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使用人体験
たんじょうび、きゅう
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ベッドに仰向けに寝て膝だけを立てて、腰をヘコヘコ揺らしているなんて傍から見ればみっともないことこの上ない動きだ。見られることなんてないからどうでもいいけれど。
「雪風、雪風っ……出すぞ」
「ひぁっ! ぁあっ、ぁ、んんっ、ん? ぅんっ、ん、出してっ、全部注いでぇっ!」
陰茎の根元をリボンで強く縛られていたが、雪兎ほどの容赦のなさを持たない雪風が縛ったからか射精に制限はかからなかった。
「は、ぁっ……きたっ、きたぁっ、ん、んんんっ…………ふ、ぁっ」
「っと……雪風? 大丈夫か?」
倒れてきた雪風を彼と手を繋いだまま支える。俺と指を絡ませた自身の手の甲を胸に当てられ、肘を曲げたままぐったりとしている雪風は愛らしい。
「雪風、雪風ー?」
「…………ん」
少しずつ腕から力を抜き、雪風を俺の上に寝させる。力の抜けた手を離す。雪風の手がシーツの上に落ち、雪風の吐息が耳にかかる。
「雪風、ちょっと動くぞ」
細腰を掴んで体を起こし、挿入したままの陰茎を抜いた。
「ん、ゃっ……ぁっ!? ぁ、あぁっ、ぁ、あ……!」
ぐったりとした白い肢体を仰向けに寝かせ、精液でドロドロになったリボンを処分するためベッドを離れようとした。しかし雪風の腕が首に絡んで俺を止めた。
「まひろぉ……どこ行くんだよ、今日俺誕生日なんだぞぉー……」
「いや、ちょっとリボンを……んっ?」
話している最中の口を唇で塞がれ、歯の間に舌をねじ込まれて話せなくなる。俺は引き剥がしたりせずにすぐ雪風の後頭部を支え、もう片方の腕を背に回し、彼に覆いかぶさってキスに応える。
「んっ……まひろぉ、ぁむっ、ん、まひ、ろ……んむっ、ん、んんぅ……」
雪風の口内を蹂躙してやろうと挿した舌が吸われ、逆に雪風に舌を弄ばれてしまう。ぢゅうぢゅうと吸われる舌はほとんど動かせないまま酸素不足で顔が熱くなる。
「ん、んんっ……! ぷはっ、はぁ……」
「ん、へへへ……今日は俺の勝ち。いっつもキスしつこいくせにどうしたよ真尋ぉ」
「……不意打ちだったから」
「負け惜しみはよくないなー、俺のキステクに負けたんだろ? ん?」
首に絡んでいた雪風の手が俺の脇へと下がる。僅かに汗ばんだそこを撫で、その指の匂いを嗅ぐ。
「な、なんだよ……臭いか?」
「ばーか、好きな男の汗の匂いはどんな香水よりたまんねぇんだよ」
「そっか…………い、いや、いやいや、それって匂い濃いってことか? もし匂いキツいなら……」
雪風は俺の背にしがみつくようにして俺の脇に鼻を押し付ける。
「むしろ薄くて物足りない……こんだけゴツいんだから蒸れててもいいのに。体臭すごくても納得の見た目のくせにさー」
「どういう意味だよ……俺臭そうか? そういうの気になる年頃なんだけど」
「ゴツい奴は汗かきそうだから臭そう」
「犬は汗かきませーん」
犬として買われた身だが分類は人間だ、汗腺に特に問題はないので俺は汗をかく。しかし、犬らしく舌を突き出してからかってやった。
「なんだそれ、くっだらねぇの。俺の真尋は人間のはずでーす。な、真尋、もっかいヤろうぜ、準備できてるんだろ?」
雪風は自分の足を俺の陰茎に軽く当てる。
「抜く頃には準備できてたよ」
「確かに、硬いもん抜かれたよ。早く入れてくれよ、今度は俺が下でいいからさ」
「……なぁ、雪風、今日ってお前の誕生日か?」
十二時を過ぎた時計を指差してやると雪風は真っ赤な目を見開いた。
「違うよな? このプレゼントはもう終わりだ」
濡れたリボンは生地が膨らんでいるのか結び目が固くなってほどきにくい。それでも二本のリボンをほどき、雪風の胸の上に置いてやる。
「え……? 真尋プレゼント終わり? まだまだ堪能したかったのにっ……ていうかプレゼントじゃなくなったらどうなんだよ」
「雪風の言うこと聞かなくなる」
「さっきも割と聞いてなかっただろ……」
呆れつつ呟く雪風の右太腿の裏に手を当てて太腿と腹を触れさせ、後孔に再び挿入する。
「ぁんんっ……! 前と、何が違うんだよぉっ」
蜜壷と呼ぶにふさわしい穴の奥へゆっくりと進ませると、亀頭が少し硬く膨れたものに当たった。
「ひぁんっ!? んっ……ぇ、待てっ、ぁああっ!?」
前立腺を見つけた。挿入角度を先程までと変えて前立腺を真っ直ぐに突き上げ、亀頭をぐりぐりと押し当てながら進み、カリ首に引っかかるようにして抜く。
「ちょ、ちょっと待て、真尋ぉ……」
「……明日も一日休みにしたんだろ? じゃあ立てなくなってもいいよな」
「んぁあっ! ぁ、はぁっ……あっ、だめっ、だめだめだめっ、イくぅぅっ!」
揺れる腰をしっかりと掴んで前立腺を陰茎の先端で責める。中途半端な挿入になるから雪風の穴は俺の陰茎を奥へと誘って吸い付いてくるし、亀頭周辺だけは少し硬くなった前立腺に擦り付けることになるから快感を覚えやすくなる。俺もすぐに射精してしまいそうだ。
「雪風、雪風っ……出すぞ」
「ひぁっ! ぁあっ、ぁ、んんっ、ん? ぅんっ、ん、出してっ、全部注いでぇっ!」
陰茎の根元をリボンで強く縛られていたが、雪兎ほどの容赦のなさを持たない雪風が縛ったからか射精に制限はかからなかった。
「は、ぁっ……きたっ、きたぁっ、ん、んんんっ…………ふ、ぁっ」
「っと……雪風? 大丈夫か?」
倒れてきた雪風を彼と手を繋いだまま支える。俺と指を絡ませた自身の手の甲を胸に当てられ、肘を曲げたままぐったりとしている雪風は愛らしい。
「雪風、雪風ー?」
「…………ん」
少しずつ腕から力を抜き、雪風を俺の上に寝させる。力の抜けた手を離す。雪風の手がシーツの上に落ち、雪風の吐息が耳にかかる。
「雪風、ちょっと動くぞ」
細腰を掴んで体を起こし、挿入したままの陰茎を抜いた。
「ん、ゃっ……ぁっ!? ぁ、あぁっ、ぁ、あ……!」
ぐったりとした白い肢体を仰向けに寝かせ、精液でドロドロになったリボンを処分するためベッドを離れようとした。しかし雪風の腕が首に絡んで俺を止めた。
「まひろぉ……どこ行くんだよ、今日俺誕生日なんだぞぉー……」
「いや、ちょっとリボンを……んっ?」
話している最中の口を唇で塞がれ、歯の間に舌をねじ込まれて話せなくなる。俺は引き剥がしたりせずにすぐ雪風の後頭部を支え、もう片方の腕を背に回し、彼に覆いかぶさってキスに応える。
「んっ……まひろぉ、ぁむっ、ん、まひ、ろ……んむっ、ん、んんぅ……」
雪風の口内を蹂躙してやろうと挿した舌が吸われ、逆に雪風に舌を弄ばれてしまう。ぢゅうぢゅうと吸われる舌はほとんど動かせないまま酸素不足で顔が熱くなる。
「ん、んんっ……! ぷはっ、はぁ……」
「ん、へへへ……今日は俺の勝ち。いっつもキスしつこいくせにどうしたよ真尋ぉ」
「……不意打ちだったから」
「負け惜しみはよくないなー、俺のキステクに負けたんだろ? ん?」
首に絡んでいた雪風の手が俺の脇へと下がる。僅かに汗ばんだそこを撫で、その指の匂いを嗅ぐ。
「な、なんだよ……臭いか?」
「ばーか、好きな男の汗の匂いはどんな香水よりたまんねぇんだよ」
「そっか…………い、いや、いやいや、それって匂い濃いってことか? もし匂いキツいなら……」
雪風は俺の背にしがみつくようにして俺の脇に鼻を押し付ける。
「むしろ薄くて物足りない……こんだけゴツいんだから蒸れててもいいのに。体臭すごくても納得の見た目のくせにさー」
「どういう意味だよ……俺臭そうか? そういうの気になる年頃なんだけど」
「ゴツい奴は汗かきそうだから臭そう」
「犬は汗かきませーん」
犬として買われた身だが分類は人間だ、汗腺に特に問題はないので俺は汗をかく。しかし、犬らしく舌を突き出してからかってやった。
「なんだそれ、くっだらねぇの。俺の真尋は人間のはずでーす。な、真尋、もっかいヤろうぜ、準備できてるんだろ?」
雪風は自分の足を俺の陰茎に軽く当てる。
「抜く頃には準備できてたよ」
「確かに、硬いもん抜かれたよ。早く入れてくれよ、今度は俺が下でいいからさ」
「……なぁ、雪風、今日ってお前の誕生日か?」
十二時を過ぎた時計を指差してやると雪風は真っ赤な目を見開いた。
「違うよな? このプレゼントはもう終わりだ」
濡れたリボンは生地が膨らんでいるのか結び目が固くなってほどきにくい。それでも二本のリボンをほどき、雪風の胸の上に置いてやる。
「え……? 真尋プレゼント終わり? まだまだ堪能したかったのにっ……ていうかプレゼントじゃなくなったらどうなんだよ」
「雪風の言うこと聞かなくなる」
「さっきも割と聞いてなかっただろ……」
呆れつつ呟く雪風の右太腿の裏に手を当てて太腿と腹を触れさせ、後孔に再び挿入する。
「ぁんんっ……! 前と、何が違うんだよぉっ」
蜜壷と呼ぶにふさわしい穴の奥へゆっくりと進ませると、亀頭が少し硬く膨れたものに当たった。
「ひぁんっ!? んっ……ぇ、待てっ、ぁああっ!?」
前立腺を見つけた。挿入角度を先程までと変えて前立腺を真っ直ぐに突き上げ、亀頭をぐりぐりと押し当てながら進み、カリ首に引っかかるようにして抜く。
「ちょ、ちょっと待て、真尋ぉ……」
「……明日も一日休みにしたんだろ? じゃあ立てなくなってもいいよな」
「んぁあっ! ぁ、はぁっ……あっ、だめっ、だめだめだめっ、イくぅぅっ!」
揺れる腰をしっかりと掴んで前立腺を陰茎の先端で責める。中途半端な挿入になるから雪風の穴は俺の陰茎を奥へと誘って吸い付いてくるし、亀頭周辺だけは少し硬くなった前立腺に擦り付けることになるから快感を覚えやすくなる。俺もすぐに射精してしまいそうだ。
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