過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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久しぶりにあなたにお仕置きされたい

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暗い雰囲気のまま夕飯はお開きとなり、パイを全て食べて気分が悪くなったらしいカタラを残して各々部屋に戻った。

「ついさっきまで寝ていたからか眠くないな……」

「アルマ義兄さんは運動をしておくべきだと人間さんが言ってましたよ、オーガの生態について少し話されました、あまり運動をしないと四肢の末端から腐ってしまうと」

「腐る……!? そんな話は聞いたことがないぞ」

多分ただの比喩だろうけど勘違するアルマは面白いし、俺がオーガの生態に詳しくないだけで本当に腐るのかもしれないし、何も言わないでおこう。

「アルマ、ずっと檻の中に居たのに筋肉すごいよな」

「あぁ、暇だったから鍛えていたんだ。サクはこういう体は好きか?」

男の身体なんてどんな形をしていても興味がないはずだったのに、たくましい腕が腰に回るとキュンとしてしまう。

「……好き」

「そうか、なら鍛えなければな。人間の彼は私が運動する場が用意出来ないと言っていたが……寝転がれる広さがあれば十分だ」

アルマは床で腕立て伏せを始めた。

「……アルマ、俺、本途中で置いてきたから本読んでくる」

「こっちに本を持ってくるのはダメなのか?」

「一人で集中して読みたいんだ。シャル、アルマと仲良くな」

俺に着いてこようとしていたシャルはしゅんと頭羽を垂れさせてベッドに腰かけた。

「早く帰ってきてくださいね、寂しいので」

「アルマが居るだろ? こっちも兄さんだ、な?」

尻尾が不機嫌そうにシーツをぺちぺちと叩いている。紫髪を撫でてから部屋を出て、書庫には向かわずネメスィの部屋に入る。

「ネメスィ、居るよな」

軽装のネメスィはいつまで経っても見慣れない。

「何か用か?」

明るい場所で改めて見ると彼も美人だ。輝く金髪に金眼が顔の造形美を引き立てている。

「その、俺、夕飯の前に……さ、シャルと寝たんだ。アルマの真横で……アルマが起きないからって、シャルに抱かれてた」

「また姦通か、懲りないな」

「うん……俺、悪い奴だよな、だからっ……ネメスィ、俺を罰して欲しい……」

扉からネメスィの元へ向かうまでに服を全て脱ぎ捨て、裸で彼の前に立った。これから起こることを妄想して勃起した陰茎は期待の蜜を垂らしている。

「お、俺のっ……お尻、叩いて……」

「……また罪を重ねる気か?」

眺めていた短剣を置いたネメスィは俺の腰に手を這わせる。肉欲に満ちた手つきだ、鳥肌が立ってしまう。

「んぁっ……あっ、だめっ、尻尾、握っちゃ……やぁ……」

尻尾の生え際をぎゅっと握られ、親指でくすぐられ、ゾクゾクとした快感が脊椎を遡って脳に届くのを意識させられる。

「尻を突き出せ」

ベッドに上体を預け、足をピンと伸ばして腰を持ち上げる。平手打ちをねだろうと振り返った瞬間、尻に平手が振り下ろされた。

「ひぁあんっ!? ぁ、痛、ぁあ……ぁひんっ!? ぁ、待ってぇ……痛い、よっ」

ネメスィは俺の尻尾の先端を噛み、俺の懇願を無視して再び叩いた。

「ぁひぃいっ!? ひっ、ィ、ぁ、あ……」

尻尾を弄られる快感に叩かれた快感が上乗せされ、脊椎を快楽の電撃で貫かれた。

「膝を曲げるな、これは罰なんだろう? しっかり受けるんだ」

「は、い……ぁひんっ! ひぁあっ!? 痛いぃっ! ぃあっ、あぁあっ!」

叩かれる度に前立腺が揺さぶられる。ベッドと自分の腹の間に挟まれた陰茎にも振動が伝わる。

「あぁんっ! ぁひっ、あ、ぁっ……イくっ!」

絶頂を宣言すると絶え間なく叩いていたネメスィの手が止まる。ジンジンと痛むことにすら興奮を覚え、ゆっくりと振り返る。

「叩かれてぇっ……イっちゃった、ネメスィ……もっと叩いて、叩いてイかせて」

ネメスィは黙って俺を叩いていた手を俺の目の前で広げた。キラキラと輝いている、いや、透明の液体が付着している。

「……なに、それ」

「お前が興奮している証だろう」

赤くなっているだろう尻を鷲掴みにし、再び俺の目の前に広げられた手にはより多くの腸液が絡んでいた。

「夫の真横で弟と不貞行為を働いたから罰しろ、そう言っておいて俺にまで抱かれたいのか?」

「……うん」

パァンッ! と乾いた音が響く。

「ひぁあっ! ぁ……もっとぉ」

「罰そのものにまで興奮するのか、救いようがないな」

続けて叩かれ、再び絶頂を迎える。しかし射精は禁止されていて、自分の腹とベッドの隙間で硬く膨らんだまま脈打っている。

「は、初めからっ……ネメスィに、抱かれるつもりで、来た……叩くのも、前戯のつもりでっ……頼んだ……」

「そうか、そうか……悪い子だっ!」

今までとは比べ物にならないほど強く叩かれ、強過ぎる振動が全身に伝わり、足をピンと伸ばして絶頂を迎えてしまった。

「ぁあああっ!? 痛いっ、痛いのっ、きもちぃ……もっとぉ」

「ダメだ、尻をいくら叩いてもお前が反省しないとよく分かった。別の場所を痛めつけてやる」

「別の場所……? うん、してぇ……いっぱいいじめて……」

よろよろと立ち上がり、ネメスィの首に腕を絡める。腰と背にたくましい腕が回り、自然と唇を重ねた。

「……ネメスィ、好き……好きだよ、ネメスィ」

短いキスを終えてうわ言のように呟く。すると俺を抱き締める彼の腕の力が強まった。

「サク、ありがとう、こんな化け物を認めてくれて……お前が結婚していたっていい、こうやって都合のいい間男として接してくれるだけでいい、愛しているよ、サク……俺はお前だけを永遠に愛する」

「ネメスィ……」

腕の力を緩めて見つめ合い、不意にネメスィの視線が俺の首に下がる。つけっぱなしのチョーカーを撫で、微かに笑う。

「夫と再会してもつけてくれているんだな。サク……お前にはなんでもないことかもしれないが、俺はとても嬉しいんだ。ありがとう」

ネメスィの方から再び唇が重ねられ、舌に口内を撫で回された。歯の並びを覚えられるくらいのキスの間に俺はベッドに押し倒されていた。

「ネメスィ、どこいじめてくれるの……?」

「そうだな、まずはこことここだ」

太腿の上に跨ったネメスィに尻尾と陰茎を握られる。

「え……だ、だめ、射精できないようにされてるんだ、シャルの術で……だから、そこは触らないで欲しい」

「お願いを聞いていたら罰にならない」

ぎゅっと握られたまま裏筋を親指で強く擦られ、痛みに近い快感に反り返る。

「お前は今から朝まで俺にイかされ続けるんだ、いいな?」

「そん、な……そんなのっ……」

想像しただけで下腹が疼き、顔が蕩けてしまう。

「まず、一回」

ハート型の先端をぎゅっと握られて絶頂を迎え、続けてハートの生え際を親指でいじめられて仰け反ったまま身体を跳ねさせる。

「あぁああっ!? イった、イったぁっ! イったからぁっ、イったとこしないでぇえっ!」

同時に亀頭を優しく包んでいた手が手首を回して亀頭だけを撫で回し、俺は前後の先端から与えられる快楽に悲鳴を上げた。

「イぐぅううっ! イったっ、イったかりゃああっ! ゃあああっ! あーっ! あぁーっ!」

太腿に乗られているから逃げられない、上半身を仰け反らせて毛布に意味もなく頭頂部をぶつけることしか出来ない。

「イってるっ、イってるのぉっ! イってるんだってぇっ! イってるとこやらぁああっ!」

「いいのか? そんな声を出して、夫に聞かれたらどうする気だ」

「へっ? ある、まっ……ぁああっ! イぐっ、イぐぅっ! ぁ、ひゃぁあっ、にゃにっ、ぁああっ!」

「……まともに話すのは無理そうだな」

言葉はいらないと判断したネメスィは俺の尻尾の先端を口に含んだ。ハートの生え際を噛み、ハート型の部分を舌で舐め回している。

「あぁあーっ! しっぽっ、しっぽイぐぅううっ! らめぇっ、そりぇらめっ、イぐっ、まらイぐからぁあっ! イくのっ、とまんにゃいかりゃあっ、ゆるしてぇえっ!」

ネメスィは今まで尻尾をいじめていた手を陰茎に移し、両手で陰茎を弄り回した。幹の部分を扱きながら亀頭を撫で回したり、両手の親指でカリ首を弾いたり、きわめつけには両手で亀頭を狙ってデコピンをしてきた。

「イぐっ! イったっ、ぁあああっ!? いじめないでっ、もぉそこやらぁあっ! でないのっ、しゃせーできないのぉおっ! もぉしょこいじめないれぇっ!」

「朝までやると言っただろう?」

「やらぁあっ! 死ぬっ、しぬぅうっ! イきすぎてっ、死んじゃうぅっ! イぐぅううぅうっ! ぅあっ、あぁああっ!」

爪先までピンと伸ばした足をネメスィの下で微かに暴れさせ、仰け反ったまま首を横に振る。意識していないその行動は全てネメスィに無視され、尻尾と陰茎をいじめられ続けた。
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