97 / 128
4-2
【オマケ】マドウシ問題
しおりを挟む
「アレンさん」
「なんでしょうか?」
「マドウシにも、やはりツノがあるのですか?」
「ツノは……ないですね」
「ウミウシとは少し違うのですねぇ。何色をしているのでしょうか」
「……す、すみません。少しお待ち頂けますか」
「あ、はい」
「リア様、マドウシについて質問があるとか?」
「あ、フィデルさん、今アレンさんに聞いていて」
「彼はちょっと、再起不能な状態なので」
「再起不能な状態?」
「心配は要りません。ご質問は?」
「マドウシにはツノがないというので、何色なのかなーと。ウミウシはカラフルですけれども」
「……なるほど……うん」
「どうして笑っているのですか?」
「リア様、マドウシは海の生き物ではありませんよ」
「あれっ? でも、ヴィルさんが、マドウシがペンをどうとかってすごい早口で。中のインクを作る植物が海の近くに生えていると聞いたので、てっきりインクに関係があるのかと」
「魔法が得意な人という意味の魔導師だと思うのですが」
「あっ! 魔導師団の魔導師……」
「早口で喋ったヴィルが悪いのですよ」
「も、もしかして」
「うん?」
「アレンさんは別室で笑っているのでは……」
「あー……、彼は最近、楽しそうです」
「はああぁ……また黒歴史が(泣)」
「なんでしょうか?」
「マドウシにも、やはりツノがあるのですか?」
「ツノは……ないですね」
「ウミウシとは少し違うのですねぇ。何色をしているのでしょうか」
「……す、すみません。少しお待ち頂けますか」
「あ、はい」
「リア様、マドウシについて質問があるとか?」
「あ、フィデルさん、今アレンさんに聞いていて」
「彼はちょっと、再起不能な状態なので」
「再起不能な状態?」
「心配は要りません。ご質問は?」
「マドウシにはツノがないというので、何色なのかなーと。ウミウシはカラフルですけれども」
「……なるほど……うん」
「どうして笑っているのですか?」
「リア様、マドウシは海の生き物ではありませんよ」
「あれっ? でも、ヴィルさんが、マドウシがペンをどうとかってすごい早口で。中のインクを作る植物が海の近くに生えていると聞いたので、てっきりインクに関係があるのかと」
「魔法が得意な人という意味の魔導師だと思うのですが」
「あっ! 魔導師団の魔導師……」
「早口で喋ったヴィルが悪いのですよ」
「も、もしかして」
「うん?」
「アレンさんは別室で笑っているのでは……」
「あー……、彼は最近、楽しそうです」
「はああぁ……また黒歴史が(泣)」
応援ありがとうございます!
29
お気に入りに追加
379
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる