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ep.3.
ep3 . 「嘘つき黒ギャルと初めての男女交際」 公園で黒ギャルに押し倒される
しおりを挟む「じゃ、早く目を閉じなさいよ?」
俺はまたしても放課後に待ち伏せしていた諸星キクコにとっ捕まってしまっていた。
通学路にある公園。
人通りの多い道路沿いにある立地である。
「いや、何だよいきなり…」
またしても胸ぐらを掴まれた俺は逃げる隙を失っていた。
「何って、わかんないの?キスよ、キス」
「は!??」
これまた急である。
「アタシ達、付き合ってんでしょ?キスくらいするわよね?」
当然でしょ、と言わんばかりの態度で来られてもこっちもドン引きだろうが。
「ちょっと待てよ、おかしいだろ?!」
俺は精一杯の抵抗を試みる。このままの勢いで行くと明日明後日には童貞まで奪われかねない。
「そんな眉間に皺寄せた表情でキスする女が居てたまるかよ」
俺も負けじと諸星キクコの額を手のひらで押し戻す。
「ハァ!?このアタシがキスしてあげるって言ってんのよ?喜びなさいよ!?」
さらにヒートアップした諸星キクコは今まで以上に眉間に皺を寄せる。
「意味わかんねぇ。なんかのノルマでもあるのかお前?」
ちょっと落ち着こうぜ、と俺はベンチに座った。
諸星キクコも俺の隣に座った。
「いいか?お前の言ってることもやってる事もメチャクチャだ」
そもそも、と俺は続けた。
「俺はお前のことなんか何も知らねぇ。お前も俺のことは何も知らねぇ。そうだろ?」
諸星キクコは不貞腐れたように黙っている。
こいつは一体何の目的で俺にこんなことを言ってくるのだろう。
俺はチラリと横目で隣の様子を覗った。
短いスカートからはみ出した小麦色の太腿がものすごい自己主張をしている。
正直、目のやり場に困る。
俺はぼんやりと考えを巡らせた。
もしかして小泉の言っていた『呪い』と何か関係があるのだろうか。
なんらかの意図を持って俺からエネルギーを回収しようとしている?
それが童貞を奪う目的とかなんだろうか。
そうだとしたらなんとなく話の筋は通ってくる気がした。
「なんなのよアンタ?こんなカワイイ彼女が出来たのよ?ちったぁ大切にしたらどうなのよ?」
諸星キクコはさらにイライラした様子で機嫌を悪くしている。
確かに、諸星キクコはカースト上位の女子であることは明白だった。
学校の違う俺にもそれは理解できた。
スタイルもルックスもどう考えても平均以上、クラス内カーストどころか学年カーストでも間違いなく上位の女子だ。
だからこそ俺に絡んで来ること自体がどうも胡散臭くて信じられなかった。
「なあ、お前なんで俺の事知ってんの?俺はお前のこと今まで見かけたことすらなかったけど?」
本人があっさり口を割るとは思えなかったが、俺はそれとなく探りを入れてみた。
「……………」
諸星キクコは黙ったままだった。
絶対何かあるだろ、と俺は確信した。
なあ、と俺が口を開いたところでイキナリ両肩を掴まれた。
「え?」
俺は訳のわからないままベンチに押し倒される。
俺の上に諸星キクコが乗っている。
「は!???」
俺はパニックになった。
「ちょっと待て、ここは公園だぞ?人通りめっちゃ多いけど!?」
そういう趣味か?そっちなのか?
キスどころか全部すっ飛ばして露出プレイとは恐れ入る。
「アンタはアタシの彼氏なのよ?!アタシの言うことだけ聞いてればいいのよ!」
その表情は相変わらず険しかった。
俺はまたしても放課後に待ち伏せしていた諸星キクコにとっ捕まってしまっていた。
通学路にある公園。
人通りの多い道路沿いにある立地である。
「いや、何だよいきなり…」
またしても胸ぐらを掴まれた俺は逃げる隙を失っていた。
「何って、わかんないの?キスよ、キス」
「は!??」
これまた急である。
「アタシ達、付き合ってんでしょ?キスくらいするわよね?」
当然でしょ、と言わんばかりの態度で来られてもこっちもドン引きだろうが。
「ちょっと待てよ、おかしいだろ?!」
俺は精一杯の抵抗を試みる。このままの勢いで行くと明日明後日には童貞まで奪われかねない。
「そんな眉間に皺寄せた表情でキスする女が居てたまるかよ」
俺も負けじと諸星キクコの額を手のひらで押し戻す。
「ハァ!?このアタシがキスしてあげるって言ってんのよ?喜びなさいよ!?」
さらにヒートアップした諸星キクコは今まで以上に眉間に皺を寄せる。
「意味わかんねぇ。なんかのノルマでもあるのかお前?」
ちょっと落ち着こうぜ、と俺はベンチに座った。
諸星キクコも俺の隣に座った。
「いいか?お前の言ってることもやってる事もメチャクチャだ」
そもそも、と俺は続けた。
「俺はお前のことなんか何も知らねぇ。お前も俺のことは何も知らねぇ。そうだろ?」
諸星キクコは不貞腐れたように黙っている。
こいつは一体何の目的で俺にこんなことを言ってくるのだろう。
俺はチラリと横目で隣の様子を覗った。
短いスカートからはみ出した小麦色の太腿がものすごい自己主張をしている。
正直、目のやり場に困る。
俺はぼんやりと考えを巡らせた。
もしかして小泉の言っていた『呪い』と何か関係があるのだろうか。
なんらかの意図を持って俺からエネルギーを回収しようとしている?
それが童貞を奪う目的とかなんだろうか。
そうだとしたらなんとなく話の筋は通ってくる気がした。
「なんなのよアンタ?こんなカワイイ彼女が出来たのよ?ちったぁ大切にしたらどうなのよ?」
諸星キクコはさらにイライラした様子で機嫌を悪くしている。
確かに、諸星キクコはカースト上位の女子であることは明白だった。
学校の違う俺にもそれは理解できた。
スタイルもルックスもどう考えても平均以上、クラス内カーストどころか学年カーストでも間違いなく上位の女子だ。
だからこそ俺に絡んで来ること自体がどうも胡散臭くて信じられなかった。
「なあ、お前なんで俺の事知ってんの?俺はお前のこと今まで見かけたことすらなかったけど?」
本人があっさり口を割るとは思えなかったが、俺はそれとなく探りを入れてみた。
「……………」
諸星キクコは黙ったままだった。
絶対何かあるだろ、と俺は確信した。
なあ、と俺が口を開いたところでイキナリ両肩を掴まれた。
「え?」
俺は訳のわからないままベンチに押し倒される。
俺の上に諸星キクコが乗っている。
「は!???」
俺はパニックになった。
「ちょっと待て、ここは公園だぞ?人通りめっちゃ多いけど!?」
そういう趣味か?そっちなのか?
キスどころか全部すっ飛ばして露出プレイとは恐れ入る。
「アンタはアタシの彼氏なのよ?!アタシの言うことだけ聞いてればいいのよ!」
その表情は相変わらず険しかった。
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