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第四章 宗教国家ローズベール
第152話 忘れていた報酬
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※※※
多くのブクマと☆☆☆ありがとうございます。順調に週間順位もあがり非常にうれしく思います。一日三話公開は昨日まででしたが、この勢いがなくなって、順位が落ちていくのは怖いので、年末までは三話更新続けます。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
※※※
帝国から、王国へと戻ってきたカイン達は、平穏な日々を過ごしていた。
「ようやくこっちの生活にも慣れてきたにゃ。」
「戻ってきて1ヶ月だから。まあ帝国にいた時とやる事は変わってないから、俺からしたらそんなに変わったとか慣れたとか感じないけどな。」
「カインはわかってないにゃ。ホームは大事にゃ。ようやく家に帰ってきたんにゃ。落ち着くのが普通にゃ。いつもの枕じゃないとアタシは寝れないのにゃ。」
「いや、宿でもラックはいつもの枕を使ってただろ?」
「気分の問題にゃ。」
カイン達が帝国に向かう時、借りていた家は契約を解除していた。戻ってきて一番初めにしたのが、家の再契約だ。だが、元々カイン達の借りていた家は別の人がすでに使用していたため、再契約ができなかった。
別の場所を探そうとしたカイン達だったが、運よく1カ月後に空きになる事を知った為、1カ月間は宿暮らしをして、ようやく先日、再契約を果たしたのだ。
「まあ家が落ち着くっていうのは、同意ではあるがな。宿じゃなんか落ち着かないよな。」
「僕は宿も楽しかったすよ。」
「スズは宿に泊まった経験はあまりないもんな。初めて泊まったのだって、帝国から王国に帰る時ぐらいだろ?」
「そうっすね。それに夜営も楽しかったっす。ジェーン様やメアリー様と一緒に又お泊り会したいっす。」
「そうだな。あれから、ジェーン達とも会っていないな。まああっちは王族なんだ。俺みたいな庶民とは違うからな。」
「そんな事ないわよ!」
カイン達がリビングでゆっくりしていると、不意にドアが開いた。
「ジェーンにゃ。どうしたんにゃ?いきなり現れて?」
「いやそれよりも家には鍵がかかってただろ?どうやって入ったんだ?」
「そんな事はどうでもいいのよ。それより、どうして城に来ないのよ。ずっと待ってたのよ。」
(いや防犯は大事だろ。メアリーも澄ました顔で横にいるけど、君達。不法侵入は犯罪だからね。王族だからって犯罪は犯罪なんだよ。その辺わかってる?)
「いや、お城って言われても・・・用事もないし。それに庶民には王城なんて恐れ多いっていうか・・・なあ?」
「そうにゃ。お城には行ってみたかったけど、用事もないのに行くのは悪いにゃ。」
「僕もっす。」
「用事ならあるでしょ。」
「いや城に用事なんてないだろ?」
「そうにゃ。」
「はいっす。」
「本当に心当たりがないみたね。は~。カイン?貴方達はどうして私とメアリーと一緒に帝国まで行ったの?それも1年間も。」
「それはジェーンに頼まれて。」
「そうよ。私が頼んだよ。要は私が依頼して、カイン達が受けたって事よ。この意味わかる?」
「わかるにゃ。」
「ならどうして城に来ないのよ?」
「どういう事にゃ?」
「は~。」
(どういう事だ?確かに俺達はジェーンを護衛する為に帝国に向かった。護衛依頼・・・依頼・・・はっ!そういう事か。)
「カインはわかったみたいね。」
「ああ。すっかり忘れてたよ。依頼料をもらってない。」
「その通りよ。どうして受け取りに来ないのよ。ずっと待ってたのよ。あまりにも来ないから、バニーからカイン達が元々住んでた家を再度借りたって聞いてこちらから来たのよ。」
「そうだったのか・・・ゴメン。すっかり忘れてたよ。」
「まあ、城に来づらいっていうのはわかるから、報酬は持ってきてあげたわ。メアリー?」
メアリーは、ジェーンに言われ、大きな袋を二つ出した。
「この度はジェーン様と私を一年にもわたり護衛して頂きありがとうございました。こちらが報酬の金貨1000枚になります。お確かめください。」
「「「金貨1000枚⁉」
「大金にゃ。やったにゃ。大金持ちにゃ。」
「はいっす。これでパンが食べ放題っす。」
「カイン達には本当に感謝してるの。でもごめんなさい。今の私が用意できる金額がこの金貨1000枚なの。本来なら1年も護衛してもらったんだし、もっと用意するべきなんでしょうけど。」
(なるほど。そういう事か。1000枚って驚いたけど、少ないんじゃ?とも思ったんだよね。でもそう言った理由なら納得だ。それに元々忘れてし。)
「元々忘れてた事だし、金貨1000枚で全然オッケーだよ。」
(それにこれで女神様への寄付もできるし。これで転移魔法が使い放題だ。やったね。完全解放まで寄付してもまだ金貨500枚も残る。ラックやスズだってほしいだろうから、お金の分配方法は話合うとして、しばらくはゆっくりできそうだな。)
「そう言ってくれると助かります。王国が落ち着いたとは言え、問題も色々ありますから?」
「そう言えば、どうなんんだ?お兄さん達の問題は?」
「今はお父様が頑張ってるわ。兄二人もとりあえず静観してるって感じね。私もどうするか決めかねてるの。姉の代わりに女王を目指すっていうのも一つだけど、まだわからないわね。」
「ジェーン様が王様になるっすか?すごいっす。」
「まだまだ未熟だからやる事も多いんだけどね。」
「今はこっちの学校に通ってるのか?」
「ええ。帝国での1年は無駄じゃなかったわ。今は学校生活が楽しいもの。」
「そりゃよかった。何かあるなら言ってくれよ。城に行くのは勘弁だけど、困った事があるならなるだけ助けになるぞ?」
「ありがとう。助かるわカイン。」
そうして、カイン達は、久々に会ったジェーンとメアリーとの再会を喜ぶのだった。
多くのブクマと☆☆☆ありがとうございます。順調に週間順位もあがり非常にうれしく思います。一日三話公開は昨日まででしたが、この勢いがなくなって、順位が落ちていくのは怖いので、年末までは三話更新続けます。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
※※※
帝国から、王国へと戻ってきたカイン達は、平穏な日々を過ごしていた。
「ようやくこっちの生活にも慣れてきたにゃ。」
「戻ってきて1ヶ月だから。まあ帝国にいた時とやる事は変わってないから、俺からしたらそんなに変わったとか慣れたとか感じないけどな。」
「カインはわかってないにゃ。ホームは大事にゃ。ようやく家に帰ってきたんにゃ。落ち着くのが普通にゃ。いつもの枕じゃないとアタシは寝れないのにゃ。」
「いや、宿でもラックはいつもの枕を使ってただろ?」
「気分の問題にゃ。」
カイン達が帝国に向かう時、借りていた家は契約を解除していた。戻ってきて一番初めにしたのが、家の再契約だ。だが、元々カイン達の借りていた家は別の人がすでに使用していたため、再契約ができなかった。
別の場所を探そうとしたカイン達だったが、運よく1カ月後に空きになる事を知った為、1カ月間は宿暮らしをして、ようやく先日、再契約を果たしたのだ。
「まあ家が落ち着くっていうのは、同意ではあるがな。宿じゃなんか落ち着かないよな。」
「僕は宿も楽しかったすよ。」
「スズは宿に泊まった経験はあまりないもんな。初めて泊まったのだって、帝国から王国に帰る時ぐらいだろ?」
「そうっすね。それに夜営も楽しかったっす。ジェーン様やメアリー様と一緒に又お泊り会したいっす。」
「そうだな。あれから、ジェーン達とも会っていないな。まああっちは王族なんだ。俺みたいな庶民とは違うからな。」
「そんな事ないわよ!」
カイン達がリビングでゆっくりしていると、不意にドアが開いた。
「ジェーンにゃ。どうしたんにゃ?いきなり現れて?」
「いやそれよりも家には鍵がかかってただろ?どうやって入ったんだ?」
「そんな事はどうでもいいのよ。それより、どうして城に来ないのよ。ずっと待ってたのよ。」
(いや防犯は大事だろ。メアリーも澄ました顔で横にいるけど、君達。不法侵入は犯罪だからね。王族だからって犯罪は犯罪なんだよ。その辺わかってる?)
「いや、お城って言われても・・・用事もないし。それに庶民には王城なんて恐れ多いっていうか・・・なあ?」
「そうにゃ。お城には行ってみたかったけど、用事もないのに行くのは悪いにゃ。」
「僕もっす。」
「用事ならあるでしょ。」
「いや城に用事なんてないだろ?」
「そうにゃ。」
「はいっす。」
「本当に心当たりがないみたね。は~。カイン?貴方達はどうして私とメアリーと一緒に帝国まで行ったの?それも1年間も。」
「それはジェーンに頼まれて。」
「そうよ。私が頼んだよ。要は私が依頼して、カイン達が受けたって事よ。この意味わかる?」
「わかるにゃ。」
「ならどうして城に来ないのよ?」
「どういう事にゃ?」
「は~。」
(どういう事だ?確かに俺達はジェーンを護衛する為に帝国に向かった。護衛依頼・・・依頼・・・はっ!そういう事か。)
「カインはわかったみたいね。」
「ああ。すっかり忘れてたよ。依頼料をもらってない。」
「その通りよ。どうして受け取りに来ないのよ。ずっと待ってたのよ。あまりにも来ないから、バニーからカイン達が元々住んでた家を再度借りたって聞いてこちらから来たのよ。」
「そうだったのか・・・ゴメン。すっかり忘れてたよ。」
「まあ、城に来づらいっていうのはわかるから、報酬は持ってきてあげたわ。メアリー?」
メアリーは、ジェーンに言われ、大きな袋を二つ出した。
「この度はジェーン様と私を一年にもわたり護衛して頂きありがとうございました。こちらが報酬の金貨1000枚になります。お確かめください。」
「「「金貨1000枚⁉」
「大金にゃ。やったにゃ。大金持ちにゃ。」
「はいっす。これでパンが食べ放題っす。」
「カイン達には本当に感謝してるの。でもごめんなさい。今の私が用意できる金額がこの金貨1000枚なの。本来なら1年も護衛してもらったんだし、もっと用意するべきなんでしょうけど。」
(なるほど。そういう事か。1000枚って驚いたけど、少ないんじゃ?とも思ったんだよね。でもそう言った理由なら納得だ。それに元々忘れてし。)
「元々忘れてた事だし、金貨1000枚で全然オッケーだよ。」
(それにこれで女神様への寄付もできるし。これで転移魔法が使い放題だ。やったね。完全解放まで寄付してもまだ金貨500枚も残る。ラックやスズだってほしいだろうから、お金の分配方法は話合うとして、しばらくはゆっくりできそうだな。)
「そう言ってくれると助かります。王国が落ち着いたとは言え、問題も色々ありますから?」
「そう言えば、どうなんんだ?お兄さん達の問題は?」
「今はお父様が頑張ってるわ。兄二人もとりあえず静観してるって感じね。私もどうするか決めかねてるの。姉の代わりに女王を目指すっていうのも一つだけど、まだわからないわね。」
「ジェーン様が王様になるっすか?すごいっす。」
「まだまだ未熟だからやる事も多いんだけどね。」
「今はこっちの学校に通ってるのか?」
「ええ。帝国での1年は無駄じゃなかったわ。今は学校生活が楽しいもの。」
「そりゃよかった。何かあるなら言ってくれよ。城に行くのは勘弁だけど、困った事があるならなるだけ助けになるぞ?」
「ありがとう。助かるわカイン。」
そうして、カイン達は、久々に会ったジェーンとメアリーとの再会を喜ぶのだった。
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