冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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二本の足でしっかりと床を踏み締め、ベッドに座っているリュウに抱きつき、四つん這いのような姿勢になっているアキ。背中までも赤くなった彼をバックで犯す背徳感と優越感は凄まじい。

《ぁあっ、ぁっ!? そのっ、奥……!》

「鳴雷、奥だってさ」

「あぁ、奥までねじ込んで欲しいんだろ? 分かってるよ」

結腸口を突き、ぐりぐりと押し撫で、受け入れられるタイミングを待つ。リュウの腰に抱きつき、リュウに頭を撫でられているアキの表情は分からない。だが、声はずっと聞こえている。

「んぁっ! ぁ、ひっ……にゃ、ぁあっ! んんんぅっ! んっ、にゃっ、んゃああっ……!」

甘えるような声に苦痛が混じることはない、しばらく結腸口を捏ね回してそれを確認し、安心した俺は息を止めて一気に陰茎を全て押し込んだ。

「ぁゔっ!? ぅ、あっ、はっ、あぁあぁあーっ……!」

「ぅあっ……」

結腸口を超えた亀頭が今まで以上に強く締められ、吸われる。陰茎がちぎれてしまいそうな締まりの良さに思わず声を漏らした。

「アキくーん……んー、あかんな、もう俺に興味あれへん」

陰茎が全て入った達成感に身を浸しているとリュウの退屈そうな声が聞こえた。達成感を覚えているのはアキも同じらしく、脱力してリュウに抱きつくのをやめている。とうにリュウの陰茎をしゃぶる余裕も失われて、暇を持て余したリュウはアキの顔を汚した白濁液を拭ったり髪を梳いたりしていた。

「……なぁ水月ぃ、せーか手ぇ出してええんやっけ?」

「俺は別に……向こうが良ければ。本番は禁止だぞ」

「他の子らと同じやね。なんや水月、あの子としぐは特別大事にしてる感じしとったから……ま、ほな行ってくるわ」

ふらつく足で立ち上がったリュウは俺の首に腕を絡め、キスをねだった。俺は彼が先程飲んだアキの精液の残り香を全て舐め取るように、温かい口内を舌で犯し尽くした。

「んっ、んんん……ぅっ、ぁ……はぁ……水月ぃ、アキくんの相手終わったらいっぱい虐めてなぁ」

「……泣かせてやるよ、期待してろ」

「あはっ、はぁい……待っとるで~」

俺の頬にキスをし、俺の首から腕を離したリュウは床に置いたクッションの上に座っていたセイカの前に膝をついた。

「……っ!? な、なんだよ」

「聞こえてへんかった? アキくんトンでもうて3P難しそうやから、俺せーかとしたいなぁ思て」

「は……?」

「嫌や?」

「いや、嫌って言うか……お前、なんで、お前は」

二人の絡みを眺め続けていたいけれど、俺は今アキとセックス中だ。アキに集中しなければ。肩甲骨の谷間に溜まっていく汗の雫さえも愛で、二人には会話に聞き耳を立てる程度にしておかなければ。

「動くよ、アキ。いいね?」

「ん……んぁっああぁあっ!? ぁぁんっ! んっ、ゃあぁっ! にぃにっ、にーにっ、ぅにゃっ、ぁ、ひぁあっ……! にぃにぃっ、イくするっ、ですぅっ、すぐでしゅっ、にーにぃっ!」

「すぐイっちゃう? いいよイって。可愛いなぁ」

絶頂寸前になっても日本語を使って自分で自分の言葉を伝えてくれるなんて、もう、筆舌に尽くし難い感動がある。

「…………お前は俺のこと嫌ってないのかよ」

「なんで俺がせーか嫌わなあかんの」

「……昔、鳴雷虐めたって……聞いただろ、お前も」

「言うとったなぁ。それで嫌われとる思てたん? 病院居った頃となんや雰囲気ちゃうなぁ思ててん、怖がらんでええんよ。俺はせーか嫌うてへんから」

「…………なんで」

「なんで言われてもなぁ……嫌いやったら嫌いの理由あるかもしれんけど、嫌うてへんもんは嫌うてへんねんからなーんも言えることあれへんわ」

絶頂を迎えて更に締め付けを強め、痙攣までしているアキの後孔に突っ込んでいる陰茎に強過ぎる快楽が注がれ、俺は歯を食いしばって声を殺した。ふと横を見るとセイカがリュウに顔を撫でられ、頬にキスをされ、怯えた顔で震えていた。

「はぁっ、ぁ、あっ……はっ、にぃにっ、にーに、もっとするですぅ……もっとぉ」

「もう少し緩めてくれないと動きにくいんだけど、なっ!」

「んゃあぁんっ! んっ、ぁああーっ……! あっ、ぁ、にぃにっ、ひゔっ! ぅ、にゃあぁゔっ! んにゃあぁんっ!」

「相変わらずっ、猫みたいな声出してっ……かわい、すぎるんだってば、お前は!」

抜き挿しを何度繰り返してもアキの後孔は決して緩くならず、常に新鮮な挿入感を与えてくれた。身体を裂くように穴を無理矢理拡げて犯す感覚は実弟を抱いているという背徳感を更に大きくし、俺の快感を増幅させた。

「そないな顔せんでええんよ、俺せーかになぁんも嫌なことせぇへんから。そない怖がらんで大丈夫や。な? 一緒に気持ちええことしよ。嫌やったらええで? そういうんは水月だけがええんやったらそう言うて、俺ほったらかしも嫌いやないねん。どないする?」

カンナに向けているのをたまに聞くだけの、温かな毛布に包まれているような感覚にさせられる優しい声。俺に向けられたことのないその蕩けるような声に、俺は勝手に興奮を煽られる。

「さっきアキくんのんしゃぶってもぉたけど、その後水月にたっぷり舐めて綺麗にしてもうたから精液臭ないと思うねんなぁ。まずはちゅーしてみぃへん? キスやでキス、したことあるやろ? 嫌やなかったら口開けて、ちょっと舌出してみ? 気持ちよぉしたるから」

「…………ぁ……んっ!? んっ……ん、ぅ……!」

アキの大きな喘ぎ声が息継ぎなどの瞬間に途切れた際に、セイカの微かな声が聞こえる。俺の耳は休まらない、当然腰も休められない。

《イぐっ、イくイくイぐぅゔぅっ! ぅあっ、ぁ、ぁああーっ!? イったそばからぁっ! んなっ、ごりっごり……ひぃっ!? またっ、イぐっ!》

「なんて言ってるかはちょっと分かんないけど、イきっぱなしだなアキぃ……はぁっ、キツい……お兄ちゃんもそろそろイきそう、いいか? 中出ししちゃうからな?」

アキを背後から抱き締めて、聞き取ってもらえないと分かりながらも囁いて、掻き出す際のことなんて何も考えず最奥で射精を遂げた。
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