どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章四十五節 心配のない戦場とマサツグの緩急とやっぱり変態?…-

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フィロが唱える魔法は確かに見た目こそ派手に見えるがその実地味で、そして

威力も然程ある様に見えない!…しかし絶対に!と言ってもいい程の正確さが

見られ!…決して味方に直撃させない!…或いは奴隷達に対しても!…その間を

縫うかの如くまるで半紙に筆を滑らせるよう巧みにそのレーザーを放って

追い込み漁をして行くと、その地味だが高等テクにミサカが驚く!…何故分かる

のか?と言った具合に驚いて見せる!…


__ビイイイイイィィィィィ!!!……ッ…


{…た、確かに今居る場所は若干丘になってるから!…

辺りを見回そうと思えば出来る場所!…

でも完全にハッキリと見れる訳じゃない!!…}


まるで本当に空から見下ろしながらレーザーを放っているかの様な正確さで、未だ

被弾0の様子に思わず戸惑い!…何なら自分にも同じ事が出来るのか?となったら

自信が無く!…その際フィロが今操っている状況を再度確認!…確かに今自分達は

小高い丘の上に立っているが、戦場全体を完璧に見通せる程では無い事を!…

何なら二方向それぞれ真反対にある事を改めて確認すると、そのフィロの技量の

高さに驚く!…一方でフィロはそれをそれで楽しむ様なサディスティックな様子を

露わにすると、コロコロと笑って見せて居た!…


「ほれほれ♪…しっかり逃げねば捕まってしまうぞえ?…」


{…やっぱり!…どんな形になって居ようが本物の魔王って事かしら?…}


その様子からはまるで苦にも思って居ない様子がハッキリ伺え、何なら余裕しか

感じられず!…と、そんな様子からミサカも改めて驚きを露わに!…最初会った

時の事を思い出しては子狐だった!と、しかし今はハッキリとあの妖炎の魔王で

ある事を自覚し!…これが魔王なのか!?これまた改めてフィロの技能の高さ!…

そしてその戦場を見渡す視野の広さに驚いて見せると、心の中で思った事を口に!…

フィロに対して若干の興味を持って見せる!…そしてフィロの協力もあって徐々に

奴隷達の首輪が駆逐されて行っている一方!…場面は変わってギルドの方に!…


__スノーピース・ギルド会議室にて…


「…ふむ…やはり…

デグレアントが急に勢力を伸ばして来たのはあのが出て以降か…

…となると今回の件…やはり裏で手を曳いているのは奴の可能性が!…」


「ク、クロエお姉さま?…

こんな所で資料の整理をしてていいのですか!?…

いつもなら戦場に出て現場を指揮するのがお姉様の筈!…

でも今日に限って何故?…」


場所はマサツグ達が会議?をしていた会議室内!…そこでクロエがアンジュの

まとめたであろう資料を手に睨めっこしており!…アンジュもそんなクロエを

見て戸惑いを露わにして見せると、同時に焦る様子も見せて居た!…と言うのも

本来クロエを呼んだのは現場を指揮して貰う為であり、しかしその肝心の指揮を

一切しておらず!…となると放って置いて大丈夫なのか!?と慌てながら質問を

口に!…だがクロエは我関せず!の様子で相手にせず!…その際アンジュに

対して一切視線を向ける事無くもう勝利を確信している言葉を口にすると、

パラパラと資料をめくり続ける!…


「…案ずるなアンジュ!…私が出なくともこの戦い!…

最初からこちらの勝利で片が着く!…」


「ッ!…え?…」


__ピピピッ…シュイィィン!!…ッ……


当然全く気にしていない!と言った事を口にするクロエにアンジュは戸惑い!…

思わず芸人の様なオーバーリアクションを取って見せ!…と、その一方では

ドラ子の再起動が完了して行き!…ドラ子自身色々とオートで不具合が無いかを

無言で確認!…目を閉じメンテナンスモードに移行すると、これまた一方で

クロエが何故大丈夫!と踏んでいるのかその理由を口に!…未だ資料と睨めっこを

続ける!…


「…仮にもお前が呼んだ連中は間違い無く!…

上位ランカーと言ってもいい連中ばかりだ!…

セオリーも分かって居れば!…勿論応用も知って居る!…

中でも曲者はあのマサツグとミサカの二人で有ろう!…

突発的に何をするか分からないマサツグ!…そして!…」


「ッ!……そして?…」


やはり気になるのは相手の素性で先兵など眼中になく、アンジュが調べたであろう

資料を何度も読み返し!…と、そこでアンジュが集めた冒険者プレイヤー達について語り

始め!…並の冒険者では無い!と…誰も彼もが粒ぞろい!…特にやはりマサツグ!…

そしてミサカが曲者である事を口にすると、更にその理由についても語って行く!…

その際ミサカだけは何か間を置く様にして話しをする!…するとその間の置き様に

アンジュも疑問を持った様子で復唱をすると、次にはその理由をクロエは笑いながら

こう語り!…


「…なら…見事に指揮も出来よう!…」


「……ッ!?…え?…えぇ!?…」


クロエは単純にミサカが自身の親族である事を口に!…この時ミサカの能力を

買っている様で、奴が居れば安泰!と…何なら全指揮の権利をミサカに譲るよう

笑って話もして行き!…その際徐に足を組み直す!…この仕草から自分はここから

動くつもりはない事をさり気無くアピールをして見せ!…と、その話を聞いて

アンジュも理解するのに若干の間を空ける!…そして次にはまた戸惑い出して

これまた芸人の様な反応を露わにすると、ただとにかくアワアワと困惑し続ける!…

さてそうして指揮を任されたその件のミサカはと言うと、フィロの技量の高さに

戸惑いながらもそのクロエの言う通りに指揮をして居り!…


「……ッ!…もう直ぐでマサツグ君が敵拠点に到着!…

…速いなぁ!…もう少し時間が掛かるかなと思ってたけど…」


「…しかもすれ違う奴隷全ての首輪も斬っている様ですね…

…宛ら辻斬りの様な!…」


全体を見回しては細かな指示を!…騎士達に詰めて行くよう指示を出し!…更に

遊撃部隊に包囲から逃げそうな奴隷の情報も流して行くと、とにかく片っ端から

無力化!…完全試合を目指して見せる!…その際先行していたマサツグの様子にも

目を向けると、そこにはもう敵拠点目前にまで迫っているマサツグの様子が!…

と、そんなマサツグの様子を見て改めて驚き!…別に過小評価をしていた訳では

無いのだが…それでも予想より大幅に時間を縮めた事に対して単純に驚いて見せて

行くと、側近のギルもその様子に戸惑う!…マサツグを物騒な者の様に語って

行く!…そして肝心のマサツグはと言うと、いざ敵陣に乗り込んではこの戦いに

終止符を打とうとして行き!…


__シュルンッヴァサァ!!…ッ!?…どよぉ!?…


「な、何なんだ!?…この禍々しい奴は!?…」


「と、とにかく迎撃を!!…ここを突破される訳には!!!…」


高さ1mも行かない簡単に築かれた塀の上に飛び乗り!…その背中からたなびかせる

黒衣をデグレアント兵士達に見せ付けて行くと、威圧する様に見下ろして見せる!…

それこそその出で立ちはまるで処刑執行人の様な感じに!…何なら全身から邪気の

様な殺気を放ち!…となるとそんなマサツグの姿に敵兵達も思わずたじろぐ!…

そして次には迎撃しろ!と…とにかく敵兵士達がマサツグの登場に慌てる素振りを

露わにすると、一方でマサツグは刀をギュッと握り直す!…そして一言言葉を零して

行く!…


__…チャキッ!!…ッ!?…


「…テメェら…ここで楽に死ねると思うなよ?…」


__ゾクゥ!!!…ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!…


マサツグが刀を握り直すと鍔鳴りが、そしてその眼光もより鋭くなっては殺気を

纏い!…明らかに普通じゃない様子で兵士達を睨み!…そして今から処刑を執行

する!とばかりに!…腹の底から響く様な声を兵士達に口にすると、その声を!…

その言葉を耳にした兵士達が戦慄する!…それは相手が一人だと言うのに明快に

殺される!と言う事が肌にも感じられゾクッとすると、次には震えが止まらなく

なり!…一方でマサツグはそんな兵士達に事など御構い無し!…ここで戦争をして

いる以上!…一切の情は無用!とばかりにスッと刀を構えて見せると、次には

その兵士達の目の前から消えて見せる!…そして死ぬよりも辛い罰を与えて行く!…


__シュンッ!!…ッ!?…


「き、消えた!?…さ、探せぇ!!!…我らが破れては将軍様に!!…」


__…ッ…ズババババババアアアァァァ!!!!…ッ!?…ッ!?!?…


それは宣言通りに刑を執行!…突如兵士達の目の前でマサツグが消え!…兵士達も

マサツグが姿を消した事で途端に戸惑った反応を露わにすると、今度は慌てて

探そうとする!…その際やはりデグレアントの威信に掛ける様な将軍が如何こう!

と言って声を上げる!…それこそまるでこの戦いに負ける事は恥!とばかりに

意気込むのだが、次には自身の腕や足に違和感を覚え!…と言うのもその違和感の

正体はマサツグであり!…ただ何かを斬った音だけが耳に届く!…しかし何を斬った

のかが分からず!…ただ音だけに対して非常に吃驚した様なそんな反応を見せて

居ると、次には奇妙な光景を!…


__…ガクンッ!!…ッ!?…


「な!?…ッ!?…グ、グアアアアアァァァァァァァァ!!!!…」


「ッ!?…ど、如何したって!?…

ッ!!!…アアアアアアァァァァァァ!!!!…」


事の発端は一人の兵士がその場で突如転んだ事!…いきなり足の力が抜けた様子で

膝から折れ、本人も驚いた様子で地面に手を着いて受け身を取ろうとした瞬間!…

その力が抜けた脚より猛烈な激痛が!…すると堪らずその兵士は悲鳴を上げる!…

となるとその悲鳴を上げ始めた兵士に他の兵士達もビックリすると、次には心配して

その兵士手に手を!…と、ここでその転がる兵士に手を置いた瞬間!…またその

兵士が腕に痛みを!…やはり同じ様に猛烈な激痛が走った様に悲鳴を上げると、

堪らずその兵士も地面を転がる!…そしてそこに広がったのはただデグレアント

兵士達が悲鳴を上げながらのたうち回るだけの構図で、特に足や腕が飛んだ様子は

何処にもなく!…


「ッ!?…な、何だと言う!?…ッ!!!…グッ!!!…

ガアアアアアァァァァァァ!!!!…」


「ッ!?…お、おい如何し!?…

ッ!!!…バアアアアァァァァァァァ!!!!…」


しかしちゃんと斬られた!とばかりにその兵士達は自身の腕や足を押さえ出すと、

訳が分からない位に地面を転がり!…そしてそれは連鎖する様に!…悲鳴を上げて

転がった者を心配すると、今度はそれが自身にうつって激痛が走り!…と、それを

何度も何度も繰り返し!…遂にはその場に居る兵士が皆立ち上がれない程の激痛を

感じてただのたうち回る事しか出来なくなると、拠点を制圧!…そして残るは

奴隷達のみとなってしまう!…ではその際マサツグはその兵士達に何をしたのか?

と言う事になるのだが、その様子を詳しく見て居たのは同じく徐々に拠点に迫って

いたハティだけで!…


__…そぉ~…ニョキッ!!…ッ……


{…やっぱり怒った先生は怖いのです!!…

…まるであの闘技祭の囚人の様に!!…

皆をグニャグニャにしちゃったのです!!…

…お母様は分からない方が良い!って言ってたですけど…

…うぅ~ん…如何やって?…}


この時ハティも敵拠点に辿り着くなり塀を攀じ登って中の様子を!…その際先に

マサツグが入って行った事を匂いで確認して行き!…更にはマサツグがブチキレて

居た事から警戒もした具合にヒョコッと頭だけを覗かせて行くと、そこでマサツグ

が敵拠点内で暴れているのをこれまた確認!…となると途端にハッ!と気付くなり

頭を引っ込める!…そして落ち着いた頃合いにまた頭をヒョコッと覗かせて行くと、

そこで死屍累々としている兵士達の様子を!…と、その様子を見て前に見た事が

ある!と悟って行き!…それがあの闘技大会での事!…マサツグがバルトグロ

メイアに止めを刺した時の状態に似ている事にハッ!と気付くと、改めてマサツグに

畏怖!…そして何をやったのか?と悩んで見せる!…さてそうして制圧が終わった

所でマサツグもまるで無から突如現れる様に姿を見せると、次には刀を一振りして

納刀して行き!…


__…シュンッ!!……フォン!!!…スゥ…キン!!……ッ!…


「…ハティ~?…なぁんでここに居るのかなぁ~?…」


__ビクゥ!!…ピィーンッ!!……ッ…


まるで殺陣の様に流れる納刀捌きをして見せ!…そして一息吐く様に呼吸を

挿み!…そこで気配を察したのか徐に口を開いて行くと、ハティの名前を呼んで

質問!…何ならハティが張り付いている塀の方へ視線を向ける!…すると勿論

マサツグに突如呼ばれた事でハティも思わずビックリすると、次には耳と尻尾を

ピン!と伸ばして驚きようを露わに!…と、そこから先程のマサツグの様子を

思い出し!…もしかして怒られる?と思いつつも、恐る恐る顔を覗かせ!…


__…そぉ~?……ッ!?…ジトォ~~~!…


「…ハティ~ちゃあぁ~~~ん?…」


だがハティも希望を捨てない様子で再度マサツグの姿を確認!…それこそそんなに

怒られない!と考え!…しかしそれでも一応は警戒をした具合にそぉ~っと顔を

覗かせるそんな様子を見せて行くと、そこでジト~ッとした視線を送って来る

マサツグの姿を見つける!…となるとハティもまたビクッ!と驚きを露わにする!…

その際マサツグも再度ハティの事を何か意味有り気に呼んで見せると、ハティに

対して手招きもして見せ!…


__……クイクイッ!…ッ!…ッ…ッ~~~!!!……シュンッ……スッ…


となると実質詰みの状態!…別に逃げるつもりはないのだが!…それでも例え

逃げた所でまた後で合流する事を考えると、当然の如く悪手で!…となると

そこから如何足掻いても説教不可避である事を悟って行き!…何か葛藤する様な

そんな反応を露わに!…だが次には諦めた様子でシュンとして見せ!…そして

自首をする様にスッとマサツグの前に自身の姿を現して行くと、そこから

トボトボと歩き始める!…


__シュ~~ン……トボトボ…トボトボ…


「…ッ…ッ~~!!……」


まずは張り付いていた塀を登り切って上に立ち、そこから耳と尻尾も項垂れさせ

ながら塀の内側にある階段へ向かって進んで行き!…と、この時ハティは勿論

肩を落とした状態で落ち込み!…これから怒られる事を考えると当然憂鬱で仕方が

無い!と言った…ただ嫌だなぁとばかりに子供らしい反応を露わにすると、それを

見てマサツグも笑いそうに!…だがまだここではジト~ッとした視線を向けて

行く!…と言うのもここで笑ってしまうとハティの反省が薄れるからで、必死に

笑いそうな感情を噛み殺し!…そしてハティがやっとの所でマサツグの前まで

やって来ると、項垂れた様子でプルプルと小刻みに震え!…


__…ッ…プルプルプルプル!!…ギュゥ!!…


「…ハティ?…」


と、ここでハティがギュッと拳を握って見せる!…それは勿論構える的な意味では

無く!…自身の服を掴み怒られる事に対して警戒をする様なそんな反応を露わに

すると、マサツグもそれを見て声を上げる事無く苦笑いをする!…そして怯える?

ハティに向けてマサツグも再度声を掛ける!…するとそこから更に何を考えてか

スッとハティに向けて両手を伸ばすと、その際また名前を呼ばれたハティもビクッ!

と…


__ビクゥッ!!…ギュウゥ!!!……スッ…フワァッ!!…ッ!?……ッ?…


更に警戒をした様子で自身の体を強張らせ!…必死に怒られるであろう事に対して

我慢をする様子を露わにし続けて見せて行くと、マサツグはそんなハティの事など

御構い無し!…次にはハティの両脇に両手を差し込み持ち上げる!…もっと簡単に

言うとハティを抱っこしただけで、ハティも突如抱っこされた事に対してもう一つ

ビクッ!とするのだが!…そこから怒って居る様な声は一切聞こえず!…何なら

抱っこされた事についてそっちの方が不思議で思わず警戒を解きそうになって居る

と、次にはもっと気の抜ける事が!…マサツグがハティに対してオカンになるよう

喋り出すと、怯えるハティを呆気に取る!…


「…んもぅ~!…こんな所まで来ちゃダメでしょ!!…

皆の一緒の所でジッとしてなきゃ~?…怪我をしたら如何するの!?…」


「ッ!…ふぇ?…」


まるで小さな子供を叱り付ける様にマサツグがプリプリとして見せると、徐々に

その魔王化を解いて行き!…と、いきなりオカン化したマサツグにハティも当然

面食らった様子で驚き戸惑い!…それは顔を上げてチラッと確認する程で!…

そこでマサツグが本当に怒って居るのか居ないのか?…何か不気味な程にとにかく

プリプリと怒っている?…様子を目にして行くと、ハティは更にハッ!と戸惑って

見せる!…一方でマサツグはそのままオカンを続行する!…


「…とにかく無事でよかった!!…

…っで、ついて来たのはハティだけ?…シロちゃんは何処?…」


「ッ!?…せ、先生が壊れちゃったのです!?…」


その際ここまで来てハティに怪我が無い事を確認すると、無事であった事に

安堵して見せ!…が、同時にここで新たに疑問も感じて行き!…それはハティが

今ここに居る事は?と言った事で!…ワンセットでシロが今ここに居ない事に

ついてふと気が付いた様に言及をすると、一方でハティはただただ戸惑う!…

そのキャラの変わり様からマサツグが壊れた!と誤解をする!…それこそ先程まで

近づけば殺されそうな雰囲気であったにも関わらず、今はプリプリと怒るオカンで

有り!…何ならこの初めてのキャラにも完全困惑!…次にはマサツグの両肩へ

向けてガッ!と手を伸ばし!…そして揺さぶる様にしてマサツグを正気に戻そうと

するそんな慌て様を露わにすると!…とにかく慌てる!…必死に声掛けもして

正気に戻そうとして見せる!…


__ガッ!!…ッ!…グオオォォ!!!…ッ!?…


「せ、先生!!…先生!!!…しっかりしてくださいです!!…

ハティが!!…ハティがいけない子でしたからぁ~!!!…」


「アバババババババ!!!…ハ、ハティちゃん~!?…

わ、分かったからあんまり揺らさないでぇ~!?…

先生もっと壊れちゃう~!!!…」


この時に自身が黙ってついて来た事について謝罪をすると、ガクンガクン!と

奥に手前にとマサツグの体を何度も揺すり!…するとマサツグも首が座って

いないかの様にグデングデン!と首を躍らせ続ける事に!…そのせいか徐々に

意識が遠退く様な何かヤバい感覚を!…となるとそれを感じてハティに止める

よう懇願!…もはやコントの様な事になってしまい!…一応ハティの反省を

促せたのか?と言った微妙な雰囲気になって行くと、一方で辺りは芋虫と化した

兵士達で溢れる!…とてもほのぼのとは出来ないカオスな状態となってしまう!…


さてそうしてマサツグが敵拠点を制圧した事で実質ギルド側の勝利で有り、後は

戦後処理の残党狩りと場面は変わって行き!…


__…敵拠点陥落後・約十五分後…


「…我々の勝ちだ!!!…勝鬨を上げよおおぉぉぉ!!!!」


__オオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!!!…


陥落後は敵の指示系統も勿論崩壊!…となるとどれいたちは本当に逃げ回る事しか

出来なくなり、そんな奴隷達は漏れなくミサカ達のクランチームの餌食に!…

結果、片っ端から捕獲され身柄をギルドへ連行され!…そして一人達とも逃さず!…

全てを終えてギルが時の咆哮を上げると、参加者全員が吠えて見せる!…完全勝利を

収める結果となって行く!…


尚拿捕された奴隷達も事情聴取を受ける事になって行くと、情状酌量の余地から

捕虜では無く一旦保護に!…と、中には勿論犯罪奴隷も交じっており!…それらは

捕虜!…とにかく仕分けで忙しくなり出し!…アンジュが戦後のテンヤワンヤに

追われてまた嘆く事になって行くと、更にこの勝利をきっかけに!…話はもっと

大掛かりなモノになって行く!…しかしその前にマサツグ達はと言うと、消えた

シロの事を探しており!…


__シロォ~~!!!…シロちゃんやぁ~い!!!…


「……一体何処に行ったんだ?…

…ステータス画面を開く限りシロがやられた様子はない…

そんでもって誘拐された形跡も感じられない!……ハティ?…」


帰り道の道中大声でシロの事を呼んで行き、辺りを見回し誰も居ない事を確認!…

何なら[感知サーチ]もフル活用して更に捜索!…しかしそれでもシロの姿を見つけられず

仕舞いであり!…シロのステータス画面を開いてその状態についても確認をすると、

とにかく無事である事だけは分かる!…故に余計に疑問を感じて行く!…と言うのも

もし誘拐でもされればそのステータス画面に拘束状態とアイコンで表示されるから

で、でも無い事からその線も薄く!…もしやられてしまった場合はステータス画面

すら開けず!…怪我をしているならHPバーに変化が!…色々と分かる様になって

いるが変化が無く!…その変化がない事で違った不安を感じて行くと、ハティの鼻

にも頼る!…するとハティも戸惑った様子で返事をする!…


「スンスンッ…スンスンッ……うぅ~…焦げ臭くて分かり難い!…

でも、まだお姉様はこの何処かに居るのは間違い無いのです!!…

…もっと言うと近くに居る様な?…」


__ッ~~……ッ~~~!!!……主人さまぁ~~…


それはフィロが盛大に焼き畑をしてくれたお陰か、焦げ臭い匂いが邪魔をして

シロが何処に居るのか分からない!とハティは眉を顰め…が、それでもハティは

近くに居るに事に間違いない!とマサツグに示唆!…そしてハティも辺りを

見回し!…マサツグと同じくシロの姿を探して行くと、ふとここで何処からとも

なくこちらに対して呼び掛ける声が!…それは徐々に大きくなる様に聞こえて

来る!…そして!…


__…ッ!?…バッ!!!…ッ!!…


「ごぉ~しゅ~じぃ~んん~さぁ~まぁ~!!!」


マサツグもその自身を呼んでいる様な声にハッ!と気が付いた反応を露わに!…

と、次には慌てて振り返り!…そこで見知らぬ女性におんぶされているシロの

姿を見つけて行くと、シロもマサツグが気が付いてくれた事で声を上げながら

手を振る!…一方でその謎の女性も一緒に駆けて来る!…まぁシロをおんぶして

居るから当たり前と言えば当たり前であるのだが、それでも当然マサツグは疑問を

持った面持ちを!…


「ッ!!…シロォ!!…っと、誰?…」


__ッ!…ッ…スッ…


「ッ!…ハティ?……ッ?…」


勿論シロに対して明るい表情!…しかしその女性に対しては疑問の表情!…

一方で今度はハティがその女性に覚えが有るのか、次にはマサツグの後ろに

隠れる様な素振りを!…となるとそんなハティの様子にマサツグも戸惑い!…

一体如何した?と言った言葉を…その隠れてしまったハティを心配する様に

見詰めて居ると、次にはその女性がマサツグの所へ来るなり文句を言う!…

それは凄く吃驚する位の権幕を露わにする!…


__ドドドドドドドドドド!!!!…ザザアアァァ!!!…ギンッ!!!…ッ!?…


「クゥオラアアァァ!!!!…

こんなちっちゃな子から目を外すなんざテメェそれでも人間かぁ!?…

ちゃんと自分の子の世話をしろやゴラアアァァ!!!…」


「ッ!?…な!?…え!?…」


勢いはまるで猪のよう!…そしてちゃんとぶつからない様に急ブレーキを掛けると、

マサツグの目の前で止まって見せ!…何ならマサツグの足元に居るハティの事も

気遣い!…若干回り込む様にして目の前で止まる!…そしてマサツグの目の前で

止まるなりさも鬼の様な怒りの表情を露わにすると、怒涛の文句も口にする!…

と言うのもそれはシロに対しての言葉の様で、飼い主ならちゃんと目の届く所に

置け!と…勿論シロとハティが勝手について来た事など知らない様子!…だが

それでもマサツグをこれでもか!とばかりに威嚇して行き!…それこそ一昔前の

ヤンキーの様なメンチの切り方をして見せると、マサツグも圧倒された様子で

戸惑う!…ただ驚いた様子で言葉も漏らす!…するとそんな威嚇して来る女性に

対してシロもムッとして見せると、次にはその女性に対して無体を働き!…


__ッ!!…ムゥ~~!!…ッ~~…ピョイ!…ガッ!!…


「ッ!?…フンッ!!!…」


と言うのもシロは徐にその女性の背中の上で跳ねるよう腕に力を入れると、次には

肩車をする様に足を掛け出し!…と、突如飛び付かれた事でその女性も一瞬だが

勿論ふら付くそんな反応を!…しかしそこは何か根性を見せ!…一歩前に足を踏み

出す様にして何とか踏み止まるガッツ振りを見せて行くと、マサツグの目の前で

歯を食い縛り踏ん張って見せる!…それはそれは辛そうなそんな表情を浮かべて

行く!…


__ザスッ!!…ッ~~~!!!……ガッ!!…グキィ!!…


しかし一方でシロは御構い無し!…そこから更にその女性の顎に向けて徐にスッと

両手を伸ばして行くと、次には持ち上げる様に引っ張り!…それはまるで女性の

首に対して何か技を掛ける様な!…飛び掛かられた体勢込みで首を決められ!…

そんな無茶な体勢を取らされた事で女性は悶絶!…その際その女性の首から何とも

聞こえてはいけない音が聞こえた様にも感じてしまうと、当然マサツグもそんな

シロに対して慌てて見せ!…


「ッ!?…ちょ!?…」


「ご主人様を怒っちゃメ!!…なのですぅ!!!…」


「ッ~~~~!!!!…ひゃ、ひゃいぃ~~~♥」


一方でそんな慌てるマサツグの事など御構い無し!…シロはそのまま首をキープ!…

そして逆にマサツグを怒った事に対して!…可愛らしく膨れながらその女性にメッ!

と言って怒って見せると、その女性も女性で異常性を発揮!…何故か笑みを浮かべて

返事をする!…それはまるでシロに怒られた事に対して歓喜するよう!…口から泡を

吹きながらもずっとその体勢に耐え続け!…となるとマサツグもマサツグでその

様子に思わずドン引き!…特に足元のハティがヤバい物を見る様に!…改めてその

女性が危ない人物である事を自覚すると、まんま思った事を口に!…更にマサツグの

陰へと隠れて行く!…


「ッ!?…や、やっぱり変態さんなのです!!…」


「あ、あぁ!…って、ンン?…アンタは確か?…」


この時やはりハティから変態認定!…するとそのハティの言葉にマサツグも

思わず同意をしてしまい!…と、同時にここで漸くその目の前の女性と会った事が

ある事を思い出し!…その際頭の中でフラッシュバック!…シロを見て突如号泣し

出したあの女性冒険者である事を思い出すと、確認の言葉を口に!…しかしシロが

締め上げている事から返事が出来ない!…それはシロもその女性の首を決めている

事に気が付いているのか?…女性は必死に頬を赤らめ青褪めながら状態をキープし

続け!…


「ぐぎぎぎぎぎぎぎ♥…」


「って、ンな事を言ってる場合じゃねぇ!!!…

シロストップ!!!…ストォ~ップ!!!!…」


と、それは勿論見るに堪えず!…もはや悲鳴の様に聞こえる声にも戸惑い!…

マサツグがハッと我に返って慌ててシロを止めに入ると、シロを抱っこして

女性を解放!…すると女性もその場で咳き込み息を切らし始める!…それこそ

まるで長い拷問から解放された様なそんな表情を浮かべて見せると、とにかく

膝に手を着き咳き込み続け!…となるとそんな様子にマサツグもさすがに

心配をし出し!…が、これが数少ない奇妙な出会いとなると事を!…この時の

マサツグはまだ知る由も無いのであった!…

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
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とある学校の卒業パーティでの1幕。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
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主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

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