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この世界は一体何なんだろう
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寝室に移動しベッドに寝転がる。ネメシスはベッド脇に机を移動させ、メスにアルコール消毒を施している。
「……なぁ、なんでローブの裏に縫い付けたりしてるんだ? すぐ汚れるだろ」
「武器でもあるからね。僕は電気を操れるんだ、君には分からないかもしれないけど磁力って言うものがあって、それを操ればメスみたいな金属を自由に操れるようになるんだよ」
あの変形と雷撃があるならそんな小道具は要らないと思うのだが。
「お前、人間じゃないんだよな。何なんだ? 見たことないんだよ、黒くて強いスライムなんか」
「まぁ知らないよね、管理されてる分しか存在しないから。ショゴスって言う生き物だよ、説明面倒だから黒くて強くて臭くてキモいスライムだと思ってくれていいよ」
説明を放棄されてしまったが、前世の知識が使えるのならショゴスが何なのかは分かる。元を怪奇小説とする創作神話、クトゥルフ神話のクリーチャーだ。
神の落とし子だとか、宇宙人の労働力だとか、分岐する前の生命の幼体だとか、色々設定はある。
俺はTRPGから入ったクチだから、ショゴスはシナリオ作りに便利なモンスターという認識だ。美少女にだって化け物にだって何にだってなれるのだ。
もちろんそれらショゴスの設定は創作、異世界と言えども存在する訳がない。
「…………ネメスィも、なのか?」
「ネメスィ? あぁ、お兄ちゃんだね。お兄ちゃんは人間だよ、人間の細胞に固定してる。俺は人間の形になってるだけで切っても黒いけど、お兄ちゃんは切ったら骨も肉もあるし血が出るよ」
ショゴスは何にだってなれる。それは姿形に留まらず、遺伝子単位で。
「……ネメスィは、ショゴスだったんだな?」
「人間になってるよ?」
遺伝子的には……の話だろう。必要があればスライム形態に戻る。
やはりネメスィの偽物だと言っていたのは本物のネメスィだったのだ、まさかとは思っていたが認めたくないあまり彼に「気持ち悪い化け物」なんて言ってしまった。あの時彼が泣いていたのは──あぁ、俺が罵ったからだ、俺はなんてことを……
「麻酔入れるね。局部だから話したいことあるならそのまま話して」
「…………魔神王の勅命って言ってたよな。お前、魔神王とどういう関係なんだ?」
クトゥルフ神話のクリーチャーは他にも居るのか、ここはクトゥルフ神話の世界なのか、そんなこと聞いたって実のある答えは帰ってこないだろう。俺は創作の世界に転生してしまったのだろうか、ゲームの中に入り込むなんて話なら前世でも見たけれど。
「甥っ子だよ」
「……魔神王もショゴス?」
「違う違う、魔神王のお兄ちゃんがショゴスなんだ。昔は人間だったらしいんだけど、何かあってショゴスになった……まぁ多分、人間の脳をショゴスにコピーさせた辺りなんだろうけど、本人はショゴスになっちゃったって言い張ってる」
クローンにクローンだと認めさせるような話だからな、そりゃ自分はオリジナルだと言い張るだろう。
「魔神王は人間なのか?」
「元はそうだったらしいよ。魔物を支配する特殊な力を持ってて、その力のせいで狙われて、仲良くなった天使を取り込んで、そこからどんどん強くなって天使食べまくって、神の座を奪い取った……って。ホントかどうか知らないけどね」
天使だとかが居たならクトゥルフ神話の世界ではない……のか? その天使が俺が知ってるミカエルだとかガブリエルだとか、そんな天使かどうかは分からないけれど。
「叔父様……魔神王様は天使を大量に取り込んでるからなのか、すごく精神的に不安定なんだ。色んな人格が混ざり合ってるみたいな感じ」
だから「アマルガム」なのか。アマルガム……水銀の合金、転じて混ざり合ったモノ。魔神王の名は後者だな。
「……でも、父様が捨てた俺のこと、叔父様は拾ってくれた。父様が要らないって言ったら怒ってくれた。いい人だよ、とっても」
ネメスィも叔父を敬愛していると言っていた。優しい人らしい、それなら女神の協力者の俺にも情けをかけてくれるかもしれない。
「お腹切るよ」
「ぁ、うん……切ってるのか? 今」
「動かないでね」
首を起こして見れば胃のあたりを切られ、血が零れているのが見えた。嫌な気分になるので枕に頭を戻し、目を閉じた。
「……なぁ、もしもの話だけどさ。魔神王は……自分を殺そうとしてる奴に協力させられてる奴が居たら、どうするかな」
「殺すよ」
優しくないじゃん。言うのやめとこ。
「させられてる、だぞ? 無理矢理なんだ、そいつの意思じゃない」
「それを主張したら助けるだろうけど、叔父様は自分の敵の事情を調べたりしないからね。それと、たとえ何年も苦楽を共にした仲間であったとしても、叔母様……妻に敵意を向けたらその時点で串刺し」
魔神王の妻には何もする気はないし、主張出来れば助けてもらえるのなら、寝返ってしまおうか。当初は女神に協力してやろうかとも思っていたが、散々酷い目に合わされたし、何よりネメスィの叔父を殺す手伝いをするなんて嫌だ。
「そんなこと聞くなんて……やっぱり君、神性の母胎にされたんだね。それなら大丈夫だよ、検査が終わって何もなければ僕も叔父様も君には関わらない」
「母胎って……俺、男だよな?」
「妊娠って意味じゃないよ。そうだね……寄生バチって知ってる? 他の生き物に卵を産み付けて、産まれた寄生バチの幼虫は宿主を食って成長する。その宿主が君、神性の母胎さ」
やはり寄生生物であるという俺の予感は正しかった。
「……俺、変だったんだ、最近。伴侶が居るのに別の奴と寝たりして、腹が減って抑えられなくなってたんだ」
「…………淫魔って結婚するの? あ、ごめんね、腹減ってヤりまくるのは淫魔なら普通のことだと思うんだけど」
知識が豊富で悪い奴でないのは分かっているし、頼っても大丈夫そうなのに、言い方がムカつくんだよな。
「……いや、でも、君……変じゃないかな。フェロモンの分泌に異常があるよ。雌をとことん不快にさせて雄を発情させてる……発情期がある獣だって君の匂いを嗅いだら我を失って交尾したがるだろうね」
それは多分女神に付与されたスキルだ。待て、フェロモン?
「そ、それ、何とかならないか? その変な体質のせいで今まで男に襲われまくって……困ってるんだ」
「無理だよ」
気遣いとか知らないのかコイツ。
「元々の体質なんだね。その変な髪の色もそのせいか……なら、その体質のせいで母胎に選ばれたのかもね」
俺を母胎にしたモノは何なのだろう。女神ではないかと思ったが、なら何か一言あってもいいはずだ。それに女神は自分を召喚しろと言っていた、腹で育てろなんて言っていない。
「交尾しない生き物でも発情させられるくらいの強さがあるよ。食事に困らなくていいね」
「交尾しない生き物ってなんだよ……」
「無性生殖の奴とか。万が一にも子供が出来ないように交尾しないようプログラムされた、黒くて強くて臭くてキモいスライムとかね」
自分という意味か? いや、ネメシスが俺に欲情しているようには見えない。ネメスィのことだろう。
「…………君、これかなり苦しかったんじゃない? 内臓の中で暴れ回った跡があるよ」
「怪我してるのか?」
「いや、魔力の痕跡。怪我はないよ、治ってるみたいだ。でも……苦しかったろうね、よしよし」
ネメシスは前世の年齢で言えば歳下だろうに、優しく頭を撫でられたことで甘えさせてくれる歳上の人に会った気分になった。
「……なぁ、なんでローブの裏に縫い付けたりしてるんだ? すぐ汚れるだろ」
「武器でもあるからね。僕は電気を操れるんだ、君には分からないかもしれないけど磁力って言うものがあって、それを操ればメスみたいな金属を自由に操れるようになるんだよ」
あの変形と雷撃があるならそんな小道具は要らないと思うのだが。
「お前、人間じゃないんだよな。何なんだ? 見たことないんだよ、黒くて強いスライムなんか」
「まぁ知らないよね、管理されてる分しか存在しないから。ショゴスって言う生き物だよ、説明面倒だから黒くて強くて臭くてキモいスライムだと思ってくれていいよ」
説明を放棄されてしまったが、前世の知識が使えるのならショゴスが何なのかは分かる。元を怪奇小説とする創作神話、クトゥルフ神話のクリーチャーだ。
神の落とし子だとか、宇宙人の労働力だとか、分岐する前の生命の幼体だとか、色々設定はある。
俺はTRPGから入ったクチだから、ショゴスはシナリオ作りに便利なモンスターという認識だ。美少女にだって化け物にだって何にだってなれるのだ。
もちろんそれらショゴスの設定は創作、異世界と言えども存在する訳がない。
「…………ネメスィも、なのか?」
「ネメスィ? あぁ、お兄ちゃんだね。お兄ちゃんは人間だよ、人間の細胞に固定してる。俺は人間の形になってるだけで切っても黒いけど、お兄ちゃんは切ったら骨も肉もあるし血が出るよ」
ショゴスは何にだってなれる。それは姿形に留まらず、遺伝子単位で。
「……ネメスィは、ショゴスだったんだな?」
「人間になってるよ?」
遺伝子的には……の話だろう。必要があればスライム形態に戻る。
やはりネメスィの偽物だと言っていたのは本物のネメスィだったのだ、まさかとは思っていたが認めたくないあまり彼に「気持ち悪い化け物」なんて言ってしまった。あの時彼が泣いていたのは──あぁ、俺が罵ったからだ、俺はなんてことを……
「麻酔入れるね。局部だから話したいことあるならそのまま話して」
「…………魔神王の勅命って言ってたよな。お前、魔神王とどういう関係なんだ?」
クトゥルフ神話のクリーチャーは他にも居るのか、ここはクトゥルフ神話の世界なのか、そんなこと聞いたって実のある答えは帰ってこないだろう。俺は創作の世界に転生してしまったのだろうか、ゲームの中に入り込むなんて話なら前世でも見たけれど。
「甥っ子だよ」
「……魔神王もショゴス?」
「違う違う、魔神王のお兄ちゃんがショゴスなんだ。昔は人間だったらしいんだけど、何かあってショゴスになった……まぁ多分、人間の脳をショゴスにコピーさせた辺りなんだろうけど、本人はショゴスになっちゃったって言い張ってる」
クローンにクローンだと認めさせるような話だからな、そりゃ自分はオリジナルだと言い張るだろう。
「魔神王は人間なのか?」
「元はそうだったらしいよ。魔物を支配する特殊な力を持ってて、その力のせいで狙われて、仲良くなった天使を取り込んで、そこからどんどん強くなって天使食べまくって、神の座を奪い取った……って。ホントかどうか知らないけどね」
天使だとかが居たならクトゥルフ神話の世界ではない……のか? その天使が俺が知ってるミカエルだとかガブリエルだとか、そんな天使かどうかは分からないけれど。
「叔父様……魔神王様は天使を大量に取り込んでるからなのか、すごく精神的に不安定なんだ。色んな人格が混ざり合ってるみたいな感じ」
だから「アマルガム」なのか。アマルガム……水銀の合金、転じて混ざり合ったモノ。魔神王の名は後者だな。
「……でも、父様が捨てた俺のこと、叔父様は拾ってくれた。父様が要らないって言ったら怒ってくれた。いい人だよ、とっても」
ネメスィも叔父を敬愛していると言っていた。優しい人らしい、それなら女神の協力者の俺にも情けをかけてくれるかもしれない。
「お腹切るよ」
「ぁ、うん……切ってるのか? 今」
「動かないでね」
首を起こして見れば胃のあたりを切られ、血が零れているのが見えた。嫌な気分になるので枕に頭を戻し、目を閉じた。
「……なぁ、もしもの話だけどさ。魔神王は……自分を殺そうとしてる奴に協力させられてる奴が居たら、どうするかな」
「殺すよ」
優しくないじゃん。言うのやめとこ。
「させられてる、だぞ? 無理矢理なんだ、そいつの意思じゃない」
「それを主張したら助けるだろうけど、叔父様は自分の敵の事情を調べたりしないからね。それと、たとえ何年も苦楽を共にした仲間であったとしても、叔母様……妻に敵意を向けたらその時点で串刺し」
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