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元ビッチは現メガネ (水月+シュカ・カンナ)
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多少誇張した土日の思い出を話すと、鳥待はセンター分けの行儀のいい黒髪を揺らして笑った。
「お優しいんですね。あなたの顔なら多少手荒にやっても逃げられないでしょうに」
リュウは玩具でイかせまくって挿入したままゴムを買わせた。ハルは床に正座させて奉仕させた。そう話したが元ビッチの鳥待にとっては児戯だったようだ。
「天正さんは抱けたでしょう。一回少し痛めにして差し上げた方がいい、彼は生意気過ぎます。それと霞染さん、彼も生意気で気に入らない、イラマチオくらいすればよかったのに」
「……生意気なのも好きなんだよ。お前に指図される筋合いはない」
「指図なんてしてませんよ。ところで委員長、あなた……経験人数は?」
童貞になんて質問するんだよ。
「ふん、お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?」
このセリフ、一度は言ってみたかったんだ。
「愚問でしたね、私も経験人数は覚えておりません……というか、乱交になると数えられないんですよね。勝手に仲間呼んできて増えたりしますし。あるあるですよね?」
「あ、あぁ……そうだな、あるあるだ」
「反応が鈍いですねぇ、抱く側だと分からなくなったりしないんでしょうか。そうそう、最後に男を抱いたのはいつですか?」
「こっち来てからはまだ誰も」
これ、朝の通学路でする話か? 夜のバーとかでする話じゃない?
「奇遇ですね、私も高校に入ってからはまだで……少し、溜まってるんですよね。ねぇ委員長、早く抱いてくださいよ、まずあなたとシたいんです」
「まず? 何言ってんだ、俺を知ったらもう他の男じゃ満足出来ないようになる」
「自信家ですね。経験則ですか? キスは下手なくせに……」
鳥待にはまだ手を出せない。しかし、ウブな男子達を攻略して得られる経験値ではどちらにしても敵わない気もする。あまり長い間手を出さないのも不自然だし……クソ、ダメだ、解決策が見えない。
「……そこの電柱の影、また居ますよ」
考え込んでいて気付かなかったが、数メートル先の電柱の影からカンナがはみ出している。俺を待っているのだろう可愛らしい彼のため、足を早める。
「カンナ、おはよう」
「ぁ……! み、くん……ぉ、はよ……」
差し出された手にキスをして、真っ赤になる下半分の顔を楽しむ。もっと仲良くなれば目元を見せてくれるだろうか? メカクレの顔は見たいけれど見えないのがイイし……という悩ましいところなんだよなぁ。
「おはようございます、時雨さん」
「…………とり、くん……また…………」
カンナは俺の腕にぎゅうっと抱きつき、鳥待から隠れた。前は鳥待と話し過ぎて嫉妬したカンナが泣いたんだよな、可愛かったけれどあんな失敗は二度としないようにしなければ。
「二日会えなくて寂しかったよ、カンナ」
「……! ぼく、もっ…………みし、かっ……」
「カンナも寂しく思ってくれてたのか? 何だか嬉しいな……なぁ、休みの日も声くらいは聞けるように、連絡先交換しないか?」
「…………!」
こくこくと激しく頷くカンナ。丸くカットされたメカクレヘアが揺れるのが愛らしい。
「学校ではスマホの電源を切るのが校則ですよ」
「そうだっけ……じゃあ仕方ないな。カンナ、またあの場所に行こうか」
どの場所なのか伝わったようで、カンナは大きく頷いた。後ろ髪は揺れているのに前髪はかっちり固めてあって目元は一切見えない。
「じゃあな、鳥待」
「委員長が校則違反はいけませんよ。それでは」
鳥待と分かれた俺達は足早に二人だけの秘密の場所へと隠れた。
「お優しいんですね。あなたの顔なら多少手荒にやっても逃げられないでしょうに」
リュウは玩具でイかせまくって挿入したままゴムを買わせた。ハルは床に正座させて奉仕させた。そう話したが元ビッチの鳥待にとっては児戯だったようだ。
「天正さんは抱けたでしょう。一回少し痛めにして差し上げた方がいい、彼は生意気過ぎます。それと霞染さん、彼も生意気で気に入らない、イラマチオくらいすればよかったのに」
「……生意気なのも好きなんだよ。お前に指図される筋合いはない」
「指図なんてしてませんよ。ところで委員長、あなた……経験人数は?」
童貞になんて質問するんだよ。
「ふん、お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?」
このセリフ、一度は言ってみたかったんだ。
「愚問でしたね、私も経験人数は覚えておりません……というか、乱交になると数えられないんですよね。勝手に仲間呼んできて増えたりしますし。あるあるですよね?」
「あ、あぁ……そうだな、あるあるだ」
「反応が鈍いですねぇ、抱く側だと分からなくなったりしないんでしょうか。そうそう、最後に男を抱いたのはいつですか?」
「こっち来てからはまだ誰も」
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「奇遇ですね、私も高校に入ってからはまだで……少し、溜まってるんですよね。ねぇ委員長、早く抱いてくださいよ、まずあなたとシたいんです」
「まず? 何言ってんだ、俺を知ったらもう他の男じゃ満足出来ないようになる」
「自信家ですね。経験則ですか? キスは下手なくせに……」
鳥待にはまだ手を出せない。しかし、ウブな男子達を攻略して得られる経験値ではどちらにしても敵わない気もする。あまり長い間手を出さないのも不自然だし……クソ、ダメだ、解決策が見えない。
「……そこの電柱の影、また居ますよ」
考え込んでいて気付かなかったが、数メートル先の電柱の影からカンナがはみ出している。俺を待っているのだろう可愛らしい彼のため、足を早める。
「カンナ、おはよう」
「ぁ……! み、くん……ぉ、はよ……」
差し出された手にキスをして、真っ赤になる下半分の顔を楽しむ。もっと仲良くなれば目元を見せてくれるだろうか? メカクレの顔は見たいけれど見えないのがイイし……という悩ましいところなんだよなぁ。
「おはようございます、時雨さん」
「…………とり、くん……また…………」
カンナは俺の腕にぎゅうっと抱きつき、鳥待から隠れた。前は鳥待と話し過ぎて嫉妬したカンナが泣いたんだよな、可愛かったけれどあんな失敗は二度としないようにしなければ。
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「……! ぼく、もっ…………みし、かっ……」
「カンナも寂しく思ってくれてたのか? 何だか嬉しいな……なぁ、休みの日も声くらいは聞けるように、連絡先交換しないか?」
「…………!」
こくこくと激しく頷くカンナ。丸くカットされたメカクレヘアが揺れるのが愛らしい。
「学校ではスマホの電源を切るのが校則ですよ」
「そうだっけ……じゃあ仕方ないな。カンナ、またあの場所に行こうか」
どの場所なのか伝わったようで、カンナは大きく頷いた。後ろ髪は揺れているのに前髪はかっちり固めてあって目元は一切見えない。
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「委員長が校則違反はいけませんよ。それでは」
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