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本編
16話
しおりを挟む【Side:クロヴィス】
部屋にリアムを残したことは不安だったが、今は教皇を止めなければならないとドミニクと共に大聖堂の廊下を走る。
ちらと隣を走るドミニクを見るが、彼は少し前とは違い昔のような表情に戻っており、額に汗を浮かべながら走っている。少し前までのドミニクは胡散臭い笑みを貼り付けていて、少し気味が悪かった。私が知っているドミニクではない、そう思っていたが今の彼は私の知るドミニクそのものでほっとする。
「っ、ペース遅れてますよ」
「わかってるよ」
苦々しげに告げられた言葉に軽く返すと、舌を打つ音が返ってきた。
今頃リアムはラウルくんとどうしているだろうか。俺やアルマンよりもアルファとしては上のリアムであれば、ラウルくんのあのフェロモンにも対抗はできる。ただ二人のことを思うと気持ちを伝え合うのが必要だとは思っている。
彼らはお互いに気付いてはいない、というよりも知らないようだが、二人はどう見ても『運命の番』だ。一目見た瞬間から本能でお互いに惹かれ合うなんて『運命の番』以外にはあり得ない。俺から見てもわかるのだから、運命というものは凄いものだ。
しかしいくら運命の番だからと言って、お互いの気持ちを疎かにしてはいけないとも思っている。ただ今の状況下で気持ちを伝えられるかは、正直怪しい。先程からちらちらと走ってきた方向を見ていることから、ドミニクも私と同じことを考えているのだろう。
「よそ見していたら転ぶよ?」
「なん、でっ……はあ、あんたはそんなに、余裕なんですかっ」
「日頃の鍛錬の成果じゃないか?」
「くそ……っ」
こらこら第一皇子に向かって不敬だぞ、と言いたいところだが、そんなドミニクの方がいいなと思ってしまっている俺も大概だ。
教皇の間まではかなりの距離があり、最後には塔を一番上まで登る必要があるので時間がかかる。風魔法を使える人間が味方にいれば良かったのだろうが、生憎ここにはいない。ドミニクは光属性だし、私は複属性だが生憎土と火だ。
教皇の間には今、私たちの父である皇帝陛下と他数人がいる。教皇の側にもそれなりの人数がいるはずだ。もしかするとこれは戦闘になるかもしれないなと思っていると、ドミニクが急に俺の腕を引いて止まった。
「……ドミニク?」
「……弁解、させてください」
「は……?それは今言わなければならないことかい?私たちは急がないと……」
「今言わないと!……っ、いけないこと、です」
「……歩きながら聞こう。今は少しでも歩を進めたい」
ドミニクは泣きそうな表情で俺を見上げ、こくりと頷いた。教皇の間までは後半分といったところか。俺は溜息を一つ吐いて、ドミニクの腕を引いて歩き出した。
「……で?どうかしたのかい?ドミニク。……まさか足留めをしようとしているんじゃないだろうね?」
「違います。……ただ、知っておいてほしいんです。俺や、俺たち司教や大司教がどうなっていたのかを」
「……どういうことだ?」
ドミニクは歩きながら少し俯くと、白いローブの胸元をぐいっと引っ張って胸の上辺りを見せてきた。何をし出すんだこいつ、と訝しみながらも、じっと示された辺りを見てみる。するとそこにあったのは、黄色の百合が描かれた刺青のようなものだった。
「……これは?」
「黄百合の魔法――ここではイエローリリィの祝福と呼ばれています。黄色の百合の花言葉は、陽気、天にも登る気持ち、そして偽り。この紋様を刻まれたものは、仮面のような笑顔を貼り付け、快楽を求め、そして自分自身を偽る。本当は祝福なんかではなくて、呪いなんです。……これはイエローリリィの呪いだ」
それを聞いた瞬間、私はなぜかほっとしていた。
あの胡散臭い気持ちの悪い笑みを浮かべていたつい最近までのドミニクは、この紋様の所為だったのだとわかったからだろうか。
自分自身を偽るとはどういうことかと聞くと、それは洗脳に近いと返ってきて、思わず足を止めた。私が立ち止まった事に気がついたドミニクは、数歩先で同じように立ち止まり首を傾げる。
「クロヴィス殿下?」
「……詳しく聞かせてほしい」
「あ、はい。この紋様は洗脳の為に教皇の指示である枢機卿がつけました。他の者も恐らくはそうです。俺は快楽を求めるようにラウルくんを抱きました。二度目もそうです。しかし二回目の後、俺の身体は少しおかしくなり始めたんです」
「おかしく……?」
どういう事だと先を促すと、胸元を正したドミニクは再び歩みを進めながら、前を向いた。その時のことを思い出しているのか、少し頭を傾けている。
「ではクロヴィス殿下は、何故聖女が役目として奉仕する事になったのだと思いますか?」
「は……?え……聖女と交わった光属性と闇属性の魔力の量や質が上がるんだったかな?」
「その通りです。これは俺だけではなかったようですが、ラウルくんと交わった光属性、そして闇属性の人たちの魔力量や質が一気に上昇した所為か、一時的に呪いよりも魔力が増したお陰で徐々に自我を取り戻しています」
自我を取り戻す――つまり、洗脳が解けているということか。交わりも一度ではそうはならないらしいが、二回目三回目とする事によって魔力の量は増え、質は良くなった
のだと言う。
……ということは、だ。取り戻した奴らはみんなラウルくんを複数回犯したということになるので、後で名前も顔も全て教えてもらおうと心に決める。
しかしそれが今向かっている教皇の間と何が関係あると言うのだろうか。
そう聞くと、可哀想な子を見る目をされてしまった。王城ならまだしも、大聖堂は管轄外だと答えると、それはもう大きな溜息を吐かれた。
「……今教皇の間には教皇以外に何人かの司教、大司教、そして枢機卿がいます。特に大司教は戦闘面でも優れた者だけが選ばれていると聞きます。この大聖堂には今3人の大司教が在籍していますが、そのうちの2人が何度もラウルくんと交わったと聞いています。その二人の名前はシス大司教とユイット大司教です」
「なるほど……イエローリリィの呪いではなくて他の魔法だった場合も洗脳が解けている可能性があると言うことか……」
だがそんなに簡単にことが運ぶだろうか。
大司教のことは父から聞いたことがあるが、得体の知れない白い仮面を被った者たちだということしか知らない。戦闘にも長けている者が、果たしてそんな簡単に呪いもとい魔法を掛けられるだろうか。
そう考えながら歩いていると、とある塔が目の前に現れた。どのくらいの高さがあるのか確認するために上を見上げ、そして息を呑む。塔の真ん中辺り、そこの窓から白い仮面を被った白いローブの人物がこちらに手を振っている光景が視界に入った。
「やあ、クロヴィス殿下にドミニク。ご機嫌いかが?」
「……ユイット大司教?……っ、は?」
無機質な声が頭上から降ってきたかと思えば、私たちはその後の光景に驚愕させられた。
先程話に出てきた、ラウルくんと何度も性行を繰り返したうちの一人――ユイット大司教が、優雅に手を振りながら窓から飛び降りたのだ。あれだけの高さから飛び降りたというのに、とっ、と軽い着地音だけが鳴り、怪我の一つもしていない。
本能が警鐘を鳴らしている。
この人間には関わってはいけないのだと、本能が叫ぶ。
「ここは立ち入り禁止のはずだけど、何しにきたの?」
「き、教皇様に謁見したく……」
「司教には認められていないよ?皇帝陛下ならまだしも、第一皇子も駄目だって聞いたんだけど?ねえ、何しにきたの?」
無機質で無感情な声に似合わず、目の前のユイット大司教は不思議そうに首を傾げている。白い仮面で表情は全く窺えず、少し気味が悪い。
ほら、やっぱりそんなうまく行くわけなかったじゃないか。そう言うようにちらとドミニクの顔を伺えば、その顔色は真っ青だった。まあ無理もないか。これはユイット大司教の纏う空気が重過ぎる。
ただ第一皇子とはいえど私という皇族相手に気安く話しかけるとは些か不敬なのでは、とふと場違いなことを思う。そうでもしないと足が震え出しそうなのだから仕方がない。
「あ、そうだ。ねえねえドミニク、ラウルちゃん元気?俺ラウルちゃんが大好きなのに全然会わせてもらえないんだよねー。カートルさんが今は駄目って言うんだけど、けちだよね?」
今目の前で話している顔も声も無機質で無感情なのに、ラウルくんの話をする時は陽の気を発している様子はとてもちぐはぐに見える。体格も性別もわからないような服装だからか、余計にそう見えてしまい、やはり気味が悪かった。
「またラウルちゃんとしたいのに」
「……ラウルくんは性欲処理の道具なんかではないよ」
気が付いた時にはそう言っていた。
ラウルくんのことが好きだ、大好きだと言っておきながら結局はその体しか見ていない目の前の人物に腹が立ったのだ。ラウルくんは聖女であって、魔力の量や質を上げるための道具でもないし、ましてや制欲を解消するためだけの道具でもない。寧ろそんなことあっていいはずがない。
そう言うと、ユイット大司教がこてんと頭を傾けた。そんなこと知っているよと無機質な声が言う。
「好きだから抱くんでしょ?」
まるで何事もないように告げる声に、驚いて声が出ない。好きだから抱く、というのは短絡すぎではないだろうか。間違っているわけではないが、絶対に正解ではないその答えに言葉を失ったのは隣にいるドミニクも同じだったようだ。
先程から思ってはいた事だが、このユイット大司教という人物は全体的に幼い気がする。頭と直結しているような言動の素直さがそう思わせているのだろうか。私よりも少し低いとはいえ、それでもそれなりに大きいというのに、小さな子どもと話しているような気分になる。
「俺はラウルちゃんが大好きだから抱きたいの。ラウルちゃんが気持ち良さそうなら俺も嬉しいし、もっと気持ち良くしてあげたいって思うんだよね」
完全なる善意と好意なのだと嫌でも伝わってくるその様子に、背筋に冷たいものが走る。これは常識がないとか人の気持ちがわからないだとかそういう問題じゃない。
自分が目の前の人物を得体の知れない者だと認識したようで、足が震える。しかしそんな体とは裏腹に、ラウルくんはずっとこんな得体の知れない人物の相手をさせられていたのかと憤る気持ちが沸々と湧いてくる。
「ああ、ラウルちゃんとのことを思い出したら今すぐ会いに行きたくなっちゃったな。早くラウルちゃんに会って、いっぱい気持ちよくしてあげたいなあ……った!?」
「ユイット、どこに行くんですか?」
「あっ、カートルさん!聞いてくださいよー!俺ラウルちゃんのこと大好きだから抱いてるのに、そこの皇子が道具にするなとか言うんですよ?酷くないですか?」
気配もなく上から降り立ったのは、ユイット大司教と同じく白い仮面をつけた人物だった。カートルと呼ばれた所を見るに、この人物がカートル大司教なのだろう。無機質、無感情な仮面と声に合った感情の乗っていない話し方に、何故か少しほっとする。それだけユイット大司教のちぐはぐさが不気味だったのかも知れない。
カートル大司教はユイット大司教の背後に降り立ってすぐに、ユイット大司教から大量の言葉を投げかけられて、一つ溜息を吐いていた。この人ならまだ話が通じるかも知れないと思ったのも束の間、カートル大司教から闇属性の魔力が溢れた瞬間、ユイット大司教にその魔力を放ったのである。
魔力を受けたユイット大司教は意識を失ったかのようにふらりとよろめいてその場に倒れ込み、再び立ち上がった時には人形のように微動だにしなくなった。本当に危険な奴はこちらだったのかと思った私に気付いたのか、カートル大司教がこちらを向く。
「第一皇子のクロヴィス殿下ですね?こちらは一部の者しか立ち入ることが許されない場所と理解しての行動ですか?」
「……ああ、理解はしている」
「では、何用でこちらに?」
「……聖女の首輪に仕掛けられている魔法を解いて貰うためだ。今聖女たちはその首輪のせいで苦しんでいる」
そう答えるとカートル大司教は少し考えるような仕草をした後、こくりと頷いた。
「わかりました。ではご案内いたします」
「……は?」
どうぞこちらへと示されたのは塔の入り口。あまりの展開に私とドミニクの頭は混乱を極め、身体も思考も全てが止まる。そんな私達にカートル大司教はこてんと首を傾げた後、何かを思いついたように一つ頷いた。
「教皇様から皇子達が来ることがあればお通しするようにと仰せつかっているのです。ユイットが言っていたのも本当のことですが、それは通常時のことであって今日のことではないですから気にしないでください」
事もなげにそう言って、さあどうぞと開けられた扉に、私達二人は顔を見合わせることしかできなかった。微動だにしないユイット大司教を扉の前に立たせたまま、私たちはカートル大司教の後に続いて長い長い階段を登っていく。
ふと上を見上げようとすればすかさずカートル大司教から、「上を見ない方がいいですよ、やる気をなくします」という言葉が降ってきたので、慌てて前だけを見るように務める。
カートル大司教はユイット大司教以上によくわからない人物だった。素直な子どものようだったユイット大司教とは違い、どちらかといえば諦観を含んだやる気のない雰囲気のカートル大司教。この人は一体どういう人なのだろうと考えていると、不意にカートル大司教がこちらを振り向いた。
「聖女達はどんな様子ですか?」
「……聖女達が気になるのですか?」
「ええ、まあ。大司教である前に私も一人の人間ですからね」
再び顔を前に向けて歩き出すカートル大司教の背中がどこか寂しそうに見えた。ラウルくんとカミーユが今どんなに苦しんでいるかを淡々と簡潔に説明する。感情を乗せてしまうと怒りでどうにかなってしまいそうだったので、極力感情は押し殺して説明したが、カートル大司教にはそれで良かったようだ。
少しの沈黙の後、カートル大司教はぽつりぽつりと呟くように話し始めた。
「私の姉は、かつて聖女でした」
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