1,711 / 2,304
復讐という甘い誘惑 (〃)
しおりを挟む
平手打ちを受け、呼びかけられ、熱く痛む頬とは対照的に頭が冷えて冴えていく。
「…………ごめん」
「はぁっ……落ち着いたか、よかった。すまないなミツキ、痛かったろう。今冷やすものを持ってくるからな」
ほっとした表情のサキヒコは冷蔵庫の方へと駆けていった。
「最低だ……」
荒凪を道具として使おうとした。
「俺は、最低……」
リスクのない手軽な復讐が出来るという甘い誘惑。荒凪のガス抜きになる上に、地震を引き起こすような暴発を防ぐという無辜の市民の安全のためでもあるという豪華なオマケ付き。
「ごめんなさい……」
正義に似た大義名分、心の底で焦がし続けた憎悪の寄る辺を見つけて、俺は荒凪を道具として見た。守るべき大切な人を、恋人にしたいと思った人を、可愛い可愛い荒凪を……俺の怒りを晴らす道具にしようとした。
「ミツキ、ほら、頬を冷やせ」
夏場や発熱時の必需品、ひんやりジェル。ハンカチに包まれたそれが頬に押し当てられる。
「みつき、みつきー」
自己嫌悪と罪悪感で荒凪の顔を見れない。俺はサキヒコから受け取ったハンカチで目元を覆った。
「みつき、せーね、きらい?」
ゾク、と、背筋に寒気が走った。荒凪はたまにこうして俺に問いかける。人混みを疎んだ時やキャッチに捕まった時……俺が困っている時に、尋ねてくる。
「なくなて、ほしい?」
俺が頷けば対象がどうなるのか、それを考えると怖かった。でも、今回は──
「……! みつき、うれしい?」
──口角が上がってしまった。俺は今どんな歪んだ笑いを浮かべているんだろう、超絶美形だなんてもう言えないような顔かもしれない。
「みつき」
「水月」
荒凪の声がダブる。荒凪の喉の奥から声が聞こえてきた。いつの間にかまた現れていた三本目四本目の手が俺の頬を包むように撫でた。
「僕達、みつきよろこぶこと、したい」
「狭雲 星煉を呪えば喜ぶのか?」
苗字だけは知っている。でも顔も名前も分からないから、荒凪が言った名前で合っているのか分からない。
「ミツキ……」
多分合っているのだろう。不思議な力で俺が最も憎い人間が分かったのだろう。頷くだけであの女に制裁を与えてやれる、俺のセイカを虐げ続けたあの女に復讐出来る。
「ミツキ、落ち着いたんだろう? 冷静になったんだよな? なぁ……ミツキ、やめよう? な?」
「…………荒凪くん、やめて。ごめんね」
「……? みつきー、せーね、なくなても、よろこばない?」
喜ぶに決まってる。
「ごめん……君は君だ、荒凪くんだ、道具なんかじゃない……ごめんね」
「……? うん……僕達、荒凪……」
「落ち着きました? 話しても?」
「ぁ……はい、すいませんでした……失礼なこと言ったりして」
秘書に深々と頭を下げた。ようやく不安が消えたのかサキヒコは椅子に腰を下ろし、深く深く息を吐いた。
「まぁ、俺は正義の味方って訳じゃありませんし、霊力溜まってるんなら別にあなたが私怨晴らそうといいんですけどね。ただ一つ注意して欲しいのは力加減です、怪異は人を殺すとそれを覚えるって話したの覚えてます?」
「はい。人食った熊みたいな感じなんですよね」
「道具だろうと人格がハッキリしてるならそれは変わりません、荒凪に殺人の旨味を教えてはいけない。水月くん、あなたが嫌いな人間の不幸を願うのは構いませんが……殺してくれと頼み込みそれを荒凪が叶えたその時は、俺が荒凪を殺します」
「きゅ……!?」
「よろしくお願いしますよ、水月くん。引き続き荒凪をいい子に育ててください」
「きゅうぅ~……まひろぉ、僕達……きらい?」
「……まさか」
「でも、ころすって……」
「人を殺したら怪異は殺す、それだけ。俺の好き嫌いは関係ない。俺だって嫌だよ、数日面倒見たんだから……白ピク食わせるくらい嫌」
もっと嫌がれ。
「荒凪は嫌がる俺にお前を殺させたりしないよなぁ?」
「うん……まひろ、いやがること、しない」
荒凪は秘書のことを随分慕っているんだな、闇オークションから救ってくれたんだからそりゃそうか。ちょっと嫉妬するかも。
「誰かを呪う時は気を付けるんだぞ」
「うん……」
「よしよし。じゃ、この話はこれでおしまいだ」
「きゅ!」
「次は俺が土曜か日曜にやろうと思ってたことやっちゃいますね。荒凪、立て」
まだ足が覚束無い荒凪が立つのを手伝ってやると、秘書に何か投げ渡された。手に収まるサイズのこれは……メジャー?
「前に言ったでしょう? 血とか色々取って調べるって。まずは身長、端っこ荒凪に踏ませてください」
「はい。荒凪くん、身長測るよ~」
測定結果は178センチ。まぁ、見た目通りだな。
「ついでに肩幅とかウエストも測っておきましょうか。あぁ、足のサイズ忘れちゃいけませんね」
「手際いいですね……服屋さんみたい。そういえば、社長さんのマスクは秘書さんが作ったって聞きました、そういうの好きなんですか?」
「そうですね、革製品は着るのも着ていただくのも好きです。セクシーでいいでしょう」
俺は手芸とかそっち方面の話をしたかったのだが……まぁいいか。
「どこも変わってませんね。保護した時に測ったんですけど、変わってません。次は体重測定……体重計出すんでちょっと待っててください」
「俺のウエスト測っていいですか?」
「好きにすれば……」
「ミツキ、私の身長も測って欲しい」
自己嫌悪と罪悪感に襲われたのなんて遠い昔のように、俺はメジャーを使ってはしゃいで遊んだ。
「…………ごめん」
「はぁっ……落ち着いたか、よかった。すまないなミツキ、痛かったろう。今冷やすものを持ってくるからな」
ほっとした表情のサキヒコは冷蔵庫の方へと駆けていった。
「最低だ……」
荒凪を道具として使おうとした。
「俺は、最低……」
リスクのない手軽な復讐が出来るという甘い誘惑。荒凪のガス抜きになる上に、地震を引き起こすような暴発を防ぐという無辜の市民の安全のためでもあるという豪華なオマケ付き。
「ごめんなさい……」
正義に似た大義名分、心の底で焦がし続けた憎悪の寄る辺を見つけて、俺は荒凪を道具として見た。守るべき大切な人を、恋人にしたいと思った人を、可愛い可愛い荒凪を……俺の怒りを晴らす道具にしようとした。
「ミツキ、ほら、頬を冷やせ」
夏場や発熱時の必需品、ひんやりジェル。ハンカチに包まれたそれが頬に押し当てられる。
「みつき、みつきー」
自己嫌悪と罪悪感で荒凪の顔を見れない。俺はサキヒコから受け取ったハンカチで目元を覆った。
「みつき、せーね、きらい?」
ゾク、と、背筋に寒気が走った。荒凪はたまにこうして俺に問いかける。人混みを疎んだ時やキャッチに捕まった時……俺が困っている時に、尋ねてくる。
「なくなて、ほしい?」
俺が頷けば対象がどうなるのか、それを考えると怖かった。でも、今回は──
「……! みつき、うれしい?」
──口角が上がってしまった。俺は今どんな歪んだ笑いを浮かべているんだろう、超絶美形だなんてもう言えないような顔かもしれない。
「みつき」
「水月」
荒凪の声がダブる。荒凪の喉の奥から声が聞こえてきた。いつの間にかまた現れていた三本目四本目の手が俺の頬を包むように撫でた。
「僕達、みつきよろこぶこと、したい」
「狭雲 星煉を呪えば喜ぶのか?」
苗字だけは知っている。でも顔も名前も分からないから、荒凪が言った名前で合っているのか分からない。
「ミツキ……」
多分合っているのだろう。不思議な力で俺が最も憎い人間が分かったのだろう。頷くだけであの女に制裁を与えてやれる、俺のセイカを虐げ続けたあの女に復讐出来る。
「ミツキ、落ち着いたんだろう? 冷静になったんだよな? なぁ……ミツキ、やめよう? な?」
「…………荒凪くん、やめて。ごめんね」
「……? みつきー、せーね、なくなても、よろこばない?」
喜ぶに決まってる。
「ごめん……君は君だ、荒凪くんだ、道具なんかじゃない……ごめんね」
「……? うん……僕達、荒凪……」
「落ち着きました? 話しても?」
「ぁ……はい、すいませんでした……失礼なこと言ったりして」
秘書に深々と頭を下げた。ようやく不安が消えたのかサキヒコは椅子に腰を下ろし、深く深く息を吐いた。
「まぁ、俺は正義の味方って訳じゃありませんし、霊力溜まってるんなら別にあなたが私怨晴らそうといいんですけどね。ただ一つ注意して欲しいのは力加減です、怪異は人を殺すとそれを覚えるって話したの覚えてます?」
「はい。人食った熊みたいな感じなんですよね」
「道具だろうと人格がハッキリしてるならそれは変わりません、荒凪に殺人の旨味を教えてはいけない。水月くん、あなたが嫌いな人間の不幸を願うのは構いませんが……殺してくれと頼み込みそれを荒凪が叶えたその時は、俺が荒凪を殺します」
「きゅ……!?」
「よろしくお願いしますよ、水月くん。引き続き荒凪をいい子に育ててください」
「きゅうぅ~……まひろぉ、僕達……きらい?」
「……まさか」
「でも、ころすって……」
「人を殺したら怪異は殺す、それだけ。俺の好き嫌いは関係ない。俺だって嫌だよ、数日面倒見たんだから……白ピク食わせるくらい嫌」
もっと嫌がれ。
「荒凪は嫌がる俺にお前を殺させたりしないよなぁ?」
「うん……まひろ、いやがること、しない」
荒凪は秘書のことを随分慕っているんだな、闇オークションから救ってくれたんだからそりゃそうか。ちょっと嫉妬するかも。
「誰かを呪う時は気を付けるんだぞ」
「うん……」
「よしよし。じゃ、この話はこれでおしまいだ」
「きゅ!」
「次は俺が土曜か日曜にやろうと思ってたことやっちゃいますね。荒凪、立て」
まだ足が覚束無い荒凪が立つのを手伝ってやると、秘書に何か投げ渡された。手に収まるサイズのこれは……メジャー?
「前に言ったでしょう? 血とか色々取って調べるって。まずは身長、端っこ荒凪に踏ませてください」
「はい。荒凪くん、身長測るよ~」
測定結果は178センチ。まぁ、見た目通りだな。
「ついでに肩幅とかウエストも測っておきましょうか。あぁ、足のサイズ忘れちゃいけませんね」
「手際いいですね……服屋さんみたい。そういえば、社長さんのマスクは秘書さんが作ったって聞きました、そういうの好きなんですか?」
「そうですね、革製品は着るのも着ていただくのも好きです。セクシーでいいでしょう」
俺は手芸とかそっち方面の話をしたかったのだが……まぁいいか。
「どこも変わってませんね。保護した時に測ったんですけど、変わってません。次は体重測定……体重計出すんでちょっと待っててください」
「俺のウエスト測っていいですか?」
「好きにすれば……」
「ミツキ、私の身長も測って欲しい」
自己嫌悪と罪悪感に襲われたのなんて遠い昔のように、俺はメジャーを使ってはしゃいで遊んだ。
108
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2時10分投稿
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸に、末っ子クリスは過保護な兄たちに溺愛されながら、大好きな四男と幸せに暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスが目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過剰なまでにかわいがられて溺愛されていく──
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな軽い気持ちで始まった新たな人生はコミカル&シリアス。だけどほのぼのとしたハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
⚠️若干の謎解き要素を含んでいますが、オマケ程度です!
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる