自称不感症の援交少年の陥落

ムーン

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進行する乳首開発

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五日間のスポバンを使った開発が終わると、寒い時くらいにしか勃起しなかった乳首がキョウヤに触れられると勃つようになった。

「針のヤツ終わり?」

「あんまりすると逆に鈍くなっちゃうからね。今日からは軟膏使おうか」

「軟膏……?」

「これは三日くらいかな、具合を見て変えるよ」

白い軟膏がキョウヤの長い指の先端に乗り、キョウヤの指の間で軽く溶かされた後、俺の乳首に塗り込まれる。

「ん、んっ……」

「この軟膏には新陳代謝を……皮膚の生まれ変わりを早める効果があるからね、より敏感な細胞に変わっていくんだよ」

「今でもっ、結構……きもちぃ、けどっ」

両乳首に軟膏を塗り終えるとキョウヤは乳首が完全に隠れるように絆創膏を貼った。

「これでよし。むずむずしてくるかもしれないけれど、絆創膏を剥がしちゃダメだよ。絆創膏の上から触るのもダメ。私が管理するからね、普通のオナニーも私がいいと言うまで禁止だよ」

軟膏を塗られ、絆創膏を貼られた乳首にどうしても意識が向いてしまう。大学で真面目に講義を受けながらも「今俺は乳首を開発されているんだ」という自覚と乳首のむずむずを忘れられなかった。

「ただいま……」

「おかえりレイン」

キョウヤは依頼人との相談時間をズラし、俺の帰宅を出迎えてくれるようになった。書類仕事を中断し、依頼人を座らせる革張りのソファに俺を座らせる。

「服をめくりなさい」

「ここ仕事場なのに……キョウヤさんの変態」

俺は言われるがままにシャツをめくり上げて胸を露出し、キョウヤの爪が絆創膏の端を引っ掻く刺激で乳首を勃たせる。

「……キョウヤさん、深爪だよね」

「君に触れるためにね」

ぺりぺりと絆創膏を剥がされ、蒸れた乳首が外気に触れる。キョウヤにふっと吐息を吹きかけられ、震える。

「もうかなり敏感になってきたね」

絆創膏を両方とも剥がされる頃には俺の顔は真っ赤になっていた。キョウヤの人差し指の腹が乳輪と白い肌の境目を攻め、ふぅふぅと息が荒くなり、陰茎が下着とデニムを押し上げる。

「……っ、キョウヤさぁんっ、ちゃんと触ってよぉ」

「あと二日経ったらね」

軟膏と絆創膏を使った開発が終わるまで、キョウヤは俺の平たいを揉んだり乳輪をくすぐるに留め、陰茎や後孔には触れず、自慰すら禁止した。焦らされている乳首のむずむず感だけでなく、無駄打ちしか出来ない精子が溜まっていく感覚や、後孔を疼かせながらキョウヤの指や股間をぽうっと見つめてしまう自分に気付かされた。



スポバン五日、軟膏三日……一週間超の開発が終わりを迎えた。今朝キョウヤは「君が帰ってきたらすぐにしようね」とセックスの約束をしてくれた、乳首もたくさん愛撫してくれるらしい。俺は大学で講義を受けながら、食堂で昼食を食べながら、ずっと「早く帰って抱かれたい」と考えていた。
大学が終わったら駅まで走った、階段に近い車両を意識して電車に乗った、キョウヤの事務所がある駅に着いたらまた走った。

「ただいまキョウヤさんっ!」

息を切らして事務所の階段を駆け上がり、いつもキョウヤが居る仕事場の扉を開け放った。

「おかえりレイン、早かったね……おやおや、走ってきたのかい? 汗だくだよ。喉が乾いただろう、少し待ってね」

「約束! 帰ってきたらすぐするって、約束した」

「……ふふ、分かっているよ。でもレインが脱水になんてなったらとても悲しいから、お水を与えさせてくれないかな?」

「う、ん……うん、分かった。飲む……」

キョウヤに連れられて三階へ上がり、冷たい麦茶を飲んで気持ちを落ち着ける。少し冷静にもなれて、汗だくの自分が恥ずかしくなった。

「たくさん飲めたね。もう脱水の心配はないだろう。さ、おいで」

「あ、待って、シャワー浴びたい。俺今すっごい汗かいてるんだ」

「私とするのが楽しみで走ってきてくれたんだろう? そんな淫らな可愛さの証拠を洗い流してしまうなんてもったいないよ」

キョウヤは俺を後ろから抱き締めて引き止める。

「んっ……で、もっ……汗臭い、から」

骨張った手が服の上から胸をまさぐる。服と絆創膏越しの刺激に反応した乳首がじんじんと痛みにも似た熱を溜める。

「構わないよ、むしろ嗅ぎたい」

もう片方のキョウヤの手は俺の股間へと向かい、既に硬くなっている陰茎をデニム越しに揉んだ。同時に尻にごりごりとキョウヤの陰茎が押し付けられ、後孔まで疼かされる。

「変態……」

誘惑に負けた俺はキョウヤにベッドルームに連れられ、玩具などが準備されたその空間の淫らな雰囲気に更に身体を疼かせた。

「脱ごうか、レイン」

「う、ん」

シャツのボタンを外すキョウヤの色香に酔いながら服を脱ぎ散らかし、キョウヤよりも先に裸になった。

「おやおや、早いねぇ」

余裕の微笑みをたたえたまま上品な所作で服を脱いでいくキョウヤに熱い視線を送る自分に気付く。熱く疼く三箇所の突起を隠すことなく、俺は彼にそろそろと近寄った。服を全て脱ぎ終えたキョウヤは優しく微笑む。

「……赤いね」

一週間以上お預けされていたセックスを前にして俺の興奮と緊張は最高潮に達し、顔と身体が真っ赤になってしまっているようだ。そんな俺を冷やすようにキョウヤの手が頬に触れる。

「キョウヤさん……俺、その……乳首、ずっとうずうずしてて」

キョウヤは優しく触れてくれるけれど、それでも顔に触れられるとまだ少し痛む。身体のアザも消えていない。父に受けた暴力の跡はキョウヤの視線を時折に奪い、綺麗な灰色の瞳を悲しそうな色に変えている。

「……はやく、乳首……して欲しい、なーって……思ってて」

一週間以上セックスをしなかったのは乳首開発のためと言っていたが、きっと怪我を負った俺の身体を休めるための期間だったのだ。毎日キョウヤの視線を一身に受けていればそれくらい分かる。

「ふふ、レインは本当に可愛いね。それじゃあベッドに……まずは座ろうか、私にもたれていいよ」

ベッドに足を伸ばして座るとキョウヤは俺の真後ろに俺と似た姿勢で座り、俺にぴったりと引っ付いて体温を教えた。

「服の上から焦らしていってもいいんだけどね」

脇の下を通ったキョウヤの手が俺の胸に触れる。胸筋を揉まれると乳首がより硬く勃った。

「んっ……キョウヤさん、はやく乳首ぃ……」

「それはまた今度、今回は乳首と前立腺の快感を紐付けて乳首イキを覚えようね」

キョウヤは準備していた玩具の中から小さく妙な形をした物を選んで俺に見せた。

「前立腺マッサージ器具だよ。これをお尻に入れるんだ」

「今更こんなちっちゃいの? 一旦乳首が本題だからってのは分かるけどさぁ……まぁいいや」

「……レイン、おねだりを言おうか」

耳の縁にキョウヤの唇が触れる、甘い声が俺に言わせたいらしいおねだりの文言を囁く。

「ぅ……は、恥ずかしいよ、そんなこと」

「レイン」

「わ、分かってる、言うよ、言うけど……ちょっと心の準備させて」

キョウヤの胸に頭を押し付け、恥をかく覚悟を決めてからキョウヤに教えられた通りおねだりする。

「キョウヤおじさまにメスイキ仕込まれて雑魚堕ちしたケツマンコにエネマグラ仕込んでっ、メス化進行中の乳首に前立腺のきゅんきゅん届けてくださいっ……お、お願いします…………キョウヤ、おじさま」

骨張った手に顎を掴まれて振り向かさせられ、強引に唇を重ねられる。舌を絡め合う快感に呼吸を乱しながらも必死にキョウヤの舌の動きに追いつこうと頑張っていると、もう片方の手が俺の足を開かせて後孔にぬるいローションを注入した。

「んっ……んんんっ!」

形は妙だが小さくて挿入しやすい前立腺マッサージ器具は慣れた穴ににゅるんと入り込み、前立腺を軽く小突き、俺に発情した声を上げさせた。
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