[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep7.

ep7『ドッペルゲンガーと14歳の父』 修学旅行はいつだって祭り前夜

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賑やかな夕食を終え、四人で風呂に入る。

御月の家の風呂は広い。何度見ても小さめの銭湯くらいはある。

楽勝で四人入れるのがやっぱスゲェよな。

四人どころかもう二、三人くらいは追加出来そうな勢いだ。

佐藤次郎(仮)は持参したシャンプーハットを息子に付け、手慣れた様子で髪を洗ってやっていた。

「とーちゃあ、まだぁー?」

「まだダメだ。目に入ったら痛ェからな。終わるまで目ェ瞑ってろォ」

ザブザブとお湯を掛けられた息子の楽しそうな歓声が浴場に響く。

「キャハハ!!ばしゃーとなった!!」

「ほらよ。終わったぜ。次は身体洗うからよォ。大人しくしてろよ」

微笑ましい親子の入浴風景。

俺と御月はそれを眺めながら湯船に浸かっている。

「……飲み会?」

なるべく、さり気なく……明日のことを切り出してみたんだが────────やっぱそういうリアクションになるよな。

また随分と急だな、と呟きながらも御月の感触は悪くなさそうに思えた。

「……小泉先生の住んでいる神社か。まるでお祭りみたいじゃないか」

そう呟いた御月の表情はどこか楽しそうだった。

お祭り。

そうか。

「そうか…!祭りか!!」

どうしてそれに気付かなかったんだろう。

俺は大声で佐藤次郎(仮)にそれを伝えた。

「おい!兄貴!!祭りだよ!!祭り!!」

「ハァ?!急に何のことだァ!?」

必死で息子の身体を洗っていたドッペルゲンガーは怪訝そうな表情で俺を見る。

「普通の飲み会だったら特に親しくもないヤツを誘うってのはハードルが高いけどさ──────」

神社で祭りやるってんなら誘いやすくねぇか?!と俺は捲し立てるように言った。

「なるほどなァ。祭りか。そりゃそれで楽しそうだけどよォ……」

明日だろ?今からメンツ集めて祭りの準備すんの無理ゲーじゃねぇのかァ?と佐藤次郎(仮)はもっともらしい指摘をしてくる。

「まあ、確かにそうかもしれねぇけど─────」

けど、やってみねぇことには始まらんだろう。

俺は隣の御月にこう打診した。

「なあ、お前の彼女の諸星キクコにも相談出来ねぇか?協力して貰えるなら早い方がいいし……」

俺がそう言うと御月は頷いた。

諸星キクコは黒ギャルでもあるし、独自の人脈やアイデアがあるかもしれない。

とにかく、味方は一人でも多い方がいいよな。

もしかしたら夢野くるみや岬京矢を呼び出せる秘策なんかも思いつくかもしれない。

「それはキクコも祭りに呼ぶって事でいいのか?」

勿論だ、と俺が言うと御月は笑った。






「本当に……佐藤と一緒だと毎日が修学旅行みたいになるな」
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