1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼

ベルピー

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第二章 シフォン子爵領とダンジョン事情

第54話 ハニービーハンター

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カインとラックは、その後、毎日毎日ハニービーを倒しまくった。それはもう一日100体以上もの数を。

フロリダの町のギルドでは、カインとラックの2人はハニービーハンターと呼ばれるまでになっていた。

「おっハニービーハンターじゃねぇか。今日も森でハニービー退治か?」

「ああ。ハニービーの巣を見つけるまではしばらく森で狩りをする予定だよ。」

「毎日毎日精が出るね~。」

「ははっ。森にハニービーがうじゃうじゃいるから全然探索が進まないんだよね。どこにハニービーの巣があるかダンさんは知りませんか?」

「そうだな~。俺のパーティも森に行ったりはするが、見た事はないな~。」

「そうですか・・・」

「ラックちゃん、偶にはおじさんとリンゴスイーツでも食べに行かないかい?」

「うれしいお誘いだけど知らない人について行ったらダメってお母さんに言われてるにゃ。だからごめんにゃ。」

「そんな~・・・知らない人ってこの前一緒に森でハニービー討伐したじゃん。」

「そうだったかにゃ?」

「ははは。すいませんダンさん。今日も森に行くのでラックを誘うのは又今度にしてください。ラック。シルさんの所に行くぞ。新しい冒険者証を受け取るんだろ?」

「そうだったにゃ。今日からDランクなのにゃ。」

カインとラックは、この1週間毎日ギルドにハニービーの針を収めていた。その功績を認められてラックは見事冒険者ランクをDへと上げたのだ。もちろんレベルも上昇してレベルは既に18になっている。カインの方はレベル34だ。

カインとラックは、新しい冒険者証を受け取りにシルの元へ向かった。

「おはようございますカインさん、ラック。」

「おはようにゃシル。」

「おはようございます。シルさん。」

「ラックのDランクの冒険者証できてるわよ。これでラックもようやく駆け出し卒業ね。でも、気を付けるのよ。調子に乗って命を落とす冒険者だって多いんだから。」

「わかってるにゃ。」

「カインさん。今日も森へ行くんですか?」

「はい。ちょっとずつ探索の範囲も広がってます。そろそろハニービーの巣が見つかればと思うんですが・・・」

「頑張ってください。ラックにも言いましたが油断は禁物ですよ。カインさんはCランクの冒険者ですけど、巣の近くにいるハニービークイーンはBランクです。危ないと思ったら逃げるのも必要ですよ。」

「ありがとうございます。気を付けます。」

(一週間でレベルも上がったし、お金も大分貯まった。風の中級魔法書があったからつい買ってしまったけど、金貨100枚ぐらいは貯金がある。そろそろレベルの上がりも悪くなってきたし、早くハニービーの巣を見つけないとな。予想以上にこの町に滞在する事になってしまったな。)

ギルドを出て、カインとラックはここ最近と同じように森へと向かった。

「今日こそハニービークイーンを見つけるにゃ。ハニービーハンターとしてそろそろ倒さないと名前負けしちゃうにゃ。」

「ははラックはその称号気に入ってるんだな。まあ俺も風の中級魔法を覚えたし、ラックのレベルも上がって探索も大分楽になった。今日はちょっと活動範囲を広げてみようか。」

「わかったにゃ。アタシもカインの気配察知には及ばないけど、周囲の風の音とかでだいたい魔物のいる場所がわかるようになったにゃ。別々で行動しても問題ないにゃ。」

「いやそれは危険だから移動は一緒にしよう。俺がラックについて行くからラックは思うように進んでくれていいよ。俺がサポートするよ。」

森の中をラックは縦横無尽に走り出す。さすが猫の獣人と言えるほどのスピードで森を駆けていく。魔物を見つければ爪で攻撃し瞬殺していく。倒したハニービーの針を回収しては次の獲物を見つけて動き出す。

カインは前を走るラックに急いでついて行く。ハニービーの死体の回収もカインの仕事だ。ここで燃やす訳にはいかないので後でまとめて燃やす為だ。

(ついて行くので精一杯だな。まああんなに楽しそうに駆け回ってるんだ。止める事はできないけど・・・ん?あっちは結構多くの魔物がいるな。)

「ラック待って!!そっちに多くの魔物がいる。俺が魔法で一掃するから一度戻って来い。」

ラックは身体能力がすぐれているのか、脚力だけでなく視力や聴力も非常に良い。カインの声を聞いて、すぐにカインの傍に戻ってきた。

「ハニービーかにゃ?」

「いやこの反応はゴブリンだな。20体以上いそうだ。」

カインは、覚えたばかりの中級風魔法のウインドショックを使った。この魔法は衝撃波を飛ばす魔法で、前方を広範囲で攻撃する事ができる。ゴブリンがいると思われる場所にカインは魔法を放つ。

グギャ。グギャグギャという声が遠くで聞こえた。

「倒したにゃ?」

「ああ。反応はなくなった。死体を回収して少し休もうか。ゴブリンが20体も出てきたからこの辺もちょっと調べた方がいいかもしれない。もしかしたらゴブリンが集落をつくってるかもしれないし。」

「たしかに一気に20体は珍しいにゃ。わかったにゃ。」

カインとラックは、ゴブリンの死体を回収して周囲を調べ始めた。するとすぐにカインの気配察知に今まで感じた事のない気配を感じた。

「ラック・・・見つけた。多分ハニービークイーンだ。今まで感じた事ない気配だし、けっこう強そうだ。」

カインは、ようやく目当てのハニービークイーンと思われるモノを見つけたのだった。
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