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竜の里からの帰還
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俺の子が描いた魔法陣のようなものの中を抜けると元の世界へ戻ってこられた。室内だ、この内装には見覚えがある、俺達が宿泊しているホテルのドラゴン棟の一室だ。
「ここは……! あぁ、やっと帰ってこられた! あっ、そうだ、カタラとアルマは平気か?」
「婚姻の呪のおかげで死ぬことはない。お前の旦那はともかく、カタラはまだ起きないだろう。人間は回復に時間がかかる」
「ネメスィは治療してやったりはしないのか?」
「熱で一番ダメージを受けたのは脳だ、あまり弄りたくない。呪のおかげで勝手に回復するからそれに任せたい」
座り込んでボーッとしているだけのアルマに対し、カタラはまだ意識を取り戻してすらいない。ネメスィはそんなカタラを丁寧に抱きかかえ、心配そうに見つめている。
「…………結婚してよかった。していなかったら、こいつは今頃……」
婚姻の呪は死に別れを防ぐ。夫婦のどちらかが致命傷を受けても、もう片方の魔力を使って回復する。その特性がなければカタラは死んでいたかもしれない、そうでなくても脳機能に何らかの損傷が出たかもしれない。
「……あぁ、本当……結婚させてよかったよ、お前ら。結婚と言えばシャル、おじさんは?」
「部屋で待たせてあります。ドラゴンとの戦闘になって僕が死んでも蘇生できるように」
ネメスィとカタラは二人で来るのは危険だったかもしれない、アルマもそうだ。あの蒸し焼きの時間がもう少し長ければ全員死んでいたかもしれない。
「…………ごめんな、みんな。迷惑かけて」
「そんな、サク、君は悪くない……僕が、僕が、もう少し気を付けていれば」
「どうしようもなかったって、ネメシス、気にすんな。それよりありがとうな、みんな。助けに来てくれて嬉しかった」
当然だと笑われて胸が温かくなるのと同時に、竜の里での数週間は話さないようにしようと決めた。数時間の手間取りが何十倍にもなっていたなんて知ったら、みんな落ち込むだろう。
「ネメスィJrは平気か?」
「にぅう?」
「平気そうだな、ぐったりしてたから心配だったんだ」
「熱で細胞の三分の一くらい使えなくなったんじゃない? 僕やお兄ちゃんもそんな感じだよね。分裂させまくったからお腹すいたよ」
「にぃ、ママ、おなかスイた」
ネメシスの発言に同意するように空腹を訴え、俺に額を押し付ける。よろけながらも食べ物を持ってくることを約束すると、他の子供達からもリクエストが入った。
「じゃあもらってくるから、誰か運ぶの手伝ってくれ」
「じゃあ僕が」
「僕も行く。お兄ちゃんはカタラさん見ててあげて」
ドラゴン棟にはホテル職員も近寄りたがらない。なのでキッチンまで自分で取りに行く。ドラゴン達は基本食材をそのまま食べたがるので、大して時間はかからなかった。
「ぴぅ、ママおカエり」
「ただいま。ほら、チーズ」
「ぴぃいい……! ぴぅうん……!」
両手で抱えなければならないサイズのチーズを投げてやると黒いドラゴンは見事に口でキャッチし、頬を手で押さえる可愛らしい仕草を見せた。
「分け合って食えよ、ネメスィJrはちょっと多めな」
カートから下ろした食材の山に群がるドラゴン達に呼びかけ、ついでにもらってきた水をネメスィに渡し、俺も一杯持ってアルマの元へ向かった。
「アルマ……平気?」
「……あぁ、サクか。大丈夫だよ、すまないね心配をかけて」
「ううん……助けに来てくれて嬉しかった」
頬に触れさせたコップを受け取ったネメスィは一口でそれを飲み干し、遠慮していた俺の手を引いて自分の足の上へ触らせた。
「サクの席はここだ」
「……うん」
「そう落ち込むな。みんな無事だったろう?」
「うん……」
ちょうど甘えたかった気分だ。何週間も離れ離れになっていた寂しさを見せるのは、子供達や弟であってはいけない気がして、ずっと堪えていた。
「サク……? あぁ、サク……泣くな」
俺を支えるのとコップを持つので両手が塞がっているアルマは、焦り困った末に大きな舌で俺の頬を舐めた。
「ん……ん、ふふ、くすぐったい。アルマ……アルマに食べられてるみたい」
頬は涙の代わりに唾液でぐっしょりと濡れた。アルマの舌の分厚さと大きさを再認識し、しゃぶりたいという願望が湧く。キスをねだろうとした瞬間、部屋の端から打撃音が聞こえてきた。
「何しやがんだこの変態!」
カタラが起き抜けにネメスィを殴ったようだ。彼が目覚めた喜びと夫との甘い時間を邪魔された苛立ちを胸に、どういう状況なのか聞いてみた。
「こいつが俺にキスしようとしてやがったんだよ気色悪い!」
カタラの言い分は目が覚めた瞬間にネメスィの顔がドアップで見えたので、驚いた勢いそのままに殴ったということだった。
「……誤解だ、俺はサク一筋だ」
「嘘つけ! てめぇちょっと小綺麗な男なら何でもいいんだろ!」
「違う! サクもお前も小綺麗どころじゃない、大綺麗だ! いや違う……そうじゃなくて、頬擦りしてただけなんだ」
「そっちでも謎だし気色悪いわ!」
ネメスィの言い分は、ただなかなか起きないカタラに心配や庇護欲が高まって頬を擦り寄せてしまっただけだと言う。
「仲いいなぁ……子供達の前で喧嘩すんなよ」
「それもそうだな、悪い。ネメスィ、表出ろ」
ネメスィは立ち上がって扉へ向かっていたカタラを慌てて追いかけ、腰に腕を回して抱き寄せた。
「まだ回復しきっていないはずだ、一人で歩くな」
「病人扱いすんな触んなぁ!」
「部屋に戻ってゆっくり休むんだな、送ってやる。じゃあな、サク、お前ら、また明日」
大騒ぎをしながら二人が出ていった後、俺達もドラゴン達の食事の終わりを見届けて部屋に戻ることにした。
「今日は何だか疲れましたね……すぐに寝たい気分です」
「あ、俺アルマともうちょっと話すから……」
「そうですか? では、お先に戻らせていただきますね」
シャルと途中で別れ、ネメシスをホテルの出口まで送った後、俺とアルマはそのまま玄関で唇を重ねた。
「……少し出ようか、サク」
「…………うん」
空は茜色に染まっている、十分もしないうちに夜の帳が降りるだろう。俺達はそんな街中へ──は向かわず、自然公園へ向かった。
「サク、何も話していなかったが……いいんだな?」
「やだって言うわけないじゃん……」
素早く木陰に隠れた俺達は自ら服をはだけさせ、お互いの首や体に腕を回して舌を絡めた。
「んっ、んん、ん……!」
アルマの舌は大きく、口内に入られてしまうとフェラのようにしゃぶる以外の選択肢が失われてしまう。貪られるような感覚に酔いながら、彼の唾液を貪る。
「は、ぁん……んん、美味しかった。アルマ……」
「腹が減っているのか?」
「うん、アイツに抱かれないように頑張ってたから……でも、無理矢理、一回だけ……」
「………………そうか」
ギリ、と鋭い牙が音を立てた。よくないことだと分かっていながらもアルマの嫉妬を喜び、怒りの気配に興奮した俺は詳細を話すことにした。
「アルマよりも太くて、長くて……でも柔らかくて、でもイボイボしたの突っ込まれた。片手で掴まれて、物みたいにされて……たくさん精液入れられて、口から出ちゃった」
「…………サク」
「アルマぁ……お願い、忘れさせて?」
腰に回されていたアルマの手を掴み、ゆっくりと剥がし、足の間に導く。
「まずは……指で、ね、アルマ」
手首に硬くなった股間を押し付けて熱い吐息をかけると、アルマは更に理性をすり減らしてくれた。
「ここは……! あぁ、やっと帰ってこられた! あっ、そうだ、カタラとアルマは平気か?」
「婚姻の呪のおかげで死ぬことはない。お前の旦那はともかく、カタラはまだ起きないだろう。人間は回復に時間がかかる」
「ネメスィは治療してやったりはしないのか?」
「熱で一番ダメージを受けたのは脳だ、あまり弄りたくない。呪のおかげで勝手に回復するからそれに任せたい」
座り込んでボーッとしているだけのアルマに対し、カタラはまだ意識を取り戻してすらいない。ネメスィはそんなカタラを丁寧に抱きかかえ、心配そうに見つめている。
「…………結婚してよかった。していなかったら、こいつは今頃……」
婚姻の呪は死に別れを防ぐ。夫婦のどちらかが致命傷を受けても、もう片方の魔力を使って回復する。その特性がなければカタラは死んでいたかもしれない、そうでなくても脳機能に何らかの損傷が出たかもしれない。
「……あぁ、本当……結婚させてよかったよ、お前ら。結婚と言えばシャル、おじさんは?」
「部屋で待たせてあります。ドラゴンとの戦闘になって僕が死んでも蘇生できるように」
ネメスィとカタラは二人で来るのは危険だったかもしれない、アルマもそうだ。あの蒸し焼きの時間がもう少し長ければ全員死んでいたかもしれない。
「…………ごめんな、みんな。迷惑かけて」
「そんな、サク、君は悪くない……僕が、僕が、もう少し気を付けていれば」
「どうしようもなかったって、ネメシス、気にすんな。それよりありがとうな、みんな。助けに来てくれて嬉しかった」
当然だと笑われて胸が温かくなるのと同時に、竜の里での数週間は話さないようにしようと決めた。数時間の手間取りが何十倍にもなっていたなんて知ったら、みんな落ち込むだろう。
「ネメスィJrは平気か?」
「にぅう?」
「平気そうだな、ぐったりしてたから心配だったんだ」
「熱で細胞の三分の一くらい使えなくなったんじゃない? 僕やお兄ちゃんもそんな感じだよね。分裂させまくったからお腹すいたよ」
「にぃ、ママ、おなかスイた」
ネメシスの発言に同意するように空腹を訴え、俺に額を押し付ける。よろけながらも食べ物を持ってくることを約束すると、他の子供達からもリクエストが入った。
「じゃあもらってくるから、誰か運ぶの手伝ってくれ」
「じゃあ僕が」
「僕も行く。お兄ちゃんはカタラさん見ててあげて」
ドラゴン棟にはホテル職員も近寄りたがらない。なのでキッチンまで自分で取りに行く。ドラゴン達は基本食材をそのまま食べたがるので、大して時間はかからなかった。
「ぴぅ、ママおカエり」
「ただいま。ほら、チーズ」
「ぴぃいい……! ぴぅうん……!」
両手で抱えなければならないサイズのチーズを投げてやると黒いドラゴンは見事に口でキャッチし、頬を手で押さえる可愛らしい仕草を見せた。
「分け合って食えよ、ネメスィJrはちょっと多めな」
カートから下ろした食材の山に群がるドラゴン達に呼びかけ、ついでにもらってきた水をネメスィに渡し、俺も一杯持ってアルマの元へ向かった。
「アルマ……平気?」
「……あぁ、サクか。大丈夫だよ、すまないね心配をかけて」
「ううん……助けに来てくれて嬉しかった」
頬に触れさせたコップを受け取ったネメスィは一口でそれを飲み干し、遠慮していた俺の手を引いて自分の足の上へ触らせた。
「サクの席はここだ」
「……うん」
「そう落ち込むな。みんな無事だったろう?」
「うん……」
ちょうど甘えたかった気分だ。何週間も離れ離れになっていた寂しさを見せるのは、子供達や弟であってはいけない気がして、ずっと堪えていた。
「サク……? あぁ、サク……泣くな」
俺を支えるのとコップを持つので両手が塞がっているアルマは、焦り困った末に大きな舌で俺の頬を舐めた。
「ん……ん、ふふ、くすぐったい。アルマ……アルマに食べられてるみたい」
頬は涙の代わりに唾液でぐっしょりと濡れた。アルマの舌の分厚さと大きさを再認識し、しゃぶりたいという願望が湧く。キスをねだろうとした瞬間、部屋の端から打撃音が聞こえてきた。
「何しやがんだこの変態!」
カタラが起き抜けにネメスィを殴ったようだ。彼が目覚めた喜びと夫との甘い時間を邪魔された苛立ちを胸に、どういう状況なのか聞いてみた。
「こいつが俺にキスしようとしてやがったんだよ気色悪い!」
カタラの言い分は目が覚めた瞬間にネメスィの顔がドアップで見えたので、驚いた勢いそのままに殴ったということだった。
「……誤解だ、俺はサク一筋だ」
「嘘つけ! てめぇちょっと小綺麗な男なら何でもいいんだろ!」
「違う! サクもお前も小綺麗どころじゃない、大綺麗だ! いや違う……そうじゃなくて、頬擦りしてただけなんだ」
「そっちでも謎だし気色悪いわ!」
ネメスィの言い分は、ただなかなか起きないカタラに心配や庇護欲が高まって頬を擦り寄せてしまっただけだと言う。
「仲いいなぁ……子供達の前で喧嘩すんなよ」
「それもそうだな、悪い。ネメスィ、表出ろ」
ネメスィは立ち上がって扉へ向かっていたカタラを慌てて追いかけ、腰に腕を回して抱き寄せた。
「まだ回復しきっていないはずだ、一人で歩くな」
「病人扱いすんな触んなぁ!」
「部屋に戻ってゆっくり休むんだな、送ってやる。じゃあな、サク、お前ら、また明日」
大騒ぎをしながら二人が出ていった後、俺達もドラゴン達の食事の終わりを見届けて部屋に戻ることにした。
「今日は何だか疲れましたね……すぐに寝たい気分です」
「あ、俺アルマともうちょっと話すから……」
「そうですか? では、お先に戻らせていただきますね」
シャルと途中で別れ、ネメシスをホテルの出口まで送った後、俺とアルマはそのまま玄関で唇を重ねた。
「……少し出ようか、サク」
「…………うん」
空は茜色に染まっている、十分もしないうちに夜の帳が降りるだろう。俺達はそんな街中へ──は向かわず、自然公園へ向かった。
「サク、何も話していなかったが……いいんだな?」
「やだって言うわけないじゃん……」
素早く木陰に隠れた俺達は自ら服をはだけさせ、お互いの首や体に腕を回して舌を絡めた。
「んっ、んん、ん……!」
アルマの舌は大きく、口内に入られてしまうとフェラのようにしゃぶる以外の選択肢が失われてしまう。貪られるような感覚に酔いながら、彼の唾液を貪る。
「は、ぁん……んん、美味しかった。アルマ……」
「腹が減っているのか?」
「うん、アイツに抱かれないように頑張ってたから……でも、無理矢理、一回だけ……」
「………………そうか」
ギリ、と鋭い牙が音を立てた。よくないことだと分かっていながらもアルマの嫉妬を喜び、怒りの気配に興奮した俺は詳細を話すことにした。
「アルマよりも太くて、長くて……でも柔らかくて、でもイボイボしたの突っ込まれた。片手で掴まれて、物みたいにされて……たくさん精液入れられて、口から出ちゃった」
「…………サク」
「アルマぁ……お願い、忘れさせて?」
腰に回されていたアルマの手を掴み、ゆっくりと剥がし、足の間に導く。
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