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平均点以下のお仕置き
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太腿の上で手を組み、足を伸ばして座っている俺の目の前で、歌見はタンクトップを胸の上まで捲り上げて自慰を始めた。
「エロ過ぎますぞパイセン……」
俺は動くことを禁止されている。ご褒美でありお仕置きである歌見のオナニーショーを堪能するしかない。
「んっ、ん……ふっ」
自身の手で分厚い胸筋を揉み、俺の膝にデニム越しの股間を擦り付け、微かに喘ぐ。その静かな淫らさは俺の呼吸を荒くする。
「んぁっ! あっ……みつ、き、水月……お前が散々弄ってくれたおかげで、んっ! 前より、随分敏感になったぞ」
とうとう歌見は乳輪を指で引っ掻くように擦り始めた。健康的に日に焼けた褐色の手とは違う、これまた健康的な赤みが差したペールオレンジの胸。そこにぽつんと浮かんだ薄紅色の性感帯は、歌見の身体をピクピクと震えさせた。
「そ、それはよろしゅうございますな……」
「相変わらず乳首は隠れたままだが……ぁ、んんっ! んっ、こうやって、ふっ……周り、ごと、乳首つまんでぇっ! ひっ、んんんっ! こり、こりって、ぁ、気持ちっ、これ、これイイんだっ、水月ぃ……ほらっ、見ろよ、お前の彼氏が、ちくオナしてるとこぉっ!」
節の大きな男らしい指が埋まっている乳首を乳輪ごとつまみ、くりくりと愛撫して歌見自身を喘がせる。仰け反ってはバランスを取り直すことで俺の膝にぐりぐりと彼の股間が押し付けられているのだが、そちらの快感はどれほどあるのだろうか?
「はっ、ぁ、あぁーっ……! 直接っ、弄りたい、んっ、んんっ……! クソ、勃てば出てくるくらいならっ、よかったんだが……ぁっ」
「……わたくし吸い出しましょうか?」
「ダメっ、だ。お前はっ、んんっ! 動いちゃ、だめっ……ぁ、はっ、あぁあっ……絶対、動くなよっ」
歌見は俺の両肩を掴み、俺の足に座るのをやめて膝立ちになり、俺の顔に胸を押し付けた。
「ん、嬉しい……か?」
胸の谷間に唇が触れている。喋れば彼に刺激を与えることになるが、喋っていいのだろうか? 悩んでいると歌見の胸が顔から離れた。
「俺の胸、好きだよな?」
「……喋ったら触っちゃうので、黙ってるべきかと」
「あぁ……俺はそんな騙し討ちみたいなこと思い付かないぞ。でも、ふふ、賢いな」
むに、と頬に右胸が押し付けられる。歌見は熱い吐息を漏らしながら身体を上下に揺らし、俺の頬に乳輪を擦り付けて快楽を得た。
「はっ……はっ、ぁ…………水月っ、水月……俺に、引いてないよな? 変態だとっ、嫌いになってないよな? このくらい、が、ぁっ……お前の、好みだろ?」
「えーと、喋っても?」
「……喋ってくれないと不安だ。顔に擦り付けるのはやっぱりやめる……お前の顔見にくいし」
「パイセンこのプレイ自分で一から考えたんですよな!? エッロ! やっば! 最高! ちょくちょく不安になっちゃうのマジ可愛いですぞ触りたい触りたい触りたぁい!」
歌見は目を丸くした後、安心したように笑った。
「……自信持ってくだされパイセン、わたくしパイセンが何しても引いたりなんかしませんぞ」
「あぁ……お前は変態だし、俺が思ってるより俺が好きだもんな。分かってるんだが……あぁ、そうだ、お前に知らせておきたいことがあったんだった」
言い終わる前に歌見はいそいそと立ち上がり、デニムと下着を一気に脱いだ。ペールオレンジの下半身が晒され、勃った陰茎がぶるんと揺れる様を見ると俺は股間に覚えていた窮屈さが増すのを感じた。タンクトップは胸の上まで捲り上げられたまま胸筋に引っかかって落ちてこないので、ほとんど裸と言ってもいい。
「後ろ……その、尻なんだが、お前にしてもらった後……一人でする時に何回か弄った。お前が教えてくれた性感帯を見つけるのも上手くなったんだぞ」
「アナニー姿も見せてくださると!?」
「…………見たいか? 見て楽しいものじゃないと思うんだが」
「見たいですぞ! 彼氏のオナニーショー以上に楽しいものなんて他に何がありますかな!? 安心して痴態晒してくだされ、センパイが何してもわたくしは興奮します!」
自分でも気持ち悪いと思う本音をそのまま口に出す、歌見は嬉しそうに笑って俺の足にまた跨った。
「あぁ、クソ……恥ずかしくなってきた。俺はなんで歳下の男にこんな……」
「もっと正気を失ってくだされパイセン、冷静になっていいことなんかありませんぞ」
顔を真っ赤にしながらも俺の足の上でM字開脚をした歌見は乳首を弄るのをやめ、トロトロと先走りの汁を漏らしている陰茎を握った。
「はっ……胸の方が、全然イイな」
愛しい彼氏の先走りの汁は俺にとってはシロップよりも甘美な蜜だ。透明の蜜を陰茎全体に塗り込むように扱く様を見つめる俺はまさに花に誘われる羽虫。
「お尻の穴ヒクヒクしてますな、わたくしは大して開発していませんのに、自分でいじいじして前だけでは満足出来ない身体になってしまったのですかな? クゥーッ! たまりませんなぁ!」
「う、うるさい! あんまり見るな……」
歌見は陰茎を扱くのをやめて後孔を隠す。陰茎の裏も陰嚢も丸出しなのに後孔だけを隠しているのは滑稽で可愛らしい。
「パイセンが見せているんじゃあーりませんか」
「……そ、そうだ、見せてるんだ。せいぜい興奮してっ、触れないのを悔やんでっ、勉強が足りなかったと反省するんだな!」
真っ赤な顔で吐き捨てた歌見は右手に唾液を垂らし、濡れた中指を後孔に沈ませた。自慰の際に弄るようになったというのは本当のようで、歌見は彼自身の男らしく骨張った太い指を簡単に飲み込んだ。
「ん、んんっ……!」
身体の前側から手を回しているせいで、指を咥え込んでいる後孔の様子はよく見えない。
「ん、あっ……? ひぅっ! んっ、あった、ここだ、このっ、しこり……みたいなのぉっ、気持ちいいっ、とこ」
「前立腺ですかな?」
「そぉっ……水月にっ、教わった……ぁ、あっ、ぁんっ! んんっ……! ここ弄るとっ、ちんこに響く、感じがしてっ……ぁ、あぁっ、勝手に、声がぁっ、んんんっ……!」
にちにちと後孔をほじくる音がこの部屋の淫猥さを加速させる。後孔だけではまだ満足出来ないのか歌見はぷるぷると揺らしていた陰茎を左手で扱いたが、慣れていない様子だ。普段右手でしているのだろう。
「はぁっ、はっ、んっ、ぁんっ……! んんっ、ふっ……クソ、イけないっ……!」
「お手伝いしませう!」
歌見は一瞬俺を睨んだか、すぐに何か思い付いたような笑顔を浮かべて自慰の手を止め、俺のスラックスと下着を脱がして陰茎を露出させた。
「ふーっ……窮屈でしたぞ、幾分かスッキリしましたな」
勃起したままではあるが、服の中から解放されて少しスッキリした。しかし局部だけを露出しているのは滑稽な格好だな、どうせなら全部脱がせて欲しい。
「水月っ、みつ、きっ……動くなよ、お前は、動くな」
「分かってますぞ。おっ……!? ほっほー! 最高ですかなパイセン、最高ですな!」
歌見は俺の陰茎に陰茎を擦り付けながら、再び右手で後孔をほじくった。汗ばんだ肌が、それも胸が目の前にある、俺が先に射精してしまいそうだ。
「くっ……ん、ひぃっ!? イくっ、イくイくイっくぅっ……!」
左手で陰茎を扱いていたが、痺れを切らしたように自身の陥没乳首を強く抓った。その瞬間歌見は射精を果たし、俺の陰茎を白濁液でコーティングした。
「あぁ、クソ……乳首弄らないとイけなくなってる、情けない……」
俺の頭にゴツっと額を押し当て、深いため息をつく。スッキリしただろう歌見とは対照的に、俺は真下から立ち上る精の匂いに悶々としていた。
「エロ過ぎますぞパイセン……」
俺は動くことを禁止されている。ご褒美でありお仕置きである歌見のオナニーショーを堪能するしかない。
「んっ、ん……ふっ」
自身の手で分厚い胸筋を揉み、俺の膝にデニム越しの股間を擦り付け、微かに喘ぐ。その静かな淫らさは俺の呼吸を荒くする。
「んぁっ! あっ……みつ、き、水月……お前が散々弄ってくれたおかげで、んっ! 前より、随分敏感になったぞ」
とうとう歌見は乳輪を指で引っ掻くように擦り始めた。健康的に日に焼けた褐色の手とは違う、これまた健康的な赤みが差したペールオレンジの胸。そこにぽつんと浮かんだ薄紅色の性感帯は、歌見の身体をピクピクと震えさせた。
「そ、それはよろしゅうございますな……」
「相変わらず乳首は隠れたままだが……ぁ、んんっ! んっ、こうやって、ふっ……周り、ごと、乳首つまんでぇっ! ひっ、んんんっ! こり、こりって、ぁ、気持ちっ、これ、これイイんだっ、水月ぃ……ほらっ、見ろよ、お前の彼氏が、ちくオナしてるとこぉっ!」
節の大きな男らしい指が埋まっている乳首を乳輪ごとつまみ、くりくりと愛撫して歌見自身を喘がせる。仰け反ってはバランスを取り直すことで俺の膝にぐりぐりと彼の股間が押し付けられているのだが、そちらの快感はどれほどあるのだろうか?
「はっ、ぁ、あぁーっ……! 直接っ、弄りたい、んっ、んんっ……! クソ、勃てば出てくるくらいならっ、よかったんだが……ぁっ」
「……わたくし吸い出しましょうか?」
「ダメっ、だ。お前はっ、んんっ! 動いちゃ、だめっ……ぁ、はっ、あぁあっ……絶対、動くなよっ」
歌見は俺の両肩を掴み、俺の足に座るのをやめて膝立ちになり、俺の顔に胸を押し付けた。
「ん、嬉しい……か?」
胸の谷間に唇が触れている。喋れば彼に刺激を与えることになるが、喋っていいのだろうか? 悩んでいると歌見の胸が顔から離れた。
「俺の胸、好きだよな?」
「……喋ったら触っちゃうので、黙ってるべきかと」
「あぁ……俺はそんな騙し討ちみたいなこと思い付かないぞ。でも、ふふ、賢いな」
むに、と頬に右胸が押し付けられる。歌見は熱い吐息を漏らしながら身体を上下に揺らし、俺の頬に乳輪を擦り付けて快楽を得た。
「はっ……はっ、ぁ…………水月っ、水月……俺に、引いてないよな? 変態だとっ、嫌いになってないよな? このくらい、が、ぁっ……お前の、好みだろ?」
「えーと、喋っても?」
「……喋ってくれないと不安だ。顔に擦り付けるのはやっぱりやめる……お前の顔見にくいし」
「パイセンこのプレイ自分で一から考えたんですよな!? エッロ! やっば! 最高! ちょくちょく不安になっちゃうのマジ可愛いですぞ触りたい触りたい触りたぁい!」
歌見は目を丸くした後、安心したように笑った。
「……自信持ってくだされパイセン、わたくしパイセンが何しても引いたりなんかしませんぞ」
「あぁ……お前は変態だし、俺が思ってるより俺が好きだもんな。分かってるんだが……あぁ、そうだ、お前に知らせておきたいことがあったんだった」
言い終わる前に歌見はいそいそと立ち上がり、デニムと下着を一気に脱いだ。ペールオレンジの下半身が晒され、勃った陰茎がぶるんと揺れる様を見ると俺は股間に覚えていた窮屈さが増すのを感じた。タンクトップは胸の上まで捲り上げられたまま胸筋に引っかかって落ちてこないので、ほとんど裸と言ってもいい。
「後ろ……その、尻なんだが、お前にしてもらった後……一人でする時に何回か弄った。お前が教えてくれた性感帯を見つけるのも上手くなったんだぞ」
「アナニー姿も見せてくださると!?」
「…………見たいか? 見て楽しいものじゃないと思うんだが」
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自分でも気持ち悪いと思う本音をそのまま口に出す、歌見は嬉しそうに笑って俺の足にまた跨った。
「あぁ、クソ……恥ずかしくなってきた。俺はなんで歳下の男にこんな……」
「もっと正気を失ってくだされパイセン、冷静になっていいことなんかありませんぞ」
顔を真っ赤にしながらも俺の足の上でM字開脚をした歌見は乳首を弄るのをやめ、トロトロと先走りの汁を漏らしている陰茎を握った。
「はっ……胸の方が、全然イイな」
愛しい彼氏の先走りの汁は俺にとってはシロップよりも甘美な蜜だ。透明の蜜を陰茎全体に塗り込むように扱く様を見つめる俺はまさに花に誘われる羽虫。
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「う、うるさい! あんまり見るな……」
歌見は陰茎を扱くのをやめて後孔を隠す。陰茎の裏も陰嚢も丸出しなのに後孔だけを隠しているのは滑稽で可愛らしい。
「パイセンが見せているんじゃあーりませんか」
「……そ、そうだ、見せてるんだ。せいぜい興奮してっ、触れないのを悔やんでっ、勉強が足りなかったと反省するんだな!」
真っ赤な顔で吐き捨てた歌見は右手に唾液を垂らし、濡れた中指を後孔に沈ませた。自慰の際に弄るようになったというのは本当のようで、歌見は彼自身の男らしく骨張った太い指を簡単に飲み込んだ。
「ん、んんっ……!」
身体の前側から手を回しているせいで、指を咥え込んでいる後孔の様子はよく見えない。
「ん、あっ……? ひぅっ! んっ、あった、ここだ、このっ、しこり……みたいなのぉっ、気持ちいいっ、とこ」
「前立腺ですかな?」
「そぉっ……水月にっ、教わった……ぁ、あっ、ぁんっ! んんっ……! ここ弄るとっ、ちんこに響く、感じがしてっ……ぁ、あぁっ、勝手に、声がぁっ、んんんっ……!」
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「はぁっ、はっ、んっ、ぁんっ……! んんっ、ふっ……クソ、イけないっ……!」
「お手伝いしませう!」
歌見は一瞬俺を睨んだか、すぐに何か思い付いたような笑顔を浮かべて自慰の手を止め、俺のスラックスと下着を脱がして陰茎を露出させた。
「ふーっ……窮屈でしたぞ、幾分かスッキリしましたな」
勃起したままではあるが、服の中から解放されて少しスッキリした。しかし局部だけを露出しているのは滑稽な格好だな、どうせなら全部脱がせて欲しい。
「水月っ、みつ、きっ……動くなよ、お前は、動くな」
「分かってますぞ。おっ……!? ほっほー! 最高ですかなパイセン、最高ですな!」
歌見は俺の陰茎に陰茎を擦り付けながら、再び右手で後孔をほじくった。汗ばんだ肌が、それも胸が目の前にある、俺が先に射精してしまいそうだ。
「くっ……ん、ひぃっ!? イくっ、イくイくイっくぅっ……!」
左手で陰茎を扱いていたが、痺れを切らしたように自身の陥没乳首を強く抓った。その瞬間歌見は射精を果たし、俺の陰茎を白濁液でコーティングした。
「あぁ、クソ……乳首弄らないとイけなくなってる、情けない……」
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