冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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アイドルと何時間でも (〃)

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三度目のセックスは寝バックだ。うつ伏せのカミアに覆い被さり、快楽に跳ねる身体を押さえつけて、彼の弱点を責め続ける。

「ひっ……!? ぁあっ!」

深くは挿入せず、前立腺だけを狙っていく。ついでに精嚢も。

「ぁゔっ! あっ、んんっ! んっ、くっ、ふ、ぅうぅゔっ……! ぅあっ、あぁああっ!」

精嚢を裏側から押されると勝手に精液を漏らしてしまうものらしい、カミアはもう射精に至っただろうか? 彼自身の身体で隠れて見えない。

「ひっ! ぐっ……! ふぅゔっ……!」

「カミア……カミアっ、はぁ……声抑えるなよ、そんな枕に顔押し付けてちゃ窒息するぞ?」

くるくると巻いた可愛らしい黒髪に頬を寄せ、耳の縁に唇を掠らせながら囁く。低く甘く色気のある声を意識して。

「ふあぁああっ……!? ゃ、らぁっ、耳、だめっ」

ゾクゾクッと快感を覚えてくれたのだろうか、背中の産毛が起き上がっている。二の腕に鳥肌が立っている。それらを確認した右手はカミアの肌に触れるか触れないかの絶妙な距離感を保っている、曖昧な愛撫に彼は敏感に反応する。脇が開いたままの腕を撫でれば脇を閉じ、脇腹を撫でれば俺の下で無意味に身体をくねらせる。俺達の体重差で俺の愛撫から逃れる術などないのに、無駄に自分の体力を削るカミアが愛おしくて仕方なくなった。

「ぁうっ、ぁあぁっ……はっ、ひっ!? ぃっ、うぅゔっ……くっ、んんっ!」

「ふふ……なぁカミア、分かってるか? 触る度にお前俺のを締め付けてるぞ? ぎゅ、ぎゅって、どういうつもりなんだ? 嬉しいのか? もっと触って欲しい?」

多分、俺が触れる度に後孔が締まるのは単なる反応だ。説明出来るほどの感情の動きなどないだろうし、たとえあったとしても快楽を注がれながら自分の感情を他人に説明出来る者など居ない。

「知らっ、にゃあっ、ぁあっ……!」

「知らにゃい? そっかぁ、じゃあここは?」

ぐりゅ、と亀頭で前立腺を押す。ベッドと挟み潰すつもりで押していく。弾力ある人の身体の一部である前立腺は当然挟まれ続けてはくれず、むりゅんっと前後左右に逃げてしまう。けれどその度捉え直し、挟んで潰す。

「ゃ、らぁあっ! はうっ!? ぅあっ、あぁあああーっ!? 出ちゃうっ、でぢゃうぅゔ~っ! あぁああっ! やらぁああっ! そこっ、そごぉおっ! ねらっでるっ、みぃくん狙っでりゅうっ!?」

「当たり前じゃん……気持ちいい? もうイっちゃう? すっごい締まってる」

「イぐっ、イっ、んんんゔぅ~っ! ふっ、ふゔっ、ふうっ……ゔあっ!? イっだ、今イっ、あぁああっ!」

場所は完璧に覚えられたので、ゆっくりと腰を回すようにして前立腺を丁寧に虐めるのをやめ、激しく腰を振り始めた。どちゅっ、どぢゅっ、と淫らな交尾音がカミアの嬌声に混じって心地良い。愛らしい歌声を支えるパーカッションの役割を与えられた気分でリズムを保って突きまくった。

「イっ、ひぎゅっ! ぅあっ、あぁあっ……! でてりゅのっ、今出っ、んゃあぁああっ! イっひゃっ、あぁっ! むりっ、むりぃいっ……ひやぁああっ!?」

「そんな出まくってんの? 体位的に分かんないんだよなぁ……ゴム交換した方がいいかな?」

腰を持ち上げ、カミアの後孔の口に亀頭だけを咥えさせたまま、彼の耳元でそう尋ねた。ようやくやってきた休憩だとでも思っているのか、カミアは必死で息をしながら首を縦に揺らした。

「交換した方がいい? そっかぁ……もうちょいキリのいいとこまでヤったらな」

「へ……? ひぁあぁああっ!? あっ、ゔ……んひぃっ!? ひぎっ、ぃやっ、あぁあゔっ、ゔあぁああっ!」

「もう悲鳴じゃん……アイドルがそんな汚い声で叫んじゃダメだろ~? ほら可愛こぶってみろよ、オタクに金積ませるための声出してみろ、ハルを虜にしたのはどの声だ? 俺にも媚びろよ」

「ひっ、ひっ……ひぃっ、ふっ、ふぅうっ……」

「なにそれラマーズ法? 気が早いなぁ、まだ子作り中だ、ろっ!」

「ゔあぁあっ!? ゃ、らぁっ、しょこもうやめっ、んひぃっ!? イっ、イってるっ、もぉずっとイってるぅ……もぉ出にゃいっ、かりゃ、ゆるひてっ」

ゾクゾクする。カミアのキュートアグレッションを引き出す才能は彼の顔を見なくても発揮されているらしい、震える肩が、泣き声混じりなのだろう濁った声が、俺の乱暴な欲を掻き立てる。

「許してって……俺、怒ってないよ」

「ひゔっ!? ゔあぁああ~っ……イっ、ぐぅ……イくっ、イぐ……イっ、ひぇるぅ……」

「……それとも俺を怒らせる心当たりがあるのかな」

カミアの顔に右手を這わす。酸素と快楽からの逃げ道を求めて開いた口に、逃がさないと教えるように指を押し込む。

「ゔっ、あっあぁあっ……!?」

今この時もこの国で多くの人が聴いているのだろう、カミアの可愛い歌声を。その声を発している口は今、俺の指を咥えている。中指と薬指を咥えさせて、その指を縦に開けばカミアはもう声を押さえられないし、言葉を話せない。武道館を埋めたアイドルが獣同然だ。

「俺がアイス買ってる間、女と楽しそうに喋ってたことも……俺に女との仲良さそうなツーショ撮らせたことも、俺は少しも怒ってないぞ?」

「あぁあっ! あっ、ぁあっ、は、ぁ、ああぁっ!」

「……あの女共お前が俺の下で喘いでるとも知らず、写真見返したり加工したりして思い出に浸ってんだぜ、なぁ、数秒話しただけの思い出大事にするんだぞアイツら、他のファン達より上のランク行ったって思ってんだ、数秒お前に認識されただけでさぁっ! なぁ……? 俺は、何時間もお前にちんぽ突っ込んでられんのになっ!」

カミアの足がガクガクと震えているのが分かる、今までの震えよりも大きく長い。よほど深い絶頂を迎えたと見れる。俺はカミアの後孔から陰茎を抜き、彼の肩を掴んで仰向けにさせ、でっぷり太ったゴムを外した。

「多いな……潮吹いただろ、知ってんだぞ天下のアイドル様は潮吹き出来るって。前吹いてたもんな」

ゴムを処理し、カミアの陰茎を軽くティッシュで拭ったら、新しいゴムを被せた。さぁ、セックスを再開……の前に水分補給させた方がいいかな。

「カミア、水飲ませるぞ」

上体を起こさせて口移しで水を飲ませた。胡乱だった瞳の焦点が俺に合う。

「……みー、くん。けほっ……みぃくん」

「ん?」

俺も喉が渇いた。水を飲みながら視線だけカミアに向けた。

「ぼくの……ファン、しっと……してたの?」

「…………まさか。俺は恋人だぞ? 次元が違うっての。イキまくってたから俺の話ちゃんと聞けてなかったな?」

「……そう、かな。そうかも……うん、みぃくん……しっとする、いみ……ないもんね。僕……みぃくんの、モノだもん」

カミアは自ら上体をベッドに落とし、紅潮し汗で濡らした淫猥な身体を俺に晒した。

「みぃくん……きて♡ まだ一時間も、いれてないよ。なん、時間も……いれて、られるんでしょ」

「……やっぱ聞けてなかったみたいだな。入れてられるだけじゃない、突き続けてられるんだよ」

「あはっ……♡ ぼく、こわれちゃう」

「ぶっ壊してやるよ」

カミアは心底幸せそうに顔を蕩けさせ、ぱかっと足を開いた。
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