ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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お盆

おせわ、じゅうさん

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強制帰国の後、雪兎はずっと拗ねていた。だから俺を抱くどころか玩具で弄ぶことすらしなかった。顔にも身長にも歳にも似合わない巨根をねじ込むなら、俺の後孔には丁寧なほぐしが必要だったのに、雪兎は会陰と前立腺を虐めただけで前戯を終わらせてしまった。

「入れるよ」

「はいっ、はやくくださいユキ様ぁ」

「……ずっと拗ねててごめんね」

陰茎が押し当てられると俺の後孔は吸盤のように陰茎に吸い付き、雪兎を楽しませる。雪兎は開脚した俺の太腿に手を当て、体重を使って挿入を始めた。

「ん、ぁ……あぁっ!」

「んっ……! キツっ!? え、硬い、嘘、なんで?」

ぐぷ、と亀頭が後孔に無理矢理ねじ込まれた。後孔を裂かれるような痛みと後孔を犯される快感に顔が緩む。

「は、ぁ……なんでって、ユキ様……ユキ様が、俺の弱いとこばっか狙い撃ちしてほぐさなかったから……」

「そうじゃなくてお肉が硬いよ、いつもあんまりほぐさなくても入れたら拡がって、こんなにキツくなかったよ」

「……そりゃ一週間ちょい放置されたらこうなりますよ」

「…………え? ポチ……一人でしてなかったの? 嘘、こっそりしてると思ってた」

「ユキ様の許可も取ってないのにする訳ないでしょ……」

何を言っているんだかと呆れてみると、雪兎は見開いていた目を細めて嬉しそうに笑った。

「可愛いねポチ、我慢してたんだ」

「……はい、だから……はやく、気持ちいいのください。ちょっと肉が凝ってても、先っぽ入ったんだからいけますよ」

「そうだ、ねっ……!」

「んぁあっ! ぁ、ああっ……! 裂け、ちゃ……」

みちみちと肉を割り開かれていく快感に仰け反る。体重をかけて押さえられた太腿を腹にぴったりとくっつけられて、太腿の裏が痛む。

「はっ、あっ、あぁーっ……! 犯してっ、もっと奥まではいってぇっ……!」

「顔はトロトロなのになぁ。こっちは、んっ、硬いっ……」

正常位なので、俺に陰茎を押し込む雪兎の顔を真っ直ぐ見上げられる。キリッと力の入った目と眉だとか、吐息を漏らす口元だとか、紅潮した頬だとか……俺の大好きな雪兎の顔が、表情が、堪能出来る。

「きてっ、きてユキ様ぁっ、もっと奥まできてぇっ」

「……やっぱりさ、僕君がちょっと怖いよ。無表情で人刺すし、銃に弾込めるし。十九人連続で投げるし、頭打ったばっかなのに、ただの訓練で五回も頭突きするし。何考えてんのか分かんないよ、僕も雪風みたいな力が欲しかった」

「ユキ様ぁ……? 奥うずうずしてるんですっ、はやくこすってぇ? ううんっ、えぐってユキ様ぁ、俺の肉えぐってぇ」

ぶつぶつと何やら呟いていたが、不意に呆れたようにふっと笑った。

「…………そんな怖くて強い君が、僕にだけトロ顔晒して甘えるの、最高」

「ぁゔんっ!? しょんなっ、いぎなりっ……ぅああっ!? ぁひっ、ひぃいんっ!?」

一気に根元まで挿入され、太い陰茎に一週間と少し使われていなかった穴が奥まで無理矢理拡げられて痛む。痛みという名の快感に悶える暇もなく、高いカリにごりごりと腸壁を引っ掻かれる。

「あーっ、腰、疲れそぉ……でもっ、どうでもいいや、さっきのポチ本当カッコよかった。ううんっ、アメリカでのポチもカッコよかった。怖かったけどそれがイイっ、君は全部最高っ!」

「んぁあっ、ぁゔっ! イぐっ、イっ、んんぅゔぅーっ!」

当然前立腺もごりごりと抉られ、弾かれ、殴られ、陰茎が入る度抜ける度に絶頂が重なる。

「平気な顔で人の手刺せるのっ、僕以外どうでもいいってことだもんね。落ち着いて人撃つか聞けるのもっ、僕以外どうでもいいってことだもんね! もうっ、ポチのバカ、異常者、最高っ、大好き! 大好き!」

「ィぐっ、んんっ! ぁんっ、んっ、ゆきしゃまぁっ……俺もしゅきっ……ひぃいんっ!? イぐっ、ずっとイっでるのにぃっ、まりゃイぐぅうっ!」

「いいよ、僕以外の奴なんてどうでもいいままでいい! もう君に倫理観なんて求めない、僕のために好き勝手やってよ!」

俺の後孔はいつもよりキツいというのに、雪兎はいつも以上に激しく、どすどすと杭を打つように俺に腰を叩きつけた。俺に痛みと快感に喘ぐ以外の選択肢はなく、俺は雪兎の下で乱れ続けた。
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