[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep6

ep6『さよなら小泉先生』 DREAM MATCH NEVER ENDS

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さっきまで話していた筈の小泉(13)は──────跡形もなく消えていた。

俺はさっきまで誰と一緒に居たんだ?

幻覚でも見ていたのか?

何度呼びかけても小泉(13)は出て来ず、周囲を探すも誰も見つからなかった。

諦めた俺はその日は撤退し、翌日もう一度小屋を覗いてみると───────

そこでは、怒った様子の小泉(13)が仁王立ちしたまま俺を待っていた。

「酷いよ!佐藤くんたら!」

勝手に一人で居なくなっちゃうなんて、と言う小泉(13)はどこか泣きそうな表情にも思えた。

「あ、悪ィ、急用を思い出して……」

俺は適当な言い訳で誤魔化した。

違うだろ。

どういう事だ?

小泉(13)は地縛霊みたいな感じで外には出られないのか?

やっぱコイツは残留思念って存在で、その場を離れることが出来ない?

そんなルールなんてあるのか?

それから何度か小泉(13)を外に連れ出そうとしたんだが、何度試しても小泉(13)の姿は消えちまうんだ。

その度に小泉(13)をキレさせるのも可哀想になってきたので、数回試した辺りで俺は考えるのをやめた。

多分、この小泉(13)はこの場を離れられない。判ったのはそれだけだった。

だとしたら、小泉(13)と俺が一緒に格ゲーで対戦するにはどうしたらいいんだろう。

暫く考えた俺はある結論に達した。

ここで対戦すればいいんだ。

数日後。

「今日は見せたいものがあるって言ってたけど─────それって何?」

小泉(13)は怪訝そうな顔で俺を見つめる。

「まあ見てなって。コレだよ」

俺は持ってきた大きめのバッグからアーケードゲーム筐体のミニチュアを取り出し、小泉(13)の目の前に置いた。

「わ!スエカ婆ちゃんとこに置いてあったのと同じだ!」

かわいー!すっごく出来のいいミニチュアだね!と小泉(13)は興奮気味にそれを眺め回した。

「これさ、見た目もめっちゃ出来いいんだけどさ。中身もスゲェんだよ」

そう言いながら俺はミニチュアの筐体の電源を入れた。

「……え!?……え!?これ、電源が入るの!?」

驚いた小泉(13)は口をポカンと開けたままモニターを凝視する。

「え!???え!???デモ画面まで流れるの!?嘘でしょ!?」

凄くない!??え!?98だよこれ!???と小泉(13)はKOFのオープニングを食い入るように見ている。

「歴代KOFだけじゃなくてさ、サムスピも餓狼も龍虎も全部入ってるぜ」

俺はその他のゲームのデモ画面を次々と流して見せた。

きゃあー!!と小泉(13)がとんでもないテンションで悲鳴を上げた。

「なにこれ!!なにこれ!!?すごいすごい!!!」

語彙力を無くした小泉(13)は俺の肩をバンバンと叩く。痛ぇな。

もうお分かりだろう。

俺が持ってきたものは「NEOGEO mini」。

概史から借りて来たものだ。

対戦用コントローラー(別売り)を差し込んだ俺はそのうち一つを小泉(13)に差し出してこう言った。







「さ、手加減とかナシで思いっきりやろうぜ!」
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