88 / 909
第八章 堕した明星
拾い集める希望の欠片
しおりを挟む
傷を癒しても十六夜は目を覚まさない、オファニエルは微かな呼吸だけを希望にしていた。
『相変わらず決断力のない子だ、昔そのせいで大切な者を失ったというのに……なぁんにも学習していない』
『黙れ!』
『ふふふっ、あの子ももう死んでるだろうね。君のせいで』
『あの子は生きている! だから枷を作ったんだ!』
ルシフェルの嘲りが止まる、赤い瞳が微かに驚きに見開かれたが、すぐに元の微笑に戻る。
『へぇ……あの飽き性がまだ生きてるって? 羨ましい限りだね。自由意志を司る、なんて。天使に必要のないものを司るなんて、全く訳の分からない子だったよ。
堕とされる少し前、神に直談判に行く前、あの子が羨ましくて羨ましくて仕方がなかった。そうしなければ消えてしまうという理由だけで何もかもを許されたあの子が憎かった』
ルシフェルの瞳が憎悪と狂気に染まる、オファニエルは十六夜を後ろ手に庇い、後ずさる。
苛立ちを隠すこともなくルシフェルは翼を広げた。
何もかもを塗り潰すような黒い翼が光を帯びる。
『気が変わった、君達全員殺してやる』
『なっ……ふ、ふざけるな! 枷は外しただろう!』
『気が変わった、って言ったよね。取引なんてどうでもいいんだよ。君はいつまでも過去に囚われてるからダメなんだよ』
オファニエルは僕の元に駆け寄り、僕に十六夜を支えさせた。
僕達を後ろに庇ったオファニエルは空中に魔法陣のようなものを描く。
あの光を耐え切ろうとしているのだろう、だが僕にはそれは不可能に思えた。
岩山や草木を吹き飛ばした時や、闇を消し去った時とは訳が違う。
ルシフェルは光を一箇所に集めている、撃ち抜こうというのだ、それを防ぐなんて不可能だ。
『じゃあばいばい。まぁまぁ楽しかったよ、オファニエル』
ルシフェルの手のひらに光が集まる。それが放たれるまさにその時、ルシフェルの前に新たな天使が現れた。
儚げな美しさの、今にも消え入りそうな線の細い天使だ。
僕から見えるのは黒と白と灰の交じった髪と、白い翼と光輪だけだ。
どんな顔をしているのかさえ分からない。
『君は……! 本当に生きてたんだ、丁度良かった』
ルシフェルは手のひらの光をその天使へと向ける。
『君への憎しみを思い出していたところなんだよ、消えてくれる?』
目を眩ませる閃光、直接当たってはいないのに結界にヒビが入った。きっとあの天使は跡形もなく消されてしまっただろう、次は僕達だ。
ほんの少し伸びた寿命を何にも使えないうちにその時は来る……かと思われた。
『久しぶりだね、ルシフェル。ちょっと色々あって……記憶が曖昧なんだよね。君の封印を解かせたのは僕らしいけど……』
天使は消えてはいない、それどころか傷一つない。光が放たれる前と寸分変わらずそこに居た。
ルシフェルが腕を振るう、天使の胸が貫かれる。
いや、違う。
すり抜けている。
『僕が君からの干渉を願わなければ、君は僕に触れられない。僕の全ては僕の自由だ。生きるも死ぬも僕が決める』
『……ふざけるな。私に消せないものなどない! あってはならないんだ!』
余裕をなくし、声を荒らげる。
そんなルシフェルの元に純白の槍が落ちる。
次々に空から降り注ぐそれは全てルシフェルに突き刺さり、地へ縫いつけた。
『神よ……私は、私こそが、最も優秀だというのに! 貴方はまだ分からないのか! まだ人を愛するというのか!』
『……またね、ルシフェル。気が向いたら顔を見に来てあげるから』
蛍光グリーンの光を放つ巨大な機械が降ってくる、牢獄の国の地下にあった物と同じだ。
新たに設置された魔力変換装置はルシフェルの魔力を吸い上げ、それを破壊された自然の修復に当てた。
『人の為に天使を作ったんだだから、人の方が愛されているのは当然だろ? 天使は忠実な下僕であって、人のような愛玩動物じゃないんだよ。そろそろ分かりなよ、超優秀な天使長様』
ルシフェルの言葉にならない絶叫をかき消すように空から無数の鉄塊が降り注ぐ。
それは正方形の鉄箱へと姿を変え、ルシフェルを閉じ込めて地の底へと沈んでいった。
『さて、どうにか人格を安定させないと……このままだといつ消えるか分からない』
天使が振り返り、僕に歩み寄る。天使……? いや、違う。
額に短い角がある。色の違う瞳の片方には魔を感じる。
「君は……誰?」
『天使にして鬼にして守護神にして精霊、そしてそのどれでもないモノ。面倒だから『黒』でいいよ、君はそう呼んでいただろう?』
『黒』……だって? 確かに顔や雰囲気は似通っている、だけど髪や目はこんな色じゃなかったはずだ。
『この子は貰っていくよ、オファニエル』
『……好きにしろ』
『君に僕は捕まえられないし、捕まるわけにもいかないんだよね。せいぜい頑張りなよ、僕の力を全て封じることが出来たのならその時は君に飼われてあげる』
どうせ無理だろうけど、と吐き捨て僕の手を握る。
直後、浮遊感。『黒』は翼も動かさずに空を飛んでいる。
『君には色々迷惑をかけちゃったし、手伝うよ』
「……何を?」
『賢者の石の再生』
「出来るの? そうしたらアルにまた会えるの?」
『錬金術師ならね、探すのを手伝ってあげる』
「錬金術はもう廃れたって聞いたよ」
浮遊感が終わる。
ルシフェルと天使達が戦っていたあの赤茶けた大地に戻ってきた。そこにはもう天使も何も居ない、血の跡すら残っていない。
赤茶けた大地には少しずつ背の低い草が生え始めていた、魔力変換装置の影響だろう。
『廃れた? 千年くらい前までは盛んだっただろう? 熱心な信者が邪魔してたけど神自身は割とどうでも良さそうだったし』
「千年も前なら……もうとっくになくなってるよ」
人間とそれ以外のモノとの価値観、時間感覚の違いは僕の想像を遥かに超える。彼らは数百年なら最近と言うのだろう。
『賢者の石は不老不死も与えるはずだ、千年でどうにかなるとは思えないね』
「でも、アルを作った人は死んだって」
『黒』は拾い上げた赤い欠片を僕に見せる。アルのものだ、ルシフェルに壊された賢者の石の欠片。
『……紛い物だね』
「どういうこと? 本物じゃないの? なら……アルは?」
『賢者の石を使って造られる魔獣にしては弱いと思ってたよ』
辺りに散らばった欠片を拾い集める。全てとはいかないが、八割くらいは集まっただろうか。
『賢者の石なんて並の人間に作れるものじゃない。天界の記録では……確か、セツナとか言ったかな』
「え……っと、その人だけが作れるの? アルを戻してくれるの?」
『人なのかな? よく分からない、だけどまだ生きているってことは確かだ』
「……だったら! その人を見つければ!」
『蘇るかもね、石は大事に持っておきなよ。天界にも居場所の記録はなかったから地道に探すしかないけどね』
緑の戻った大地に黒いカバンを見つけた。
ボロボロになって中身もほとんどが壊れていて、中に入れていたはずの本も弓もなくなっていた。
『それには入れられないね、どこかで新しいのを買ってあげるよ。石はポケットにでも……破れてる? なら僕が持っていてあげる。そんな不安そうな顔しないでよ、落としたりしないって』
渋々石の欠片を渡すと、『黒』は僕の手を取って再び浮き上がろうとする。そんな『黒』を止め、二体の獣について話す。
『どこにあるのさ、欠片もある程度ないと元に戻せないよ? せめて半分はないと』
「この辺りにあるはずなんだけど……あ、諦めないでよ?」
『分かった分かった、ちゃんと探すよ』
欠片の捜索に飽きたと言う『黒』を励ましながら、アルのものよりも細かく砕けた石を拾い集める。
僕は久しぶりに希望を見つけられた。
『相変わらず決断力のない子だ、昔そのせいで大切な者を失ったというのに……なぁんにも学習していない』
『黙れ!』
『ふふふっ、あの子ももう死んでるだろうね。君のせいで』
『あの子は生きている! だから枷を作ったんだ!』
ルシフェルの嘲りが止まる、赤い瞳が微かに驚きに見開かれたが、すぐに元の微笑に戻る。
『へぇ……あの飽き性がまだ生きてるって? 羨ましい限りだね。自由意志を司る、なんて。天使に必要のないものを司るなんて、全く訳の分からない子だったよ。
堕とされる少し前、神に直談判に行く前、あの子が羨ましくて羨ましくて仕方がなかった。そうしなければ消えてしまうという理由だけで何もかもを許されたあの子が憎かった』
ルシフェルの瞳が憎悪と狂気に染まる、オファニエルは十六夜を後ろ手に庇い、後ずさる。
苛立ちを隠すこともなくルシフェルは翼を広げた。
何もかもを塗り潰すような黒い翼が光を帯びる。
『気が変わった、君達全員殺してやる』
『なっ……ふ、ふざけるな! 枷は外しただろう!』
『気が変わった、って言ったよね。取引なんてどうでもいいんだよ。君はいつまでも過去に囚われてるからダメなんだよ』
オファニエルは僕の元に駆け寄り、僕に十六夜を支えさせた。
僕達を後ろに庇ったオファニエルは空中に魔法陣のようなものを描く。
あの光を耐え切ろうとしているのだろう、だが僕にはそれは不可能に思えた。
岩山や草木を吹き飛ばした時や、闇を消し去った時とは訳が違う。
ルシフェルは光を一箇所に集めている、撃ち抜こうというのだ、それを防ぐなんて不可能だ。
『じゃあばいばい。まぁまぁ楽しかったよ、オファニエル』
ルシフェルの手のひらに光が集まる。それが放たれるまさにその時、ルシフェルの前に新たな天使が現れた。
儚げな美しさの、今にも消え入りそうな線の細い天使だ。
僕から見えるのは黒と白と灰の交じった髪と、白い翼と光輪だけだ。
どんな顔をしているのかさえ分からない。
『君は……! 本当に生きてたんだ、丁度良かった』
ルシフェルは手のひらの光をその天使へと向ける。
『君への憎しみを思い出していたところなんだよ、消えてくれる?』
目を眩ませる閃光、直接当たってはいないのに結界にヒビが入った。きっとあの天使は跡形もなく消されてしまっただろう、次は僕達だ。
ほんの少し伸びた寿命を何にも使えないうちにその時は来る……かと思われた。
『久しぶりだね、ルシフェル。ちょっと色々あって……記憶が曖昧なんだよね。君の封印を解かせたのは僕らしいけど……』
天使は消えてはいない、それどころか傷一つない。光が放たれる前と寸分変わらずそこに居た。
ルシフェルが腕を振るう、天使の胸が貫かれる。
いや、違う。
すり抜けている。
『僕が君からの干渉を願わなければ、君は僕に触れられない。僕の全ては僕の自由だ。生きるも死ぬも僕が決める』
『……ふざけるな。私に消せないものなどない! あってはならないんだ!』
余裕をなくし、声を荒らげる。
そんなルシフェルの元に純白の槍が落ちる。
次々に空から降り注ぐそれは全てルシフェルに突き刺さり、地へ縫いつけた。
『神よ……私は、私こそが、最も優秀だというのに! 貴方はまだ分からないのか! まだ人を愛するというのか!』
『……またね、ルシフェル。気が向いたら顔を見に来てあげるから』
蛍光グリーンの光を放つ巨大な機械が降ってくる、牢獄の国の地下にあった物と同じだ。
新たに設置された魔力変換装置はルシフェルの魔力を吸い上げ、それを破壊された自然の修復に当てた。
『人の為に天使を作ったんだだから、人の方が愛されているのは当然だろ? 天使は忠実な下僕であって、人のような愛玩動物じゃないんだよ。そろそろ分かりなよ、超優秀な天使長様』
ルシフェルの言葉にならない絶叫をかき消すように空から無数の鉄塊が降り注ぐ。
それは正方形の鉄箱へと姿を変え、ルシフェルを閉じ込めて地の底へと沈んでいった。
『さて、どうにか人格を安定させないと……このままだといつ消えるか分からない』
天使が振り返り、僕に歩み寄る。天使……? いや、違う。
額に短い角がある。色の違う瞳の片方には魔を感じる。
「君は……誰?」
『天使にして鬼にして守護神にして精霊、そしてそのどれでもないモノ。面倒だから『黒』でいいよ、君はそう呼んでいただろう?』
『黒』……だって? 確かに顔や雰囲気は似通っている、だけど髪や目はこんな色じゃなかったはずだ。
『この子は貰っていくよ、オファニエル』
『……好きにしろ』
『君に僕は捕まえられないし、捕まるわけにもいかないんだよね。せいぜい頑張りなよ、僕の力を全て封じることが出来たのならその時は君に飼われてあげる』
どうせ無理だろうけど、と吐き捨て僕の手を握る。
直後、浮遊感。『黒』は翼も動かさずに空を飛んでいる。
『君には色々迷惑をかけちゃったし、手伝うよ』
「……何を?」
『賢者の石の再生』
「出来るの? そうしたらアルにまた会えるの?」
『錬金術師ならね、探すのを手伝ってあげる』
「錬金術はもう廃れたって聞いたよ」
浮遊感が終わる。
ルシフェルと天使達が戦っていたあの赤茶けた大地に戻ってきた。そこにはもう天使も何も居ない、血の跡すら残っていない。
赤茶けた大地には少しずつ背の低い草が生え始めていた、魔力変換装置の影響だろう。
『廃れた? 千年くらい前までは盛んだっただろう? 熱心な信者が邪魔してたけど神自身は割とどうでも良さそうだったし』
「千年も前なら……もうとっくになくなってるよ」
人間とそれ以外のモノとの価値観、時間感覚の違いは僕の想像を遥かに超える。彼らは数百年なら最近と言うのだろう。
『賢者の石は不老不死も与えるはずだ、千年でどうにかなるとは思えないね』
「でも、アルを作った人は死んだって」
『黒』は拾い上げた赤い欠片を僕に見せる。アルのものだ、ルシフェルに壊された賢者の石の欠片。
『……紛い物だね』
「どういうこと? 本物じゃないの? なら……アルは?」
『賢者の石を使って造られる魔獣にしては弱いと思ってたよ』
辺りに散らばった欠片を拾い集める。全てとはいかないが、八割くらいは集まっただろうか。
『賢者の石なんて並の人間に作れるものじゃない。天界の記録では……確か、セツナとか言ったかな』
「え……っと、その人だけが作れるの? アルを戻してくれるの?」
『人なのかな? よく分からない、だけどまだ生きているってことは確かだ』
「……だったら! その人を見つければ!」
『蘇るかもね、石は大事に持っておきなよ。天界にも居場所の記録はなかったから地道に探すしかないけどね』
緑の戻った大地に黒いカバンを見つけた。
ボロボロになって中身もほとんどが壊れていて、中に入れていたはずの本も弓もなくなっていた。
『それには入れられないね、どこかで新しいのを買ってあげるよ。石はポケットにでも……破れてる? なら僕が持っていてあげる。そんな不安そうな顔しないでよ、落としたりしないって』
渋々石の欠片を渡すと、『黒』は僕の手を取って再び浮き上がろうとする。そんな『黒』を止め、二体の獣について話す。
『どこにあるのさ、欠片もある程度ないと元に戻せないよ? せめて半分はないと』
「この辺りにあるはずなんだけど……あ、諦めないでよ?」
『分かった分かった、ちゃんと探すよ』
欠片の捜索に飽きたと言う『黒』を励ましながら、アルのものよりも細かく砕けた石を拾い集める。
僕は久しぶりに希望を見つけられた。
0
お気に入りに追加
436
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
虐殺者の称号を持つ戦士が元公爵令嬢に雇われました
オオノギ
ファンタジー
【虐殺者《スレイヤー》】の汚名を着せられた王国戦士エリクと、
【才姫《プリンセス》】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
互いに理由は違いながらも国から追われた先で出会い、
戦士エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて二人で旅を繰り広げる。
暴走気味の前向き美少女アリアに振り回される戦士エリクと、
不器用で愚直なエリクに呆れながらも付き合う元公爵令嬢アリア。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる