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第四章
245『精霊召喚……?』
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翌週、月の日。
アンナリーナたちはポリーナに連れられて領都のはずれにある、神殿のような祠に連れてこられていた。
「こちらはこの領都で精霊との契約を交わすための場所です。
今日は月の日……風の精霊との契約が行えます」
ポリーナを含むアンナリーナたちを先導するのはこの祠を管理している神官だ。
「どうぞ、こちらの席でお一人ずつお願いします」
ちなみに今日、この場所に来ている面々は、アンナリーナ、セト、ネロである。
3人ともバリバリの魔法職であった。
まずはアンナリーナが一段高くなった台に上がる。
そして事前に教えられた通り、魔力を流し始めた。
初めはチョロっと、そして様子を見ながらゆっくりと量を増やしていく。
そしてその魔力を、周りが無視できないほどの濃さになってきた頃、周囲に変化が起こり始めた。
それは初めは些細なものだった。
そよ風程度の空気の動きが感じられ、だんだんと強くなっていく。
そして渦を巻き始めた風は、アンナリーナを中心として完全にトルネードとなっていた。
「これは……一体」
神官が目を瞠り、ポリーナは言葉が出てこない。
この祠で今まで起きたことがない状態に2人が慄いていた時、突然のフラッシュののち風が止んだ。
「よし、我の勝ちだ!
このものとの契約は我が勝ち取ったぞ!!」
そう聞こえてきた声の主が姿を現したとき、神官はそれこそ気を失いそうになる。
さもありなん。
今、アンナリーナの前に現れたのは人型をし、イジたちと変わりないくらいの体格を持つ男だった。
ただ、その背には蜻蛉のような翅がある。
「初めまして、マスター。
我は西風の精霊王、これから宜しく」
なんとアンナリーナ、超大物を釣り上げたようだ。
だが、これは始まりに過ぎなかった。
本来今日は月の日であり、風の精霊を召喚出来る日であったのだが、西風の精霊王が現れた事によって均衡が崩れ【赤】【水色】【黄】の光が飛び交い始めた。
「おお、我が主人に仕えようと他の連中も集って参ったようだ」
「西風!
貴殿ひとり狡いぞ!」
姿を現した真っ赤な髪の美丈夫は、見るからに起床が激しそうだ。
「俺は炎火の精霊王。
とんでもなく美味そうな魔素を感じてすっ飛んできた!
ぜひ俺とも契約して欲しい」
「狡い、狡い!
私が先に申し入れようと思っていたのに~」
水色の髪をした女性……ではなく、女性に見える男、いわゆるおネェである。
彼が身悶えして主張している。
「俺も……」
やっとそれだけを絞り出すように話したのは黄土色の髪の少年だ。
この場に揃ったのは【西風の精霊王】【炎火の精霊王】【清水の精霊王】【黄土の精霊王】の4人だった。
アンナリーナたちはポリーナに連れられて領都のはずれにある、神殿のような祠に連れてこられていた。
「こちらはこの領都で精霊との契約を交わすための場所です。
今日は月の日……風の精霊との契約が行えます」
ポリーナを含むアンナリーナたちを先導するのはこの祠を管理している神官だ。
「どうぞ、こちらの席でお一人ずつお願いします」
ちなみに今日、この場所に来ている面々は、アンナリーナ、セト、ネロである。
3人ともバリバリの魔法職であった。
まずはアンナリーナが一段高くなった台に上がる。
そして事前に教えられた通り、魔力を流し始めた。
初めはチョロっと、そして様子を見ながらゆっくりと量を増やしていく。
そしてその魔力を、周りが無視できないほどの濃さになってきた頃、周囲に変化が起こり始めた。
それは初めは些細なものだった。
そよ風程度の空気の動きが感じられ、だんだんと強くなっていく。
そして渦を巻き始めた風は、アンナリーナを中心として完全にトルネードとなっていた。
「これは……一体」
神官が目を瞠り、ポリーナは言葉が出てこない。
この祠で今まで起きたことがない状態に2人が慄いていた時、突然のフラッシュののち風が止んだ。
「よし、我の勝ちだ!
このものとの契約は我が勝ち取ったぞ!!」
そう聞こえてきた声の主が姿を現したとき、神官はそれこそ気を失いそうになる。
さもありなん。
今、アンナリーナの前に現れたのは人型をし、イジたちと変わりないくらいの体格を持つ男だった。
ただ、その背には蜻蛉のような翅がある。
「初めまして、マスター。
我は西風の精霊王、これから宜しく」
なんとアンナリーナ、超大物を釣り上げたようだ。
だが、これは始まりに過ぎなかった。
本来今日は月の日であり、風の精霊を召喚出来る日であったのだが、西風の精霊王が現れた事によって均衡が崩れ【赤】【水色】【黄】の光が飛び交い始めた。
「おお、我が主人に仕えようと他の連中も集って参ったようだ」
「西風!
貴殿ひとり狡いぞ!」
姿を現した真っ赤な髪の美丈夫は、見るからに起床が激しそうだ。
「俺は炎火の精霊王。
とんでもなく美味そうな魔素を感じてすっ飛んできた!
ぜひ俺とも契約して欲しい」
「狡い、狡い!
私が先に申し入れようと思っていたのに~」
水色の髪をした女性……ではなく、女性に見える男、いわゆるおネェである。
彼が身悶えして主張している。
「俺も……」
やっとそれだけを絞り出すように話したのは黄土色の髪の少年だ。
この場に揃ったのは【西風の精霊王】【炎火の精霊王】【清水の精霊王】【黄土の精霊王】の4人だった。
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