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ep10.
ep10.『聖母と道化、その支配人』 不謹慎なゾンビ調教師
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婆ちゃんも死んでる……?
見えてこない話に、俺は混乱する。
多分それは嘘でも勘違いでもないんだろう。
どうする?
ここで水森を放っておく選択肢なんてあり得ないだろう。
けど、現状を確認するってことも無しに対策は取れなくないか?
どうするにせよ──────── 一度確認する必要がある。
俺は水森と一緒に、一度水森宅に行ってみる事にした。
「俺、お前んち行っていいか?」
俺だけで部屋の中を見てくる。それでもいいよな?と俺が口にすると水森はぼんやりと答えた。
「……そう」
まあ、拒絶はされてないって事で。こうなりゃ行くしかねぇだろうが。
唐突過ぎる不可解な話だが──────俺は腹を括った。
ぼんやりとした水森の手を引いて閑散とした大通りを歩く。
すっかり別人のように変わり果てた水森はまるでゾンビのようだ。
不謹慎だがそうとしか表現出来ねぇんだな。
顔は真っ青で生気もなく、瞳は濁って焦点が合わない。どことなく異臭も漂う。
恐らく、死者の世界に片足を突っ込んだ状態なんだろう。きっとそうだ。
ゾンビを連れた俺は何者だ?
ゾンビの調教師?
冗談にしちゃ悪趣味じゃねぇの。
けど、今の水森はきっと─────────俺の言う事ならなんでも聞いてくれるんじゃねぇか?
ゾンビを連れた俺は土曜日の午前、最高に不可解なテンションで街を歩いてる。
心の中がザラザラする。なんでだ?
暫く俺は考え込む。
ああそうか。俺と同じなんだ。
突如、突きつけられた母親の死。
今の水森は俺と同じだ。
じゃあ何か?今は俺もゾンビってことか?
そうだな、きっとそうだ。
───────────俺達はゾンビで、こうして街を彷徨ってる。母親に死なれた者同士、仲良くしようじゃねぇか。
見えてこない話に、俺は混乱する。
多分それは嘘でも勘違いでもないんだろう。
どうする?
ここで水森を放っておく選択肢なんてあり得ないだろう。
けど、現状を確認するってことも無しに対策は取れなくないか?
どうするにせよ──────── 一度確認する必要がある。
俺は水森と一緒に、一度水森宅に行ってみる事にした。
「俺、お前んち行っていいか?」
俺だけで部屋の中を見てくる。それでもいいよな?と俺が口にすると水森はぼんやりと答えた。
「……そう」
まあ、拒絶はされてないって事で。こうなりゃ行くしかねぇだろうが。
唐突過ぎる不可解な話だが──────俺は腹を括った。
ぼんやりとした水森の手を引いて閑散とした大通りを歩く。
すっかり別人のように変わり果てた水森はまるでゾンビのようだ。
不謹慎だがそうとしか表現出来ねぇんだな。
顔は真っ青で生気もなく、瞳は濁って焦点が合わない。どことなく異臭も漂う。
恐らく、死者の世界に片足を突っ込んだ状態なんだろう。きっとそうだ。
ゾンビを連れた俺は何者だ?
ゾンビの調教師?
冗談にしちゃ悪趣味じゃねぇの。
けど、今の水森はきっと─────────俺の言う事ならなんでも聞いてくれるんじゃねぇか?
ゾンビを連れた俺は土曜日の午前、最高に不可解なテンションで街を歩いてる。
心の中がザラザラする。なんでだ?
暫く俺は考え込む。
ああそうか。俺と同じなんだ。
突如、突きつけられた母親の死。
今の水森は俺と同じだ。
じゃあ何か?今は俺もゾンビってことか?
そうだな、きっとそうだ。
───────────俺達はゾンビで、こうして街を彷徨ってる。母親に死なれた者同士、仲良くしようじゃねぇか。
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