冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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ただ、喜ばせたい (〃)

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嫌がるフタを強引に犯す。こんなことするつもりなかったのに、こんなことする性格じゃなかったはずなのに、初めは嫌がっていたフタの声が次第に甘くなっていく様を聞くとゾクゾクと背骨を快楽が支配した。この屈強な男を、背中全面に刺青が入っているような反社会的な男を、快楽で堕としたのだと自信が湧いてくる。

「やだっ! そこばっかりずんずんすんのやだってぇっ! みつきっ、みつぎやめてぇっ! なんか、出ちゃっ、ゃらっ、漏れちゃうっ……!」

執拗に前立腺を突き続けてしばらく、フタは俺も彼も触れていない陰茎から精液を漏らした。とうに尽きたのか、ほとんど透明だ。フタの陰茎が縮んでいく様を見て俺はフタの後孔が性器になったことを確信した。

「はーっ……フタさん、フタさん、気持ちよかったですか? 気持ちよかったですよね、出ましたもんね……だからこれレイプじゃないですからね、フタさん」

射精の瞬間フタが後孔を強く締めたことで俺もまた絶頂に至っていた。全然萎えないけれど、どんどん早漏になっている気がする。敏感になっていくせいかな、でもまだ張って痛い、飲むんじゃなかったあんなの。

「……っ、ん……そう、レイプじゃない…………ちがう」

勃ったままの陰茎を抜き、フタの後孔から精液がごぽっと溢れ出る様子にまた興奮し、反り返っている陰茎の硬度を高めていく。

「ちがう……ごめんなさい、ごめんなさいフタさん、フタさん初めてなのに、優しくしたかったのに、無茶してごめんなさい、フタさんが変なの飲ませたからとか言ってごめんなさい、俺が悪いんです、精力剤ごときで理性飛んじゃう俺がぁ……」

「みつきぃ……? 泣かないで」

ぐったりと射精の余韻に浸っていたフタが慌てて起き上がる。俺を見つめているのだろうフタかどんな顔をしているのか分からない、涙で滲んで前が見えない。

「ちっちゃいし早いし長いし何言ってんのか分かんねーけどぉ~……」

滲んだ視界でも、正面にあるのが天井に変わったことは分かった。仰向けに転がされたのだ。困惑する暇もなくフタが俺に跨る。

「覚えてるよぉ、みつきさっきさぁ~、これ俺の尻に入れてぇ、めっちゃ喜んでたよね~。きもちーってさぁ……ぁ、メモっとこ。へへ……増えた増えた」

枕の傍に置いてあったスマホを拾い、何かをメモし、俺の顔の隣に落とす。ロックをかけられる前のそれを俺はつい手に取り、画面を見てしまった。

「ぁ……」

メモ帳アプリが開かれている。内容はこうだ。

────
みつきよろこぶりすと。

服、かみ、ほめる。
なでる。でもかみはさわっちゃだめ。
ごはん食べる。
はなす。みつき、だまってるの嫌そう。
みつきのちんちん、しりに入れる。
ずぼずぼするとさらによろこぶっぽい。
────

更新されたばかりのメモ。忘れっぽいフタが忘れたくなかった情報。俺を喜ばせるための、そのためだけの──!

「みつきの反り過ぎて入れにくい~……まっすぐにしてよ~…………ぉ、イケそ……んっ、ゔ…………ぁあっ! はぁっ、入ったぁ……へへ、へへへ…………ぁ? なんで、俺……入れたんだっけ、これ」

「俺をっ、喜ばす……ため、ですっ」

俺はしゃくり上げながらフタのスマホを彼に返した。

「……? 泣いてんじゃん。めっちゃ泣いてんじゃ~ん! なんでぇ? どったの、俺なんかした?」

「ちが……ちが、うっ……俺が泣いてるから、喜ばせようと……フタさん、がんばってくれてるんですっ」

「……あっそっか。えっとぉ……ちんちん尻入れたからぁ、あ、ずぼずぼする? ん~……こうかな?」

フタはゆっくりと腰を持ち上げる。

「ひっ、ぅ……ぅうぅっ、みつきのちんちん俺んナカぞりぞり削ってくんだけどぉ……えっとぉ、ずぼすぼだから……下げ、るっ、んんっ!」

どすん、と腰を下ろす。先程ほとんど理性を失った俺が犯したところまでより深くに陰茎が挿さり、亀頭が抓られるような締め付けに責められた。

「ふーっ……これ、何回もすんのね……」

フタはそれから三度腰を振りゆっくりと俺の陰茎を後孔で扱くと、コツを掴んだのか腰振りを早めていった。

「はっ、はっ、ぁ、ゔっ、んんっ! みつきっ、みつきぃ、どぉ? よろこんっ、だぁっ? もっ、泣かないっ?」

メモを見て俺の涙腺は過労で死ぬまで働くことを決めたらしい。嬉し涙が溢れて止まらないのに、俺を喜ばせるためだけに慣れない騎乗位で健気に奉仕するなんて、涙が止められる訳がないじゃないか。

「あ~……なんで泣くのぉ、まだ足んない? もっと? もっと早くっ? 早くがいいのっ? もっと、もっどっ、ぉんっ! んっ、あ、俺ぇっ、これきもちぃ、なんかっ、漏れひゃうけどぉ……なんかつけてるからっ、いいよね? みつきぬらしゃないっ、かりゃ、ぁっ、は、またきたっ、きたきたきたっ、ぁあっ……!」

フタは身を震わせ、絶頂を迎えた。射精をしたのか目視では確認出来ないが、反応から見てドライオーガズムではなさそうだ。

「はぁあ~……きもちぃ…………あっ、ごめんねみつきぃ、みつき泣き止ませるんだった。すぐずぼずぼするからね~……んっ、ぁあんっ! はっ、ぁ、あぁあっ! ぁ、ゔっ、んんんーっ……! にゃんかっ、変な声ぇ……れひゃうねっ、これぇ」

いつも通りの優しい笑顔が快楽で蕩けている。目が離せない、瞬きも出来ない。俺の熱過ぎる視線に気付いたのかフタは身体を丸め、大きな手で俺の顔を包み込んだ。
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