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ep.4.
ep4. 「暴かれた世界」 セックスしたら出られる部屋 その⑤
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ふざけるなよ。
全てが限界に達していた俺は小泉の腰に手を回す。
水流は鉄格子の向こうの通路に流れ込んで水位を上げていた。
ガチでもう時間が無いことが嫌でも理解できた。
泣こうが喚こうが、もうこのまま押さえつけてでもヤるしかなかった。
「もう気ィ使ってる余裕なんかねぇからな。我慢しろよ」
小泉の腰は思っていたより細かった。
力を入れ過ぎたら折れそうだな、とも思ったが今はもうそれどころじゃなかった。
小泉の腰に回した手を袴に滑らせる。
サイドのスリットから手を入れた時だった。
「それで?どうする気なんだ?」
小泉がなおも俺を睨みつけながら呟く。
「どうするって……」
そう言われても上手く説明出来なかった。
今まで3人とヤった時の記憶も意識もねぇんだ。
どうすればいいかなんてわかるはずが無い。
ただ一つ言えるのは、多分その時の俺は本能だけで動いてたって事だけだ。
じゃあ、今回もそうするしかないだろ?
「なんとか出来るに決まってるじゃねぇか。アンタも観念しろよ」
小泉は心底不思議そうな表情を浮かべた。
「やけに自信があるようだがな」
この状況で本当に最後まで出来るのか?と小泉は俺に問いかける。
最後まで。
完遂。
確かにそうだった。
未遂や途中で断念・中断したら時間を戻ることは出来ない。
最悪の状況のままで死ぬことになる。
っていうか、合体したまま心中っていうかなりハード目な地獄の刑罰の爆誕じゃねぇか。
ミスった時の事を考えてなかった俺の背筋は一気に冷たくなった。
結局、この呪いの成立する要件ってのが『童貞を捨てる』って言う部分にあるからな。
女側が満足するとかさせるとか一切そういうのは関係ないんだよな。
要は俺が終わらせなきゃ終わんねぇって事だろ。
確かに小泉の言う通りだった。
そもそもそれ以前にだ、と小泉は更に追撃する。
「お前はさっきからヤるだのヤらせろだの大言壮語をブチかましてくれてるがな、お前の方こそちゃんと開始出来るのか?」
おれは小泉の袴のスリット部分に滑り込ませていた手の動きを止めた。
「いや、それこそ愚問だろうが。男子中学生の性欲を軽く見積もりすぎじゃね?」
相手が誰だろうが、すぐにでも臨戦体制に入れるつもりではいた。
俺は小泉の姿をもう一度確認する。
今日はいつものあのジャージでなくて逆によかったのかもしれない。
巫女の着物だと少しは雰囲気で誤魔化せるからな。
制服は三割増しって言うだろ?
コスプレ感あるからな。非日常感が出るし。
俺が小泉を値踏みするように見ている視線に気付いたのだろうか。
小泉は不快を露わにした。
「センセェが何をどう思おうが勝手だけどな。俺はアンタを抱けるぜ?」
全てが限界に達していた俺は小泉の腰に手を回す。
水流は鉄格子の向こうの通路に流れ込んで水位を上げていた。
ガチでもう時間が無いことが嫌でも理解できた。
泣こうが喚こうが、もうこのまま押さえつけてでもヤるしかなかった。
「もう気ィ使ってる余裕なんかねぇからな。我慢しろよ」
小泉の腰は思っていたより細かった。
力を入れ過ぎたら折れそうだな、とも思ったが今はもうそれどころじゃなかった。
小泉の腰に回した手を袴に滑らせる。
サイドのスリットから手を入れた時だった。
「それで?どうする気なんだ?」
小泉がなおも俺を睨みつけながら呟く。
「どうするって……」
そう言われても上手く説明出来なかった。
今まで3人とヤった時の記憶も意識もねぇんだ。
どうすればいいかなんてわかるはずが無い。
ただ一つ言えるのは、多分その時の俺は本能だけで動いてたって事だけだ。
じゃあ、今回もそうするしかないだろ?
「なんとか出来るに決まってるじゃねぇか。アンタも観念しろよ」
小泉は心底不思議そうな表情を浮かべた。
「やけに自信があるようだがな」
この状況で本当に最後まで出来るのか?と小泉は俺に問いかける。
最後まで。
完遂。
確かにそうだった。
未遂や途中で断念・中断したら時間を戻ることは出来ない。
最悪の状況のままで死ぬことになる。
っていうか、合体したまま心中っていうかなりハード目な地獄の刑罰の爆誕じゃねぇか。
ミスった時の事を考えてなかった俺の背筋は一気に冷たくなった。
結局、この呪いの成立する要件ってのが『童貞を捨てる』って言う部分にあるからな。
女側が満足するとかさせるとか一切そういうのは関係ないんだよな。
要は俺が終わらせなきゃ終わんねぇって事だろ。
確かに小泉の言う通りだった。
そもそもそれ以前にだ、と小泉は更に追撃する。
「お前はさっきからヤるだのヤらせろだの大言壮語をブチかましてくれてるがな、お前の方こそちゃんと開始出来るのか?」
おれは小泉の袴のスリット部分に滑り込ませていた手の動きを止めた。
「いや、それこそ愚問だろうが。男子中学生の性欲を軽く見積もりすぎじゃね?」
相手が誰だろうが、すぐにでも臨戦体制に入れるつもりではいた。
俺は小泉の姿をもう一度確認する。
今日はいつものあのジャージでなくて逆によかったのかもしれない。
巫女の着物だと少しは雰囲気で誤魔化せるからな。
制服は三割増しって言うだろ?
コスプレ感あるからな。非日常感が出るし。
俺が小泉を値踏みするように見ている視線に気付いたのだろうか。
小泉は不快を露わにした。
「センセェが何をどう思おうが勝手だけどな。俺はアンタを抱けるぜ?」
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