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駆け付け三発
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木にもたれて足を軽く開き、アルマの腕を掴んで引っ張り、足の間に手を導いた。俺と目線を近付けるために背を曲げたアルマの顔は俺の顔の真横にある。熱い吐息が頬にかかる。
「アルマ……ん……んっ、んん」
短く切って先も丸めた可愛らしい角。そんな角を木の幹にめり込ませたアルマに顔の角度を合わせ、再び唇を重ねる。
「んっ、んぅう……!」
自然公園に着いてすぐに尻尾を出す穴の真下にある留め具を外しておいた。布がぺろんとめくれて露出している尻にアルマの指が触れた。期待で彼の腕を掴む手の力を強めてしまう。
「んっ、ふ、ぁあ……アルマぁ」
「サク、サク……サク、あまり俺を怒らせないでくれ」
唇が離れるとアルマは俺の尻肉をむにむにと弄びながら呟いた。
「竜に無理矢理犯されたと……それだけでいい、詳細なんて話すな。愛しい妻が人型ですらない他の雄にめちゃくちゃにされた姿が脳裏に浮かぶ、もう……気が狂いそうだ」
こつ、こつ、と優しく額をぶつけながら金色の瞳を潤ませて、いつも以上に低い声で唸るように話す。
本人も言っている通りアルマは怒っている、そしてその感情を態度に出さないように頑張ってくれている。大柄な自分の態度が悪いと脆い俺が怯えると思っているのだろう、その通りなのだが、俺は怒っているアルマが好きだ。
「ごめんね、アルマ」
「……サクが謝ることなんて何もない、悪いのはあのドラゴンと……サクにこんなことを言わせた俺だ」
怒りや欲情で理性を飛ばしたアルマは雄の本能を剥き出しにする。そんなアルマに抱かれるのが好きだ、この趣味はきっとインキュバスの搾精本能から来るものなのだろう、本能的に犯した方が相手を孕ませるためのいい精子が出るに決まっている。
「違うの、アルマ……俺、アルマが怒ってくれますようにって、ドラゴンにどんなふうにされたか言ったの……」
「……っ、またか。サク……お前は時々そういうことをするな」
「ごめんね……? でも、怒ってるアルマかっこいいからぁ……嫉妬してる顔好きなの、イラついてる雰囲気最高なのっ……ねぇアルマ、アルマぁ、ごめんね? 許して?」
「サクには怒っていないよ……」
ネタばらしが早かったか、呆れが勝って怒りが薄れてしまった。俺がこのパターンを使い過ぎたせいもあるかもしれない。
「でもドラゴンには怒ってるんだろ? 俺に八つ当たりしてよ」
「な、何を言っている、そんなことっ……!」
「俺のここめちゃくちゃに突いてぇ……?」
「…………っ、サク、淫らが過ぎるぞ! 全く……いくらインキュバスだからって、もう少し貞淑にだな……」
「勃ってるくせにぃ……本当に貞淑にして欲しいの?」
陰茎に触れるとアルマは力強いため息をつき、中指を一気に挿入してきた。
「ぁゔんっ……! んぁあっ、太いっ、ごつごつしてるぅ……はぁあんっ、アルマの指、指好きぃっ」
「確認するぞサク、俺に怒って欲しいんだな? 怖がらないな? 怒りを抑えなくていいんだな?」
「俺のここに全部ぶつけてっ、旦那様ぁ」
久しぶりの再会だからだろうか、寂しさの反動だろうか、俺は自分でも驚くほど淫らになっていた。
「あぁ……この嫉妬と怒りはサクの可愛い声と顔で治めてもらおうか」
「うん、うんっ、いっぱいイかせて、イキ顔いっぱい見てぇ……んぁっ! ぁあんっ! んんぅっ、ぐちゅぐちゅ好きぃっ、ひっ、ぁ、あぁんっ!」
「触れる前からぐしょ濡れだったな。確かに……ぐちゅぐちゅと鳴ってる、匂いもすごいな」
「んっ、んんんぅっ! ぅあっ、あぁっ、は、アルマとするって、考えただけでぇっ、濡れちゃう、ぁ、イっちゃうっ、もぉイっちゃうぅっ! アルマ見ててっ、顔見ててぇっ!」
いつもは行為中だろうと僅かに羞恥心を残していたが、今はもう欠片もない。アルマの首の後ろで手を組んでぶら下がるようにし、彼の望み通りに絶頂の瞬間の顔を見せてやった。
「……っ、ぁ、あぁっ……えへ、へへへ、アルマぁ、早速一回目」
「いい顔だったな、もう一度見たい」
「んぁあっ!? 今イったばっかでっ、ゃ、敏感なのにぃっ、しょんなっ、おんなじとこぉっ、ぉ、あっ、ゃ、あぁあっ! イくっ、しょこイくぅうっ!」
「……そんなにこのしこりは気持ちいいのか?」
二連続の絶頂直後で酷く敏感になっているのに、アルマは興奮で張っている前立腺を再びコリコリと責めた。
「ぁうぅうんっ! んっ、んんん、ん……いい、よぉ。きも、ひぃ……しゅごくいい……」
「そんな蕩けた顔をして……あぁ、サク、可愛いな、あの日檻で出会った時から愛おしさが増すばかりだ。何に犯されたってサクの魅力は損なわれない、罪滅ぼしのように俺に乱暴さを求めなくていいんだよ」
「んっ、あぁあ……ぁ、アルマっ、ちょっと……」
「ん? 何だ? 言いたいことでもあるのか?」
俺の絶頂を見て少し気が晴れたらしいアルマは笑顔で俺の話を聞いてくれる。その股間は大きく膨れており、話すのが憂鬱になった。
「今、そういえばってなったんだけど……その、俺……ドラゴンに犯されて、また卵産めるようになっちゃったから…………その、入れるのは、だめ。指だけ……俺もここっ、手とか口とかでしたげるから、その……ごめんね?」
「…………これを入れるなということか?」
アルマは露出させた陰茎を俺の腹に押し付ける。はだけるまでもなく俺のシャツは腹を隠すほどの丈はない、素肌に熱と硬さが伝わる。
「うん……ネメシスとかシャルに相談して、避妊方法考えてみるから……それまで、本番はなし。前のは知らなかったから仕方ないし、ちゃんと育ってくれたからよかったけど……無計画に赤ちゃん産んだらダメだから」
今後も子供を産むとしても自分達の島に帰ってからだ、今後同僚となる他の魔王の島で出産なんて……なんか気まずい。
「誘っておいてごめんね。でもっ、俺インキュバスだし、手コキもフェラも一流だよっ。だから……」
「……他の男の名前を出すな、今ここには俺しか居ないんだ」
「…………アルマ?」
「入れるなだって? 冗談じゃない、お前の腹にあの図体だけデカいクズの精液を染み込ませたままにしておけと? ふざけるな、お前は俺の妻だ。お前がさせていいのは俺の匂いだけだ」
「アルマ……」
笑う時にだって意識して隠している牙が見えている。金色の瞳が捕食者の光を宿している。
「だ、だめだよぉ……赤ちゃんできちゃうから……ほんとに、だめ……」
いや、もうデキたな。卵は俺が孕みたいと思えば勝手に有精卵になるんだ、思う直前に誰かの精液があればそれが混じり、なければ俺の魔力だけで生成される。
「そんな目で見ないでよアルマぁ……孕んじゃうじゃんっ……!」
目を合わせただけで妊娠する生き物になってしまった。早いところ避妊の方法を見つけないと、俺の周りはドラゴンだらけになってしまう。とりあえず子供は二人くらい増えるかな?
「何故嫌がる、爬虫類臭いままがいいのか? 誰の妻か忘れているようだな」
右太腿を掴まれて無理矢理右足を上げさせられる。柔軟なインキュバスの股関節は人間の可動域を超え、本物のI字バランスにさせられた。
「ぁん……アルマ、擦り付けちゃだめ……お腹きゅんきゅんするぅ……ぅ、あっ、ぁあああっ! おっ、き、ひぃいんっ!」
片足立ちで抱かれるのかと思ったが、挿入が半分ほど済むとアルマは俺の胴に手を移し、背を伸ばして俺を軽々と持ち上げて駅弁の姿勢にしてしまった。
「ぁ、ひぃいっ……!? まだっ、ありゅうっ……! んぁあっ、ぁあっ、奥っ、ごちゅって……ひぁっあぁああっ!? ぬけてくっ、んゃあっ、おひりめくれりゅぅうっ! ぅあっあぁんっ!? また奥っ、ぅあっ……!」
「……なぁサク。ドラゴンに抱かれた時もそうやって声を上げてやったのか? 向こうの方が大きかったんだろ? でも俺の方が硬いんだよな。どっちの方がよかった?」
「ありゅまっ、ありゅまらからぁああっ! ぁひっ、ひぃっ、はやいよぉおっ! もっ、おしりどぉにかなってりゅうっ!」
「変わっていないさ、可愛いお尻のままだよ」
挿入禁止を告げた時からキレているくせに、俺の予想に反して見た感じは冷静なままだ。けれどどこかただならぬ雰囲気があり、俺の当初の目的だけは達成された。
「アルマ……ん……んっ、んん」
短く切って先も丸めた可愛らしい角。そんな角を木の幹にめり込ませたアルマに顔の角度を合わせ、再び唇を重ねる。
「んっ、んぅう……!」
自然公園に着いてすぐに尻尾を出す穴の真下にある留め具を外しておいた。布がぺろんとめくれて露出している尻にアルマの指が触れた。期待で彼の腕を掴む手の力を強めてしまう。
「んっ、ふ、ぁあ……アルマぁ」
「サク、サク……サク、あまり俺を怒らせないでくれ」
唇が離れるとアルマは俺の尻肉をむにむにと弄びながら呟いた。
「竜に無理矢理犯されたと……それだけでいい、詳細なんて話すな。愛しい妻が人型ですらない他の雄にめちゃくちゃにされた姿が脳裏に浮かぶ、もう……気が狂いそうだ」
こつ、こつ、と優しく額をぶつけながら金色の瞳を潤ませて、いつも以上に低い声で唸るように話す。
本人も言っている通りアルマは怒っている、そしてその感情を態度に出さないように頑張ってくれている。大柄な自分の態度が悪いと脆い俺が怯えると思っているのだろう、その通りなのだが、俺は怒っているアルマが好きだ。
「ごめんね、アルマ」
「……サクが謝ることなんて何もない、悪いのはあのドラゴンと……サクにこんなことを言わせた俺だ」
怒りや欲情で理性を飛ばしたアルマは雄の本能を剥き出しにする。そんなアルマに抱かれるのが好きだ、この趣味はきっとインキュバスの搾精本能から来るものなのだろう、本能的に犯した方が相手を孕ませるためのいい精子が出るに決まっている。
「違うの、アルマ……俺、アルマが怒ってくれますようにって、ドラゴンにどんなふうにされたか言ったの……」
「……っ、またか。サク……お前は時々そういうことをするな」
「ごめんね……? でも、怒ってるアルマかっこいいからぁ……嫉妬してる顔好きなの、イラついてる雰囲気最高なのっ……ねぇアルマ、アルマぁ、ごめんね? 許して?」
「サクには怒っていないよ……」
ネタばらしが早かったか、呆れが勝って怒りが薄れてしまった。俺がこのパターンを使い過ぎたせいもあるかもしれない。
「でもドラゴンには怒ってるんだろ? 俺に八つ当たりしてよ」
「な、何を言っている、そんなことっ……!」
「俺のここめちゃくちゃに突いてぇ……?」
「…………っ、サク、淫らが過ぎるぞ! 全く……いくらインキュバスだからって、もう少し貞淑にだな……」
「勃ってるくせにぃ……本当に貞淑にして欲しいの?」
陰茎に触れるとアルマは力強いため息をつき、中指を一気に挿入してきた。
「ぁゔんっ……! んぁあっ、太いっ、ごつごつしてるぅ……はぁあんっ、アルマの指、指好きぃっ」
「確認するぞサク、俺に怒って欲しいんだな? 怖がらないな? 怒りを抑えなくていいんだな?」
「俺のここに全部ぶつけてっ、旦那様ぁ」
久しぶりの再会だからだろうか、寂しさの反動だろうか、俺は自分でも驚くほど淫らになっていた。
「あぁ……この嫉妬と怒りはサクの可愛い声と顔で治めてもらおうか」
「うん、うんっ、いっぱいイかせて、イキ顔いっぱい見てぇ……んぁっ! ぁあんっ! んんぅっ、ぐちゅぐちゅ好きぃっ、ひっ、ぁ、あぁんっ!」
「触れる前からぐしょ濡れだったな。確かに……ぐちゅぐちゅと鳴ってる、匂いもすごいな」
「んっ、んんんぅっ! ぅあっ、あぁっ、は、アルマとするって、考えただけでぇっ、濡れちゃう、ぁ、イっちゃうっ、もぉイっちゃうぅっ! アルマ見ててっ、顔見ててぇっ!」
いつもは行為中だろうと僅かに羞恥心を残していたが、今はもう欠片もない。アルマの首の後ろで手を組んでぶら下がるようにし、彼の望み通りに絶頂の瞬間の顔を見せてやった。
「……っ、ぁ、あぁっ……えへ、へへへ、アルマぁ、早速一回目」
「いい顔だったな、もう一度見たい」
「んぁあっ!? 今イったばっかでっ、ゃ、敏感なのにぃっ、しょんなっ、おんなじとこぉっ、ぉ、あっ、ゃ、あぁあっ! イくっ、しょこイくぅうっ!」
「……そんなにこのしこりは気持ちいいのか?」
二連続の絶頂直後で酷く敏感になっているのに、アルマは興奮で張っている前立腺を再びコリコリと責めた。
「ぁうぅうんっ! んっ、んんん、ん……いい、よぉ。きも、ひぃ……しゅごくいい……」
「そんな蕩けた顔をして……あぁ、サク、可愛いな、あの日檻で出会った時から愛おしさが増すばかりだ。何に犯されたってサクの魅力は損なわれない、罪滅ぼしのように俺に乱暴さを求めなくていいんだよ」
「んっ、あぁあ……ぁ、アルマっ、ちょっと……」
「ん? 何だ? 言いたいことでもあるのか?」
俺の絶頂を見て少し気が晴れたらしいアルマは笑顔で俺の話を聞いてくれる。その股間は大きく膨れており、話すのが憂鬱になった。
「今、そういえばってなったんだけど……その、俺……ドラゴンに犯されて、また卵産めるようになっちゃったから…………その、入れるのは、だめ。指だけ……俺もここっ、手とか口とかでしたげるから、その……ごめんね?」
「…………これを入れるなということか?」
アルマは露出させた陰茎を俺の腹に押し付ける。はだけるまでもなく俺のシャツは腹を隠すほどの丈はない、素肌に熱と硬さが伝わる。
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「誘っておいてごめんね。でもっ、俺インキュバスだし、手コキもフェラも一流だよっ。だから……」
「……他の男の名前を出すな、今ここには俺しか居ないんだ」
「…………アルマ?」
「入れるなだって? 冗談じゃない、お前の腹にあの図体だけデカいクズの精液を染み込ませたままにしておけと? ふざけるな、お前は俺の妻だ。お前がさせていいのは俺の匂いだけだ」
「アルマ……」
笑う時にだって意識して隠している牙が見えている。金色の瞳が捕食者の光を宿している。
「だ、だめだよぉ……赤ちゃんできちゃうから……ほんとに、だめ……」
いや、もうデキたな。卵は俺が孕みたいと思えば勝手に有精卵になるんだ、思う直前に誰かの精液があればそれが混じり、なければ俺の魔力だけで生成される。
「そんな目で見ないでよアルマぁ……孕んじゃうじゃんっ……!」
目を合わせただけで妊娠する生き物になってしまった。早いところ避妊の方法を見つけないと、俺の周りはドラゴンだらけになってしまう。とりあえず子供は二人くらい増えるかな?
「何故嫌がる、爬虫類臭いままがいいのか? 誰の妻か忘れているようだな」
右太腿を掴まれて無理矢理右足を上げさせられる。柔軟なインキュバスの股関節は人間の可動域を超え、本物のI字バランスにさせられた。
「ぁん……アルマ、擦り付けちゃだめ……お腹きゅんきゅんするぅ……ぅ、あっ、ぁあああっ! おっ、き、ひぃいんっ!」
片足立ちで抱かれるのかと思ったが、挿入が半分ほど済むとアルマは俺の胴に手を移し、背を伸ばして俺を軽々と持ち上げて駅弁の姿勢にしてしまった。
「ぁ、ひぃいっ……!? まだっ、ありゅうっ……! んぁあっ、ぁあっ、奥っ、ごちゅって……ひぁっあぁああっ!? ぬけてくっ、んゃあっ、おひりめくれりゅぅうっ! ぅあっあぁんっ!? また奥っ、ぅあっ……!」
「……なぁサク。ドラゴンに抱かれた時もそうやって声を上げてやったのか? 向こうの方が大きかったんだろ? でも俺の方が硬いんだよな。どっちの方がよかった?」
「ありゅまっ、ありゅまらからぁああっ! ぁひっ、ひぃっ、はやいよぉおっ! もっ、おしりどぉにかなってりゅうっ!」
「変わっていないさ、可愛いお尻のままだよ」
挿入禁止を告げた時からキレているくせに、俺の予想に反して見た感じは冷静なままだ。けれどどこかただならぬ雰囲気があり、俺の当初の目的だけは達成された。
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