冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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放置プレイの終わり

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小学生コスのミフユとのセックスを楽しみ、次はリュウと……なのだが、どうしよう。ノープランだ。放置プレイすらネザメが言い出したから乗っかっただけで、俺は何も考えていなかった。

(わたくしのバカぁああ!)

俺がバカなのは今に始まったことではない。さて、どうするべきか。せっかく絶頂させず焦らしていたのだから、後孔のディルドを引き抜いて突っ込むだけなんていうつまらない真似はしたくない。

(リュウたその特徴、魅力と言えばやはり方言、金髪、ドM……まだまだありますがひとまずこの三つですな)

金髪は常に晒されている、ドMなのは今俺を悩ませている。方言……そうだ、リュウのあの可愛らしい方言を聞くためにはまず口に突っ込んだディルドを抜かなければ。

「んっ……!」

プレイ用ガムテープ、ガムテープにそっくりながら その接着剤は肌を荒れさせず剥がしやすい優れ物。リュウの身体の各所に貼り付けてあるが、ひとまずは彼に咥えさせたディルドを固定するために貼ったそれだけを剥がす。

「んっ、ゔ、ぐっ……ゔえっ、うっ……ぉ、えぇっ……!」

ディルドを慎重に引っ張って抜いていく。目にもガムテープを貼ってあるからリュウが今どんな目をしているのか分からないけれど、想像はつく。きっと涙目だ。

「……っ、はぁっ! げほっ、げほっ、ふっ、ふゔっ、ぅっ、はぁっ……はぁっ、はっ……は、ぁっ……」

ディルドを抜き切った。リュウは暫し咳き込み、肩で息をし、そうやって呼吸のリズムを崩したことによってディルドを咥え込んだ後孔を締めたりして感じた後、息を整えながらゆっくりと顔を上げた。

「…………」

リュウの一言目は何だ? 口角が既に上がっていることから察するに、不満を訴える言葉ではないと分かる。

「酷い、わぁ……けほっ、そんな太ぉて長いもん喉ん奥まで突っ込んで、ぶるぶる震わせて……そのまんま引っこ抜くやなんて、ほんっま酷いことするわぁ……喉壊れてもうたらどうすんの」

顔と声は嬉しそうだ。

「お前は俺の所有物だぞ? お前の耐久度はお前より理解してる。第一、俺が俺の玩具壊して何が悪いんだよ」

「……へへ、ほんま酷い男やっ……はぁっ、ぁ……俺、なぁ、今もなぁ……はっ、ん……色んなとこ、気持ちよぉて……焦れっとぉてっ、たまらんのよぉ……はよ俺で遊びぃな水月ぃ、水月に遊んでもらうんずっと待っててんで俺」

「必要になる時まで待機するのも玩具の役目だろ?」

クリップローターに挟まれて真っ赤になった乳首、その先端はローターの振動により微かに震えている。ぷるぷると赤く丸いそれが震える様から目が離せない。

「水月くん、水月くん」

目隠しのガムテープはまだ剥がしていない、リュウに視線がバレないからと乳首を注視しているとネザメに肩をつつかれた。

「なんですか?」

小声で返すとネザメは両手で筒を作って女児のように内緒話をした。

「尿道を開発する時は足を下げた方がいい。一旦足の縄をほどいて棒を取って、椅子の足に足を縛るんだ。する気になったらいつでも声をかけて」

「……ありがとうございます」

仕草の無邪気さと話の内容のギャップにときめきつつ、リュウに視線を戻す。実家は神社、数学の特待生として十二薔薇に入った天才、明るくコミュニケーション能力が高くハーレムに欠かせない人材……そんな彼が今、縛られ、玩具で弄ばれている。表裏なんてないはずの彼の、このギャップがたまらない。

「水月ぃ……? なんも見えへんねん、そこ居るやんな?」

あえて返事をせず、人差し指を立てて唇に当て、ネザメにも静かに過ごすように伝える。去る音を聞いていないのだから居るに決まっているのに、リュウは何度も俺を呼ぶ。その声は次第に不安そうになっていった。

「水月? 水月ぃ……水月、いじわるやめてぇや、居るんやろ?」

身体をよじっては玩具からの快感を強め、悶える。いくらもがいても椅子に拘束されたリュウの身体に自由はなく、椅子を揺らすことすら出来ない。あれほど縛られて、目も塞がれているのに、誰の気配もしなければそりゃ怖いだろう。

「水月ぃ……」

声が震えている、泣き出してしまったのだろう。そろそろ構ってやるか。

「……っ、水月?」

足音を殺して忍び寄ったつもりだったが、リュウは俺の接近に気付いたようで俺の居る方向に顔を向けた。人間、視覚にそこまで頼りきりではないようだ。サンで分かっていたこと? いや、彼は年季が違う。俺はたとえ杖を渡されたって目隠しをして街を歩くことなんて出来ない。

「口開けろ」

「……? んむっ! んっ……んゔゔっ!」

ディルドを突っ込んでいた際に漏れたのだろう唾液を、両手を縛られた彼は拭うことが出来なかった。てらてらと輝く口元の誘惑に耐え切れず、俺は彼の口の中に指を二本押し込んだ。

「んっ、ふ……ん、んんんっ!」

キスをするように指で舌を捕らえて弄ぶ。リュウの顔は赤く、後孔に挿さったディルドが微かに揺れている。感じてくれているようだ。

「ん、んぅっ、ふ、みひゅっ、んんっ! んっ、んん……!」

熱く、ぬるぬると濡れた穴を掻き回すうち、俺のもう片方の手はリュウの目に貼ったガムテープへと移っていた。

(顔見たいでそ……し、しかしっ、目隠ししているからこその良さ、可愛さがあるのでそ。顔はいつでも見られるのですから、目隠しプレイをもう少し楽しまなければ)

リュウはきっと、とろんとした瞳に涙を浮かべながらも愛おしそうに俺を見つめてくれているはずだ。いつもそうだ。何も見えない彼は今とても不安だろう、突然どこに触れられるか分からなくて興奮しているかもしれない。俺もそうだ、リュウの表情が完璧には分からなくて不安で、彼の俺の所在を確かめる声に興奮していた。

「ん、んんぐっ……ぅ、えっ……げほっ、んんゔっ!? ん、ふっ……!」

嗚咽させて弄びながら、俺は目隠しプレイは目隠しをしていない側も不安と興奮を倍以上に増やす行為なのかと感心していた。
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