1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼

ベルピー

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第二章 シフォン子爵領とダンジョン事情

第53話 しばしの休息日【フロリダの町】

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「ん~ん。ふぁ~。久々にたっぷり寝たな~。あれ?ラックはもう起きてたのか?」

「当たり前にゃ。今日は久しぶりにデートするってカインが言ったにゃ。なら早起きして準備するのは当然にゃ。」

「そっか。なら起こしてくれてもよかったのに。」

「始めはそう思ったけど、気持ちよさそうに寝てるカインを見たら、起こせなかったにゃ。だから準備してずっと寝顔を見てたにゃ。食事ももらってきてるにゃ。一人で食べてもしょうがないから2人分部屋に持ってきたにゃ。アタシはもう食べたからカインの分だけそこに置いてあるにゃ。」

「ありがとう助かるよ。ちょっと待っててくれ。急いで準備するから。」

(早起きして俺の事待っててくれたのか・・・今日はデートするって言ってたもんな。デートって言っても俺なんか昼ぐらいまでゆっくり寝て起きたら町をブラブラすればいいかってぐらいにしか思ってなかったけど、ミスったな。前世ニートだった弊害だな・・・。)

「まずは服でも身に行くか?昨日の報酬が金貨30枚あったからお金の心配はしなくて大丈夫だぞ。」

「いいのかにゃ?それは次の神の奇跡の開放に必要なんじゃないのかにゃ?」

「必要と言えばそうだけど、無理をしてまで貯める必要はないと思ってるよ。使う時はパーッと使う。その方が楽しいだろ?まあ使いすぎると問題だけどな。」

「わかったにゃ。じゃあ服屋にいくにゃ。その後ちょっと寄ってほしい所があるにゃ。」

「どこに行くんだ?」

「シルから爪とぎがある場所を教えてもらったにゃ。最近魔物を倒すのによく爪を使うから爪とぎで爪を手入れしたいにゃ。」

「なるほど・・・って人型だったら普通に爪を切って整えればいいんじゃないのか?爪切りがこの世界にあるとは思えないがナイフかなんかで切って。」

「猫に取って爪は命にゃ。それに爪とぎでガリガリしてる方が気持ちいいにゃ。」

「そういうもんか。あれ?そういえばラックって今はほとんど人型じゃん。猫型になる事もあるのか?」

「もちろんにゃ。寝る時とかは猫型の時もあるにゃ。人型から猫型になると、どうしても服が邪魔になるにゃ。逆に猫型から人型になると服がないから、部屋以外で変身できないにゃ。」

「なるほどな~。荷物は俺のアイテムボックスの中だもんな。猫型でももてるマジックバッグなんかが売ってればいいんだけど・・・マジックバッグがあれば便利だし。」

「でもあれって高そうにゃ。」

「だよな~。まあいくらぐらいか見るぐらいはいいだろ?」

「わかったにゃ。」

カイン達は、服屋に行き何着か服を購入した。基本的には動きやすい服装を好む二人だったので、選ぶのに時間はかからなかった。その後、ラックの爪とぎを見る為に雑貨屋に入り、爪とぎとその他に、夜営で使えそうな料理器具や休憩中に座れる椅子など、冒険をより快適にするためのモノをいくつか購入した。

マジックバッグの売っている場所は、魔道具屋という所にあると雑貨で教えてもらった二人は、その魔道具屋に向かった。オルスタインには魔道具屋がなかったので、中は珍しい魔道具が多数あった。

魔道具は、電気を使う電化製品の魔石版という感じだった。火を起こす魔道具に、水を出す魔道具、光る魔道具などなど、家電屋か!?と思うような場所だった。カイン達の求めているマジッグバックは、透明の棚にブランドモノのバッグのように並べられていた。

大きさによって金額が変わるようで、一番小さいモノで金貨1枚から大きいモノで金貨100枚だった。もっと大きな町にいけばそれ以上のマジックバックも売っているらしい。

見た目が同じバッグがズラーっと並んでいる光景に少し笑ってしまったカインとラックであったが、一番小さい金貨1枚のマジックバッグを購入した。一番小さくても普通のバック5つ分程の荷物が入るので、持っていて損はない。

「ありがとうにゃ。大切にするにゃ。」

(ラックがお礼を言ってくれるけど、正直稼いだお金って俺が持ってるだけで半分はラックのお金なんだよな~。ラックが何も言わないから俺も何も言ってないけど、実際は寄付にしたってラックの分のお金を俺が使わせてもらってる感じだよな~。これは言った方が良いのか?・・・まあ喜んでるしこのままにしておくか。)

「それがあればラックが自分のバッグに大事なモノを入れとく事もできるし、魔物の討伐証明を入れる事だってできるしな。小さくて申し訳ないけど、もっと稼いだもっと容量の多いマジックバッグを買うから今回はこれで我慢してくれ。」

「全然大丈夫にゃ。やったにゃ。下着とかカインのアイテムボックスに入れるのはちょっと恥ずかしかったにゃ。それでカイン次はどこに行くにゃ?」

「ああ今向かってるのは、シルさんに教えてもらったうまいリンゴのスイーツを出すお店だよ。」

「リンゴのスイーツ!?本当かにゃ?」

「うん。俺も楽しみなんだ。今日のメインイベントだね。」

「どこにゃ?早く行くにゃ?」

「急がなくても大丈夫だよ。あっあそこだ。可愛らしい外観のお店だね。」

「人気のお店の雰囲気が出てるにゃ。よ~し店にあるメニュー全部食べるにゃ。」

「いやさすがにそれは・・・。」

二人でリンゴのスイーツを楽しんだ後は、ブラブラと目に付くお店に入って休日を満喫したのだった。
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