1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼

ベルピー

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第三章 アルプス王国のお姫様

第112話 炭酸水のランク⁉

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タンサボテンから無事に炭酸水を採取したカインとラックは、その後も砂漠に存在するタンサボテンから炭酸水の採取を続けた。

一本のタンサボテンからは平均して空き瓶3本分の炭酸水を採取する事ができた。空き瓶の容量は1リットルなので、一体のタンサボテンから3リットルの炭酸水が採取できる計算だ。

ちなみに体内の炭酸水を採取されたタンサボテンは、元気がなくなったようにしな~っとなっていた。消滅したりしない所を見ると、しばらくすれば又、体内に炭酸水を宿すようになるのではないか。というのがカインとラックの予想だった。

帝都からの近場という事もあり、カインとラックが見つけた時にはすでに炭酸水を抜かれてしな~っとなっているタンサボテンが多くあった。

「やっぱり近場だからすでに炭酸水が採取された後のサボテンが多いな。」

「しょうがないにゃ。こんなに簡単に採取できるなら、きっと人気の依頼のはずにゃ。継続して採取できるとしたら、毎日通ってる冒険者がいてもおかしくないにゃ。」

「だよな~。」

(魔物が出ないのは、この辺は他の冒険者にすでに狩られたからって事か・・・。それとも元々この辺には魔物が出ないのか・・・。少ないとはいえ、炭酸水が12本はできた。ラックの言うように初心者向けの簡単な依頼だったな。なんか拍子抜けだな。)

「カインどうするにゃ?この辺にはもう炭酸水が採取できるタンサボテンがいないっぽいにゃ。」

「そうだな。今日は日帰りの予定だから、そこまで遠くにはいけないから。ぐるっと王都を周る感じで他の砂漠も見てみるか。近場はすでに採取されてるかもしれないけど、今から戻ってもしょうがないしな。」

「わかったにゃ。」

(ここで帰ったら金貨3枚ぐらいにしかならないからな。最低でも金貨10枚ぐらいは稼がないと、何もできないぞ。)

その後、カインとラックは、他の砂漠を周りまだ炭酸水を採取されていないタンサボテンを求めて帝都の周りを走ってまわって、合計で30本の炭酸水を手に入れた。

「これぐらいで今日は帰るか。」

「わかったにゃ。けっこう疲れたにゃ。」

「たしかにな。採取したタンサボテンから定期的に炭酸水が採取できないなら全く割りに合わないな。定期的に採取できるとしてもどれぐらいの頻度かによって俺達も定期的に受けるかどうか決まるな。毎日採取できるんならありがたいんだけど・・・」

「さすがにそこまで都合よくはないと思うにゃ。」

「だよな~。とりあえず依頼の報告をしに行くか。自分達用には10本ぐらいあればいいだろ?」

「それだけあれば足りるにゃ。」

(果実で割って炭酸ジュースか~。楽しみだな。一日二人で1リットル使ったとしても10日は持つ。いやジェーン達も飲むだろうから10本で一週間ぐらいか。そう考えると他の依頼でお金を稼いで、炭酸水採取は全て自分用にするのがベストかもしれないな。)

カイン達は、採取した炭酸水をギルドへ売却して、タンサボテンの事などを受付に聞いた。すると・・・

炭酸水にもランクがあるようで、一般的なタンサボテンは緑色をしていて、取れる炭酸水のランクも普通。3日程で再度採取が可能になるとの事だった。そして、炭酸水にはランクがあり、普通、上級、特級の3種類に分かれていた。

緑色のタンサボテン・・・普通ランクの炭酸水
黄色のタンサボテン・・・上級ランクの炭酸水
白色のタンサボテン・・・特級ランクの炭酸水

帝国に生息する8割は緑色のタンサボテンで、残りの2割が黄色と白色のタンサボテンとなっている。

「やっぱりどうせなら特級ランクの炭酸水がほしいよな~。」

「特級の方が味も美味しいはずだにゃ。それに売るにしても高く売れるはずにゃ。」

「見つけるのが難しいだろうから、金策には向いてないかもしれないな。良い金策があるなら、金を貯めて特級ランクの炭酸水を購入するのもいいかもしれないな。」

「ダンジョン行ったらお金はすぐに稼げるにゃ。ダンジョンなら魔物が数多く出てくるにゃ。安定して稼ぐ事ができるにゃ。ダンジョンには行かないのかにゃ?」

「そうだな~。モリーさんも言ってたけど近くに黄亀ダンジョンがあるからダンジョンに行くのは確定だけど、帝都だしダンジョン意外にもおもしろい依頼があると思ってな。どうせなら色んな依頼を受けたいじゃん。ダンジョンは青亀ダンジョンに緑亀ダンジョン、黒亀ダンジョンと行ってみたけど、だいたい中は一緒だっただろ?まあエクストラステージとかもあるからダンジョンはダンジョンで面白いんだけど、時間も限られるからな。」

(帝都の依頼は数多くあるから経験を積んでいくのが重要だよな。強くなったと言っても俺達以上に強いヤツなんていくらでもいるだろう。今はジェーンとかもいるから、これからトラブルが起こる可能性もある。時間がゆるす限り色々していくのが良いだろうな。)

カインとラックの二人は、ギルドで炭酸水を売却した後にギルドを出て教会に向かいいつものお祈りを行った。お金がないので寄付はせずにお祈りだけだ。教会でお祈りを終えた二人は市場で炭酸水用の果物を買い家へと帰るのだった。
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