116 / 193
第三章 アルプス王国のお姫様
第116話 白いスライムの名前と能力は
しおりを挟む
「それでカインが考えた名前は何にゃ?」
ギルドでの依頼を終え、家に戻ったカインとラックは早速新しく仲間になった白いスライムの名前を話し合っていた。
「ああ。俺が考えた名前は、リリーとホワイトだ。」
「ホワイトって白をそのまま英語にしただけにゃ。」
「まあそりゃそうだけど、なかなか名前を考えるのって難しくてな。ラックはどうなんだよ。」
「アタシかにゃ?もちろん考えてるにゃ。アタシが考えた名前は、シロにゃ。」
「シロって・・・お前の方こそそのまんまじゃないか。」
「他にも考えていた名前はあるにゃ。だけど、やっぱり一番しっくりくるのはシロだったにゃ。」
(リリーにホワイトにシロか・・・この中ならリリーが一番可愛い名前に思えるけど、さてどうしたものか・・・)
「こういうのは本人に決めてもらうのが一番いいにゃ。シロ?やっぱりシロがいいにゃ?」
ラックは、抱いている白いスライムに話かけた。スライムはその愛くるしい目のまま何も答えない。
「リリーはどうだ?可愛らしい名前だぞ?」
カインがそう言うも白いスライムはうんともすんとも言わない。
「な、ならホワイトか?」
カインがホワイトはどうかと問いかけるが、やはりスライムは反応しなかった。
「どうやらお気に召さないみたいにゃ。」
「そうだな・・・でもどうする?他に名前の候補なんてないぞ?」
「今から考えるにゃ。」
「そうだな。白から連想するとしたら花の名前とかか?といっても花なんて詳しくないしな~。チューリップとか?スズランとかか?」
カインがスズランと言った時に、今まで全く反応しなかったスライムが大きく反応した。
「スライムが反応したにゃ。スズランがいいにゃ?」
「キュー」
ラックの言葉に、スライムは小さな身体をブルブルと動かした。
「スズランか。ならスズはどうだ?女の子にピッタリの名前だぞ?」
「キュイキュイ!」
「喜んでるにゃ。なら決まりにゃ。今日からお前はスズにゃ。スズ。よろしくにゃ。」
スライムは、うれしかったのか、ラックの腕の中でピョンピョンと飛び跳ねたのだった。
「喜んでくれてるな。よかった。よしそれじゃスズの能力も確認してみるか。名前が決まったとは言え、今日の感じじゃ一緒に冒険に連れて行けないもんな。」
カインはスズを鑑定した。
名前:スズ
年齢:1歳
種族:スペシャルスライム族
能力:E
成長率:S
レベル:1
体力:E
魔力:E
筋力:E
知力:E
敏捷力:E
耐久力:E
精神力:E
運:S
カインとラックの二人は、スズの能力を見て、固まった。
「これは・・・」
「能力は全て最低値にゃ。」
「いやラック。そうじゃないぞ。よく見てみろ。種族と成長率と運を。」
「にゃ⁉成長率と運がSランクにゃ。」
「ああ。元々初級の召喚魔法だし、スライムなんだ。最低値なのは初めからわかっていた。だけど成長率Sだ。これはもしかしたらもしかするぞ。」
「それと種族がスライムじゃなくてスペシャルスライムになってるにゃ。」
「ああ。そこも気になる所だ。普通のスライムと違うって事だと思う。そもそも白いスライムなんて聞いた事もない。いや、もしかしたら普通に存在するのかもしれないけど、俺の知識の中にあるスライムは青や赤、レアで銀や金だ。白なんていなかった。」
「アタシもそうにゃ。毒々しい緑のスライムなんかもいるけど、白いスライムは初めてみたにゃ。」
「だろ?ここは現実だけど、ラノベじゃスライムは定番の魔物だし仲間にしたら強くなるのはお約束だ。それにゲームの世界だと弱い魔物は最初は弱いが、レベルがマックスになると、他よりも強いっていうのも定番だ。育ててみるのも面白そうだ。」
「たしかにカインの言う通りにゃ。だけど・・・」
「ん?どうしたんだ?」
ラックは抱きかかえているスズを目の前まで持って行き、スズに訴えた。
「スズ。言っておくけど、カインの正妻はアタシにゃ。これだけは譲れないにゃ。スズがこれから強くなって人化する事があって、絶世の美女になってもアタシからカインを奪うのはダメにゃ。それと、スズがレベルマックスになって、ドラゴンのような灼熱の炎を出す強い魔物になってもカインの隣はアタシにゃ。それはわかってるかにゃ。」
「キュイキュイ!」
「うんうん。わかってるなら良いにゃ。なら今日からアタシはスズの姉さんにゃ。アタシがビシバシ鍛えてやるにゃ。」
「キュイ!」
「うん。よろしくにゃ。」
カインの目の前で、ラックとスズが意気投合していた。
「ラック・・・スズの言葉がわかるのか?俺にはキュイキュイとしか聞こえないんだが?」
「アタシにもキュイとしか聞こえないにゃ。そこはフィーリングにゃ。言葉がわからなくてもスズにも意思はちゃんと存在してるにゃ。スズの目を見て、身体のふるわせ具合でなんて言ってるかなんてわかるにゃ。スズの事はアタシに任せるにゃ。カインの癒し担当、プニプニ枠としてしっかりと指導してやるにゃ。」
「いや・・・そこは戦力になるように指導してほしいんだけど・・・」
(まあ仲はよくなったみたいだし、これはこれでいいか。来週から黄亀ダンジョンに挑戦してみるか。あそこはスライムが出るって言ってたし、レベル上げには持ってこいだと思うし。そりゃラックの言うように人化を期待してるけど、そんなすぐには無理だろうな。だけど、レベルが上がれば何かしらスキルとかも覚える可能性もある。次の神の奇跡の開放はまだまだ先になるだろうから、ここで新しい戦力を育てながらダンジョン攻略するのが正解かもな。)
そうして、新たな仲間であるスズが加わったカイン達は、スズを育てるべく行動を開始するのだった。
ギルドでの依頼を終え、家に戻ったカインとラックは早速新しく仲間になった白いスライムの名前を話し合っていた。
「ああ。俺が考えた名前は、リリーとホワイトだ。」
「ホワイトって白をそのまま英語にしただけにゃ。」
「まあそりゃそうだけど、なかなか名前を考えるのって難しくてな。ラックはどうなんだよ。」
「アタシかにゃ?もちろん考えてるにゃ。アタシが考えた名前は、シロにゃ。」
「シロって・・・お前の方こそそのまんまじゃないか。」
「他にも考えていた名前はあるにゃ。だけど、やっぱり一番しっくりくるのはシロだったにゃ。」
(リリーにホワイトにシロか・・・この中ならリリーが一番可愛い名前に思えるけど、さてどうしたものか・・・)
「こういうのは本人に決めてもらうのが一番いいにゃ。シロ?やっぱりシロがいいにゃ?」
ラックは、抱いている白いスライムに話かけた。スライムはその愛くるしい目のまま何も答えない。
「リリーはどうだ?可愛らしい名前だぞ?」
カインがそう言うも白いスライムはうんともすんとも言わない。
「な、ならホワイトか?」
カインがホワイトはどうかと問いかけるが、やはりスライムは反応しなかった。
「どうやらお気に召さないみたいにゃ。」
「そうだな・・・でもどうする?他に名前の候補なんてないぞ?」
「今から考えるにゃ。」
「そうだな。白から連想するとしたら花の名前とかか?といっても花なんて詳しくないしな~。チューリップとか?スズランとかか?」
カインがスズランと言った時に、今まで全く反応しなかったスライムが大きく反応した。
「スライムが反応したにゃ。スズランがいいにゃ?」
「キュー」
ラックの言葉に、スライムは小さな身体をブルブルと動かした。
「スズランか。ならスズはどうだ?女の子にピッタリの名前だぞ?」
「キュイキュイ!」
「喜んでるにゃ。なら決まりにゃ。今日からお前はスズにゃ。スズ。よろしくにゃ。」
スライムは、うれしかったのか、ラックの腕の中でピョンピョンと飛び跳ねたのだった。
「喜んでくれてるな。よかった。よしそれじゃスズの能力も確認してみるか。名前が決まったとは言え、今日の感じじゃ一緒に冒険に連れて行けないもんな。」
カインはスズを鑑定した。
名前:スズ
年齢:1歳
種族:スペシャルスライム族
能力:E
成長率:S
レベル:1
体力:E
魔力:E
筋力:E
知力:E
敏捷力:E
耐久力:E
精神力:E
運:S
カインとラックの二人は、スズの能力を見て、固まった。
「これは・・・」
「能力は全て最低値にゃ。」
「いやラック。そうじゃないぞ。よく見てみろ。種族と成長率と運を。」
「にゃ⁉成長率と運がSランクにゃ。」
「ああ。元々初級の召喚魔法だし、スライムなんだ。最低値なのは初めからわかっていた。だけど成長率Sだ。これはもしかしたらもしかするぞ。」
「それと種族がスライムじゃなくてスペシャルスライムになってるにゃ。」
「ああ。そこも気になる所だ。普通のスライムと違うって事だと思う。そもそも白いスライムなんて聞いた事もない。いや、もしかしたら普通に存在するのかもしれないけど、俺の知識の中にあるスライムは青や赤、レアで銀や金だ。白なんていなかった。」
「アタシもそうにゃ。毒々しい緑のスライムなんかもいるけど、白いスライムは初めてみたにゃ。」
「だろ?ここは現実だけど、ラノベじゃスライムは定番の魔物だし仲間にしたら強くなるのはお約束だ。それにゲームの世界だと弱い魔物は最初は弱いが、レベルがマックスになると、他よりも強いっていうのも定番だ。育ててみるのも面白そうだ。」
「たしかにカインの言う通りにゃ。だけど・・・」
「ん?どうしたんだ?」
ラックは抱きかかえているスズを目の前まで持って行き、スズに訴えた。
「スズ。言っておくけど、カインの正妻はアタシにゃ。これだけは譲れないにゃ。スズがこれから強くなって人化する事があって、絶世の美女になってもアタシからカインを奪うのはダメにゃ。それと、スズがレベルマックスになって、ドラゴンのような灼熱の炎を出す強い魔物になってもカインの隣はアタシにゃ。それはわかってるかにゃ。」
「キュイキュイ!」
「うんうん。わかってるなら良いにゃ。なら今日からアタシはスズの姉さんにゃ。アタシがビシバシ鍛えてやるにゃ。」
「キュイ!」
「うん。よろしくにゃ。」
カインの目の前で、ラックとスズが意気投合していた。
「ラック・・・スズの言葉がわかるのか?俺にはキュイキュイとしか聞こえないんだが?」
「アタシにもキュイとしか聞こえないにゃ。そこはフィーリングにゃ。言葉がわからなくてもスズにも意思はちゃんと存在してるにゃ。スズの目を見て、身体のふるわせ具合でなんて言ってるかなんてわかるにゃ。スズの事はアタシに任せるにゃ。カインの癒し担当、プニプニ枠としてしっかりと指導してやるにゃ。」
「いや・・・そこは戦力になるように指導してほしいんだけど・・・」
(まあ仲はよくなったみたいだし、これはこれでいいか。来週から黄亀ダンジョンに挑戦してみるか。あそこはスライムが出るって言ってたし、レベル上げには持ってこいだと思うし。そりゃラックの言うように人化を期待してるけど、そんなすぐには無理だろうな。だけど、レベルが上がれば何かしらスキルとかも覚える可能性もある。次の神の奇跡の開放はまだまだ先になるだろうから、ここで新しい戦力を育てながらダンジョン攻略するのが正解かもな。)
そうして、新たな仲間であるスズが加わったカイン達は、スズを育てるべく行動を開始するのだった。
2
お気に入りに追加
1,624
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
スキルは見るだけ簡単入手! ~ローグの冒険譚~
夜夢
ファンタジー
剣と魔法の世界に生まれた主人公は、子供の頃から何の取り柄もない平凡な村人だった。
盗賊が村を襲うまでは…。
成長したある日、狩りに出掛けた森で不思議な子供と出会った。助けてあげると、不思議な子供からこれまた不思議な力を貰った。
不思議な力を貰った主人公は、両親と親友を救う旅に出ることにした。
王道ファンタジー物語。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる