冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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少しずつ玩具を外して

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リュウの目隠しを取るかどうか迷いつつ、二本の指で彼の口腔をたっぷり犯した。もちろん絶頂させない加減は忘れなかった。

「ん……んっ、水月ぃ……」

舌を弄ぶのをやめ、ただ指を垂らしてみると、リュウは自分から俺の指にしゃぶりついてきた。時折俺の名前を呼びながら、赤子のように必死に指を吸う様は俺をときめかせた。

「離せ」

「ん……」

指にはたっぷりと粘ついた唾液が絡んでおり、リュウの口と繋がって唾液の橋を作っていた。その橋を切り、自分の指を舐める。ほとんど味なんてないはずなのに甘ったるく感じた。

「水月ぃ、水月……全身、もうこれっ、キツいぃ……微妙にイかれへんしっ、止まらんしぃっ……」

「…………で?」

自分の指からリュウの味が抜けるまで指をしゃぶっていただけなのだが、それっぽい時間稼ぎになった。

「はよぉ遊んでぇやぁっ、どこでもええからイかせてぇやっ」

「ふぅん……?」

「いじわるせんといて水月ぃ……ずっとうずうずしとんねん」

口以外を弄るには、そこに取り付けた玩具を外さなければならない。俺の愛撫を起因としていても玩具を主とした絶頂をされたら癪だし、玩具は放置プレイ中だけの物だったと考えて外そう。

「……っ、剥がすん? 痛っ、痛たたたっ……!」

まず玩具の振動を止める。最初に剥がすのは脇に貼ったガムテープだ。ゆっくりと剥がしていると後孔に咥えさせたディルドが揺れているのに気付いた。あまり痛みを与えてはディルドを締め付けて絶頂するかもしれない。

「脇のんこしょばいねん、右のんもはよ外して」

次に剥がすのは尻に貼った分だ。俺の趣味でバツ印に貼ったそれを剥がす。まずはテープの端をカリカリと爪を立てて引っ掻くのだが、引っ掻く度にリュウの尻がピクピクと反応して可愛らしい。

「んっ、ぅ……痛っ、ぁ……痛たたたっ…………ぅう、ゆっくり剥がすん嫌やぁ……」

二枚のテープを剥がした跡などは残っていない、流石プレイ用と銘打つだけはある。テープによる押さえを失ったディルドがゆっくりと抜けてきたが、途中で震えながら止まった。

「……イくなよ」

脅すような低い声を出し、緩い笑顔を浮かべて頷いたリュウを可愛らしく思いつつディルドの持ち手を掴む。

「んっ……! ぁ、あっ……ぁ、んっ、んんゔっ、んんんーっ……!」

後孔の縁がめくれ、ゴーヤを連想させるイボだらけのディルドの全容が見え始める。この無数のイボがリュウの柔らかく敏感な腸壁にくい込み、ディルド全体が震えていたのかと想像すると下腹部の熱が増す。

「ん、くぅうっ……! イきっ、そぉ……うっ、うぅゔ……!」

意地汚くディルドに吸い付いているリュウの後孔のめくれた部分をつつきたい、舐め回したい。一時間以上焦らされてきた身体でまだ絶頂を我慢しているリュウの健気な表情を目までちゃんと見てみたい。そういったプレイを台無しにしかねない短絡的な欲望を抑え、何とかディルドを抜き切った。

「……っ、あぁっ! はぁっ……はっ…………みつ、きぃ、イかへんかった、我慢したで……」

褒めて撫でて、でろっでろに甘やかしてやりたいところだが、それはおそらくリュウの望みではない。彼はまだまだ虐められたいはずだ。

「命令に従うのは当然だろ? お前は俺の玩具だ、所有物が所有者の思い通りにならないなんて、そんな馬鹿な話はない」

「ちょっとくらい褒めてくれてもええやんか、いけずぅ……」

拗ねたように言うリュウの顔は笑っている。演技中のリュウの両乳首からクリップローターを外した。

「……っ、はぁ……痛気持ちかってんそれ」

挟まれ、振動で責められていた乳首は真っ赤に腫れて見える。美味しそうなその突起に今すぐしゃぶりつきたくなったが、堪えて右脇に貼られたテープに手を伸ばした。端を引っ掻くとリュウは眉を歪ませ、口を閉じた。

「……っ、ふ……ふふっ」

くすぐったいのだろう、我慢しようと力んでいるようだが笑い声が漏れている。

「ふふっ、ふ……んっ、痛っ、痛たたっ……!」

脇は皮膚が薄く敏感な部分だ、だからこそくすぐったがる者が多い。そんな場所にテープを貼って剥がせば当然痛むだろう。

「……そのテープ、痛むのかい? プレイ用なのにねぇ」

「さぁ……跡にはなってませんけど」

「……………………気分やん」

実際にはそこまで痛くないようだ。目隠しをされローターで焦らされ、全体的に赤くなった皮膚は敏感そうに見えるから、普通の状態よりは痛むのかもしれない。

「ですって」

「……そうかい」

テープを貼っていた脇を四本の指で優しく撫でてみる。宣伝文句通り、ガムテープを剥がした後のようなベタ付きはない。

「んっ、ふ、ふふっ……こしょばいって」

ベタ付きを確かめるだけのつもりだったが、リュウの笑い声を聞くとむくむくと欲が膨らみ、三本の指の先端で本格的にくすぐってしまう。

「……っ、ひっ……ふっ、ふふっ、ふふふっ……やめっ、ぁはっ、ははははっ! ひぃぃっ、やっ、めぇっ! こしょばいっ! こしょばいぃっ、あはははははっ!」

両手両足を拘束されたリュウはくすぐられても抵抗出来ず、笑い声の他には僅かに仰け反ったり手足の指を開く程度の反応しか出来ない。

「あはっ、はっ、やめっ、苦しっ、苦しいってぇっ! やめてぇやぁっ、は、ははっ、あははははっ!」

必死に身体をよじらせて抵抗したがりながらも抵抗を許されず、苦しいと言いながらも笑っているリュウを見ていると、じわじわと興奮が高まってきた。

「ははっ! はっ、ひぃっ、ひっ、水月ぃいっ! ほんまにっ、ほんまに苦しいねんって! わろてるから分からんかもしれんけどぉっ、ほんまにっ、くるひっ……堪忍してぇっ!」

本当に呼吸が怪しくなってきたようなので一旦手を止めた。

「……っ、はぁ……はぁっ、はぁーっ…………」

苦しそうに肩で息をしながら呼吸を整えている姿もイイ。俺の中のSも育ってきたのかもしれない。
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