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第二章 黒煙
第四十八話 なくなった端仕事
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「それで、今日は何しにギルドに来たんだい英雄さん」
「揶揄わないでくださいよ」
アレイストさんは揶揄うように英雄と言ってきて僕は頬を赤く染めてしまう。英雄なんて言われていたら見削り生活が近づいてきてしまうよ。どうにかしないと。
「端仕事を受けに来たんですよ」
「端仕事を?そりゃもう受けられないよ」
「ええ、何でですか?」
「そりゃ、他の冒険者達が受けているからだよ」
アレイストさんが指さして、僕の疑問に答えた。指さした方向を見るとそこにはモナーナにコテンパンにやられて子供達の相手をしてくれていた男達が立っていた。
「これは新手の嫌がらせ?」
「はっはっは、ルークは面白いね。そうじゃなくてルークに憧れてあいつら以外の冒険者もやっているんだよ。だから、端仕事はないのさ」
ガ~ン、僕の端仕事がなくなってしまったようです。どうしよう。
「ルーク達が良ければだけど、この後、アラト達兄弟と一緒にアセラナ湿地帯付近のリザードマン退治に行くんだけど行くかい?」
「冒険にゃ、私はいつも見送る側だったから行きたいにゃ」
アレイストさんの提案にニャムさんがすっごい乗り気。孤児院は完成していてラザラさんに引っ越しの件も言ってあるし、街を離れても大丈夫だけど。
「たまには街の外に出た方がいいかもね」
「そうだね。兄さんってリバーハブ村にいた時もひたすら洗濯していたし、今じゃずっと製作とか孤児院作ったりして外に出ていないし。このままじゃひきこもりになっちゃいそうだもんね」
モナーナも賛成してユアンが僕に失礼なことを言ってきた。引き籠りじゃなくて趣味に生きているだけだよ。製作とか採掘とかしていたいだけなのに。
「みんながいいなら行こうかな~」
「じゃあ、決まりだね。準備が出来たら街の門に集合だよ」
「集まったね。じゃあ行こうか」
僕は準備出来ていたので噴水広場で待っているとみんな集まりました。ニャムさんの装備を三人で整えていたみたい。
僕の作った装備をあげようとしたらユアンとモナーナに止められました。自分達で選びたいって言ってたけどただ単に買い物がしたいんだと思います。
でも、何で僕は一緒に言っちゃダメだったんだろう?ユアンはよくて僕だけ一緒はダメなのは納得いかないよね。まあ、いいんだけどさ。
「今日はルークさん達と一緒なんて誰かの誕生日かな?」
「アラト兄さん違うよ。ルークさんの気晴らしだから気を使わせちゃダメだよ」
「私もモナーナお姉ちゃんに魔法見せてもらお~」
アラト君にイラト君、それにエリシーナちゃんが喜んでいた。ハーフエルフのエリシーナちゃんはアレイストさんに魔法の才能を見出してもらって冒険者になることになったんだ。
アラト君達はエリシーナちゃんを守るぞって、意気こんでるけどエリシーナちゃんの魔法は目を見張るものがあるので一人でも大丈夫そうだよ。
それに三人には僕の作った装備をあげているので普通の冒険者よりも強いです。彼らの村の人達の形見で作った装備は嬉しそうに輝いています。
嗜む子牛亭と新しい孤児院の建物でラザラさんは経営していくんだけど、人手が足りないんだよね。今はたまに来るチンピラ8人が手伝ってくれるけど彼らも弱いけど一応、冒険者だからね。自分の稼ぎを得なくちゃいけないわけで、甘えてばかりでは何だか悪い。
僕をいじめた罰だと思ってみてはいるけど、流石にね。
お金をあげるのは何か違うような気がするしね。人を探すのは急務だね。
僕たちはワインプールを出てアセラナ湿地帯の方向へと歩いて行く。僕は衛兵さんが見えなくなってきたので馬車を取り出した。アレイストさんとユアン、ニャムさんが驚いている。
「何だいこりゃ」
「馬車だよね」
「でたらめにゃ」
更に馬車を引く為にでかくなったミスリーを見て驚いている三人、ニャムさんはミスリーに頬ずりしている。
「ただの猫じゃないと思ってたにゃ~。ライガーだったんだにゃ~」
「ウニャ~」
「ミスリーっていつも丸くなってた猫だよね」
ニャムさんの頬ずりに呆れた声をあげるミスリー、ユアンは信じられないといった様子で見ている。
ライガーとはランクBの魔物で森林にすむ魔物だ。たまたま造形が似ているだけでそれに当てはまらないのだがルークはそんな事知らないのでそうなのかと感心している様子。
「もう何でもいいよ。急ごう、先にいるチームと交代するからその方が喜ばれるよ」
「見張りみたいなものなんですね」
アレイストさんの言葉から察したユアンが声を上げた。どうやら、アセラナ湿地帯の動向が激しくなってきてしまったので見張りを立てていたみたい。その見張りがいち早く動きを察して街に知らせるわけだね。
見張りなら大きな戦闘にならないから大丈夫だよね。僕は目立たない。いざとなったらユアンを投入して、ユアンが目立っている間に僕は魔物を窒息させれば全部ユアンの手柄だ。よし、これで行こう。
「揶揄わないでくださいよ」
アレイストさんは揶揄うように英雄と言ってきて僕は頬を赤く染めてしまう。英雄なんて言われていたら見削り生活が近づいてきてしまうよ。どうにかしないと。
「端仕事を受けに来たんですよ」
「端仕事を?そりゃもう受けられないよ」
「ええ、何でですか?」
「そりゃ、他の冒険者達が受けているからだよ」
アレイストさんが指さして、僕の疑問に答えた。指さした方向を見るとそこにはモナーナにコテンパンにやられて子供達の相手をしてくれていた男達が立っていた。
「これは新手の嫌がらせ?」
「はっはっは、ルークは面白いね。そうじゃなくてルークに憧れてあいつら以外の冒険者もやっているんだよ。だから、端仕事はないのさ」
ガ~ン、僕の端仕事がなくなってしまったようです。どうしよう。
「ルーク達が良ければだけど、この後、アラト達兄弟と一緒にアセラナ湿地帯付近のリザードマン退治に行くんだけど行くかい?」
「冒険にゃ、私はいつも見送る側だったから行きたいにゃ」
アレイストさんの提案にニャムさんがすっごい乗り気。孤児院は完成していてラザラさんに引っ越しの件も言ってあるし、街を離れても大丈夫だけど。
「たまには街の外に出た方がいいかもね」
「そうだね。兄さんってリバーハブ村にいた時もひたすら洗濯していたし、今じゃずっと製作とか孤児院作ったりして外に出ていないし。このままじゃひきこもりになっちゃいそうだもんね」
モナーナも賛成してユアンが僕に失礼なことを言ってきた。引き籠りじゃなくて趣味に生きているだけだよ。製作とか採掘とかしていたいだけなのに。
「みんながいいなら行こうかな~」
「じゃあ、決まりだね。準備が出来たら街の門に集合だよ」
「集まったね。じゃあ行こうか」
僕は準備出来ていたので噴水広場で待っているとみんな集まりました。ニャムさんの装備を三人で整えていたみたい。
僕の作った装備をあげようとしたらユアンとモナーナに止められました。自分達で選びたいって言ってたけどただ単に買い物がしたいんだと思います。
でも、何で僕は一緒に言っちゃダメだったんだろう?ユアンはよくて僕だけ一緒はダメなのは納得いかないよね。まあ、いいんだけどさ。
「今日はルークさん達と一緒なんて誰かの誕生日かな?」
「アラト兄さん違うよ。ルークさんの気晴らしだから気を使わせちゃダメだよ」
「私もモナーナお姉ちゃんに魔法見せてもらお~」
アラト君にイラト君、それにエリシーナちゃんが喜んでいた。ハーフエルフのエリシーナちゃんはアレイストさんに魔法の才能を見出してもらって冒険者になることになったんだ。
アラト君達はエリシーナちゃんを守るぞって、意気こんでるけどエリシーナちゃんの魔法は目を見張るものがあるので一人でも大丈夫そうだよ。
それに三人には僕の作った装備をあげているので普通の冒険者よりも強いです。彼らの村の人達の形見で作った装備は嬉しそうに輝いています。
嗜む子牛亭と新しい孤児院の建物でラザラさんは経営していくんだけど、人手が足りないんだよね。今はたまに来るチンピラ8人が手伝ってくれるけど彼らも弱いけど一応、冒険者だからね。自分の稼ぎを得なくちゃいけないわけで、甘えてばかりでは何だか悪い。
僕をいじめた罰だと思ってみてはいるけど、流石にね。
お金をあげるのは何か違うような気がするしね。人を探すのは急務だね。
僕たちはワインプールを出てアセラナ湿地帯の方向へと歩いて行く。僕は衛兵さんが見えなくなってきたので馬車を取り出した。アレイストさんとユアン、ニャムさんが驚いている。
「何だいこりゃ」
「馬車だよね」
「でたらめにゃ」
更に馬車を引く為にでかくなったミスリーを見て驚いている三人、ニャムさんはミスリーに頬ずりしている。
「ただの猫じゃないと思ってたにゃ~。ライガーだったんだにゃ~」
「ウニャ~」
「ミスリーっていつも丸くなってた猫だよね」
ニャムさんの頬ずりに呆れた声をあげるミスリー、ユアンは信じられないといった様子で見ている。
ライガーとはランクBの魔物で森林にすむ魔物だ。たまたま造形が似ているだけでそれに当てはまらないのだがルークはそんな事知らないのでそうなのかと感心している様子。
「もう何でもいいよ。急ごう、先にいるチームと交代するからその方が喜ばれるよ」
「見張りみたいなものなんですね」
アレイストさんの言葉から察したユアンが声を上げた。どうやら、アセラナ湿地帯の動向が激しくなってきてしまったので見張りを立てていたみたい。その見張りがいち早く動きを察して街に知らせるわけだね。
見張りなら大きな戦闘にならないから大丈夫だよね。僕は目立たない。いざとなったらユアンを投入して、ユアンが目立っている間に僕は魔物を窒息させれば全部ユアンの手柄だ。よし、これで行こう。
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