どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

‐第八章四十節 守護霊の正体!とゼファー戦・中編と守護霊の連携!…-

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さてここで少しながら時間を遡る事に!…と言うのもマサツグ達が守護霊的な

モノを顕現させた事に魔王軍の各々は驚き、この時その守護霊の様なモノの

正体を知っている者達は絶句するようとにかく戸惑い!…特にこの守護霊的な

モノに反応を示したのはミサカで有り!…まず映像越しながら二人を見て

あり得ない!と…酷く驚き戸惑い様を露わにすると、思わずもう軍の指揮の手を

止める程に画面を凝視!…見間違いではないかどうか?を確かめ続ける!…


「…う、嘘でしょ!?…

ア、アレってもしかしなくても!!…[化神覚醒けしんかくせい]!?…」


それこそこの目で見るのは初めて!と言わんばかりに…目に見えて驚きと戸惑いを

見せる一方、同時に何かその未知なるモノを見て興奮を覚えるそんな反応も露わに

すると、その現象の名前だけは知って居るのか!…その現象を[化神覚醒けしんかくせい]と言って

言葉を零す!…そしてそのまままるで研究者の様にただ目の前の映像だけに

集中すると、そんなミサカの言葉を聞いてくまさんが疑問を持った様子で!…


「ッ!…な、何?…その…[化神覚醒けしんかくせい]って?…」


「ッ!…え?…あ、あぁ!…[化神覚醒けしんかくせい]って言うのは言わば…

覚醒系のスキルの中でも珍しいモノだと考えて貰えば分かり易いかも!…

これはある特定の武器に[????]って言う謎のスキル欄があるのですが…

そのスキル欄が使が条件で…

しかもそれを呼び起こすにしても普通に[覚醒]って言う位だから発動は難しく!…

私が知ってる限りでもこれを発動出来た者はまだ数十人!!…

まさにほんの一握りのプレイヤーにしか発動出来ない!!…

そんなスキルだと言われてるんです!!……それが今目の前で二人!!…

しかもあの[ライモンド卿]と[エイブレント卿]と来たんです!!!…

これが興奮せずに居られますか!?」


この時何の気なしに興味を持った程度にくまさんが質問!…

しかしその質問が後々ミサカに火を点けるきっかけになるとは露も知らず、

ミサカも最初は質問をされた事で若干戸惑って見せるのだが!…

それでも親切にその質問に対して答え始め!…しかし質問に答えている内に

徐々に徐々にと熱がどんどん入って行き!…

それに合わせてくまさんの方へと迫り始め!…何なら息も荒く目をキラキラと

それがどれ程に凄い事なのか!?を力説!…それこそ学会レベルの様なそんな

熱量をくまさんに見せると、これにはくまさんもタジタジになってしまい!…


「ッ!?…そ、そんな畳み掛ける様に言われてもぉ~!?…」


「こ、怖いのです!!…」


さもミサカに押されるよう思わずくまさんは後退り!…そして落ち着いて欲しい

様子で言葉を口に!…すると抱えられているシロも、そんな見た事無い熱量を

見せるミサカに思わずビクッ!と…戸惑うそんな反応を露わにすると、正直に

今思っている事を口に!…くまさんにしがみ付くそんな姿も見せて行く!…

尚その様子は同じく戸惑うグレイスやハクの他に誰も見てはいないのである

のだが、その時のミサカの様子を例えるなら某・テイ○ズの遺跡を前にした

女性教師の様で!…と、魔王軍の山車でそんな様子を見せている一方!…

これまた場面は変わって行き!…今度はデグレアント城へと進攻するリーナや

フィロにハンドレットと…同じくマサツグ達の様子を目にしてやはり戸惑い様を

露わにすると、三者三様!…慌しい反応を見せていた!…


__デグレアント城・メインストリート・八分目…リーナ&ラインハルト…


「ッ!?…な!?…な!?!?…なあぁ!?!?!?…」


「ッ!?…よ、よもや!!…

よもやこの様なモノを見る事になろうとは!?…」


場面はマサツグの守護霊?であるライモンドが堂々名乗りを上げたシーンで、

そこには先程までのボヤッとした影はなく!…その姿はハッキリと人の形で

顕現しており!…それこそ細部に至るまでその姿が分かる!…額には鉢鉄を

巻いて布をたなびかせ、武装もマサツグとよく似た軽装!…その姿はパッと見だと

まるで某・蒼炎○軌跡の主人公の様な!…とにかくリーナからすると憧れの

人物が突如現れた様な!…何ならマサツグの守護霊的な感じで姿を現した事に

とても!…まるで夢でも見て居るのではないだろうか!?と言ったそんな

動揺と驚き様を露わにすると、ラインハルトもやはりそんなマサツグの姿に

動揺!…まさか見る事叶うとは思っても居なかった様子で言葉を零す!…

さて春野原の二人が国宝級の人物の姿を目にしてとにかく動揺を隠せないで

居ると、次にはその相方も現れると更に驚き戸惑い慌てる事に!…が、ここで

今度の視点はフィロへと移り!…フィロもその様子を見て思わず口を!…

パカッと開けて戸惑う反応を露わにすると、次にはこんな事を考え!…


__ッ!?…ッ!?!?…


{な、何でライモンドの小僧が!?…

ッ!!…そ、そう言えば確かあの時!!…

ではその時に実は密かに憑りつかれておったと言う事かや!?…

ッ~~~!!!…だとしたら何たる事!!…

このわっちが夫の異変にも気付けぬなどぉ~!!!…}


と言うのも戸惑ったのはその最初の場面だけで有り、次にはハッと心当たりが

ある様子でふとある事を!…それはフィロもあの[狩人狩りの森]での事を

知っており、と言うより半分黒幕で!…と、直接的では無いにしろ間接的には

関わっており!…そのせいでマサツグが取り憑かれた!と一人誤解…

これは自身の失態!とショックを受け…今まで気づけなかった事に対しても

一人勝手に悶絶する様子を見せて居ると、その動きは自身の操るギガンテスと

シンクロ!…世にも珍しい何かに苦悩するギガンテスの図が出来上がる!…

となるとそんなデカ物の様子にこれまた敵味方は戸惑い!…一体何事!?と…


「ッ!?…ギ、ギガンテスが突如頭を抱えだしたぁ!?…

や、やっぱ無理やり使役して!?…」


「それよりも前進有るのみです!!!…皆さん一気に攻め込みますよ!?…

これが最後の戦いだと思って下さい!!!」


当然そんな奇妙な光景に一同恐々!…フィロが何か失敗したのか!…無理やり

従えていたのが遂に解けたのでは!?と分からないながらも憶測を立てると、

巻き込まれないよう距離を取る!…しかしそれを良しとしない様子で

ハンドレットが指揮を執る!…その際余計な考えは要らない!と言って自ら

邪魔をする敵兵に向かって仕掛けて行くと、千切っては投げを繰り返し!…

何なら先程から騒がれているマサツグの様子には目もくれず!…とにかく

突貫・突貫・猪突猛進!…最前線にて道を開き!…更に全軍の進軍速度を

上げて行くと、もはや闘神!…ただ荒振り続けて見せて行く!…

さてそうして城の外ではそんな反応がチラホラと見られる現状の中、

ここで時間を元に戻し!…


場面はゼファーが猛攻と止めた場面であり!…それに合わせてマサツグとモツも

動きを!…果敢にゼファーを倒さんと奮起する様子を見せて行くと、ゼファーも

呼吸を整える間もなく!…向かって来る二人!…いや四人を相手にする事になる!…


〔久々の実践だ!!!…遅れんなよ、エイブレント!!…〕


〔ッ!!…誰にモノを言っている!!…

お前の様な突貫馬鹿の相方を務めて来たのは誰だ!?…〕


「ッ!!…やれやれだね!!…」


マサツグとモツは怯む事無く真っ直ぐゼファーに向かい突貫すると、互いに動きを

意識して邪魔にならないよう剣を構え!…となるとそんな二人にシンクロするよう

ライモンドとエイブレントも釣られて身構え付いて行き!…この時ゼファーから

すれば本当に四人が一気に向かって来る様な!…圧倒的四人の圧を感じるのだが!…

それでも一切怯まず苦笑いをして両手に剣を構えて見せると、次には真っ向から

正面衝突をして行く!…そしてそこでも勿論の事ながらゼファーも底力を露わに

する!…


__…ンバッフォンッ!!…ガキイィィンッ!!!…クンッ!…


それはやはり質量的にマサツグの攻撃を嫌煙するようギリギリの所で避けて

行くと、またモツに鍔迫り合いを仕掛けて行き!…と、これにはライモンドも

さすがに対応出来なかった様子でマサツグ共々空振りに遭い!…一方でモツは

ゼファーが向かって来た事で思わず驚き!…だが同時に今度は負けない!と

ばかりに!…果敢にゼファーへ一騎打ちを仕掛けるよう攻めの視線を露わに

すると、それも罠!とばかりにまた絶妙な力加減を!…が、今度はモツの守護霊…

[エイブレント]が看破する!…


〔ッ!?…させん!!!〕


〔ッ!!…エイブレント!!!…〕


その際エイブレントは最初から相手の動きを全体で捉えるよう視野を広く保って

行くと、あくまでもモツのサポートに回るようその動きを助け!…この時も

ゼファーの微かな重心移動等を見逃さなかった様子で一瞬主導権を奪い!…

途端に踏み止まって軽く半歩下がり!…モツの動き易い間合いを取ってまたモツに

体の主導権を戻して行くと、その様子にライモンドも声を!…心配した様子で

掛けて行く!…それは何だかんだ言ってもやはり互いに認めているから心配も

する様子で有り、肝心のゼファーは動きを読まれた事でこれまた戸惑い!…


「ッ!…なるほど?…」


「ッ!!…エイブレント!!」


〔お気を付けを!!…出来る限りサポートはしますが!!…

まだ完全では無いのではないのでご注意を!!…〕


が、決してそれを表情には絶対に出さない!…何故なら悟られれば相手に

調子付かれる事を知っており!…例えどんなに苦しくても不敵に笑う事で、

逆に相手にプレッシャーを掛けつつ誤魔化す事が出来るからであって!…

と、そんな様子に気が付いているのか居ないのか!…モツはエイブレントに

助けられた事で戸惑い名前を!…一方でエイブレントもモツに注意!…

あくまでもサポートに回ってモツを尊重!…それは他人の身体である為、

自分がとやかくしては良いモノでは無い様に考えて行くと、その際この覚醒

自体もまだ安定しないのか!…エイブレントも気を張る様なそんな反応を

露わにする!…一方でモツとエイブレントが無事である事にマサツグと

ライモンドもホッとすると、ライモンドはゼファーに向かい文句を口に!…


__ッ!…ふぅ……ッ…ッ~~~!!!…


〔おいテメェ!!…何勝手に避けてやがる!!!…

避けて良いなんて言った覚えはねぇぞこの野郎!!!〕


この時ライモンドの口は非常に悪く、とても騎士と呼ばれるには程遠い態度を

露わにして見せ…それこそまるでチンピラの様な口調でゼファーを罵り!…

マサツグの右半身を使い!…ゼファーをビッ!と指差しながら逃げた事を怒って

見せると、一方でそんなライモンドの言葉に対してゼファーもピクッと反応!…

途端に小馬鹿にするよう笑って見せる!…そして次にはそんな約束をした覚えも

ない様子で!…


「ッ!…フフフッ!…

こっちも馬鹿正直に相手にすると言った覚えはないは無いのだが?…」


〔ッ!?…上等じゃねぇか!!…

…おう!!…俺と意識を合わせろ!!〕


と言うかした事すら当然無く!…堂々と相手の神経を逆撫でするよう言葉を口に!…

となるとそんなゼファーの態度にカチン!と来て…喧嘩を買ったよう上等!と…

ライモンドが苛立ちを露わにするぶっ飛ばす!と言ったそんな反応を見せて行くと、

次には宿主であるマサツグを呼び出す!…そして続けて命令をするよう言葉を

掛ける!…その際その命令と言うのも如何にも漠然とし過ぎていて、

マサツグとしても困惑する事となってしまい!…


「ッ!?…うぇえぇ!?…」


〔なぁに難しい事じゃねぇ!!…

ただあのスカした奴をぶっ飛ばしたい!って考えるだけで良い!!…

…それだけで俺とお前は!!…多分同じ動きが出来る!!…〕


「ッ!?…ちょ!?…は、話が分か!!…」


結果声を上げて戸惑う始末!…だがライモンドは御構い無しに話しを続け、

その際やり方を簡単に説明するのだが!…しかしそれも逆に簡単過ぎてマサツグを

余計戸惑わせる事になってしまい!…やはり漠然としたイメージでしかなく!…

ぶっ飛ばすにしてもイマイチビジョンが思い浮かばない!…そんな戸惑い様を

マサツグがライモンドにツッコもうとして行くと、一方でライモンドはやる気満々

殺気ムンムン!…やはり話を聞こうとしない!…


〔とにかく行くぞ!!!…

こう言うのは実際にやって覚えた方が早ぇ!!!〕


「ッ!?!?…ちょ!?…ッ…だあああぁぁぁもう!!!」


それこそ感覚最優先で実践が一番である事を口にすると、マサツグにもう仕掛ける

つもりで話しを進め!…と、そんな人の話を聞かないライモンドにマサツグも更に

動揺して見せ!…だが次にはマサツグも考える事を放棄!…一旦止める素振りこそ

見せるのだが、それも面倒になった様子で途端にいつものやけっぱちモードに

入って行くと、ライモンドの言う通りにぶっつけ本番!…ゼファーに向かって

突貫し出す!…その際また考えも無しにただ攻撃を仕掛けるそんな素振りを見せて

行くと、ゼファーも当然そんなマサツグとライモンドの動きに反応をして見せ!…


「ッ!!…フフフッ!…また無謀にも…」


〔「オオオオオオオォォォォォォォォ!!!!」〕×2


となるとやはり迎え撃つ体勢に入って行き!…と言っても当然真面に相手をする

気はなく!…あくまでも受け流し相手のスタミナを奪う事だけを考えて行くと、

不敵に笑い向こうから突っ込んで来るのを待ち構え!…と、一方でマサツグと

ライモンドは構わず猪突猛進振りを見せて行く!…この時相手の考えは勿論分かって

居る筈なのだが!…それでも自身の間合いにゼファーの姿を捉えて行くと、次には

大剣を振り下ろそう!と身構え…


__ジャコンッ!!…ンバッ!!…


{ッ!…やはりまた無策に突っ込んで来た…となればやる事は同じ!…}


その際ゼファーもマサツグが最後に踏み切った瞬間を見て構え、そこからの攻撃の

変化はない!と…予測を立ててまた先程と同様!…物腰をゆったりとさせて攻撃を

受け止めてから流すそんな素振りを見せて行くと、次にはその考えも裏切られる!…

そしてマサツグも先程言われたライモンドの言葉の意味を理解する!…と言うのも

次に出た技?と言うのは…マサツグも考え付かなかった技で有り、ゼファーも

一瞬だが青褪める事となる恐ろしいモノで!…


〔「ッ!!…イっけえええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」〕×2


__クンッ!!…ブオンッ!!…ガッ!!…ッ!?…


この時同調した様に動きを見せる二人は、吠えながらにその土壇場でクンッと

腕を引いてワザと攻撃を縦に空振りさせて行き!…と、同時に身を丸める様にして

自身の身体も巻き込み回転!…その際大剣が床に当たってしまうのだが…それでも

構わずグルン!と目の前で縦に回転をして見せると、そんな光景を見せられた事で

ゼファーもビクッ!と…驚きの余り血の気がサッと引いてしまう!…それはこの後に

迎えるであろう自身の運命を悟った様で!…とにかく目の前の光景に動揺を隠せない

そんな表情を浮かべて居ると、次には現実攻撃が迫って来て!…


__グルンッ、ガイィン!!!…バキャンッ!!!…


回転しながら飛んで来たマサツグとライモンドは勢いそのままにゼファーへ

向かい足を延ばし!…と言うのもまずはその緩んだガードをこじ開ける様に!…

その伸ばした足でゼファーに向かい踵落としを繰り出して行くと、その踵落としは

身構えるゼファーの双剣に!…そこで一度目となる衝撃音を奏でて行く!…

そしてそこから更に思いっきり力を入れて無理やりガードを壊して二度目の

衝撃音を響かせて見せると、一方でガードの崩された事でゼファーも釣られて

前傾姿勢でバランスを崩し!…


「ッ!?…しまっ!!…ッ!?…」


__グオンッ!!!…ッ!?!?…ンバッ!!!…


と、バランスを崩した事で更に身の危険を感じた様子で言葉を漏らし!…

が、それでもマサツグ達の攻撃は止まらない!…今度は更に勢いをそのままに!…

もう一度大剣を振り下ろそうとするそんな動きが感じ取れると、ゼファーも

さすがに慌てて次には前傾姿勢から回避を!…前転ドッジロールで攻撃から逃れようと

必死になる!…しかしそれを見てマサツグ達も当然逃がすまい!と必死になると、

その逃げるゼファーに向かい更に吠えながら力一杯大剣を振り下ろし!…


〔「ッ!!…逃がすかアアアアアァァァァ!!!!」〕×2


__ヴオンッ!!!…ガキイイイィィィンン!!!…ッ!!…


が、間一髪の所で逃げられてしまう!…マサツグ達の横を通り抜ける様に!…

振り下ろした大剣はまたもや空を斬って床にクレーターを作って見せると、

その破片やら瓦礫やらはあちらこちらへ飛んで行く!…更に三度激しい衝撃音を

辺りに響かす!…そして逃がした事でマサツグ達もハッとした様子で直ぐさま

視線をゼファーの方へ向けて行くと、さすがのゼファーも今ので驚き慌て!…


「ッ!?…ダハァ!!…はぁ!!…はぁ!!……ッ!!…」


〔「ッ!!…この瞬間をぉ!!!!」〕×2


何なら直ぐには動けない様子で息を切らし!…しかしそんなゼファーの様子など

御構い無し!…今度はモツが動き始め!…動けない所を奇襲しさもリミット技を

繰り出すよう!…ゼファーに向かい突貫すると、ゼファーも息が絶え絶えながらに

当然抵抗!…膝を突きながら剣を構える!…そして今度は逃げる事敵わずモツの

攻撃がぶつかって行くと、それでも根性を見せる様にゼファーは何とか受け止め!…


__ッ!!…チャキッ、ドガアアアアァァァァァ!!!……ッ…


しかしやはり只では済まなかった様子でダメージを負い、その様子と言うのは

防がなかったよりマシと言ったレベルで有り!…ゼファーは剣をクロスさせる事で

決死のガード!…しかしモツの剣はそれをも貫き!…身構えるゼファーを押して

その場にブレーキ痕の様な黒い線を残して行くと、更にはゼファーの鎧の肩当てをも

軽く貫く!…ドレッグの鍛冶の素晴らしさを物語って見せる!…しかしダメージが

通った事よりもモツの奇襲を防いだこの事の方が凄い様で、ライモンドも思わず

その様子に驚きの言葉を漏らし!…


〔っ!?…マジかよ!?…〕


〔よもやこれ程の者とは!!…〕


__…ッ…ッ~~~~……カランッカランッ!……


エイブレントもこれには戸惑った様子!…しかし一方で肝心のゼファーは左肩を

突かれた事で苦痛の表情!…貫通とまでは行っていないものの!…それでももう

思う様に剣を振れないであろう様子を露わにすると、次には左手の剣をポロッと

手放す!…謁見の間内に空しく金物が転がる音を響かせて行く!…となるとこれで

ある意味戦闘は終了の様にも感じるのだが、しかしゼファーはまだ諦めていない

様子で次には息を切らしつつ!…


「…ッ…ウッ…ハァ!!…ハァ!!…」


__ザッ……ザッ…ザッ……ッ~~~!!!…


体に力を入れて見せると、徐々に自力で立ち上がり!…それこそ歯を食い縛る

そんな表情を露わにして行き!…何なら今にもやはり倒れそうなそんな素振りも

見せるのだが、それでも尚ゼファーはその場で立ち上がろうと、必死に体に

鞭を打つ!…そして何とかフラ付きながらも自力で目の前に立って見せると、

マサツグ達にまだ戦える!とばかりに視線を向け…となるとそんな様子を

目にしてエイブレントも無茶である!と…何故そこまでして抗うのか!?と

疑問を零し…


〔っ!?…バ、馬鹿な!?…確かに致命傷では無いが!!…

もうその身体では戦う事も出来ない筈!!!…なのに如何して


勿論自国の命運が今まさに掛かっているのだから、国王として必死になるのは

当然で有り!…が、それとは別に何か意図が感じられる様な!…そのゼファーの

姿は王ではなくもう一人の騎士として!…何かを守ろうとしている様に

見えてしまい!…その騎士である姿にライモンドもふと感心を持ったよう…

スッと興味を示して行くよう徐に言葉を口にすると、それと同時にマサツグも

ライモンドと同じ動きを露わにする!…と言うのもそれはゼファーに対して

遠慮はしないよう大剣を構える!…


〔…へっ!…これに関しては!!…

敵ながらに根性がある!って認めてやるよ!!…

…けどよぉ?…〕


__スゥ…ジャコンッ!!…ッ!?…


って事はそう言う事で良いんだよなぁ?…」


その際ゼファーの目的を達成しよう!とするが故の執着心を褒める様にライモンドが

言葉を零すと、マサツグと共に大剣を構え直した事でモツ達が驚き!…因みにモツの

バスターソードは未だゼファーの肩に刺さったまま!…と、次にはそのライモンドの

言葉に続くよう!…マサツグも何か感じたのかゼファーに対して遠慮はしない様に

声を掛けると、更にモツ達は驚く!…まだやる気満々である事に戸惑ってしまう!…


「ッ!?…ヤ、ヤブ!?…」


__ッ!……ッ……フッ……


何ならマサツグもライモンドに操られている様子は全く無く、大剣を構え直したのも

如何やら自発的で!…と、一方でマサツグ達にそんな言葉を掛けられてゼファーも

ピクッ!と反応を露わに…すると次にはチラッとマサツグ達の方へと視線を向け、

数秒見詰めた後フッと笑みを浮かべ…となると何か意味深にマサツグ達へ向けて

ずっと固まった様子で笑みを浮かべ続けて行き!…が、それも長くは続かない様で…

やはりゼファーとの戦闘はまだ続くよう!…ここで突如ゼファーが動きを露わに

する!…


__……ギイィン、ンバッ!!…ッ!?…ズアアァァ!!!…


と言うのも今までジッとしたまま動かなかったのは、如何やら自身の呼吸を

整える時間が欲しかった様で!…故に今までぼおっと表情を変える事無く

その場で立って居たらしく、呼吸を整えた事で何とか肩の痛みを抑え!…

そして動けそうな位に自身の回復を実感すると、まずは肩に刺さったままの

バスターソードを払い除ける!…そしてお返し!とばかりにモツへ向かい

攻撃を繰り出す!…その際右手の剣にまた黒い炎を纏わせると、まるで

フェンシングの様に鋭い突きを繰り出し!…


__フォンッ、ヒュン!!…


〔ッ!?…ほ、本当に!?…〕


「ッ!!…なんとおおぉぉぉぉ!!!」


まだ戦う意思を見せて来た事でエイブレントは更に戸惑い!…と言うのも

エイブレントの中ではもう勝負は付いた様なモノであり、まさかまだ向かって

来るとは思ってもおらず!…が、現に向かって来た事でそのまま戦闘再開!…

モツも攻撃が飛んで来た事で大いに戸惑い!…それでも食らう訳には行かず

何とか回避を試みようとするのだが、ゼファーは今までより更に早い動きを!…

モツに一撃を加えて行く!…


__ヒュヒュン、バスッ!!…


「ッ!?…アッツ!!!」


「ッ!?…モツゥ!!!」


それは真っ直ぐモツに向かい伸びて行くと、モツの左肩を突き!…と、こっちは

ゼファーの様に肩当て等は一切なく!…諸に肩を焼かれる様にしてモツが仰け反り…

ダメージを受けた様子で怯み下がって見せて行くと、マサツグもその様子を見て

当然心配!…慌ててモツに声を掛ける!…一方のゼファーはそんなモツに一撃を

入れられた事で!…一旦は満足した具合にクルッと振り向きマサツグの方を

見詰めて行くと、心配をしている隙を狙う様に今度はマサツグへと襲い掛かり!…


__シュン、バババッ!!!…ギュンッ!!!…


「ッ!?…グッ!!…」


この時そのゼファーの動きはまるで一陣の風の様に!…素早く一切の迷いもなく!…

ただ相手を屠る事だけを考えているそんな動きが真正面から見られると、先程と

打って変わっての様子にマサツグも当然戸惑い!…否応なしにガードを固める事と

なって行く!…その際当然モツの事も心配で直ぐにでも駆け寄り、状態を見たい所

ではあるのだが!…そのゼファーの人ならざる?動きに当然それ所ではなくなって

しまい!…と、一方でゼファーに一撃を貰ったモツはと言うと!…とても面倒臭い

状態になっており!…


〔モ、モツ殿ご無事で!?…〕


「ッ~~~!!!…結構不味いかも!!…ツゥ!!…

…あの炎最初から普通じゃないと思ってたけど!!…

しっかり呪い付与が付いてんじゃねぇか!!!…

ダメージこそまだ許容範囲だが!!…回復が出来ない!!…

こりゃ面倒な事に!!……クッ!!…」


その際当然その場から動けなくなったモツに対してエイブレントが心配の言葉を!…

と、そのエイブレントの言葉に対してモツも正直にヤバい!と状況を話して行き!…

と言うのも何がヤバいのか?を説明し始め…そこであの黒い炎から呪いを受けた事を

続けて話すと、モツはその呪いを受けた事の方を重要視!…そしてダメージ自体は

大した事は無い!と言って見せる!…そしてこの呪いのせいで恐らく動き難くなるで

あろうそんな心配をして見せると、次にはそれでも負傷した肩を庇いつつ一人で

立ち上がろう!として見せ…となるとそんなまだ戦おうとするモツの意志を見て

エイブレントもハッ!と…


〔っ!?……ッ…それとモツ殿少し良いでしょうか!…〕


「ッ!…なに?…」


と言うのもモツを止めようにも止められないであろう事をスッと察し!…

であるのなら一つ違和感を感じた!と…それもゼファーを見て思った事をモツに

伝えようとして見せると、エイブレントは何か変!と言いたげな様子を…

そしてモツに再度声を掛ける!…するとまたエイブレントに呼ばれた事でモツも

ピクッと反応をすると、未だに痛みに堪えるそんな表情を浮かべつつチラッと

視線を向けて見せ!…と、ここでエイブレントはある事をモツに話して行く

事になるのだが!…それを聞いたモツはこれまた戸惑い!…そのエイブレント言う

言葉に如何理解をしたら?と、思わず悩んでしまうのであった!…

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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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