ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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使用人体験

ちかしつごーもん……ぷれい、に

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どうやら考えているプレイを説明してくれていたようだ。それなのに俺は二年後まで帰ってこない雪兎のことを考えていて、雪風の話を完全に無視していた。最低だ。

「……ごめん」

「いや、そこまで気にしなくてもいーけどさ……ほら、プレイ始めるぞ。テンション上げろ」

雪風は俺の顔の前でシャカシャカとミント味のタブレット菓子の容器を振る。ようやくメントールの効果が引いてきた頃なのに、またあの冷感に襲われるのだ。それを察しているのにテンションを上げるなんて無理だ。

「はっ、ニヤつきやがって変態が」

心の表面で無理だと話して虐められてる感を高めたかったのに、本心が顔に出ていたらしい。無念だ。

「……は? ちょ、ちょっと待て雪風っ……食い過ぎだろ」

雪風は十粒以上のミント菓子を口にザラザラと放り込んだ。

「ま……待て、雪風……ぁ、うっ……」

ミント菓子を大量に口に含んだまま俺の陰茎をしゃぶる。曲げることも出来ないくらいに手足を固く拘束された俺には腰を逃がすことも出来ず、無抵抗でメントールに満ちたフェラを受けた。

「ぁ……す、ごっ……つぶつぶ、いいかも……」

陰茎と舌の間にミント菓子が挟まれ、小さな硬いものが擦れる独特な感触を味わう。

「ぅ……ぁ、うっ……ふぅっ……ん、んん……」

裏筋にミント菓子を押し付けられ、声が少し大きくなる。尿道を責められたり延々と亀頭を責められるだとかならともかく、ただのフェラで喘ぐのは何となく恥ずかしくて口を噤む。

「……っ、く……ぅ……」

ミント菓子がタブレットの形状を失ってザラザラとした感度が残るだけになり、菓子を零さないようにという気遣いが消えた舌の動きが激しくなる。

「ゆきっ、か、ぜ……ぁ、そこっ、弱い……から、ぁっ」

「んー? んふふ……」

首を限界まで曲げて雪風の方を見てみると、彼はふにゃんと笑っていた。

「……雪風?」

幸せそうなその笑顔の理由が分からない、首が疲れた。

「雪風っ……ん、ぅ…………もう、いいんじゃないか? そん、なっ……しても、もうミント溶けたんだろっ? もぉ、いい……」

「ん……そぉ、らな」

雪風は唾液をたっぷりと俺の性器に絡ませて顔を上げ、ふにゃっとした笑顔で俺を見下げた。

「……さっきから何笑ってるんだ?」

「何ってなんだよ、好きな人のもんしゃぶってたんだぞ? もー幸せで幸せで口角上がっっちゃうだろ」

「そうかな……?」

「その好きな人が気持ちよさそうな声出してくれてたら、そりゃ男冥利に尽きるってもんだろ」

男冥利がフェラで尽きていいのだろうか……

「たまに居るじゃん? 無言あーんど無反応でしゃぶらせるやつ。アンアン言えとは言わないからさ、呼吸荒くするくらいはあっていいと思うよな? 頭撫でるとかしろよーって……スマホ弄るやつとか論外」

「……俺、雪風みたいにたくさん咥えてないから」

「そういやそうだな……俺みたいにとか言うなよ~、ははっ、拗ねんな拗ねんな」

確かにしゃぶっている時に頭を撫でられると幸せな気分になる。まぁ、俺はやはり喉奥を掘削するようなSっ気が欲しいけれど。

「別に拗ねてはないけど……」

「強がるなよ可愛いな。ほら、仰いでやるよ」

雪風は懐から白い扇子を取り出し、パッと一瞬で広げてドヤ顔をかまし、俺の性器に風を送った。

「……っ、あぁああああっ!? いっ、ぁあぁっ! 冷たっ、痛いっ、痛、あぁああっ!」

ぎゅうっと絞られるような、チクチクと刺すような、奇妙な冷たい痛みに襲われる。風が当たる度に苦痛という名の快感が手に入り、扇子は大人の玩具なんじゃないかなんてふざけた思考さえ生まれた。

「ひぃっ、ひぃいっ……冷たっ、あぁ……スースーするっ、スースーしてるぅぅっ……むりっ、やだぁっ、扇子嫌だっ扇子っ……ゃ、やだっ、やめてくれぇえっ!」

いくら嫌がっても手足を拘束されて身動きが取れない今は絶対に逃げられない。腰を跳ねささることすら出来ずにいたぶられるのだ、そう意識すると俺の勃起はより強固なものになった。
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