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良い分にはいくらでも (〃)
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早く舌を絡め合いたいから、他の部位は邪魔。そんな唇を邪険に扱うようなキスをしながら、シュカはゆっくりと腰を下ろした。
「んっ、ゔっ……んんんゔぅゔっ!」
そっと腰に手を添えて挿入を手伝ってやると、口内に響く嬌声のボルテージが上がる。手を出すなと怒っているような、そんな感情も読み取れる声だった。
「んんっ、ん、ぷはっ、はぁっ、水月、水月……!」
「なんだよシュカ、もう息継ぎか? 肺活量ないなぁ、タバコなんか吸うからだぞこの不良」
「もう、何ヶ月もっ……吸ってませんよ! ぅあっ、ぁ、ん……硬い、デカいぃ……クソ、良過ぎる……このちんぽ、ふざけんなぁ……」
「良い分にはいくら良くてもいいだろ?」
「動いて、やろぉと……思ってたのにぃ……」
腰に添えていた手を太腿に移すと、強靭な筋肉が情けなくピクピクと痙攣しているのが分かった。力が入らないのだろう。
「んっ……!」
シュカが腰を持ち上げようとしているのが、足の筋肉が張るのが、手のひらに伝わってきた。
「ひゔっ、ぅゔっ……」
自然と後孔にも力が入り、俺の陰茎をぎゅうっと締め上げて快楽を得たらしい。
「……っ、ぅゔ……騎乗位、得意だったのに……てめぇとヤるようになってからどんどん出来なくなってく、どうしてくれる……クソやろぉ」
「敏感になってるってことか?」
「ひっ!? ぁ、背中っ、撫でんなぁっ……」
「鳥肌立ってる。ふふっ」
優しく背筋を撫で上げただけでシュカは敏感に仰け反る。ひっくり返ってしまわないよう支えながら背中を撫で続けて、普段とは違う粒が立った肌の触り心地を楽しむ。
「んっ、んん……ふ、ぅ……はぁ、はぁっ……余裕、ぶりやがって…………水月、水月っ、聞かせて、くださいよ……あなたはなんで、私と……シたいんですか」
さっきの質問をそのまま返してきたのか? 自分が本音を言わされて恥ずかしかったから? 残念ながら、俺が恥じて隠す本性はそんなところにはない。
「シュカが最高に魅力的な男の子だからだよ。表情も仕草も、肉付きも締まりも、震え方も喘ぎ声も、何もかも大好き。だから抱きたい」
「……っ、クソ……恥ずかしげもなく」
後孔の締まりが更に良くなった。喜んでいるのかな、照れているだけ?
「大好きなシュカを、俺のものにしたい。休み時間になると勉強してて、放課後はさっさと帰っちゃって、土日もあんまり会えないで……そんなシュカがセックス中だけは俺で頭がいっぱいになる。それが、すごくイイ」
「…………ハッ、瞳孔開いてんぞ」
「そうなの? 気持ち悪い?」
「……抱かれたくなる。はぁ……ちょっと、落ち着いてきた……足、大丈夫そうです。まずは私が動きますから、水月はそのままでお願いしますよ」
「あぁ、任せるよ」
彼の身体を持ち上げたり押さえ付けたりはしないとひとまず誓う。だが、シュカが快楽のあまり仰け反った時などに備えて、腕は背に回したままでいさせてもらおう。
「動いたら怒りますからねっ……んっ、くっ、ふ、ぁあぁんっ! はっ、は、ぁっ、んんっ! これっ、このちんぽぉっ! あっ、ぁあっ! イイっ、ひっ、イイっ……! デカく、てぇっ、硬くてっ、いいとこっ、けじゅってぇっ!」
俺の首に抱きついて、一心不乱に腰を振る。単純な上下運動ではない、時折ぐりんと腰を回す。とちゅとちゅとつついている結腸口に様々な刺激を与えたいのだろう。
「……っ、く……良過ぎて動けないとか言ってたくせにっ、激しいな……」
このグラインドは俺にも強い快感を与える。ほぐれているのにキツく締め付けるシュカの上等な肉に包まれているだけでも辛いのに、単調な刺激でないのは更に辛い。気持ち良過ぎる、出ちゃう、早漏だってバカにされる。
「はぁっ、はっ、ぁ、ゔぅうっ……! ぁっ? みしゅきっ、みづぎ……きしゅはめっ、のぉ、やぐしょくっ」
「あぁ……おいで。頭支えてやるから」
上下に揺れる頭を捕まえて、歯をぶつけないよう慎重に唇を重ねる。積極的に動く舌に舌を絡めて、口内も性感帯なシュカの反応を楽しむ。くぐもる喘ぎ声に、ぎゅうぅっと締まりが強くなる後孔、肩や首筋に立てられる爪……イイ。
「んっ、んゔぅっ! ぐっ、んんゔっ、んんんーっ……!」
シュカの太腿の痙攣が伝わってくる。下腹に温い液体がかかった感触があった。
「……っ、く……」
絶頂を迎えたらしいシュカの腸壁の痙攣に耐えかねて俺も射精に至った。
「…………はぁっ、はっ……は、ぁ……あぁあっ!?」
「ぅあっ!?」
脱力したシュカの身体がガクンと下がる。ぐぽんっと結腸口を貫いた音がシュカの腸内で響いた気がした。射精したばかりで敏感な亀頭がより窮屈な場所へ飲み込まれたのだ、俺も無反応ではいられなかった。
「……っ、ふ……シュカ、シュカ?」
シュカは俺が声を漏らしてしまうと気を良くする、攻め側が喘ぐのは情けないと考える俺とは違った感性の持ち主だ。だから今のも普段なら喜んでくれたかもしれないが──
「シュカ……だ、大丈夫か?」
──どうやら今のシュカに俺の反応を楽しめるような余裕はないらしい。声を発することすら出来ずぷるぷると震えている。
「無言痙攣深イキ中か……エッロいなぁ、たまんないよ。動いていい?」
「……ろ、す……ぞ」
動かないで欲しいみたいだ。
「んっ、ゔっ……んんんゔぅゔっ!」
そっと腰に手を添えて挿入を手伝ってやると、口内に響く嬌声のボルテージが上がる。手を出すなと怒っているような、そんな感情も読み取れる声だった。
「んんっ、ん、ぷはっ、はぁっ、水月、水月……!」
「なんだよシュカ、もう息継ぎか? 肺活量ないなぁ、タバコなんか吸うからだぞこの不良」
「もう、何ヶ月もっ……吸ってませんよ! ぅあっ、ぁ、ん……硬い、デカいぃ……クソ、良過ぎる……このちんぽ、ふざけんなぁ……」
「良い分にはいくら良くてもいいだろ?」
「動いて、やろぉと……思ってたのにぃ……」
腰に添えていた手を太腿に移すと、強靭な筋肉が情けなくピクピクと痙攣しているのが分かった。力が入らないのだろう。
「んっ……!」
シュカが腰を持ち上げようとしているのが、足の筋肉が張るのが、手のひらに伝わってきた。
「ひゔっ、ぅゔっ……」
自然と後孔にも力が入り、俺の陰茎をぎゅうっと締め上げて快楽を得たらしい。
「……っ、ぅゔ……騎乗位、得意だったのに……てめぇとヤるようになってからどんどん出来なくなってく、どうしてくれる……クソやろぉ」
「敏感になってるってことか?」
「ひっ!? ぁ、背中っ、撫でんなぁっ……」
「鳥肌立ってる。ふふっ」
優しく背筋を撫で上げただけでシュカは敏感に仰け反る。ひっくり返ってしまわないよう支えながら背中を撫で続けて、普段とは違う粒が立った肌の触り心地を楽しむ。
「んっ、んん……ふ、ぅ……はぁ、はぁっ……余裕、ぶりやがって…………水月、水月っ、聞かせて、くださいよ……あなたはなんで、私と……シたいんですか」
さっきの質問をそのまま返してきたのか? 自分が本音を言わされて恥ずかしかったから? 残念ながら、俺が恥じて隠す本性はそんなところにはない。
「シュカが最高に魅力的な男の子だからだよ。表情も仕草も、肉付きも締まりも、震え方も喘ぎ声も、何もかも大好き。だから抱きたい」
「……っ、クソ……恥ずかしげもなく」
後孔の締まりが更に良くなった。喜んでいるのかな、照れているだけ?
「大好きなシュカを、俺のものにしたい。休み時間になると勉強してて、放課後はさっさと帰っちゃって、土日もあんまり会えないで……そんなシュカがセックス中だけは俺で頭がいっぱいになる。それが、すごくイイ」
「…………ハッ、瞳孔開いてんぞ」
「そうなの? 気持ち悪い?」
「……抱かれたくなる。はぁ……ちょっと、落ち着いてきた……足、大丈夫そうです。まずは私が動きますから、水月はそのままでお願いしますよ」
「あぁ、任せるよ」
彼の身体を持ち上げたり押さえ付けたりはしないとひとまず誓う。だが、シュカが快楽のあまり仰け反った時などに備えて、腕は背に回したままでいさせてもらおう。
「動いたら怒りますからねっ……んっ、くっ、ふ、ぁあぁんっ! はっ、は、ぁっ、んんっ! これっ、このちんぽぉっ! あっ、ぁあっ! イイっ、ひっ、イイっ……! デカく、てぇっ、硬くてっ、いいとこっ、けじゅってぇっ!」
俺の首に抱きついて、一心不乱に腰を振る。単純な上下運動ではない、時折ぐりんと腰を回す。とちゅとちゅとつついている結腸口に様々な刺激を与えたいのだろう。
「……っ、く……良過ぎて動けないとか言ってたくせにっ、激しいな……」
このグラインドは俺にも強い快感を与える。ほぐれているのにキツく締め付けるシュカの上等な肉に包まれているだけでも辛いのに、単調な刺激でないのは更に辛い。気持ち良過ぎる、出ちゃう、早漏だってバカにされる。
「はぁっ、はっ、ぁ、ゔぅうっ……! ぁっ? みしゅきっ、みづぎ……きしゅはめっ、のぉ、やぐしょくっ」
「あぁ……おいで。頭支えてやるから」
上下に揺れる頭を捕まえて、歯をぶつけないよう慎重に唇を重ねる。積極的に動く舌に舌を絡めて、口内も性感帯なシュカの反応を楽しむ。くぐもる喘ぎ声に、ぎゅうぅっと締まりが強くなる後孔、肩や首筋に立てられる爪……イイ。
「んっ、んゔぅっ! ぐっ、んんゔっ、んんんーっ……!」
シュカの太腿の痙攣が伝わってくる。下腹に温い液体がかかった感触があった。
「……っ、く……」
絶頂を迎えたらしいシュカの腸壁の痙攣に耐えかねて俺も射精に至った。
「…………はぁっ、はっ……は、ぁ……あぁあっ!?」
「ぅあっ!?」
脱力したシュカの身体がガクンと下がる。ぐぽんっと結腸口を貫いた音がシュカの腸内で響いた気がした。射精したばかりで敏感な亀頭がより窮屈な場所へ飲み込まれたのだ、俺も無反応ではいられなかった。
「……っ、ふ……シュカ、シュカ?」
シュカは俺が声を漏らしてしまうと気を良くする、攻め側が喘ぐのは情けないと考える俺とは違った感性の持ち主だ。だから今のも普段なら喜んでくれたかもしれないが──
「シュカ……だ、大丈夫か?」
──どうやら今のシュカに俺の反応を楽しめるような余裕はないらしい。声を発することすら出来ずぷるぷると震えている。
「無言痙攣深イキ中か……エッロいなぁ、たまんないよ。動いていい?」
「……ろ、す……ぞ」
動かないで欲しいみたいだ。
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