過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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兄弟に二輪挿し

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喉の粘膜をネメシスの肉棒にごりごりと削られ、ほぐれきった腸壁をネメスィの肉棒に絡ませられてめくられて押し込まれて──この好き勝手に犯される感覚、たまらない。

「サク、サク……僕で先にイって!」

「んっ、んくぅっ、んんん……」

ネメシスはネメスィよりも先に俺を絶頂させようと頑張っているが、残念ながら俺はネメスィに挿入された瞬間にスカートの中で射精している。しかしどちらも気付いていないし、俺も言えない。

「口より尻の方が気持ちいいに決まっている。なぁ、サク? ほらイけっ、俺でイけ、サクっ!」

「んゔっ!? んんっ! んんぅうっ!」

パンパンと尻に平手打ちを受ける度に俺はネメスィの陰茎を締め付けて絶頂を迎え、腸壁を痙攣させている。

「ず、ずるい!」

「悔しければお前もやればいいさ。まぁ、サクは顔は叩かれたくはないだろうがな」

ネメシスは俺の頭から手を離した。無理矢理しゃぶらされている感覚が薄れるのは残念だが、俺の腕はネメシスの腰に絡みついているので問題ない。

「どうするつもりだ? 肩でも叩くか?」

乳首でも弄ってくれたら……そう考えていた俺の喉をぐっと押さえた。

「んぐっ……!? んゔぅっ……う、ぅ……」

喉の内壁を外側から陰茎に押し付けさせられ、えぐる深さが増す。呼吸困難によって頭がぼーっとして快楽以外を受け付けなくなる。

「……なるほど。加減に気を付けろよ。首の骨は折るな、絞める時間にも気を配れ」

「言われなくてもやってるよ」

ネメシスの手はただ絞めるだけではなく、指で喉仏を転がすなどの愛撫も行う。その愛撫は嗚咽を誘い、嗚咽で開いた喉奥へと陰茎が更に進み、俺にしか聞こえない淫らな音を立てる。

「んっ、ぅっ、ゔぅっ……!」

首を絞められていると汚い呻き声しか出ないのは嫌だ。更に情けない気分になる。

「ぶるぶる震えてる……今喉イキしたよね、サク」

「……俺もやるか」

ネメスィが俺の下腹に手を当てた。予想はできていたが逃げられず、外側から前立腺を刺激される。

「んぐゔぅうんっ!?」

「サク……ダメ、お兄ちゃんは気にしないで、僕のしゃぶってイってて!」

指先を下腹に沈めたネメスィはそのまま指を上下左右に動かし、俺に挿入している自身の陰茎を探り当てた。微かな筋肉と脂肪越しに探るのは容易いらしく、すぐに前立腺も見つかってしまった。

「んっ……ぅぐっ、ん……んっ……!」

外と内両方から前立腺を弄ばれて俺がネメスィによる連続絶頂にハマっているのに焦ってか、ネメシスの首を絞める力が強くなる。

「……っ、ぅ……」

甘えた声どころか呻き声すらも出ない。連続絶頂でとろけた頭に酸素不足という名の霧までかかり、意識せずとも動くはずの頭羽すら垂れる。

「出るっ……! ふぅっ……ん? おい、ネメシスっ、締めすぎだ!」

「んっ……! ふぅ……え? 何お兄ちゃん、あっ……サ、サク! サクごめんっ、大丈夫?」

ほとんど同時に上下から精液を流し込まれ、多幸感まで重なって気絶していないのに意識が怪しくなる。

「けほっ……げほっ、ぅえっ……ぅ、うぅ……?」

首を絞められていたからか自然と咳き込んでしまい、喉奥へ出された精液を吐き出してしまう。ネメスィに前立腺を弄られて射精しまくっていた俺は腹が減っていて、シーツに零れたそれすらも美味しく見える。

「ぁ……もったい、ない……ん、む……んん……」

シーツに舌を這わせてある程度舐め取ったら、次はシーツを咥えてちゅうちゅうと吸う。

「んー……」

「サク、それは流石に汚くないかな」

「お前がちゃんと注いでやらないのが悪い」

「お兄ちゃんはずるいんだよ! 二連続でお尻なんて……僕もそっちがよかった。ううん、そっちする。交代だよお兄ちゃん、交代!」

潰されたカエルのように不格好に開脚したままの俺を置いてネメスィとネメシスは兄弟喧嘩を始めた。俺はすっかり蚊帳の外だが、喧嘩の理由は俺だ。

「はぁ……俺は路地裏でサクを抱き、サクにしゃぶらせ、この家でまたサクを抱いた、二回もな。五戦目だと? ふざけるな」

「あっれ、なぁにお兄ちゃん、お兄ちゃんもう体力なくなっちゃった?」

「…………そんなわけないだろう」

ネメスィは脱いだ服のポケットから小さな瓶を取り出す。樹液が入っているらしいそれを飲み干し、深呼吸をする。

「ふふ、僕達は人間じゃないんだから、魔力回復さえしてしまえば何連続だってサクを抱ける。嬉しいよねサク、今度は僕がお尻だよ、お兄ちゃんのはお口でしてあげて」

「サクの尻は俺のものだ、弟なら兄の言うことを聞け」

「お兄ちゃん何回もお尻したじゃないか! 兄なら弟に譲ってよ」

「……抱かれてるサクの口に入れても舐めてくれないんだ。喉もいいが、尻の方がいい。口は口だけでヤる、両穴となれば俺が尻だ」

なんなんだこの尻と口の論争、なんで当事者の俺に何も聞かないんだ。第一、俺はもう一回ヤるなんて一言も言っていない。俺の体力や精神面への配慮すらないのか。

「はぁ……どっちでもいいけど、俺ちょっと休むぞ……」

「どっちでもよくないよ! でもゆっくり休んで」

「体位は変えても位置は変えない。安心して休め」

休ませてくれる程度の気配りはできるのか。

「さて、お兄ちゃん。サクが休んでる間に納得してもらうよ。僕がお尻!」

「俺が尻だ」

自分が尻って大真面目に主張する美形兄弟って傍から見てると面白いなぁ。

「順番的にも割合的にも次のお尻は僕だよ!」

「俺の方が力強くサクを抱ける」

「力強さばっかりじゃ疲れるよ。ね、サク、たまには新鮮さ欲しいよねっ」

「新入りで弟のくせにどうしてそこまで食い下がれるんだ? 恥という感情がないから失敗作なのか?」

「じゃあお兄ちゃんは譲り合いの精神がないから失敗作なんだろうね」

口喧嘩がダメな方向に入った、そろそろ止めなければ。いくら人造の生命体で本当に失敗作として捨てられた者同士とはいえ、兄弟で失敗作めと罵り合うのはよくない。

「喧嘩やめろよ二人とも、そんなギスギスした奴らには抱かれたくない」

「そんなっ……! 譲ろうとしないお兄ちゃんのせいだ、どうしてくれるんだよ」

「やめろってば! はぁ……もう、分かったよ。二人ともこっちがいいんだろ」

膝を突き合わせて口論する二人の間に割り込む。二人の足を跨いでスカートをたくし上げ、濡れたままの後孔を尻尾の先端で拡げる。

「なんでそんなに口不人気なんだよ……」

「ぼ、僕はサクの口も好きだよ? ただ、次は別のところをって思っただけで」

「……サクは後ろの快感に夢中になって口を留守にする。ただ喉に突っ込むだけなのは味気ない」

後孔を掘削されながら口にも集中しろと言うのは無茶だ。

「まぁ、理由はどうでもいいよ……とにかく二人ともこっちに入れたいんだろ。二本くらい平気だから一緒にやれよ」

「……え? 両方……? 大丈夫なの?」

「結構拡がるし……二本入れられたことあるから、多分いける」

二本突っ込まれたのはオークに犯された時だったか。オークの陰茎は細長いから彼らの太い陰茎と比べても意味がないかな。

「…………何戸惑ってんだよ。二人とも、触手もっといっぱい突っ込んで拡げたことあるだろ」

躊躇っていた二人は納得した様子で勃起した陰茎を突き出す。

「えっと……まず、前からにしよっか。ネメスィ、一旦膝立ちしてくれ」

膝立ちになったネメスィの首にしっかりと腕を回し、大きく開脚して腰を落とす情けない体勢で挿入させる。

「んっ、ぅうっ……あっ、あぁんっ! ん……おっきぃ、二本目いけるかな……」

後孔には予め尻尾の先端を潜らせておいた。ネメスィの陰茎に吸い付いている腸壁も挿入してある尻尾を動かせば少しは広がるだろう。

「ネメスィ、ちゃんと支えてくれよ…………ネメシス、来いよ」

ネメスィに抱き締めさせて支えさせ、尻尾を使って拡げた穴を両手で更に拡げ、ネメシスの陰茎が入る隙間を作る。

「あっ……! ぁ、あぁっ!? ぅあっ、あぁあっ……」

俺が作ったのは亀頭全ても入り切らない小さな隙間。そこにネメシスの陰茎をねじ込まさせる。

「ひっ、ぃんんっ! んっ、あぁっ……ぁ、ひっ、んぐっ……ぅううっ!」

ぐぷぐぷと下品な音を鳴らしながらネメシスの陰茎は俺の後孔に全て収まった。

「さっきよりずっとキツくて気持ちいいね……でも、お兄ちゃんのと当たるのなんかやだな」

「……俺も嫌だ、我慢しろ。サク、動いても?」

ネメスィの首に腕を、ネメシスの腰に尻尾を絡め、俺の体内を満たした二本の肉棒が同時に動いて俺の体内を掻き回すのを待った。
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