気がした。
 
 俺の発するフェロモンは人よりも濃く、強い作用を及ぼすのだと以前聞いた。もし当てられてしまえば、通常のアルファやベータでは理性を保つのも難しいそうだ。
 強いアルファだということもあるだろうけれど、きっとリアムは意地で保っていたのだと思う。ずっと表情が堪えるように苦しそうだったから。

 リアムは俺の身体を起こしてぎゅっと抱き竦めると、俺の首元に顔を埋めた。サラサラの髪が首元に当たって擽ったい。

「んっ……リアム?……ぃ、ッ?」

 リアムの唇が鎖骨に触れた瞬間、ちりっとした小さな痛みが走った。そのままリアムの唇はもう片方の鎖骨や首輪に隠れていない首元にキスを落としていく。首元に息が掛かり、ぴくっと身体が小さく跳ねた。

「……すごく、いい香りがする……」
「ん……っ」
「っ……ラウル」

 リアムの心臓が大きく、そして早く鼓動を打っているのが服越しに伝わってくる。リアムの音がわかるのならば、きっと俺の鼓動もリアムに伝わっているだろう。

 首輪から見えている部分をぺろりと舐められ、上擦った声が出る。リアムの手が上服の中に滑り込み、さわさわと脇腹を撫でた。痩せ細った身体は触り心地が悪いだろうに、それでも文句を言わずにリアムは触れ、抱きしめてくれる。

「……ん、あっ……んっ」
「ラウルのここ、固くなってる」
「んっ……ふ、ぁ……っ」

 胸の頂に触れないように指で円を描くように撫で、固くなったところで指先で軽く潰すように転がされ、甘い声が漏れ出る。俺の唾液に塗れた指で滑るように何度も乳首を撫でられ、指先で強く摘まれた瞬間、痺れるような快感が走った。
 
 リアムは俺の上衣を脱がせてベッドの下に放り、自分の服も下着を残して脱ぎ去って同じように床に落とした。そのままぎゅっと抱きしめられる。素肌同士が触れ合う感覚が温かくて気持ち良い。お互いの鼓動も、着衣の時よりも聞こえるようになり、少しだけ恥ずかしくなった。

「すまない……もう少し、その……愛撫をしたかったんだが……そろそろ耐えられそうにない」
「……ん、いいよ」

 リアムは片手で俺の下衣を下着ごと剥ぎ取ると床に投げ、俺をベッドへと押し倒した。そして俺の膝を立て、左右の膝裏をそれぞれの側の手で掴み、それを俺の方へと押しやる。少し苦しくて呻くと、途端に心配そうな瞳がこっちを向いた。

 ぞわぞわとした感覚が背筋を這う。早く入れて欲しい、早くリアムが欲しいと後孔が疼き、俺は無意識に腰を揺らしていた。既に勃ち上がっている俺の陰茎はふるふると揺れ、リアムがごくりと喉を鳴らす。

「指、入れるよ」

 後孔は既に分泌液によって濡れており、リアムが触れるとくちゅりと水音が鳴った。一本指を入れてゆっくりと解す様に掻き回し、二本、三本と増えていく。さっき胸を愛撫していた時とは異なり少し早急な手つきだったが、それでもリアムの手は優しかった。

 ぶわりと何かが香る。それがリアムから発せられるアルファのフェロモンだと気付く頃には、既にお互いが発情期になっていたのだろう。
 頭の中がこれからの行為のことでいっぱいになっていく。前回は心と身体と思考にズレがあったためにぐるぐると回る感じがしていたからか、恐怖の方が勝っていた。しかし今回は俺の全部がリアムを求めているようで、早く挿れて欲しい、ちょうだいという想いが、脳や心を埋め尽くしていく。
 
「っ……すまない、もう……!」
「んっ……リアム、きて……ん、あッ!」
「く、う……っ、きつ……!」
「あ……ッ!くっ、ん……!」

 既に十分に濡れていた後孔は、宛てがわれたリアムの聳り立つ陰茎に吸い付き、咥えていく。リアムの陰茎は熱く、そしてとても固くて大きかった。

 ずぷずぷと胎内を押し進んでいくと、やがて奥に当たった。そのままゆるゆると動かされて嬌声が上がる。リアムは興奮しているのか、呼吸が荒い。必死に何かを堪えるように唇を噛み締めながら、俺の中をゆっくりと動いている。

「ん、うっ!ふ……は、ぁっ……!」
「……っ、は……」

 淫らな水音を立てながら、抽挿が徐々に強く早くなっていく。前立腺を擦るように腹の内側を突き上げられたり、奥を押し開けるように何度も何度も突かれる度に身体が震えた。

「んあっ!……あ、あ」
「……奥、っ……突くぞ……!」
「あ、やっ……イっ、ぁ――……ッ!」

 ぐぽんっと音を立てて奥を押し開かれ、最奥を突かれた瞬間、頭が真っ白になった。びくんびくんと身体が大きく震え、ふるふると震える陰茎からはぴゅるると精液が飛んで俺の胸に掛かる。

 小刻みに震えながら息も絶え絶えな俺の膝頭を掴み、リアムは自身の陰茎をさらに奥へ奥へと押し込んでいく。途轍もない圧迫感に呼吸もままならず、酸素を求めてはふはふと口を開閉していると、唇を塞がれた。リアムの熱い舌が上顎や頬の内側、そして歯列をなぞり、最後に舌を絡めとる。痺れるような快感に、思わず後孔を締めてしまった。

「あ、っ……ん、んぅっ……!」
「……っ、でる……く、っ!」
「や……んあぁっ!」

 質量が増したかと思えば、次の瞬間には胎内に熱いものが注ぎ込まれていた。それと同時に心が満たされていくような感じがする。リアムは奥へ奥へと打ち込むように腰を動かし、全て出し終えると俺から出よう腰を引き、止まった。

「はぁ、っ……りあ、む……?」
「……抜けない」
「……え?」
「っ……ああ、そういうことか」

 結合部を見て一人納得したように頷くリアムをぼんやりと見つめる。抜けないとはどういうことなのだろうかと思っていたら、視界が反転した。繋がったまま、リアムは俺の身体を横向きにしたようで、その衝撃でずんっとさらに奥へと突き刺さる。俺の背中に張り付くようにリアムも寝転がると、俺の片足の膝裏に腕を回してぐっと開くように上に上げた。

「アルファには亀頭球があって、多分それが膨らんでるん、だっ」
「ひう……っ!」
 
 腰を思い切り突き上げられる。初めての体勢に戸惑いもあるが、それ以上に気持ちがいい。持ち上げられていない方の足はリアムの足が固定するように絡まっているからか、ほとんど動かない。
 
 最奥に入ったままだからか、頭の先から足の先まで痺れるような快感がずっと続いている。あまりの気持ち良さに涙が滲む。リアムが抽挿する度に結合部からはじゅぷじゅぷと分泌液とリアムの精液が混ざり合ったものが泡立ち、臀部を伝ってベッドへと落ちていった。

「ひ、あぁっ!……きもち、い……っ、ん!」

 ズチュンッ、と最奥が穿たれる感覚に腰が震える。少し抜いてまた奥をつく、そう抽挿する内にまたイきそうになり、俺の足を抱えるリアムの腕を掴んだ。

「あっ、ん……リアム、一緒に……んぁっ……」
「ああ……っ、出すぞ」
「んんっ……あっ、――――……ッ!」

 胎内に勢いよく広がる熱を感じながら俺自身も果てる。二人とも肌を密着させながら荒い息を繰り返していると、徐にリアムの指が首の後ろに触れた。汗ばむそこに張り付いた髪を、頸に沿うように動かす。それだけの刺激でも身体は反応し、リアムを締め付けた。

「っ、ここを俺が噛めば、番になる」

 ……頸をリアムが噛む?
 未だ余韻に浸っている俺の頸に唇を落としたリアム。すん、と鼻を近づけて匂いを嗅がれ、思わず声が漏れた。熱い舌が俺の頸をべろりと舐め上げ、そして。

「っ、い……あぁっ!」
「……っ」

 頸を噛まれた瞬間、思い切り突き上げられて悲鳴のような嬌声が上がる。噛まれたまま激しく律動するリアムの陰茎。首筋に当たるリアムの息は熱く、そして荒い。
 さっきまで首輪の下がちりちりと痛んでいたのが、嘘のように引いていく。しかし胎内に燻る熱はその質量を増し、俺を快感へと誘う。
 
「あぁっ!……ん、あッ!」

 気持ちがいい。リアムとこうして繋がっていることが嬉しい。もっとリアムが欲しい。もっと、もっと。

 頭の中が快感に塗り替えられていく。しかし以前とは違って俺の心が満たされているからか、それが気持ち悪いだとかは少しも思わなかった。ただこんな風になった俺を見てリアムが嫌がらないか、呆れないかということだけが不安だった。

 でも首筋に当たるリアムの息や胎内にいるリアムの質量と硬さが増していくこの現実に、そんな俺を見て興奮してくれているのだとわかる。

「んんッ!も、で……っ、あぁ……――ッ!」
「ふ、くっ……う、ッ」

 何度イっても足りない。
 もっともっとリアムが欲しい。もっと中に、リアムの温かさが欲しい。

 気持ちがいいからなのか、それとも幸せだからなのかわからないけれどとめどなく涙が溢れる。恐怖は一切感じない。こんなことは初めてだ。身体が、まだ欲しいと言っている。心が、リアムを求めている。

 心と身体が同時に相手を求めるということは、こんなにも温かくて幸せな気持ちになるんだと初めて知った。

 繋がったまま俺をうつ伏せにしたリアムは、俺の腰を掴みながら獣のように腰を振っている。本能のままに、俺を孕ませようと強く、激しく突き上げていく。前立腺を抉るように突き進み、その度に身体がビクビクと震えた。

「あひ、ぁっ……ひあぁッ!」
 
 シーツを強く握り締めながら快感に耐えていると、更なる快感が襲ってきて頭がおかしくなりそうになる。何度も中に出された精液でぽっこりと膨らんだ下っ腹をさすられ、痺れるような快感が全身を襲った。
 
 俺の陰茎からはぽたぽたと白濁液が垂れ、結合部からは俺とリアムのものが泡だった状態でシーツに落ちていく。そしてリアムが体を曲げたことで彼のお腹側と俺の背中側がくっつき、そのままぺろりと噛み跡をなぞるように舐められて身体が跳ねた。

「あぁっ!も、あっ……でちゃ、んあぁッ!」
「……っ、くぅ……は、っ!」
「りあ、すき……ッ!……あ、っ」
「俺も、好きだ……っ!」
「ひぃ、んっ!あ、また……ッあ……――――ッ!」

 左腕を掴まれながら、ぱちゅんぱちゅんと突かれ、俺は何度かもわからぬ絶頂を迎えながら全身を大きく震わせた。目の前がちかちかと瞬いている。荒く、体で呼吸していると、リアムが俺の中から陰茎を抜いた。
 ちゅぽんっと音が鳴り、胎内からリアムが出ていく。お腹はリアムの精液で満たされていてとても熱い。ぽっかりと空いた後孔からは泡立った白濁液が溢れていた。

 くったりとベッドに沈んだまま余韻から抜け出せない俺の身体を、リアムはぎゅっと抱きしめた。

「……誰にも、触れさせない」

 耳元で呟かれた声に、僅かに視線をリアムの方へと向ける。リアムの唇は、自身の血と俺の血で真っ赤に染まり、とても綺麗だった。

「もう、離さない」

 その言葉を最後に、俺は瞼を下ろした。
 
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

魔法学園の悪役令息ー替え玉を務めさせていただきます

オカメ颯記
BL
田舎の王国出身のランドルフ・コンラートは、小さいころに自分を養子に出した実家に呼び戻される。行方不明になった兄弟の身代わりとなって、魔道学園に通ってほしいというのだ。 魔法なんて全く使えない抗議したものの、丸め込まれたランドルフはデリン大公家の公子ローレンスとして学園に復学することになる。無口でおとなしいという触れ込みの兄弟は、学園では悪役令息としてわがままにふるまっていた。顔も名前も知らない知人たちに囲まれて、因縁をつけられたり、王族を殴り倒したり。同室の相棒には偽物であることをすぐに看破されてしまうし、どうやって学園生活をおくればいいのか。混乱の中で、何の情報もないまま、王子たちの勢力争いに巻き込まれていく。

巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく

藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます! 婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。 目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり…… 巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。 【感想のお返事について】 感想をくださりありがとうございます。 執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。 大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。 他サイトでも公開中

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

すべてはあなたを守るため

高菜あやめ
BL
【天然超絶美形な王太子×妾のフリした護衛】 Y国の次期国王セレスタン王太子殿下の妾になるため、はるばるX国からやってきたロキ。だが妾とは表向きの姿で、その正体はY国政府の依頼で派遣された『雇われ』護衛だ。戴冠式を一か月後に控え、殿下をあらゆる刺客から守りぬかなくてはならない。しかしこの任務、殿下に素性を知られないことが条件で、そのため武器も取り上げられ、丸腰で護衛をするとか無茶な注文をされる。ロキははたして殿下を守りぬけるのか……愛情深い王太子殿下とポンコツ護衛のほのぼの切ないラブコメディです

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

6回殺された第二王子がさらにループして報われるための話

さんかく
BL
何度も殺されては人生のやり直しをする第二王子がボロボロの状態で今までと大きく変わった7回目の人生を過ごす話 基本シリアス多めで第二王子(受け)が可哀想 からの周りに愛されまくってのハッピーエンド予定 (pixivにて同じ設定のちょっと違う話を公開中です「不憫受けがとことん愛される話」)

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

処理中です...