723 / 944
-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-
‐第八章三十六節 デグレアントの王とゼファーの思想と魔王より魔王!…-
しおりを挟む全く持って相手の意図が見えない事でマサツグとモツが当然警戒、しかし一方で
相手は友好?的な態度で徐々に近づいて来ており!…その際具体的なゼファーの
容姿と言うのはとても苦労人の様に見えて居り!…髪は白くぼさぼさで、食事も
ちゃんと摂っているのか若干痩せこけた白い肌がマサツグ達の目に見えて行くと、
やはり一番に気になるはその死んだ目!…まるで絶望に染まった目でジッと
マサツグ達の事を見詰め続ける!…となるとそんなゼファーの容姿も相まって
如何にも不気味さが感じられてしまうと、マサツグ達もやはり思わずたじろぐ
様な!…
__コッ…コッ…コッ…コッ……ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…
ゼファーが近付けばマサツグ達も後退!…まるで既にもう戦闘は始まって居る!
とばかりに…マサツグ達が目に見えて警戒の色を見せて行くと、一方でゼファーは
慌てもしない!…まるで予想出来ていた様に平然とする!…そして謁見の間の
中間位の所まで歩いて来ると、次には足を止めてふと何かに気が付いたよう!…
その際無機質な謁見の間には辛うじてまだ日の光が差し込み、しかしその雰囲気は
まるで某・裁きの間の様な!…思わず鬼畜スケルトンが出て来そうな雰囲気に
また何か飲まれそうな!…ところがそんなマサツグ達の事など御構い無し!…
マイペースとばかりにゼファーはそんなマサツグ達の様子を見るなり言葉を口に!…
「ッ!…おっと…いけないいけない!…
折角の客人を警戒させる訳には行かない…
…私はそれ以上近付かない…
だからどうかまずは話を聞いて欲しい…」
「ッ!…話し?…」
それはあくまでもまだ争う気が無い様子で言葉を口に!…それこそ若干お道化る様に
接して行き!…自身が相手を警戒させて居る事に気が付いて見せると、マサツグ達に
手を!…まるで落ち着かせるよう突き出しそれ以上は近付かない事を約束する!…
と言うのも切実な感じでまずは話を聞いて欲しい事を更に漏らすと、一応その話に
マサツグとモツが揃って反応を示して行き!…その際マサツグが返事をして行き!…
その返事にゼファーも…まだ相手が話を聞いてくれる状態である事を確認すると、
スッと手を降ろす!…そして自身の話したい話をし始める!…
「ッ!……話と言うのも他ではない…
…我々と……ッ…いや…私と共にこの世界を作り直さないか?…」
「ッ!?…はぁ?…」
その際ここで持ち出したのは世界征服?…いや世界の再創造と言った所か?…
とにかくゼファーは規模のデカい話をマサツグ達に持ち出し!…と、一方で
いきなりそんな話を持ってこられた事でマサツグ達は戸惑い!…一体何を言って
いるのか?とばかりに…それこそゼファーの言う事が理解が出来なかった様子で
返事をすると、ゼファーはそんなマサツグ達の反応に対して怒る事無く!…
寧ろ理解出来て居た様子で更に話す!…
「…いきなりの話で動揺するのは勿論分かる!…しかし今この世界にとって…
生まれ変わりの時期が今まさに目の前に迫って来ているのだ!…
真に平和を目指す!…争いの無い地平を作るには!…
まずは地上に居る人間を淘汰する必要があるのだ!!…
…勿論全てが全てと言う訳ではない!…優れた人種のみを後世に残し!…
そして繁栄をもたらす!…新たに世界にもう一度秩序を築き上げさせるのだ!!…」
その時のゼファーはまさにまるで何かに憑りつかれて居る様子で有りで、もはや
使命感を感じている具合に話しを続け!…それこそ言っている事はまるでヤバい
宗教のそれの様に感じ!…地上に居る人間達の淘汰!と…典型的な世界のリセットを
目的とする言葉をマサツグ達の勧誘文句に使って行くと、そのゼファーから
狂気を!…当然マサツグ達が感じるなり更にヤバい奴!と認識する…勿論その様子
からは冗談を言っている節は全く無く!…二人は揃って口には出さないが!…
{な、何だコイツ!?…}
{本当に頭が飛んじゃってるのか!?…}
と、言った具合に心の中で慌てる始末!…今まで大陸を渡り歩き相手にして来た
畜生共とはまた違い!…何か明確にやると決めたらやる!…某・ギャングスターを
志す青年の凄みの様なモノを感じてしまうと、二人は思わず怯む!…その堂々と
したゼファーの様子に逆に不気味さを覚えてしまう!…一方でその肝心のゼファー
はと言うと、まだ話は終わって居ない様子でマサツグとモツに対して演説?を
続けており!…
「…故に一時の劇薬も必要!!…その劇薬を作る為に!!…まさに!!…
私は君達の力を欲しているのだよ!!……如何だろうか?…
少しでも私の話に興味を持って貰えただろうか?…
君達なら良い返事が期待できると思って話している!…
かの三大陸にて邪知暴虐の限りを尽くそうとした愚か者達と対峙した事のある!!…
君達ならと!!…」
と言うのも如何やらその人間達を淘汰するに当たっての劇薬を作りたい!と…
その劇薬の制作に二人の協力を願いたいらしく!…自身の話に興味を持ったなら!…
この手を取れ!とばかりにスッとマサツグ達に向けて差し出し、何なら他の大陸での
戦犯者の事を言っているのか?…この話に良い返事をしてくれる!と信じている
具合に更に話しをして見せると、更に狂気を!…もはやマサツグ達にプレッシャーを
掛ける!…しかし当然そんな話をされた所で二人が同意をする筈もなく、ただただ
えっ?とばかりに戸惑い続け!…
{…な、何これ?…え?…これってそう言うイベント?…
ノリがもうあの竜○してて草なんだが?…}
マサツグはもう付いて行けない様子で呆れた様な…何ならこの展開に如何にも
既視感を感じてしまい!…明確に某・初代竜退治の物語!…その最終局面の
やり取りの様に思えてしまうと、逆に何か笑いが込み上げ!…一方でモツは
その話を聞いた上で理解を示す!…と言っても勿論その話に賛同をする訳では
無いのだが、そのゼファーのキャラの造りに思わず関心をする様な事を考え!…
{…まぁ、あの魔術師のじっちゃまが言ってた通りだとするなら…
このキャラも頷ける!……しかしだからと言って俺達が参加に加わった所で…
…って、ンン?……劇薬を作る?…あれ?…なんで引っ掛かりが?…}
と、同時にもしもの事もふと考え始め!…それは二人が敵側に付いたとて!…
正直それで世界が引っ繰り返るとは思えない事を一人ぽつぽつと考えるが、
そこでふと違和感を!…何かヤバい物が見えた様に感じてしまう!…と言うのも
あくまでも二人が協力をするのは[劇薬を作る]と言うモノで、自分達が世界を
滅ぼす訳ではなく!…ロなるとその劇薬とは何なのか?と悩み始め!…
しかしそれが何なのか分からず仕舞いで…これまた更に深く悩むそんな様子を
見せて居ると、マサツグが先にゼファーに対して断る言葉を!…
「…長々と話を聞かせて貰った所で言わせて貰う!…真っ平御免だ!!!…」
それは一応相手が話しをしてくれた事に返事をしつつ、真っ向からゼファーを
睨むと真っ平御免!と…と、考え込んでいた矢先そんなマサツグの返事が
聞こえて来たモノであるから!…途端にモツが驚きを露わに!…バッと振り向き
そのマサツグの様子を確認すると、そこにはもう直ぐに動けるよう身構える
マサツグの姿!…一戦交える気満々の様子を目にして行く!…が、一方で
ゼファーはそんなマサツグに対して特に慌てる様子もなく!…フッと怪訝そうな
表情を見せると、尋ねる様に言葉を零し!…
「ッ!…ほう?…」
「その訳の分かんねぇ劇薬?…に!…
何で俺達が付き合わされなくちゃいけねぇんだ?…
ましてややっている事が不可解過ぎる!…
そんなに人間を淘汰してぇなら!!…
何故最初っからそう言う風に動かない!!…
わざわざ人を不幸にする様な事をして!!…
あまつさえテメェの国の事ですらこの有様だ!!…
…ハッキリ言ってさっきの話も本当か嘘か!!…
甚だ理解しかねるってモンだ!!…
…結局の所テメェもその傲慢な奴らに近いモノを感じると言ってるんだが!?…」
するとそんなゼファーの態度に対してマサツグも一向に退かない姿勢を!…
まず話の意味が分からなかった様子で言葉を漏らし、そして次には気に入らない
理由もドンドン吐き出す様にして漏らし続け!…と、それはもう今まで見て来た
感じた事の文句に近く!…何なら自分達が相手にして来た者達と一緒!と…
ゼファーもその一括りに入れるよう言葉を口にすると、ここで初めてゼファーが
ピクッと反応を!…しかし反応するだけで文句を言わない!…まるで感情が死んで
いる様に何とも思っていない様子を露わにすると、今度は若干俯き何か小刻みに
震えて見せ!…
__ッ!……ッ……ッ~~~…ッ~~~…
{ッ!?…お、おい!?…これは不味い展開じゃあないのか!?…
ただでさえ異様なまでの不気味感を持って居る奴に!!…
真っ向から喧嘩を吹っ掛けるか普通!?…
…いや!…ま、まぁヤブだから仕方がないっちゃないんだが!…
それにしたって真っ直ぐ過ぎん!?…
もうちょい何か断るにしてもオブラートに!…}
その際そのゼファーの様子はモツから見るとまるでキレる五秒前の様に見え!…
と、もう戦闘なのか!?と慌て出し…相手に反論をするにしても!…もっと何か
言い様が無かったのか!?と…マサツグにツッコミを入れるそんな慌てる表情を
浮かべて見せると、モツもとにかく身構える!…そしてマサツグの真っ直ぐ具合に
思わず呆れる!…それこそいつもはもうちょい考える筈なのに、何でこの時に
限って!とばかりに横目で見詰め!…と、一方でゼファーは未だ俯きながら
小刻みに震え!…何ならその震えは徐々に大きく!…まるで感情が昂り出した様な
そんな様子に見えて行くと、次にはゼファーも反応を示し!…
__プルプルッ…プルプルッ……ッ~~~…クハッ!…
「ッ!?…え?…」
「クククク!!!…ハハハハハハハ!!!…
アァ~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハァ!!!」
それこそもう我慢の限界とばかりに今度は息を!…しかしそこに怒りの感情は
全く無く!…寧ろその息もまるで噴き出す様に何か嬉々としたモノの様に
感じられると、モツがその反応に疑問を!…思わず戸惑いの言葉を漏らして
しまう!…それは自身の予想が外れてしまった事もあるが、しかしそれ以上に
何故ゼファーが笑い出したのか?に疑問を持ち!…と、モツが戸惑い続ける
一方で目の前でゼファーは大笑い!…さもそれは本当に壊れてしまった様に!…
予想以上にウケた様子で大いに笑い続けて見せると、モツが更に戸惑いの言葉を
口に!…
「ッ?!…な、何!?…何が如何なって!?…」
「ッ!…ンフフフフ!!!…ククククク!!!…ッ~~~!!!…
…いや、申し訳ない…分かっては居たがこうもハッキリ断られるとは!…
寧ろ清々しさすら感じとれてね?…笑いを堪えずには居られなかった!…
…ッ…ッ~~~!!!……にしても、そうか…
…私もかの反逆者達とそっくりと言うのか……やはり血は争えないと言う事か…」
勿論それは理解が出来ないからであって、相手の感情が読めない事で軽い
パニックに陥ってしまい!…と、一方でモツが戸惑って居る事にゼファーも
気が付き!…今度は徐々に落ち着き始め!…突如自分が笑ってしまった事に
対して謝罪をすると、まだ可笑しいのか堪える様子を!…同時に笑い出した
理由について話をする!…そしてまた不意に笑い出しそうになってしまうと、
慌てて口を押え笑いを飲み込み!…と、この時もやはり震えて見せており!…
しかし徐々に落ち着き始め!…ふと何かを思い出す様な…やはりマサツグの
言葉に引っ掛かりを感じた様なそんな事を零して行くと、そのゼファーの様子に
不穏なモノを感じて行き!…
__…ゾワァッ!!…ッ~~!!!…チャキッ!!…
この時それは背筋に何か冷たいモノが走った様な!…瞬間全身に鳥肌が立ち、
我慢出来なかった様子で次には二人が抜剣!…マサツグが刀を手にして行き!…
モツも剣を抜いてゼファーの動きに注意をするそんな素振りを露わにすると、
一方でゼファーはゆっくりと日が差し込む方に視線を…そして外の様子を
凝視する!…すると次には何を思ったのか更に訳の分からない事を口にし始め!…
「…それにしても今日は何て素晴らしい日和なのだろうか…
外では確かに凄惨な事になって居るが…
空はそんな事等知らない様に輝いている…」
それは宛ら慈しむ様に空を見詰めながら言葉を口に!…徐に空が綺麗である事を
漏らし始め、まるで空に憧れを抱いている様なそんな反応を露わに!…と、同時に
外の戦いについては全く気にしていない感じで言葉を続け!…それこそその様子を
他人事である様な…とにかくただ空の事だけを気にして見せ!…今度は羨み何が
関係あるのか?…そのまま続けて更に意味不明な事を口にすると、そんなゼファーに
マサツグもツッコミを入れ!…
「…さっきから何を言って…」
「もう直ぐだ…」
__ッ!?……ヴウンッ!!…チャキッ!…スラァ!!…フォン!!…
当然戸惑った様子で言葉を!…しかしそのツッコミも先後まで言い切る事無く
遮られ!…ゼファーが意味深に何かをやはり待ち望んだ様子で言葉を漏らすと、
その言葉に更にマサツグ達は警戒!…一方でゼファーは奇妙な光景を見せて行く!…
と言うのもこの時ゼファーは何も持って居らず、戦闘をするに当たって素手で
戦うのか?と言った様子を見せており!…が、そんな事も無く次には腰に手を!…
するとそこに次元の裂け目の様なモノがスッと開き!…ゼファーがそこに手を入れ
一本の剣を取り出して見せると、マサツグ達に対して一振り!…戦う意思を
露わにする!…
「…あと少しで私はこの空を手に入れられる!!!」
「ッ!?…やっぱりマジでヤバいぞコイツ!!!」
そしてマサツグ達に向けて死んだ魚の様な目で睨んで行くと、その眼光は異様な
までに鋭くなり!…宛らそれはまるで蛇に睨まれている様な!…迂闊に動けば
此方がやられそうな!…そんな歴戦の雰囲気を放って見せると、更に意味深な
言葉も口に!…となると二人がこれまた慌てる!…その際モツがそれを見て更に
不気味さを感じ取った様子で言葉を漏らすと、もう不気味過ぎて目が離せなくなる
レベルで警戒をし!…と、一方でゼファーはマサツグ達に対して剣を構え!…
何ならその手に握られて居る剣も何処か様子が可笑しく!…あのダグレスの剣に
似て黒い炎を纏い出すと、遂に戦闘が始まる!…その合図をゼファーが取って
行く!…
「…いいかい?…ここから先は泣いても笑っても…
決着をつける事でしか互いが止まる事は出来ない!…
言わば最終決戦の始まりだ!…そして私も本気を出す!…
最後に聞いておくが本当に手を組む気はないんだね?…
ここまで来た人材だ…貴重であるが故にこうしてもう一度聞くんだが…」
「ッ!!…断る!!!…だが断る!!!」
「……そうか…残念だよ…」
それこそ最終警告の様にもう止まらないであろう事を口にすると、その手に持つ
剣も更に黒い炎を逆巻かせ!…が、それでもやはり惜しい!と言葉を漏らして行き…
マサツグ達を再度勧誘!…正真正銘これが最後であるようゼファーが質問をして
行くと、マサツグは真っ向から拒否!…その際某・漫画の台詞までも引用する!…
するとその返事を聞いてゼファーもピクッと反応をすると、シュンとした様子で
言葉を漏らしながら行動に移し!…
__チャキッ!!…ズアアアァァァ!!!…ッ!?…ババッ!!…
それは突如斬り上げる様にして腕を動かし、マサツグ達に勿論攻撃をしようとする
のだが!…しかしこの時マサツグ達とは幾分距離が離れて居り!…剣を振り回した
所でその刃は当たらず!…空振りに終わりそのまま落ち着いて行くのか?とも
思えるのだが、当然そんな事も無く!…次にはその剣に纏わり付く黒い炎が猛威を
振るう!…と言うのもゼファーが剣を一振りした瞬間、マサツグとモツに向かい
その黒い炎の斬撃が一直線に飛んで行き!…となるとそんな攻撃が飛んで来た事で
勿論二人は回避をして見せ!…その際左右に分かれる様に!…マサツグとモツが
それぞれバッとステップで避けて行くと、一方で二人を分断するよう黒い炎の線が
一本!…床に残って燃えて見せる!…
「…マジかよ!…」
「…あの子供にしてこの親ありって言った所か!?…
親子揃って物騒な物を持って居る!!…となるとあれは何かな?…」
その様子はまるで某・車型のタイムマシンの映画の様に!…走って次元の壁を
超えるに当たって、地面に炎の線を二本残したあの場面の様に見え!…と言っても
残っているのは黒い炎で線も一本だけなのだが!…しかしそれでも異様なまでに
存在感を放って居り!…何か本能的に触れてはいけない様な!…否応なしに
警戒させる何か不気味なモノを感じ取ると、マサツグが戸惑った様子で言葉を!…
モツもさすが親子!と言った具合で言葉を漏らす!…さてそうして最初の一撃?を
避けて行くと、ゼファーもそんな二人の様子に感心の言葉を口にし出し!…
「ッ!…フフフッ!…さすがだね…
大抵の者は先程の一撃で消し炭になってしまうのだが…」
「ッ!!…舐めるな!!!」
その際恐らくだが別にマサツグ達を馬鹿にする意図はゼファーには無いのだろうが…
如何にも小馬鹿にするよう称賛の言葉が聞こえてしまうと、そのゼファーの言葉に
マサツグがピクッと反応をするなり途端に噛み付き!…となると勿論の事ながら
更に状況は険悪になり!…するとゼファーもそんなマサツグの様子を目にして
更に呆れる様な悲しむ様な…如何にも一人特殊な雰囲気を露わにして見せ!…
しかし次にはもう交渉も無駄だ!と…それこそまだ何処かでこちら側に付けられ
ないか?と言った考えを持って居た様子であったのだが、本腰を入れるよう
構え直す!…そしてここからが本番である様に言葉も漏らす!…
「…さて…では本格的に始めようか…
君達の信念が強いか!…私の信念が強いか!!…
…本気で殺す気で来ないと…私が君達を始末するよ?…」
{ッ!?…な、何なんだ!?…これ!?…また急に雰囲気が!!…}
こうなって来ると一体どこからが本気なのか?…しかしここで言う本格的と言う
言葉は非常に重く!…マサツグ達もその様子からこれまた更に嫌な予感を感じて
行くと、一方で淡々とゼファーは表情を変える事無く言葉を続ける!…
何なら本気で始末する事も口にする!…となるとそのコロコロと変わる緊張感?…
或いは重力にモツが心の中で戸惑い色々と考えて行くと、また雰囲気が変わった事で
困惑し続け!…が、そんな戸惑ってばかりではいられないよう!…ゼファーが
剣を手にまるで掲げるようスッとまた構え直すそんな素振りを見せて行くと、
また意味深な言葉を口に!…
「…さぁ…[破滅を導きし枝]よ…我にその力を見せてくれ…
此の世に破滅を…この世に混沌を!…」
と言うのもその手に持つ剣の名前なのか?…掲げた剣を[破滅を導きし枝]!と…
見詰めながらさもそれが起動呪文であるかの様な!…とにかく中二チックな言葉で
目覚めさせるよう淡々と言葉を口にすると、次にはその逆巻かせていた黒い炎を
ギュッと取り込む!…と、その時一瞬だが刀身が露わになって見える!…
その際その刀身と言うのはとても剣と呼ぶには歪な形で、それこそ本当にそこら辺に
落ちている木の枝の様に幾多にも折れ曲がっている物であり!…そしてその刀身は
とても黒く、まるで闇を思わせる様な黒さであって!…となるとそんな刀身を
目にして何故かマサツグ達がこう!…まるで神話生物でも見たかの様にビクッと
反射的に警戒をすると、次にはそのゼファーの持つ刀身からまた黒い炎が!…
それこそ謁見の間を飲み込む勢いでブワッと溢れる!…
__ギュンッカ!!!!…ブワアアアアァァァァァァァ!!!!…ッ!?…
「ッ~~~!!!!……ッ…ッ!?…なぁ!?!?…ッ…」
宛らそれは目の前でスーパーノヴァが起きたよう!…となると途端にマサツグと
モツが防御態勢を取って行き、最悪死ぬかも!と覚悟を決め…が、マサツグ達が
そのままやられる事は何とかなく!…しかしそれでも一瞬トンデモナイ熱量を
その身に感じ!…思わず恐怖の余り全身から血の気が引いた様な!…リアルな
恐怖をこれまたその身に感じて行くと、次には徐々に何も起きない事に!…
するとふと気が付いた様子で二人が辺りを見回し始める!…その際恐る恐ると
言った具合にチラッと辺りを確認すると、そこはもう地獄と化しており!…
と言うのも謁見の間は黒い炎に包まれており、当然自身の背後にある扉も
大炎上!と…退路を断たれた様に轟々と燃え盛る!…ただそれだけの様子が
見て取れると、一方で準備が出来た!と…ゼファーが三度言葉を漏らす!…
「…さぁ…始めようか?…」
「ッ!!…来るぞ!!!」
それは何度目となるか分からないのだがマサツグ達をとても冷徹な視線で見詰めて
行くと、明確な殺意を抱いた様子でポツリと零し!…それは宛ら熟練の暗殺者の様な
冷酷さ具合で圧倒して見せ!…と、この瞬間マサツグ達もハッと自覚!…ゼファーは
他の兵士達とは全く違い、ちゃんとしたBOSSモブである!と…いや寧ろこの場所
特有の固有キャラである事を理解すると、まさに大BOSS!…ただのボス出ない事も
理解する!…宛ら感覚的には物語の根幹に関わる難関BOSSを今から相手にする様な
気分になり、もう魔王ぶる余裕もなく!…いや寧ろゼファーの方が余程魔王の様に
見えてしまい!…ここからは冒険者二人!…そんな魔王に挑むつもりで途端に改めて
気を引き締め直す様にマサツグが来る事を口にすると、ゼファーも動きを!…
一切取り乱す事無く歩き始める!…
__…コッ…コッ…コッ…コッ……
「ッ!?…な、何なんだこの強者感たっぷりの不気味な立ち上がり!!…
まるでダ○ソじゃねぇか!!」
「ッ!!…じゃあさしずめ今俺達が相手にしているのは薪○王ってか!?…
だったらどれだけ楽だっただろうな!?…
…アイツの動きならもう完全に見切ってるってのに!!…」
剣を片手に歩く姿は誰が如何見ても堂々たる王の姿、となると余計に別ゲームの
キャラと重なって見えてしまうらしく!…何ならマサツグがその具体的な作品を
口にし出す始末で!…するとモツも同じく重なって見えているのか?…その話しに
乗っかるようこちらも具体的なキャラの事を上げて行くと、そうだったらどれ程
良かっただろう!と…嘆く様なそんな言葉を口にする!…それこそそうであれば
簡単に勝てる自信があった様子で、とにかくゼファーを警戒した様子で睨み!…
一方でそんなマサツグ達の会話など勿論知らず!…次には二人を交互に見て!…
一度如何攻撃するか悩むそんな反応を露わにすると、今度は考えた事を実行!…
マサツグ達に襲い掛かる!…
__…ッ…ッ……チャキッ!!…グワンッ!!…
この時グッと剣を横に薙ぐ様にして構えて見せると、その場で一回転をしながら
剣を振るい!…と、次の瞬間そのゼファーの剣の切っ先から黒い炎が噴き出し!…
しかしその形状は特殊で有り!…円形状に形を成してそれぞれマサツグとモツに
向かい飛んで行くと、その際黒い火花を散らして見せる!…まさにねずみ花火を
差し向けた様に攻撃をする!…しかもその飛んできた円形状の炎もそこそこ大きく、
感覚的にはフラフープが向かって来た様な!…
__シュパパパパパ!!!!…シュパパパパパ!!!!…
「ッ!?…な、何だぁ!?…」
「ね、ねずみ花火!?…けど!!…」
と、火花を散らして向かって来るこの様子にマサツグとモツも戸惑う始末!…
まさかのフラフープクラスのねずみ花火に!…情けなくも逃げ惑うそんな様子を
露わにすると、同時に戸惑いの声を漏らし!…とにかく被弾しない事に徹底する!…
その際一度は飛び越して何とか難を逃れて行くのだが、勿論そう簡単に逃がしては
くれない様子でそのねずみ花火は軌道を変え!…
__ピョインッ!!…スタッ!!……キィン!!…シュパパパパパ!!!!…
「ッ!…ん?…ッ!?…ちょ!?…」
「こ、これは聞いてない!!…」
正確にはマサツグ達の背後にある壁に反射をして軌道を変更!…となると今度は
背後から襲う様にねずみ花火が!…この時反射をした時に軽い金属の様な音が
背後から聞こえて来ると、マサツグとモツもその聞き慣れない音にピクッと反応!…
そこで跳ね返って来たねずみ花火の姿を見る!…となると当然これまた戸惑う
そんな反応を露わにすると、慌ててそのねずみ花火から逃げ惑い!…が、逃げても
逃げても追って来る様に感じてしまい!…
__シュパパパパパ!!!!…シュパパパパパ!!!!…
「ッ~~~!!!…こうなりゃ!!!」
このままでは埒が明かない!と…無駄に逃げ惑う事で地味TPを消耗して行き!…
一向にゼファーへ攻撃が出来ない事から!…もうねずみ花火を無視してマサツグが
ゼファーに向かって行くと、ゼファーもそんなマサツグ達の動きを見て途端に
反応!…剣を構えて見せて行く!…そしてこの時別にマサツグも油断をしていた
訳では無いのだが、次には驚くべき光景を目にする事に!…と言うのもそれを
一緒に見ていたモツも驚き!…まだマサツグ達の追跡映像も続いていたのか!…
その様子がまたあの宙に浮く巨大な画面へ鮮明に映し出される事になって行くと、
やはり魔王軍の各々も戸惑い!…ゼファーの実力に思わず震撼するのであった!…
0
あなたにおすすめの小説
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!
神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる