115 / 193
第三章 アルプス王国のお姫様
第115話 白いスライムと言えば・・・
しおりを挟む
「いやですわ。この子は学校に連れて行くんです。離れ離れなんて耐えられないわ。」
カイン達の住む家の入口で駄々をこねているのは、ジェーンだ。休みの間にカインが召喚した白いスライム。召喚したのが、前日なので名前はまだ決まってないが、ジェーンがずっと抱きしめて癒されていた。学校にいけば週末までは寮生活となるので、白いスライムはカインとラックとともに行く事になるのだが、ジェーンにはそれが耐えられなかったようだ。
「ジェーンあきらめるにゃ。この子はアタシが責任を持って面倒を見るにゃ。もちろん名付けもしておくにゃ。ジェーンは週末を楽しみにしてるといいにゃ。」
「そんな・・・」
「ジェーン様、早く行かないと遅れてしまいます。ラック様もああ言っていますしスライムの事はラック様にお任せになっては?」
「う~・・・しょうがないわね。最後にプニプニ成分だけ補充させて!一週間分補充しておかないと持たないわ。」
そうしてジェーンは、腕の中に抱いていた白いスライムを泣く泣く手放し、メアリーとともに学校へと向かって行った。
「アタシ達も行くにゃ。スライムの名前を決めないといけないにゃ。他にもスライムの服に、スライムの能力なんかも調べないといけないにゃ。やる事がたくさんにゃ。」
そうして、カインとラックは白いスライムを連れて依頼を受ける為にギルドへと向かった。
「ラックの事だから、もう名前なんかは考えてるんじゃないのか?」
「もちろんにゃ。スラ座右衛門にスラ信長、スラ秀吉にスラ家康、候補が多すぎてどれにするか迷ってるにゃ。」
「・・・え~っと、ラックさん?」
「なんにゃ?」
「そのスライム性別は女なんだけど。」
「!?どう言う事にゃ!?アタシは男だと思ってたにゃ!なんで女にゃ!?」
「いやいやなんでって言われても、鑑定で見たら女ってなってたし。」
「なら名前なんてどうでもいいにゃ。将来のライバルになるかもしれないにゃ。スラ美とかで十分にゃ。」
(何この手のひら返し・・・さすがにスラ美は安直だろう。折角白くて可愛らしいんだ。なんか可愛らしい名前を俺が考えないとな。白と言えばアルテミスって一瞬浮かんだけど、あれは雄猫だったからな~。ネーミングセンスは俺もないけど、亀五郎とかゴブ一郎とかこっちの世界はネーミングセンスが死んでるから良いの考えないとな。てか男だったらラックはスライムを戦国武将にでもするつもりだったんだろうか。)
「さすがにそれはないだろう。俺も考えるからラックも考えてくれよ。」
「は~・・・わかったにゃ。カインに任せて昔の彼女の名前とかになっても困るにゃ。考えてみるにゃ。」
「昔の彼女って・・・」
「ペットにそう言う名前をつけるのは多いって聞くにゃ。もしかしてアタシの名前も昔の彼女の名前だったのかにゃ?」
「いやいやラックって名前の日本人なんていないだろ!?」
「わからないにゃ。キラキラネームを付けてる人結構いるにゃ。」
「なんでラックはそこまで詳しいんだよ・・・」
そうして、カインとラックは依頼を受けながらも白いスライムの名前を考えながら依頼をこなしていった。ちなみにスライムは魔物を見るとブルブルと震えていたので、戦闘はさせていない。ラックが魔物を倒して、カインが抱き抱える感じだ。
(このままじゃ戦闘は役にたたないな。鑑定したら能力はわかるけど、それは帰ってからラックと一緒に見るとして、まずは名前だよな~。スラ美・・・スラリン、スラ吉、スラ美・・・あ~俺もネーミングセンス最低だわ。全然思い浮かばない。白いからホワイト・・・そういやラックの時はどうだったっけ?確か黒猫といえばジジとかルナから考えていったんだっけ・・・)
「何ボーっとしてるにゃ?依頼にあったマウンテンボア倒してきたにゃ。」
「あ、ああ、サンキュー。これで今日の依頼は達成だな。」
「さっさと帰ってスライムの名前考えるにゃ。あと、能力も知りたいにゃ。折角召喚したのにこのままじゃ家で留守番か、お別れになるにゃ。」
(だよな~。ラックの言うように戦略として召喚したんだし、ダメだから次って言うのもできるけど、それはちょっとな~。なんだかんだ言ってラックもスライムの事考えてくれてるみたいだし、真剣に考えないと。)
「だな。俺も名前をずっと考えてたよ。」
「アタシはすでに3つは考えたにゃ。よくよく考えたら女でも問題ないにゃ。正妻がアタシであれば問題ないにゃ。それにあのプニプニは癒しにゃ。アタシはカインと子供を作らないといけないから、猫になってカインに癒しを与える事ができないにゃ。だから、アタシが横に並び立つできる妻で、白いスライムが癒し担当にする事にしたにゃ。」
「お、おう。えっ!もう3つも考えたのか?すごいなラックは。」
「もちろんにゃ。新しい仲間にゃ。そりゃ真剣に考えるにゃ。」
(やべっ・・・俺全然考えてないぞ。帰るまでに最低2つは考えておかないと。)
カインは、ラックの倒したマウンテンボアをアイテムボックスに入れて、帝都の街へと戻っていった。帝都のギルドへの報告、帰りによる教会、そして家に戻る頃には無事に名前の候補を二つ考える事ができたのだった。
カイン達の住む家の入口で駄々をこねているのは、ジェーンだ。休みの間にカインが召喚した白いスライム。召喚したのが、前日なので名前はまだ決まってないが、ジェーンがずっと抱きしめて癒されていた。学校にいけば週末までは寮生活となるので、白いスライムはカインとラックとともに行く事になるのだが、ジェーンにはそれが耐えられなかったようだ。
「ジェーンあきらめるにゃ。この子はアタシが責任を持って面倒を見るにゃ。もちろん名付けもしておくにゃ。ジェーンは週末を楽しみにしてるといいにゃ。」
「そんな・・・」
「ジェーン様、早く行かないと遅れてしまいます。ラック様もああ言っていますしスライムの事はラック様にお任せになっては?」
「う~・・・しょうがないわね。最後にプニプニ成分だけ補充させて!一週間分補充しておかないと持たないわ。」
そうしてジェーンは、腕の中に抱いていた白いスライムを泣く泣く手放し、メアリーとともに学校へと向かって行った。
「アタシ達も行くにゃ。スライムの名前を決めないといけないにゃ。他にもスライムの服に、スライムの能力なんかも調べないといけないにゃ。やる事がたくさんにゃ。」
そうして、カインとラックは白いスライムを連れて依頼を受ける為にギルドへと向かった。
「ラックの事だから、もう名前なんかは考えてるんじゃないのか?」
「もちろんにゃ。スラ座右衛門にスラ信長、スラ秀吉にスラ家康、候補が多すぎてどれにするか迷ってるにゃ。」
「・・・え~っと、ラックさん?」
「なんにゃ?」
「そのスライム性別は女なんだけど。」
「!?どう言う事にゃ!?アタシは男だと思ってたにゃ!なんで女にゃ!?」
「いやいやなんでって言われても、鑑定で見たら女ってなってたし。」
「なら名前なんてどうでもいいにゃ。将来のライバルになるかもしれないにゃ。スラ美とかで十分にゃ。」
(何この手のひら返し・・・さすがにスラ美は安直だろう。折角白くて可愛らしいんだ。なんか可愛らしい名前を俺が考えないとな。白と言えばアルテミスって一瞬浮かんだけど、あれは雄猫だったからな~。ネーミングセンスは俺もないけど、亀五郎とかゴブ一郎とかこっちの世界はネーミングセンスが死んでるから良いの考えないとな。てか男だったらラックはスライムを戦国武将にでもするつもりだったんだろうか。)
「さすがにそれはないだろう。俺も考えるからラックも考えてくれよ。」
「は~・・・わかったにゃ。カインに任せて昔の彼女の名前とかになっても困るにゃ。考えてみるにゃ。」
「昔の彼女って・・・」
「ペットにそう言う名前をつけるのは多いって聞くにゃ。もしかしてアタシの名前も昔の彼女の名前だったのかにゃ?」
「いやいやラックって名前の日本人なんていないだろ!?」
「わからないにゃ。キラキラネームを付けてる人結構いるにゃ。」
「なんでラックはそこまで詳しいんだよ・・・」
そうして、カインとラックは依頼を受けながらも白いスライムの名前を考えながら依頼をこなしていった。ちなみにスライムは魔物を見るとブルブルと震えていたので、戦闘はさせていない。ラックが魔物を倒して、カインが抱き抱える感じだ。
(このままじゃ戦闘は役にたたないな。鑑定したら能力はわかるけど、それは帰ってからラックと一緒に見るとして、まずは名前だよな~。スラ美・・・スラリン、スラ吉、スラ美・・・あ~俺もネーミングセンス最低だわ。全然思い浮かばない。白いからホワイト・・・そういやラックの時はどうだったっけ?確か黒猫といえばジジとかルナから考えていったんだっけ・・・)
「何ボーっとしてるにゃ?依頼にあったマウンテンボア倒してきたにゃ。」
「あ、ああ、サンキュー。これで今日の依頼は達成だな。」
「さっさと帰ってスライムの名前考えるにゃ。あと、能力も知りたいにゃ。折角召喚したのにこのままじゃ家で留守番か、お別れになるにゃ。」
(だよな~。ラックの言うように戦略として召喚したんだし、ダメだから次って言うのもできるけど、それはちょっとな~。なんだかんだ言ってラックもスライムの事考えてくれてるみたいだし、真剣に考えないと。)
「だな。俺も名前をずっと考えてたよ。」
「アタシはすでに3つは考えたにゃ。よくよく考えたら女でも問題ないにゃ。正妻がアタシであれば問題ないにゃ。それにあのプニプニは癒しにゃ。アタシはカインと子供を作らないといけないから、猫になってカインに癒しを与える事ができないにゃ。だから、アタシが横に並び立つできる妻で、白いスライムが癒し担当にする事にしたにゃ。」
「お、おう。えっ!もう3つも考えたのか?すごいなラックは。」
「もちろんにゃ。新しい仲間にゃ。そりゃ真剣に考えるにゃ。」
(やべっ・・・俺全然考えてないぞ。帰るまでに最低2つは考えておかないと。)
カインは、ラックの倒したマウンテンボアをアイテムボックスに入れて、帝都の街へと戻っていった。帝都のギルドへの報告、帰りによる教会、そして家に戻る頃には無事に名前の候補を二つ考える事ができたのだった。
4
あなたにおすすめの小説
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる