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幼馴染の居る家に帰ってみた
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三人仲良く夕飯を食べた後、俺はレンの様子を見に行った。風呂の後に見た時と少しも変わっていない。手の角度も、表情も、髪の広がり方も、何もかも同じだ。
「レン……」
しっとりと柔らかい頬に触れ、また涙でレンの顔を汚す。幼い頃に読んだ絵本の真似をして唇を重ねる──
「ん……やっぱダメか」
──俺は王子様ではなかったようだ。
「お兄さん達が帰ってきたらどうにかしてもらうから、また明日な……レン、おやすみ」
涙を拭ってレンの部屋から出ると、扉のすぐ傍で待っていたらしいセンパイにぶつかった。
「す、すいません……」
顔に感じた素晴らしい胸筋の弾力に顔が熱くなってしまう。
「…………まだ戻らないか」
大きな手が俺の頬を包む。涙の跡でも見つけたのか顔を顰め、頬を何度も親指でなぞる。深いため息をついた後、センパイは俺の顔から手を離して俺を強く抱き締めた。
「……大丈夫。兄ちゃんならきっと何とかしてくれる。兄ちゃんが戻ってくるまで待てるな?」
「はい……」
「…………今日はミチと寝るといい。如月は俺が見ておいてやる」
「でもっ」
「……身体に戻った時、疲れた顔のお前を見たら如月はどう思う?」
自分のせいだと気に病むだろう、今の俺のように。俺はセンパイに抱きついて分厚い胸筋の弾力と柔らかさで精神の安定を測り、センパイの言う通りにミチの部屋に枕を運んだ。
「えへへへ……こ、ここ、これで喜ぶのなんか如月くんに悪いけどっ、一緒に寝れるの嬉しいよ」
「そっか」
こんなに喜んでくれるならレンがいつも通りに戻った後も日替わりで添い寝しに来てやろうかな。
「おやすみ、ミチ」
「お、ぉ、おお、おやすみっ!」
小柄なミチを抱き枕代わりにしようと抱き締めると、眠る前だからでは説明がつかないほど体温が上がっていた。まだ俺と眠るのに緊張や照れがあるのかと思うと少し嬉しかったし、俺まで照れてしまって眠るまでしばらくかかった。
カラスの鳴き声で目を覚ます。この辺りで鳴いているなんて珍しいなと思いつつ起き上がる、ミチはぐっすり眠っている。
「こんなにガァガァうるさいのによく寝てられるな」
ぷくっとした頬をつつくと、何も入っていないだろうにもぐもぐと口を動かした。幼子のような恋人の頭を撫で、ぐしゃぐしゃの髪をかき上げ、額にキスをして部屋を出た。
「ふわぁ…………んー、もう八時半かぁ……」
朝の身支度を整えた俺はまだ起きてはくれないんだろうなと思いつつもレンの部屋の扉を開けた。
「…………おはよう、ノゾム」
昨晩から何も変わらないレンと、彼が眠るベッドの隣に座っているセンパイ。二人とも俺の愛しい人だ。
「おはようございます、センパイ。センパイここで寝てたんですか? レン……まだ帰ってきてくれてないんですね」
「……あぁ、一晩中見ていたが……何もなかった」
「徹夜したんですか!? なんでそんな……頑張ってくれるんですか」
「…………お前のためだ、一晩くらいなんてことはない。気にしなくていい……が、気にしてくれるなら、一晩頑張った俺にご褒美として手料理でも寄越せ」
朝食を作れと言っているのだと察し、共にキッチンへ向かった。飲み物の準備だけはセンパイに任せて、俺はいつも通りの朝食を作った。
「すいません、まだスクランブルエッグしか作れなくて……ドンドン色んな料理覚えて、センパイにバンバン食べてもらいますからね」
「……楽しみにしてる」
「じゃあ、ミチ起こしてきますね」
「…………あぁ」
三人分の朝食を机に並べ、ミチを叩き起こし、三人同時に手を合わせた。
「べ、べべ、別に待ってなくてもいいのにさ、形州ぅ……な、なんか気ぃ遣うんだよっ、待たれると」
「……遣え」
「な、な、な、なんで揃ってご飯食べるのにこだわるんだよぉ……み、みんなでご飯なんてっ、僕慣れてないから、なんか……ぅうぅ……」
今の状況は家族団欒……とは言い難いが、それに近しいものだとは思う。みんなで仲良く食卓を囲むという行為を知らないミチや、従兄辺りとしか経験がないだろうセンパイは、団欒というものに飢えているのだろう。
俺? 俺は一応レンとレンの父親と共に食卓を囲んだ経験があるから、二人よりはマシだと思う。それに俺の団欒にはレンが必要不可欠だ。
「ス、スス、スクランブルエッグに塩コショウなんて邪道だっ」
「……塩コショウは正道だ。マヨネーズよりは多数派だと思うぞ、それに……ノゾムの前で調味料論争なんて無駄だ」
「な、な、なんでスクランブルエッグに生クリームかけて食べながらあんな顔が出来るの」
「…………憂鬱そうな顔だ、楽しませてやりたいが……あれはあれで色っぽくていいな」
いつもより食事にかける生クリームの量を増やしてみたが、憂鬱な気分は終わらない。平穏な時間を過ごすほど、二人の日常を見守るほど、そこにレンが混じっていない違和感と寂しさが大きくなってため息が漏れる。
「ごちそうさまでした……皿、後で洗うから置いといてくれ」
「……ノゾム、大丈夫か?」
「平気です。センパイも眠かったら寝てください」
センパイのこともミチのことも好きなのに今は同じ空間に居るだけで疲れてしまう。俺は自分の皿だけを流し台に運び、浅い皿に水を溜めて汚れを浮かし、放置してレンの部屋に入った。
「ただいま、レン……」
ベッドの隣に腰を下ろし、ベッドに顎を乗せ、レンの手を握る。眠っている時に握ったら握り返してくれることもたまにあるのに、今は指の一本すらも曲がらない。
「やっぱり俺、レンが居ないと……全然ダメだ。早く戻ってきて、レン」
まだカラスが騒がしい。ガァガァガァガァ鳴き喚いている。
「なんなんだよ、クソっ……ちょっとくらい浸らせろよ」
近所で生ゴミでもぶちまけられたのかななんて汚い光景を想像していると、バンッ! と窓を強く叩く音がした。
「な、何っ!? 何が……」
部屋に射し込む陽光が遮られた。叩かれたのはこの部屋の窓だ、薄いカーテンに人影がふわふわと浮かんで見える。悲鳴を上げそうになったが、カーテンの隙間から窓の外に居るモノの髪が茶色いことが分かった。
「レ、レンっ? レンなのか?」
カーテンを開けると予想通りレンが居た。窓の外にふわふわと浮かんでいて、窓に両手を張り付かせてこちらを覗いている。肉体とは違って長く伸びた茶髪は風に関係なく揺れている。
「おかえり! なんだよ、すり抜けられないのか? 待ってくれ、今窓開けるから」
茶色いタレ目はどこか虚ろだ。慌てて窓を開け、一歩下がる。だが、レンは部屋に入ってこない。
「レン? どうしたんだ?」
窓はもう開けているのに、バンッ! バンッ! と何もない空間を叩いて音を出している。鋭い爪を何もない空間に突き立ててギギギ……とガラスを引っ掻くような嫌な音を立てている。
「ここに……何かあるのか? 俺には何も見えないけど。入れないのか? レン」
レンはぱくぱくと口を開けているが、声を発していない──見えない壁が声まで遮断しているのか?
「俺は何ともないみたいだな……俺には触れるか? レン」
窓の外に手を伸ばしてみるも、俺はレンが壊そうとしている壁のようなものに遮られなかった。レンは不思議そうに目を丸くして俺の手を爪の背でつついている。
「俺には触れるみたいだな。ちょっと待ってくれ、今外に出るよ」
玄関に回って外へ出るため、窓から離れる──バンッ! バンッ! とレンが見えない壁を強く叩き、必死な顔で何かを言っている。
「あっ、こっちの声も聞こえてないのか……すぐ行くから! ちょっと待っててくれ!」
玄関の方を指しても分かっていなさそうだったので急いで玄関へと向かい、サンダルを履いて庭に出た。
「レン! レン……レンっ! レンなのか? 無事だったんだな、よかった……!」
自分の部屋の窓を覗いていたレンを見つけて声をかけると、彼は満面の笑みで俺に抱きついてきた。
『もち……!』
蛇のような鱗が生え揃った手足に、額から伸びた角や鋭い爪、笑った口に見える牙……鬼と呼ぶに相応しい姿だが、俺にとっては可愛いお嫁さんだ。白い和服は死人の白装束なんかじゃない、花嫁衣裳だ。
「おかえり! 会いたかったぞ。色々と聞きたいことがあるんだ。でもまずは身体に戻ろう、ご飯食べて、何か飲んで、トイレも行かないとな」
ふわふわと浮かぶレンの手をしっかりと握り、玄関をくぐった瞬間、バチンッ! と弾けるような感覚と音がして握っていたはずのレンの手が離れた。
「レン……」
しっとりと柔らかい頬に触れ、また涙でレンの顔を汚す。幼い頃に読んだ絵本の真似をして唇を重ねる──
「ん……やっぱダメか」
──俺は王子様ではなかったようだ。
「お兄さん達が帰ってきたらどうにかしてもらうから、また明日な……レン、おやすみ」
涙を拭ってレンの部屋から出ると、扉のすぐ傍で待っていたらしいセンパイにぶつかった。
「す、すいません……」
顔に感じた素晴らしい胸筋の弾力に顔が熱くなってしまう。
「…………まだ戻らないか」
大きな手が俺の頬を包む。涙の跡でも見つけたのか顔を顰め、頬を何度も親指でなぞる。深いため息をついた後、センパイは俺の顔から手を離して俺を強く抱き締めた。
「……大丈夫。兄ちゃんならきっと何とかしてくれる。兄ちゃんが戻ってくるまで待てるな?」
「はい……」
「…………今日はミチと寝るといい。如月は俺が見ておいてやる」
「でもっ」
「……身体に戻った時、疲れた顔のお前を見たら如月はどう思う?」
自分のせいだと気に病むだろう、今の俺のように。俺はセンパイに抱きついて分厚い胸筋の弾力と柔らかさで精神の安定を測り、センパイの言う通りにミチの部屋に枕を運んだ。
「えへへへ……こ、ここ、これで喜ぶのなんか如月くんに悪いけどっ、一緒に寝れるの嬉しいよ」
「そっか」
こんなに喜んでくれるならレンがいつも通りに戻った後も日替わりで添い寝しに来てやろうかな。
「おやすみ、ミチ」
「お、ぉ、おお、おやすみっ!」
小柄なミチを抱き枕代わりにしようと抱き締めると、眠る前だからでは説明がつかないほど体温が上がっていた。まだ俺と眠るのに緊張や照れがあるのかと思うと少し嬉しかったし、俺まで照れてしまって眠るまでしばらくかかった。
カラスの鳴き声で目を覚ます。この辺りで鳴いているなんて珍しいなと思いつつ起き上がる、ミチはぐっすり眠っている。
「こんなにガァガァうるさいのによく寝てられるな」
ぷくっとした頬をつつくと、何も入っていないだろうにもぐもぐと口を動かした。幼子のような恋人の頭を撫で、ぐしゃぐしゃの髪をかき上げ、額にキスをして部屋を出た。
「ふわぁ…………んー、もう八時半かぁ……」
朝の身支度を整えた俺はまだ起きてはくれないんだろうなと思いつつもレンの部屋の扉を開けた。
「…………おはよう、ノゾム」
昨晩から何も変わらないレンと、彼が眠るベッドの隣に座っているセンパイ。二人とも俺の愛しい人だ。
「おはようございます、センパイ。センパイここで寝てたんですか? レン……まだ帰ってきてくれてないんですね」
「……あぁ、一晩中見ていたが……何もなかった」
「徹夜したんですか!? なんでそんな……頑張ってくれるんですか」
「…………お前のためだ、一晩くらいなんてことはない。気にしなくていい……が、気にしてくれるなら、一晩頑張った俺にご褒美として手料理でも寄越せ」
朝食を作れと言っているのだと察し、共にキッチンへ向かった。飲み物の準備だけはセンパイに任せて、俺はいつも通りの朝食を作った。
「すいません、まだスクランブルエッグしか作れなくて……ドンドン色んな料理覚えて、センパイにバンバン食べてもらいますからね」
「……楽しみにしてる」
「じゃあ、ミチ起こしてきますね」
「…………あぁ」
三人分の朝食を机に並べ、ミチを叩き起こし、三人同時に手を合わせた。
「べ、べべ、別に待ってなくてもいいのにさ、形州ぅ……な、なんか気ぃ遣うんだよっ、待たれると」
「……遣え」
「な、な、な、なんで揃ってご飯食べるのにこだわるんだよぉ……み、みんなでご飯なんてっ、僕慣れてないから、なんか……ぅうぅ……」
今の状況は家族団欒……とは言い難いが、それに近しいものだとは思う。みんなで仲良く食卓を囲むという行為を知らないミチや、従兄辺りとしか経験がないだろうセンパイは、団欒というものに飢えているのだろう。
俺? 俺は一応レンとレンの父親と共に食卓を囲んだ経験があるから、二人よりはマシだと思う。それに俺の団欒にはレンが必要不可欠だ。
「ス、スス、スクランブルエッグに塩コショウなんて邪道だっ」
「……塩コショウは正道だ。マヨネーズよりは多数派だと思うぞ、それに……ノゾムの前で調味料論争なんて無駄だ」
「な、な、なんでスクランブルエッグに生クリームかけて食べながらあんな顔が出来るの」
「…………憂鬱そうな顔だ、楽しませてやりたいが……あれはあれで色っぽくていいな」
いつもより食事にかける生クリームの量を増やしてみたが、憂鬱な気分は終わらない。平穏な時間を過ごすほど、二人の日常を見守るほど、そこにレンが混じっていない違和感と寂しさが大きくなってため息が漏れる。
「ごちそうさまでした……皿、後で洗うから置いといてくれ」
「……ノゾム、大丈夫か?」
「平気です。センパイも眠かったら寝てください」
センパイのこともミチのことも好きなのに今は同じ空間に居るだけで疲れてしまう。俺は自分の皿だけを流し台に運び、浅い皿に水を溜めて汚れを浮かし、放置してレンの部屋に入った。
「ただいま、レン……」
ベッドの隣に腰を下ろし、ベッドに顎を乗せ、レンの手を握る。眠っている時に握ったら握り返してくれることもたまにあるのに、今は指の一本すらも曲がらない。
「やっぱり俺、レンが居ないと……全然ダメだ。早く戻ってきて、レン」
まだカラスが騒がしい。ガァガァガァガァ鳴き喚いている。
「なんなんだよ、クソっ……ちょっとくらい浸らせろよ」
近所で生ゴミでもぶちまけられたのかななんて汚い光景を想像していると、バンッ! と窓を強く叩く音がした。
「な、何っ!? 何が……」
部屋に射し込む陽光が遮られた。叩かれたのはこの部屋の窓だ、薄いカーテンに人影がふわふわと浮かんで見える。悲鳴を上げそうになったが、カーテンの隙間から窓の外に居るモノの髪が茶色いことが分かった。
「レ、レンっ? レンなのか?」
カーテンを開けると予想通りレンが居た。窓の外にふわふわと浮かんでいて、窓に両手を張り付かせてこちらを覗いている。肉体とは違って長く伸びた茶髪は風に関係なく揺れている。
「おかえり! なんだよ、すり抜けられないのか? 待ってくれ、今窓開けるから」
茶色いタレ目はどこか虚ろだ。慌てて窓を開け、一歩下がる。だが、レンは部屋に入ってこない。
「レン? どうしたんだ?」
窓はもう開けているのに、バンッ! バンッ! と何もない空間を叩いて音を出している。鋭い爪を何もない空間に突き立ててギギギ……とガラスを引っ掻くような嫌な音を立てている。
「ここに……何かあるのか? 俺には何も見えないけど。入れないのか? レン」
レンはぱくぱくと口を開けているが、声を発していない──見えない壁が声まで遮断しているのか?
「俺は何ともないみたいだな……俺には触れるか? レン」
窓の外に手を伸ばしてみるも、俺はレンが壊そうとしている壁のようなものに遮られなかった。レンは不思議そうに目を丸くして俺の手を爪の背でつついている。
「俺には触れるみたいだな。ちょっと待ってくれ、今外に出るよ」
玄関に回って外へ出るため、窓から離れる──バンッ! バンッ! とレンが見えない壁を強く叩き、必死な顔で何かを言っている。
「あっ、こっちの声も聞こえてないのか……すぐ行くから! ちょっと待っててくれ!」
玄関の方を指しても分かっていなさそうだったので急いで玄関へと向かい、サンダルを履いて庭に出た。
「レン! レン……レンっ! レンなのか? 無事だったんだな、よかった……!」
自分の部屋の窓を覗いていたレンを見つけて声をかけると、彼は満面の笑みで俺に抱きついてきた。
『もち……!』
蛇のような鱗が生え揃った手足に、額から伸びた角や鋭い爪、笑った口に見える牙……鬼と呼ぶに相応しい姿だが、俺にとっては可愛いお嫁さんだ。白い和服は死人の白装束なんかじゃない、花嫁衣裳だ。
「おかえり! 会いたかったぞ。色々と聞きたいことがあるんだ。でもまずは身体に戻ろう、ご飯食べて、何か飲んで、トイレも行かないとな」
ふわふわと浮かぶレンの手をしっかりと握り、玄関をくぐった瞬間、バチンッ! と弾けるような感覚と音がして握っていたはずのレンの手が離れた。
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