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久々だし前戯はしっかり
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大切な人に忘れられてしまうのは、どんな気分なんだろう。たとえば母が俺を忘れてしまったら、俺は──
「水月……早く抱いてください」
──っと、今はシュカの望みを叶えてやろう。
「もちろん! あぁ、シュカ、久しぶりのシュカ……! 積極的で可愛いよ、すぐ脱ぐからちょっと待っててくれよ~?」
「……要望とかって大丈夫ですか?」
ズボンを脱いでいる俺にシュカはほんのりと頬を赤らめながらそう尋ねた。
「要望? 俺に何かして欲しいことがあるのか?」
「して欲しいことと言うか……えぇ、まぁ、そうです」
「なんでも言ってみろ。物理的に可能で犯罪じゃなければ何でもしてやれると思うぞ」
「……では」
ベッドに仰向けになったまま、シュカはシャツを捲り上げて鎖骨まで露出させた。当然俺の目は二つの薄紅色の突起に釘付けになる。
「私、いつもとは気分が違って……今日は突っ込むだけじゃ嫌です。前戯をしっかり……と言うか、色んなところを……その、水月に…………伝わりましたよね?」
「雄っぱい可愛がって欲しいの、はぁと。ってことだよな!?」
「………………………………ええ」
かなり不服そうだな。そんなに俺の翻訳が気に入らないのか。
「はぁあ……! 冷めた目もイイよシュカぁ!」
「んっ……」
歌見ほどボリュームがある訳ではないが、アキほど引き締まり過ぎてはいない、実用性のあるちょうどいい胸筋を揉みしだく。
「あれ……シュカ、ちょっと雄っぱい痩せた?」
「おっぱいなんかっ、ついてないです……んぁっ、あ……変態」
揉まれる想定をして鍛えた訳じゃないだろう筋肉を揉んで快感を与えてやっている、何とも言えないこの感覚。優越感と言うべきか?
「はっ、ぁ……水月、ちゃんと乳首触ってください……」
声にならない感動の声を上げて悶えつつ、人差し指を揺らして乳首を弾く。既にピンと硬く尖っていた乳首は敏感なようで、触れる度にシュカの身体は小さく跳ねた。
「ひぁっ……ぁ、んっ」
指を曲げたまま、人差し指と中指で乳首をきゅっとつまむ。
「んぁっ、あぁっ……! はっ、ぁ、あぁっ! 水月っ、水月ぃ、それっ、ぇ……もっとぉっ」
爪を立てないよう気を付けつつ指の先端で乳頭を細かく素早く弾く。充血し濃く色付いた乳首がぷるぷると震える様は俺の欲を煽った。
「あぁあああっ! ぁ、あっ! 水月ぃっ、水月、水月……!」
「あぁ、水月だよ、シュカ……シュカの水月はここに居るよ」
顔の方にふらふらと伸びてきた手を捕まえて、俺の頬を触らせる。しかしシュカの目的は俺の顔を撫でることなどではなかったようで、彼の手はすぐに俺の頬から後頭部へと移った。
「口、もっ」
ぐいっと頭を引き寄せられ、シュカの求めをようやく察して唇を重ねる。
「んんっ……!」
舌を押し付け合い、絡ませ合う。互いの唾液を互いの舌に塗り込むように、舌を擦り付け合う。
「ん、んっ……んんぅっ、ん……」
シュカの口は開発調教を済ませてある。雑なやり方だったがしっかりと性感帯になっているようだ、舌でしっかりと快感を得ている。
「ん、ふっ……んぁ……み、ひゅき」
「……舌伸ばして」
「ん……? んっんんっ!?」
突き出された舌をぢゅうぅっと吸う、驚いたような声は上げたが嫌がる様子はなかったのでそのまま息が切れるまで吸い続け、息が切れたらちゅぽんっと音を立てて舌を離した。
「……っ、はぁっ……馬鹿みたいに吸いやがって、舌取れる……舌だけじゃ嫌ですよ、水月。私の弱いところちゃんと分かってるでしょう?」
再び唇を重ねて、今度は舌以外を愛撫する。頬の内側も歯茎も歯もしっかりと舐め回して、上顎もたっぷり可愛がってやった。
「……シュカ、口開けて」
左手は後頭部に添えたまま、口周りを拭って耳元で囁く。
「んぁ……? んむっ! んっ、んぅうっ、ん、んっ……! んぁ、ぅ、んんっ……」
シュカが素直に口を開けてくれたら右手の人差し指と中指を咥えさせ、キスで蕩けた口内をさらにじっくりと愛撫する。
「口の中、ぬるぬるしててすっごくエロい。くちゅくちゅ鳴ってるの分かるか? 舌も絡んできて……ふふ、シュカ、舌を指でこう挟んで……くりくりーってするの、好きだろ?」
「んぅうっ! んっ、んん……んっ!」
「可愛い声……」
耳元から首筋へと口を移し、甘噛みと舌での愛撫で興奮を保たせつつ右手の指を口から抜き、シュカ自身の唾液にまみれた指で彼の乳首をきゅっとつまんだ。
「ひぁうっ!」
シュカ自身の唾液を塗り込むように、乳輪ごとしっかりと揉み込む。ふにふにと柔らかい乳輪と、こりこりに硬くなった乳首の触り心地の違いが俺を楽しませる。
「ぅ、あっ……? ぁ、んっ! ひっ、ぅうぅ……!」
鎖骨を舐めしゃぶった口でそのまま手で構っていなかった方の胸を愛撫する。舌と指で左右の乳首を転がし、俺に抱きつくシュカの手が背中を引っ掻く甘やかな痛みを味わう。
「ん……はぁっ、シュカ……シュカ、悪いな、下ちゃんと弄ってやれなくて。こっちも欲しいだろ?」
胸から口と手を離し、身体を起こし、シュカの下半身から布を取り去る。
「……はい、早く……水月のちんぽ欲しいです」
「酷くして欲しいんだっけ?」
「…………はい」
頬を赤らめ、口元を手で隠し、そっぽを向いたままの返事。
「どうしようかなぁ、分かってるだろうけど俺あんまり乱暴にするのとか得意じゃないんだよな。玩具とか使っていいか?」
「任せます」
「よし、じゃあとりあえず足開こっか」
自ら開脚したシュカの足の間に正座をし、太腿を掴んで更に大きく足を開かせる。陰茎も陰嚢も会陰も後孔も、全て丸見えだ。
「はぁ……最高の光景だな、ため息出ちゃうよ。最後に自分で弄ったのいつか分かるか?」
「夏休みに入ってからはほとんど……忙しくて」
「そっか、じゃあ念入りにほぐさないとな」
「……舐めるのはなしですよ」
「えっ……」
やろうと思った矢先に禁止され、驚きで身体が固まる。
「…………キス、また……したいので。変なところ舐めた口とは嫌ですから……」
久々に会ったからなのか、今日はデレが随分と多めだ。俺は最後まで萌え死なずにいられるだろうか。
「水月……早く抱いてください」
──っと、今はシュカの望みを叶えてやろう。
「もちろん! あぁ、シュカ、久しぶりのシュカ……! 積極的で可愛いよ、すぐ脱ぐからちょっと待っててくれよ~?」
「……要望とかって大丈夫ですか?」
ズボンを脱いでいる俺にシュカはほんのりと頬を赤らめながらそう尋ねた。
「要望? 俺に何かして欲しいことがあるのか?」
「して欲しいことと言うか……えぇ、まぁ、そうです」
「なんでも言ってみろ。物理的に可能で犯罪じゃなければ何でもしてやれると思うぞ」
「……では」
ベッドに仰向けになったまま、シュカはシャツを捲り上げて鎖骨まで露出させた。当然俺の目は二つの薄紅色の突起に釘付けになる。
「私、いつもとは気分が違って……今日は突っ込むだけじゃ嫌です。前戯をしっかり……と言うか、色んなところを……その、水月に…………伝わりましたよね?」
「雄っぱい可愛がって欲しいの、はぁと。ってことだよな!?」
「………………………………ええ」
かなり不服そうだな。そんなに俺の翻訳が気に入らないのか。
「はぁあ……! 冷めた目もイイよシュカぁ!」
「んっ……」
歌見ほどボリュームがある訳ではないが、アキほど引き締まり過ぎてはいない、実用性のあるちょうどいい胸筋を揉みしだく。
「あれ……シュカ、ちょっと雄っぱい痩せた?」
「おっぱいなんかっ、ついてないです……んぁっ、あ……変態」
揉まれる想定をして鍛えた訳じゃないだろう筋肉を揉んで快感を与えてやっている、何とも言えないこの感覚。優越感と言うべきか?
「はっ、ぁ……水月、ちゃんと乳首触ってください……」
声にならない感動の声を上げて悶えつつ、人差し指を揺らして乳首を弾く。既にピンと硬く尖っていた乳首は敏感なようで、触れる度にシュカの身体は小さく跳ねた。
「ひぁっ……ぁ、んっ」
指を曲げたまま、人差し指と中指で乳首をきゅっとつまむ。
「んぁっ、あぁっ……! はっ、ぁ、あぁっ! 水月っ、水月ぃ、それっ、ぇ……もっとぉっ」
爪を立てないよう気を付けつつ指の先端で乳頭を細かく素早く弾く。充血し濃く色付いた乳首がぷるぷると震える様は俺の欲を煽った。
「あぁあああっ! ぁ、あっ! 水月ぃっ、水月、水月……!」
「あぁ、水月だよ、シュカ……シュカの水月はここに居るよ」
顔の方にふらふらと伸びてきた手を捕まえて、俺の頬を触らせる。しかしシュカの目的は俺の顔を撫でることなどではなかったようで、彼の手はすぐに俺の頬から後頭部へと移った。
「口、もっ」
ぐいっと頭を引き寄せられ、シュカの求めをようやく察して唇を重ねる。
「んんっ……!」
舌を押し付け合い、絡ませ合う。互いの唾液を互いの舌に塗り込むように、舌を擦り付け合う。
「ん、んっ……んんぅっ、ん……」
シュカの口は開発調教を済ませてある。雑なやり方だったがしっかりと性感帯になっているようだ、舌でしっかりと快感を得ている。
「ん、ふっ……んぁ……み、ひゅき」
「……舌伸ばして」
「ん……? んっんんっ!?」
突き出された舌をぢゅうぅっと吸う、驚いたような声は上げたが嫌がる様子はなかったのでそのまま息が切れるまで吸い続け、息が切れたらちゅぽんっと音を立てて舌を離した。
「……っ、はぁっ……馬鹿みたいに吸いやがって、舌取れる……舌だけじゃ嫌ですよ、水月。私の弱いところちゃんと分かってるでしょう?」
再び唇を重ねて、今度は舌以外を愛撫する。頬の内側も歯茎も歯もしっかりと舐め回して、上顎もたっぷり可愛がってやった。
「……シュカ、口開けて」
左手は後頭部に添えたまま、口周りを拭って耳元で囁く。
「んぁ……? んむっ! んっ、んぅうっ、ん、んっ……! んぁ、ぅ、んんっ……」
シュカが素直に口を開けてくれたら右手の人差し指と中指を咥えさせ、キスで蕩けた口内をさらにじっくりと愛撫する。
「口の中、ぬるぬるしててすっごくエロい。くちゅくちゅ鳴ってるの分かるか? 舌も絡んできて……ふふ、シュカ、舌を指でこう挟んで……くりくりーってするの、好きだろ?」
「んぅうっ! んっ、んん……んっ!」
「可愛い声……」
耳元から首筋へと口を移し、甘噛みと舌での愛撫で興奮を保たせつつ右手の指を口から抜き、シュカ自身の唾液にまみれた指で彼の乳首をきゅっとつまんだ。
「ひぁうっ!」
シュカ自身の唾液を塗り込むように、乳輪ごとしっかりと揉み込む。ふにふにと柔らかい乳輪と、こりこりに硬くなった乳首の触り心地の違いが俺を楽しませる。
「ぅ、あっ……? ぁ、んっ! ひっ、ぅうぅ……!」
鎖骨を舐めしゃぶった口でそのまま手で構っていなかった方の胸を愛撫する。舌と指で左右の乳首を転がし、俺に抱きつくシュカの手が背中を引っ掻く甘やかな痛みを味わう。
「ん……はぁっ、シュカ……シュカ、悪いな、下ちゃんと弄ってやれなくて。こっちも欲しいだろ?」
胸から口と手を離し、身体を起こし、シュカの下半身から布を取り去る。
「……はい、早く……水月のちんぽ欲しいです」
「酷くして欲しいんだっけ?」
「…………はい」
頬を赤らめ、口元を手で隠し、そっぽを向いたままの返事。
「どうしようかなぁ、分かってるだろうけど俺あんまり乱暴にするのとか得意じゃないんだよな。玩具とか使っていいか?」
「任せます」
「よし、じゃあとりあえず足開こっか」
自ら開脚したシュカの足の間に正座をし、太腿を掴んで更に大きく足を開かせる。陰茎も陰嚢も会陰も後孔も、全て丸見えだ。
「はぁ……最高の光景だな、ため息出ちゃうよ。最後に自分で弄ったのいつか分かるか?」
「夏休みに入ってからはほとんど……忙しくて」
「そっか、じゃあ念入りにほぐさないとな」
「……舐めるのはなしですよ」
「えっ……」
やろうと思った矢先に禁止され、驚きで身体が固まる。
「…………キス、また……したいので。変なところ舐めた口とは嫌ですから……」
久々に会ったからなのか、今日はデレが随分と多めだ。俺は最後まで萌え死なずにいられるだろうか。
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