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ep5.
ep5. 『死と処女(おとめ)』 女子中学生のプライベート
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SNSってのはよくわかんねぇ世界だな。
いろんな奴らが画面の向こうでアレコレ話してる。
しかし、こっから夢野や水森に関する事を探れるというのは大きい。
学校で見せる顔とネットで見せる顔ってのはまた違うだろうしな。
佐々木がスクロールしながら流し見していく。
「……確かにコレは情報の塊ね。一年以上前からの詳細な投稿や流れが一目瞭然だわ」
二人とも“プリアリ”に関する熱意は相当なものね、と佐々木は呟く。
夢野に付き合っているだけと思われた水森もSNSではまた違ったテンションだった。
『@prince_aile0907』、つまり水森のアカウントでの発言は学校で見る顔とは全くイメージの違うものだった。
[“王女の証”公式販売キター!!*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。..。.:* ミ ☆]
[絶対買う!!!━゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜━]
意外と年相応の女子のテンションなんだな。
教室での物静かな姿と合致しない言動に戸惑ってしまう。
一方の夢野もSNS内で水森とも活発にやり取りをしていた。
[公式の“王女の証”、お揃いにしょうね♡♡ ◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡]
[憧れだった”王女の証“がとうとう手にできるなんて幸せ~(୨୧ ❛ᴗ❛)✧]
二人とも作中のキーアイテム、”王女の証“の発売を楽しみにしていた様子が見て取れた。
けど、コレって結局買えなかった奴じゃなかったけ?
[は!??28万とか無理!!!!ヽ(*`Д´)ノ]
[嘘でしょ!?こんなの買えないよ!(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)]
水森、夢野双方とも落胆している。
この辺りはまだまだ二人とも親密なようだ。
そして発言を辿っていくと落胆する夢野に対し、他のアカウントからのコメントがいくつかあるのに気付く。
[だったらオヂサンが買ってあげようか?ナンチャッテ(^O^) [笑] ]
[コレってマリッジリングじゃない?会ってくれるならプレゼントしてもいいよ(*^^)v [笑] ]
いずれも歳上男性からのもののようだ。
「あまり他のユーザーとは交流していない水森さんとは対照的に、夢野さんは交流が盛んなようね」
佐々木が意味ありげに呟く。
その後、劇場限定グッズとして”王女の証バッグチャーム“の発売が決定した時には水森・夢野はもちろん、界隈の他のユーザーも大盛り上がりだったという流れも見えてきた。
[やった!!!バッグチャーム2100円だって!!!ノ キタ(・∀・*≡*・∀・)キタ]
[お年玉の残り、取っておいてよかった!!! 絶対買う!!!q(●′∀`)p―♪♪]
水森は”王女の証バッグチャーム“を買う事を楽しみにしていたようだ。
そうだよな。
水森だって普通の中2の女子なんだ。
可愛いものや趣味のものが好きっていうのもごく当たり前の事なんだよな。
俺はふと廊下で男子グループが放った心無い蔑称、”ダルシム“という単語を思い出して胸がちょっとキュッとなった。
水森だって普通の女子だろ?
こんな事を陰で言われてるなんて知ったら物凄く傷付くよな。
少し感傷的な気分になりつつも俺は水森と夢野のプライベートな部分を垣間見る事を止める事が出来なかった。
僅かな罪悪感よりも俺自身の『事件の真相を知りたい』『夢野がビルから身投げするのを阻止したい』という思いの方が強く湧き上がって来る。
ここまで来るのに長かった気もするが、事件の真相への扉が今まさに開かれようとしてるんだ。
どんな小さな情報も見逃す訳には行かなかった。
いろんな奴らが画面の向こうでアレコレ話してる。
しかし、こっから夢野や水森に関する事を探れるというのは大きい。
学校で見せる顔とネットで見せる顔ってのはまた違うだろうしな。
佐々木がスクロールしながら流し見していく。
「……確かにコレは情報の塊ね。一年以上前からの詳細な投稿や流れが一目瞭然だわ」
二人とも“プリアリ”に関する熱意は相当なものね、と佐々木は呟く。
夢野に付き合っているだけと思われた水森もSNSではまた違ったテンションだった。
『@prince_aile0907』、つまり水森のアカウントでの発言は学校で見る顔とは全くイメージの違うものだった。
[“王女の証”公式販売キター!!*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。..。.:* ミ ☆]
[絶対買う!!!━゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜━]
意外と年相応の女子のテンションなんだな。
教室での物静かな姿と合致しない言動に戸惑ってしまう。
一方の夢野もSNS内で水森とも活発にやり取りをしていた。
[公式の“王女の証”、お揃いにしょうね♡♡ ◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡]
[憧れだった”王女の証“がとうとう手にできるなんて幸せ~(୨୧ ❛ᴗ❛)✧]
二人とも作中のキーアイテム、”王女の証“の発売を楽しみにしていた様子が見て取れた。
けど、コレって結局買えなかった奴じゃなかったけ?
[は!??28万とか無理!!!!ヽ(*`Д´)ノ]
[嘘でしょ!?こんなの買えないよ!(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)]
水森、夢野双方とも落胆している。
この辺りはまだまだ二人とも親密なようだ。
そして発言を辿っていくと落胆する夢野に対し、他のアカウントからのコメントがいくつかあるのに気付く。
[だったらオヂサンが買ってあげようか?ナンチャッテ(^O^) [笑] ]
[コレってマリッジリングじゃない?会ってくれるならプレゼントしてもいいよ(*^^)v [笑] ]
いずれも歳上男性からのもののようだ。
「あまり他のユーザーとは交流していない水森さんとは対照的に、夢野さんは交流が盛んなようね」
佐々木が意味ありげに呟く。
その後、劇場限定グッズとして”王女の証バッグチャーム“の発売が決定した時には水森・夢野はもちろん、界隈の他のユーザーも大盛り上がりだったという流れも見えてきた。
[やった!!!バッグチャーム2100円だって!!!ノ キタ(・∀・*≡*・∀・)キタ]
[お年玉の残り、取っておいてよかった!!! 絶対買う!!!q(●′∀`)p―♪♪]
水森は”王女の証バッグチャーム“を買う事を楽しみにしていたようだ。
そうだよな。
水森だって普通の中2の女子なんだ。
可愛いものや趣味のものが好きっていうのもごく当たり前の事なんだよな。
俺はふと廊下で男子グループが放った心無い蔑称、”ダルシム“という単語を思い出して胸がちょっとキュッとなった。
水森だって普通の女子だろ?
こんな事を陰で言われてるなんて知ったら物凄く傷付くよな。
少し感傷的な気分になりつつも俺は水森と夢野のプライベートな部分を垣間見る事を止める事が出来なかった。
僅かな罪悪感よりも俺自身の『事件の真相を知りたい』『夢野がビルから身投げするのを阻止したい』という思いの方が強く湧き上がって来る。
ここまで来るのに長かった気もするが、事件の真相への扉が今まさに開かれようとしてるんだ。
どんな小さな情報も見逃す訳には行かなかった。
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