928 / 2,304
後始末も完璧に
しおりを挟む
サンの足の上に座らされ、陰茎に髪を巻いてもらった。生え際は随分と遠くだから両端と呼ぶのは相応しくない、陰茎に巻かれ始める手前の部分とでも呼ぼうか。サンはそこと髪の先端を手に巻いて掴み、手を左右交互に引くことで髪で俺の陰茎を擦った。
「どう?」
通常、陰茎を扱く際は先端から根元、根元から先端へと上下に擦る。しかし巻き付いた髪は俺の陰茎を上下ではなく円を描いて左右に擦る。
「思ってたより、結構ちゃんと……刺激、ある」
自慰の際に手首を捻ったり、オナホを回したりは俺はほとんどしない。セックス中に対面と背面を切り替える際も、大体は一旦抜いてからだ。だからこの回転するような刺激は俺にとってとても新しい、
「気持ちいい?」
「ん、ぅんっ……意外とっ」
「よかった、その辺ちょっと心配だったんだよ」
快感や刺激はほとんどないと思っていた。しかしサンのしっかりとした髪、束の太さが予想外の刺激の強さを生んでいる。
「……髪一本だけ引っかかると皮膚裂けたりとかたまにあるけど、大丈夫そう?」
「んっ? うん、今のとこ……そんな、何ともないけどっ」
「そっか。両手使ってて顔見れないからさ、ちゃんと教えてね」
「……うん」
あまり喘いだりはしたくないのだが、仕方ない。サン以外にはあまり聞こえないように声量を抑えるかな。
「……っ、ふ……」
呼吸のブレは無理に抑えず、素直に出す。
「…………ふふ」
サンが喜んでいるのが手つきの変化や微かに漏れた笑い声から伝わってくる。
「んっ……サン、サンの髪、気持ちいい……!」
「うんうん、後でたっぷり顔見せてね。その顔覚えておくんだよ」
後頭部に頬擦りをされた。本当に喜んでくれている……カッコ悪いとか考えて、喘ぎたくないなんて考えていたのが恥ずかしい。でも、恥ずかしいのは恥ずかしい。やっぱりサン以外には聞かせたくないし、サンもその方が喜ぶかもしれない。
(ま、サンさん独占欲はそんなになさそうですが……つい監禁しちゃうような方なのに、その辺ちょっと意外ですよな)
両手を上げてサンの首に絡み付ける。俺の方からも頭を擦り寄せて甘えてみた。
「ん……なぁに水月、ふふ……可愛い」
「サン……サンっ、好き」
「…………ボクも好きだよ、水月」
妙な間があったのは気になるが、体勢的に表情が見えないからよくは分からない。
「サン……サンの髪、綺麗。長くて、長いのにっ、ツヤツヤで、サラサラで……普通こんなに伸ばしたら、先っぽなんて焦げ茶になって……んっ、髪質も、バサバサになってくるのにっ、真っ黒で……すごく綺麗」
「結構な手間と金かけてるからね~。水月、ボクの髪好き?」
「好きぃ……! こんな綺麗な髪でっ、扱いてもらえてるなんてっ……もう、最高」
「ふふ……あぁ、もう、可愛いなぁ」
何より大きい興奮は、こんなにも美しい黒髪を汚しているという背徳感だ。射精すれば美しい黒をまだらに白濁に染めることになる。そうなれば更に背徳感が煽られ、射精直後から興奮させられるだろう、楽しみだ。
「んっ……ぅ、ふぅっ……」
髪を巻き付けられているという興奮、背中で感じる体温の愛おしさ、案外と強い刺激、それらは俺を絶頂へと近付けるが、近付けるだけだ。
「……っ、くぅっ……さ、んっ、サンっ、サン……! なんかっ、ギリギリイけない」
「やっぱり縦に動かさないと上手く精液通んない?」
「あっ……ふ、ぅっ……分かん、ないっ」
「分かんない? そっかぁ……じゃあとりあえず試してみようか」
サンは俺の腹に左腕を回してぐっと抱き寄せると、右手で髪越しに俺の陰茎を握った。
「んんっ……!」
髪越しでもしっかりと刺激を与えるためなのか、大きな手の力は強い。
「くっ……」
骨張った大きな手、ところどころ硬い大人の手、生き様を感じる手、甘えたくなる大好きな手が、俺の陰茎を力強く扱いている。髪の毛がぐしゃぐしゃに絡まり合うのなんて気にせずに、俺を抱き締めて俺に快感を注いでくれている。
「……っ、あ……はぁっ、ぁ、ふっ……サン、サンっ……も、イくっ、出ちゃ、ぅ」
「うん、出して」
「でもぉ……髪っ、汚し、ちゃうっ」
「汚していいから……出して、水月」
耳元で名前を囁かれ、ゾクゾクと寒気に似た快感が背中を伝う。腰にまで到達したその瞬間、精液が陰茎を駆け上がった。
「……っ、くぅぅっ……!」
背を反らし、精液を吐き出す。予想通り白濁液が黒髪をまだらに染め、美しいものを汚した快感と背徳感は射精後の賢者タイムを早々に終わらせた。
「はぁっ……はぁ……ふ…………さぁん……気持ちよかった」
「気持ちよかった? よかった。わ、髪ドロドロ」
「ぁ……早く拭かなきゃっ、カピカピになったら肌は引っ掻いたりとか出来るけど、髪はまずいよ。ちぎれちゃったり荒れちゃったりするよ」
「……ふふ、じゃあ拭いてくれる?」
「うんっ……ネザメさん、ウェットティッシュください」
「いいよ」
ネザメに渡されたウェットティッシュでサンの髪束を包むようにして拭う。
「……全然引っ張られてる感じしないや。水月はやっぱりいい子だね」
髪に傷を付けたり頭皮に痛みを感じさせたりしないよう丁寧に精液を拭っていると、サンに頭を撫でられた。
「とりあえず綺麗になったよ。でもお風呂でいつもより念入りに洗ってね」
「ありがとう、水月。いい子いい子」
髪をくしゃくしゃと掻き混ぜるように撫でられ、頬が熱くなる。それを察知したのかサンはもう片方の手で俺の顔に触れ、表情と赤面を調べた。
「……可愛い顔」
ちゅっと頬にキスをされて、俺は更に顔の温度を上げた。
「どう?」
通常、陰茎を扱く際は先端から根元、根元から先端へと上下に擦る。しかし巻き付いた髪は俺の陰茎を上下ではなく円を描いて左右に擦る。
「思ってたより、結構ちゃんと……刺激、ある」
自慰の際に手首を捻ったり、オナホを回したりは俺はほとんどしない。セックス中に対面と背面を切り替える際も、大体は一旦抜いてからだ。だからこの回転するような刺激は俺にとってとても新しい、
「気持ちいい?」
「ん、ぅんっ……意外とっ」
「よかった、その辺ちょっと心配だったんだよ」
快感や刺激はほとんどないと思っていた。しかしサンのしっかりとした髪、束の太さが予想外の刺激の強さを生んでいる。
「……髪一本だけ引っかかると皮膚裂けたりとかたまにあるけど、大丈夫そう?」
「んっ? うん、今のとこ……そんな、何ともないけどっ」
「そっか。両手使ってて顔見れないからさ、ちゃんと教えてね」
「……うん」
あまり喘いだりはしたくないのだが、仕方ない。サン以外にはあまり聞こえないように声量を抑えるかな。
「……っ、ふ……」
呼吸のブレは無理に抑えず、素直に出す。
「…………ふふ」
サンが喜んでいるのが手つきの変化や微かに漏れた笑い声から伝わってくる。
「んっ……サン、サンの髪、気持ちいい……!」
「うんうん、後でたっぷり顔見せてね。その顔覚えておくんだよ」
後頭部に頬擦りをされた。本当に喜んでくれている……カッコ悪いとか考えて、喘ぎたくないなんて考えていたのが恥ずかしい。でも、恥ずかしいのは恥ずかしい。やっぱりサン以外には聞かせたくないし、サンもその方が喜ぶかもしれない。
(ま、サンさん独占欲はそんなになさそうですが……つい監禁しちゃうような方なのに、その辺ちょっと意外ですよな)
両手を上げてサンの首に絡み付ける。俺の方からも頭を擦り寄せて甘えてみた。
「ん……なぁに水月、ふふ……可愛い」
「サン……サンっ、好き」
「…………ボクも好きだよ、水月」
妙な間があったのは気になるが、体勢的に表情が見えないからよくは分からない。
「サン……サンの髪、綺麗。長くて、長いのにっ、ツヤツヤで、サラサラで……普通こんなに伸ばしたら、先っぽなんて焦げ茶になって……んっ、髪質も、バサバサになってくるのにっ、真っ黒で……すごく綺麗」
「結構な手間と金かけてるからね~。水月、ボクの髪好き?」
「好きぃ……! こんな綺麗な髪でっ、扱いてもらえてるなんてっ……もう、最高」
「ふふ……あぁ、もう、可愛いなぁ」
何より大きい興奮は、こんなにも美しい黒髪を汚しているという背徳感だ。射精すれば美しい黒をまだらに白濁に染めることになる。そうなれば更に背徳感が煽られ、射精直後から興奮させられるだろう、楽しみだ。
「んっ……ぅ、ふぅっ……」
髪を巻き付けられているという興奮、背中で感じる体温の愛おしさ、案外と強い刺激、それらは俺を絶頂へと近付けるが、近付けるだけだ。
「……っ、くぅっ……さ、んっ、サンっ、サン……! なんかっ、ギリギリイけない」
「やっぱり縦に動かさないと上手く精液通んない?」
「あっ……ふ、ぅっ……分かん、ないっ」
「分かんない? そっかぁ……じゃあとりあえず試してみようか」
サンは俺の腹に左腕を回してぐっと抱き寄せると、右手で髪越しに俺の陰茎を握った。
「んんっ……!」
髪越しでもしっかりと刺激を与えるためなのか、大きな手の力は強い。
「くっ……」
骨張った大きな手、ところどころ硬い大人の手、生き様を感じる手、甘えたくなる大好きな手が、俺の陰茎を力強く扱いている。髪の毛がぐしゃぐしゃに絡まり合うのなんて気にせずに、俺を抱き締めて俺に快感を注いでくれている。
「……っ、あ……はぁっ、ぁ、ふっ……サン、サンっ……も、イくっ、出ちゃ、ぅ」
「うん、出して」
「でもぉ……髪っ、汚し、ちゃうっ」
「汚していいから……出して、水月」
耳元で名前を囁かれ、ゾクゾクと寒気に似た快感が背中を伝う。腰にまで到達したその瞬間、精液が陰茎を駆け上がった。
「……っ、くぅぅっ……!」
背を反らし、精液を吐き出す。予想通り白濁液が黒髪をまだらに染め、美しいものを汚した快感と背徳感は射精後の賢者タイムを早々に終わらせた。
「はぁっ……はぁ……ふ…………さぁん……気持ちよかった」
「気持ちよかった? よかった。わ、髪ドロドロ」
「ぁ……早く拭かなきゃっ、カピカピになったら肌は引っ掻いたりとか出来るけど、髪はまずいよ。ちぎれちゃったり荒れちゃったりするよ」
「……ふふ、じゃあ拭いてくれる?」
「うんっ……ネザメさん、ウェットティッシュください」
「いいよ」
ネザメに渡されたウェットティッシュでサンの髪束を包むようにして拭う。
「……全然引っ張られてる感じしないや。水月はやっぱりいい子だね」
髪に傷を付けたり頭皮に痛みを感じさせたりしないよう丁寧に精液を拭っていると、サンに頭を撫でられた。
「とりあえず綺麗になったよ。でもお風呂でいつもより念入りに洗ってね」
「ありがとう、水月。いい子いい子」
髪をくしゃくしゃと掻き混ぜるように撫でられ、頬が熱くなる。それを察知したのかサンはもう片方の手で俺の顔に触れ、表情と赤面を調べた。
「……可愛い顔」
ちゅっと頬にキスをされて、俺は更に顔の温度を上げた。
11
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2時10分投稿
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸に、末っ子クリスは過保護な兄たちに溺愛されながら、大好きな四男と幸せに暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスが目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過剰なまでにかわいがられて溺愛されていく──
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな軽い気持ちで始まった新たな人生はコミカル&シリアス。だけどほのぼのとしたハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
⚠️若干の謎解き要素を含んでいますが、オマケ程度です!
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる