ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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雪の降らない日々

たんじょーびぱーてぃー、きゅう

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種付け宣言に反応して先走りの汁を溢れさせる様を見て興奮と愛おしさが更に高まる。先走りの汁……尿道球腺液は膣への陰茎の挿入をスムーズにするためのいわばローション、女どころか男にももう入れることはないだろうにそれを垂らす陰茎を愛玩せずにはいられない。

「はやくっ……!」

潤んだ赤い瞳に俺が映っている。俺だけが映っている。

「……雪風、どうだ? 身体」

「どうって……もう、熱くてしょうがねぇよ。乳首ジンジンするし、ナカもすっごい疼いてて……射精もしたいし……はやくしてくれよぉっ、俺のナカめちゃくちゃに突きながら乳首弄ってイかせまくってくれよっ!」

「玩具使っても……」

「いいっ! 何してもいいから、イかせてくれよぉ」

弱々しく絶頂をねだる雪風の腕は彼が俺の誕生日プレゼントであるという証拠のリボンによって縛られている。雪風が自身の腕を縛らなければ、今雪風は絶頂を求めて自慰でも見せてくれたのだろうか、それとも俺にねだるだけなのだろうか。

「じゃあこれと、これと……これ使おうかな。まずはこれ」

俺は選び取った玩具の中から更に一つを選んだ。非常に細く、ぷくぷくと歪な突起が伺える長い棒。よくしなるそれが犯すのは本来固体が通る場所ではない穴だ。

「そ、それ使うのか?」

「嫌だって言ってもやめないぞ、今の雪風は俺へのプレゼントなんだからな」

「……とか言っといて本気で言ったらやめてくれんだろ。別にやめて欲しくねぇよ、やれ……ひぁっ!」

陰茎を掴まれただけで喘ぐなんて男としてどうなんだと思いつつ、親指と人差し指で鈴口をくぱぁっと開く。

「こんだけ濡れてりゃ大丈夫だとは思うけど……」

尿道プラグに唾液を絡める。長く細い棒を舐める様の何がよかったのか、雪風は目を見開いて興奮し、カクカクと腰を揺らした。

「動くな、危ないぞ」

「んなこと言われてもっ、腰……動いちまう」

治まるのを待っても尿道プラグを近付けると腰を揺らし始めるので、仕方なく陰茎を強く掴んで固定することにした。これで雪風が多少腰を揺らしたとしても俺の握力が続く限り鈴口がブレることはない。

「ひ、あっ……! 入って、ぁ、あぁあっ……!」

歪な突起を生やした細い棒が、尿道に挿入するには太いようにも思える棒が、雪風の陰茎の中へと沈んでいく。握っている手に尿道プラグの感触が伝わってくる、裏筋がボコボコと盛り上がっているのだ。

「ぁ、あぁっ! まひろっ、真尋ぉ、なか……ごりごりって、なってる……!」

陰茎の中を進んでいるのだとプラグを持っている右手にも陰茎を握っている左手にも分かる。しかし陰茎の根元を超えてしまうと裏筋に触れていてもプラグが陰茎の中で動いている感触があるだけで、プラグの先端がどこまで入っているかは分からない。

「んっ、んんっ……擦れんの、きもち…………ひぁっ!?」

前立腺に届いたようだ。尿道から挿入した異物は後孔からとは違い、前立腺の内側を刺激出来る。俺は尿道プラグを細かく抜き挿しし、雪風の前立腺の内側を細かく引っ掻いてやった。

「ひゔぅっ!? ぅあっ、あぁあっ!? 待っ、いきなりそんなぁっ! イくっ、そんなほじられたらイくってぇっ! 一発目がこんなっ、ぁ、あっ、あぁあっ、イくぅううっ!」

射精はなかった。いや、プラグと鈴口の僅かな隙間からゆっくりと染み出してきた。こんなにも情けない射精は他にないだろう。

「イったな。じゃ、一旦前立腺に挿さってる位置で留めとくぞ。あんまり暴れるなよ」

「ぅ……ふっ、ぅ、うぅう……俺の、ぜん、りつせんんっ……勝手に、きゅうって、なってぇ……これ、締めてっ」

「俺がしなくても気持ちいいか? これ使ってみたらどうなるかな」

挿入されていない部分、陰茎から飛び出した尿道プラグの先端にローターを触れさせる。赤い目が見開かれ、興奮と恐怖が入り交じった目で見つめられる。

「ま、まひろ……」

俺は雪風に微笑みかけ、ローターのスイッチを入れた。
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