どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章二十四節 爆発しろ!と兵士達の敬礼とドラ子の訪問!-

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さて氷のバラから取った来た巨大な魔力水晶でパルシィのご機嫌を取りつつ!…

マサツグがパルシィを抱えながら庭園を後にすると、

そこで抱き合う様に倒れているモツとアヤの様子を見つける!…

更にはおっかなびっくりな反応を見せる兵士の様子も目にして行く!…

となるとそれらを目にして疑問を持ち出す所なのだが、

周りはそんな事を言っている場合ではなさそうな雰囲気で!…

慌しい様子が見られて行き!…


__ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ!!!…


「この階層で最後だ!!…全員気合を入れて行くぞおぉ!!!」


__オオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!!……ッ!……ッ?…


それは下の階層より上って来る!…

兵士達の慌しい足音と何か隊長らしき威勢のいい掛け声が聞こえて来ると、

まるで勝鬨かちどきの様な!…一斉にやる気を出す声が響いて来る!…

そしてその声を合図に抱き合っていたモツもハッ!とした様子で辺りを見ると、

マサツグがパルシィを抱えている様子であったり…

兵士が未だにドアノブを持って固まっている様子であったり、

とにかく反応に困る様子が広がっており!…

モツ自身も思って居た光景と違うモノが広がっている事で戸惑ってしまうと、

次にはこれまたハッ!と…自身が抱えているアヤの心配をし始める!…


「…え?…何これ?…一体如何言う状況?…

…って…ッ!!…アヤ、無事か!?…」


「ッ~~~!!!……え、えぇ?…な、何が?…

ま、またいきなりの事で何が何だか?…って…ッ!?…」


この時アヤを放す事無く床に転がったまま声を掛けると、

アヤもその声に反応してピクッと動き!…

そして辺りを見回す様な感じで視線を動かし!…

今の自身の状況について大体の確認をして行くと、

返事の言葉も口にしつつ!…

未だモツに抱き締められている事も自覚する!…

となるとそれを改めて認識した事でまたアヤの顔が赤くなると、

一方でモツはそんなアヤの様子に気が付いているのか居ないのか!…


「ッ!?…何!?…如何したんだ!?…やっぱり何処か怪我を!!…」


「…もういっそ結婚しちまえば?…」


__ッ!?…ボフンッ!!!……ッ…


とにかく心配をしている様子で言葉を続け!…

珍しく状況が分かっていない様なそんな反応を露わにすると、

マサツグも珍しく呆れた感じでツッコミを入れる!…

するとそんなマサツグの言葉にこれまたアヤもビクッと反応を見せてしまうと、

それこそ意識してしまった様子で更に顔を真っ赤にして行き!…

何なら恥ずかしさの余り頭から湯気を出しては身を丸めて小さくなり!…

と、モツもそんな言葉に戸惑う様子を!…


「ッ!…え、何を言って?…ッ!…」


__プルプルプルプル!!…ぽっぽぉ~~~~!!!…


「え?……あっ…ッ……」


それこそマサツグへ言葉の意味を尋ねる様に、

しかしそこでアヤの様子にもふと気が付き!…

そこにはモツに抱えられながら身を丸めるアヤの姿が!…

何なら小鹿の様に小刻みに震え!…モツを直視!…

いや色々と見れない感じで両手で自身の顔を隠す!…

そんな真っ赤になって居る様子を見せて居ると、これにはモツも漸くハッ!と…

我に返った様子で理解をする!…

すると次にはアヤに釣られて自身も顔を赤くする様子を露わにすると、

本来なら慌てて離れると言った素振り等を見せる所ではでは有るのだが!…


__かああぁぁ~~~~!!!!……スッ…


「…何をしているのだ?…」


自身でやってしまった事に処理が追い付かないのかフリーズして見せ!…

結果二人揃って顔を真っ赤にしたまま固まってしまう!…

一方でマサツグもそんな二人の様子を見て徐に合掌!…

まるでご馳走様!とばかりに一礼をする素振りも見せていると、

マサツグの様子にパルシィも疑問を持った具合で質問を口に!…

奇妙!とばかりにツッコミを入れる!…

さてそうして器用にマサツグに脇で抱えられ続けて居ると、

何やら慌ただしい足音がまたこちらに向かい聞こえて来て!…


__ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ!!!……ッ!!…


「あぁ!!…こ、この様な所に居られたのですね!?…」


「ッ!…何だ?…何か有ったのか?…」


それは確実にマサツグ達の居る方へ向かって徐々に大きくなるよう聞こえて来て!…

マサツグもこの足音に何なのか?と…

一応は疑問を持った様子で気にする反応を見せて居ると、

次には向こうが先にマサツグ達を見つけた様子で声を!…

何か探して居た!とばかりに話し掛け始める!…

するとドアノブをずっと握っていた兵士もハッと我に返って見せると、

その兵士に如何した?と質問を!…

それはまるで体裁を保つ様にフッと態度を切り替えて行き!…

すると兵士もその質問に対してこう返事を返して見せる!…

若干慌てたそんな反応も露わにする!…


「ッ!…そ、それがぁ…た、たった今!…

ドラ子と名乗るシグルーン隊長に似た…に、人間?…が、城の前に現れて!…

と、闘士殿達を呼ぶ様にと!…見た所恐らく敵ではないと思われるのだが…

何分感情が見えない相手が故に今他の者達も酷く警戒をしている状態で!…」


「ッ!…あぁ~…」


と言うのもその兵士が言うのはまるで奇怪なモノが来た!とばかりに…

ドラ子の名前を口にして行き、そのドラ子がマサツグ達の事を呼んで居る!と…

そして色々と不気味に感じてしまっている様子で他の連中達が殺気立ち!…

警戒を強めて大変!と、続けてそんな話をして行き!…

するとマサツグもその話を聞いて何と無く理解が出来たのか!…

戸惑う様に言葉を零すと、そのマサツグの反応に兵士も更に戸惑う!…

次にはやはり警戒を強める様な言葉を掛ける!…


「…?…な、如何したのですか?…

ッ!!…やはり何か不味い相手なので!?…」


「ッ!!…あぁ~!!…いや、何でもない!!…すぐ行く!!…

…って、いつまでそうしてイチャ付いてんだ?…ほら行くぞ?…」


この時マサツグの反応を見て厄介な敵である!と錯覚したのか!…

慌てた様子で声を掛けると、マサツグもハッとしては慌てて否定!…

そして直ぐに向かう事も返事して行き!…

その際まだ固まって居る二人にも声を!…

何なら呆れた様子で自身から見て如何見えているのか?を…

まんま伝える様に弄って行くと、ここでモツが再起動!…

ハッ!とした表情を露わにする!…

そして慌てた様子で体を起こして身なりと整えて見せると、

アヤも起こして冷静さを取り戻させ!…


「ッ!…え!?…あ、あぁ…待ってくれ!!…

…って…ス、スマンアヤ!…いつまでもこんな!…」


「ッ!?…ふぇ!?…あ、あぁ!…う、うぅん!!…だ、大丈夫!!…

…本当にぃ…大丈夫……ッ…」


{全然大丈夫じゃねぇじゃん!…}


それは飛び起きる様にして上体を起こし!…

慌てた様子でありながらもアヤの事も一緒に気遣って見せると、

アヤの体も引っ張り起こす!…それは紳士的な対応で気遣って見せる!…

その際自分が迷惑を掛けた事も口にすると、モツは照れた様子を露わに!…

となるとそんなモツの反応にアヤももう一つ赤くなる!…

慌てて気遣い大丈夫!と返事をする一方!…

その実しっかりと気にしている様子!…

声のトーンが落ちて同時にそっぽを向く素振りも取って見せると、

その様子を見せられているマサツグは更に呆れる!…

心の中でツッコミを入れる!…

さてそうして口から砂糖が零れ出て来そうなそんな感覚を覚えて居ると、

漸く移動が出来る状態に!…

因みにパルシィは未だマサツグに抱えられて運ばれており!…

抵抗も面倒なのか?…

何も言わずにされるがままで連行されると、その道中!…

マサツグはある事に疑問を持つ!…


__コッ…コッ…コッ…コッ…


{…ドラ子が来た?…何で?…

何か有ったとしてもアンジュさんは運営の人間だから対処出来るだろうし…

人手が足りなくても他の冒険者プレイヤーに協力を募れば…

イベントと思って協力してくれる筈…}


言わずもがなその疑問と言うのはドラ子がここまで来た理由にあって、

何か異常が有ったのか?…それともイベントが起きたのか?と考え…

だが幾ら考えた所で当然何も分からず仕舞い!…

その際イベントであるとするなら!…

ギルドマスターであるアンジュが全体で放送を掛けるであろう事を考えると、

余計にイベントの線は消え!…何か非常事態が有ったのか?と考えられる!…

さてそうして一人悶々と考える素振りを見せて居ると、

同じくこの事を気にするであろうモツの事が気になり!…


__コッ…コッ…コッ…コッ……チラッ?…


{…ッ!…ありゃモツも同じ事を考えている様子だなぁ…

…てかさっきから少なくとも考えられる事をまとめて行けば…

…十中八九面倒ごとしかねぇ展開なんよなぁ…}


歩きながらチラッとモツに視線を向ける!…

するとそこには腕を組みながら首を傾げ考えるモツの姿がそこに在り、

見た目通り恐らく同じ事を考えている様子が見られ!…

と、そんなモツの様子にマサツグもやっぱり!と確信を持ち!…

モツも疑問を感じている事で嫌な予感を!…何なら頭の中で情報をまとめ!…

それしか考えられない!と言う結論に達してしまうと、

同時にやはり嫌な予感も更に強く感じて行く!…

何か外に出て行くのが嫌になる!…

しかしだからと言ってずっとここに籠っている訳にも当然行かず、

更に階段を下って行き!…


__……ガッ!!…ガッ!!…ザラザラザラザラ!!…せぇ~のっ!!!…


階段を下るとそこでは氷の撤去作業を続ける兵士達の姿が!…

ある者は鶴嘴で氷を穿ち!…

またある者はソリの様な物に砕いた氷を乗せて行くと、

えっちらほっちら!と引っ張って行く!…

中の様子に対して暑い!と言った様子を見せて居た!…

そして中には慎重な様子で凍った遺体を運搬する様子も見られて行くと、

また何とも言えない気分になってしまい!…

とにかくそれらを横目に前進!…申し訳なさを感じつつ!…

後ちょっとでその場を後に出来ると言う所までやって来ると、

次には!…


__……ッ!…ッ…ビシッ!!…


「…ッ!…え?…」


マサツグ達がある兵士達の隣を通ろうと差し掛かった瞬間!…

その兵士達はマサツグ達の存在に気が付いた様子で!…

耳と尻尾をピクッと反応させて見せると、

次にはクルッと振り返ってマサツグ達に敬礼をし出し!…

と、突如そんな敬礼をされた事でマサツグも戸惑い!…

何ならモツやアヤも気が付いた様子で吃驚!…

思わず足を止め何事!?とばかりに言葉を零して見せて居ると、

ここだけではない様子で更に兵士達が!…

まるで伝染して行く様に反応をし出す!…


__ビシッ!!…ビシッ!!…ビシッ!!…ビシッ!!…


「ッ!……ッ!?…な、なになに!?…」


「一体!…如何したって言うの!?…」


先程の兵士達が敬礼をした事で他の兵士達も続けて敬礼!…

それはしっかりとマサツグ達の方を振り向いて決めており、

となるといきなりのそんな行動で更にマサツグ達は戸惑う始末!…

辺りを見回しマサツグは慌て!…

アヤもまるで訳を尋ねる様にやはり困惑の言葉を漏らして行くと、

次にはそれに答えるよう!…近くに居た兵士が言葉を掛ける!…

その際敬礼のポーズを崩す事無くその言葉を口にすると、

遂には他の所からも兵士達が集まって来る様子まで露わにし始め!…


「…闘士殿達には感謝をしてるのであります!…」


「ッ!…え!?…」


__バババババババ!!!!…ババッ!!…シュバッ!!!!…ッ!?…


この時兵士達はマサツグ達に対して感謝の言葉を!…

となるとそれを聞かされこれまたマサツグ達は戸惑って見せ!…

と、そんな戸惑い様を見せている間に続々と兵士達は集まって行き!…

次にはマサツグ達に対して道を空ける様に!…

通路の両脇に整列!…そして同じく敬礼をして微動だにしない!…

まるで貴賓を送り出す様な綺麗な敬礼と一糸乱れぬ統率ぶりを発揮すると、

これまたもう一つマサツグ達を戸惑わせる!…

だが御構い無しに兵士達は言葉を続ける!…


「ただ我々はアナタ方が人間だと言う事を理由に嫌い!…

誰であろうと一緒だ!と決め付けては邪魔者扱いをして来ました!…

…マグダラス宰相…いや、マグダラスに踊らされていたのは我々だと言うのに!…

邪魔者扱いされても尚、女王様!…王女様二人をお救いになられた!…

更にこの掘削及び遺体回収のに際しましてもそのお手伝いまでして頂き!…

もう疑い様の無い!!…いえ!!!…

ここまでして下さったアナタ方に敬意を!!!…

返さねば女王様どころか我々としても申し訳が立たないと感じた所存!!…」


兵士は正直な心の内を明かす!…

それは真に愚かだったのは自分達であった!と言う事を認めて行くと、

グレイスやシロにハティと助けてくれた事にも恩義を感じ!…

更には今の状況についても自分達の作業を手伝ってくれている!と…

本当に心が広い人達と感銘を受けた様子で、未だ敬礼の状態を崩さない!…

とにかくそんなマサツグ達に対して!…

自分達も誠意を見せないといけない!と考えた事を話して行くと、

次にはその話をして来た兵士の隣の兵士!…それが更に話しを続けて見せる!…


「…これは我々からの精一杯の謝罪と敬意!!!…

そして彼ら亡くなってしまった者達の代弁とする敬礼でもあります!!!…

…大人数で押し掛け一人一人謝罪をするのもまた迷惑!!!…

かと言ってそのまま何もしないで放って置くのも失礼千万!!!…

…故にせめて敬礼だけでもと考え!!!…

今ここに実行に移した次第にございます!!!!…」


「ッ!?…お、おいおい!…」


それは自分達の誠意を見せる様に、そして声無き者達の声をも代弁する様に!…

そしてこの奇行?を考えた事についても理由を話し、

これが自分達なりの謝罪と感謝!…

そしてケジメである事も続けて話しをして行くと、

そんな兵士達の話を聞いてマサツグ達は戸惑う!…思わず言葉も零して見せる!…

さてそうして兵士達の謝罪もこれで終わりか?と思われる所であるのだが、

まだ終わっていない様子で今度は!…


__…スッ…ッ!?…


「幾ら謝ったとしても!!…

今まで許されざる態度を取った事には変わりはありません!!…

今この時…改めて謝罪をさせて下さい!!!…

女王陛下に仕える全兵士の代表として今一度!!!…」


__この度は!…誠に!!…本当に申し訳ありませんでした!!!…


徐に敬礼を解くと次には頭を下げて見せる!…

それは深々と腰を九十度にして反省の意を、

何ならその兵士達だけではなく!…

その他また集まってきた兵士達全員が同じ様に!…

一糸乱れぬ謝罪の意の見せ様を露わにすると、もう一つ言葉を口に!…

改めて謝罪を続けて行く!…

宛らそれはちょっとした組の頭が帰って来た様な光景になると、

マサツグ達もそんな光景を目にして更に戸惑う反応を露わに!…


「ッ!?…わ、わかったから!!…わかったから!!…

そう畏まるのは止めてくれ!!!…そう言うの苦手なんだって!!…」


「そ、そうだぞ!?…もう気持ちは十分受け取ったから止めてくれ!!…

それにドラ子が来てるんだろ?…悪いがそっちの方を早めに!…」


その際マサツグが慌てて頭を上げる様に手でジェスチャーをして行き、

こう言った事が苦手である事も口にするが!…

それでも兵士達は頭を一向に上げようとせず!…

やはり組の頭が帰って来た様な光景をキープし続ける対応を見せると、

モツも慌てた様子で言葉を!…何ならドラ子を理由に逃げようとする!…

するとそんなモツの言葉に兵士達もピクッと反応をして見せると、

次には自分達に構わないよう先を急いでくれ!と…


「ッ!…そうでありましたか!…いや申し訳ありません!!…

ではどうぞ!!…我々に構わず先をお急ぎください!!…」


「ッ!?…え、えぇ~?……」


足を止めさせた事に対して謝罪をしつつ!…

それでもやはりその対応自体が変わる様子を見せないで居ると、

更にマサツグ達は戸惑う!…何なら居た堪れない気持ちを持ってしまう!…

そして最終的にはマサツグ達もスッと…

了承した様子で逃げる様にその場を後にして行くと、

その下の階層に降りた所でも同じ様な光景を目にする事に!…

と言うのも兵士達が通路の両脇に捌けては敬礼で待機!…

それは何処まで行っても続いて居り!…

衛生兵の詰め所を後にするまでずっと続いている様子を目にして行くと、

マサツグ達も足早に駆け抜ける!…勘弁してくれ!とばかりに退散をする!…

さてそうして逃げる様にその詰所を後にして行くと、

その詰所の外には入って行った時より!…

大量の氷が山の様に積まれてあるのを目にする事に!…


__コッ…コッ…コッ…コッ……ハァ!…ハァ!…ハァ!…ハァ!……ッ!…


「…えげつない…量の…氷だな!…はぁ!…

あの建物内に…これだけの…氷が!…有ったのか!?…」


「…それに…比例して…広場の…方から…泣く声が…

…ッ~~…ハァ!…更に大きく…聞こえるな?…

…後どれ位被害者が見つかる事になるんだろうか…」


高さにして約数十m位と言った所か?…

まるで氷山と見間違う様に氷の残骸が積まれて有る光景を…

息を切らしながらに見つけて行くと、

それに比例して広場の方からは悲しい・憎い・恨めしい!と言った…

負の感情の言葉が!…それは木霊する様に聞こえて来る!…

するとそんな声を聞いてまた暗くなってしまいそうになる一行なのだが、

今は勿論止まっている暇などマサツグ達には無く!…

とにかくそのドラ子が待って居るであろう広場の方へと向かって行き!…

徐々に大きく聞こえて来るその怨嗟の声に戸惑って居ると、

そこである光景を目にしてしまう!…


__コッ…コッ…コッ…コッ…ッ!…


「な、何なのだこれは?…」


「おい!…妙な動きを見せるんじゃないぞ!?…」


「ッ!…多分アレかな?…」


と言うのもこの時広場には順調に被害者が見つかり増えている様子も確認出来、

同時に何か慌しくも兵士達が何かを取り囲むそんな様子もハッキリと見られ!…

何ならその兵士達は揃いも揃って戸惑う反応を見せており!…

そして何かに対して槍を突き付ける!…

各々が困惑した様子でとにかく警戒をする様なそんな声を上げて居ると、

マサツグ達も察した様子でその取り囲む兵士達の方へ移動!…

そして兵士達に声を掛ける!…すると…


「ちょいとごめんよぉ~?…いやいや…

その子は多分俺達の!…って、え?…」


まずはその取り囲む兵士達の内の一人の肩に手を置き、

マサツグが道を空けて貰う様に声を掛け!…

そして輪の中に入ってドラ子は自分の連れ!と兵士達に説明…

この時チラッと覗き込み!…改めてそれがドラ子であるかどうかを確認すると、

そのドラ子の容姿に思わず固まる!…

と言うのもそこに居るのは間違いなくドラ子本人である事に間違いは無いのだが、

後から輪に入って来たモツもそのドラ子の姿を見て!…

思わず戸惑ってしまう反応を露わに!…


「…っと…ッ!…あ、あれ?…ドラ…子?…」


そこに居たのはいつのもギルド職員制服に身を包むドラ子の姿である一方!…

その背中には何ともその格好に似付かわしくない物が付いて居り!…

それは形状で言うならバックパックと言った所か?…

しかしここで言うバックパックと言うのはリュックの事を指しておらず、

俗に言う機動戦士的な物を指していて!…

それは機械的な翼が畳まれた状態でくっ付いており、

展開するとそれはさもファ〇ネル!…

或いはド〇グーン・ファ〇グと言ったモノを飛ばしそうな!…

とにかく世界観に対して浮きに浮いており!…

物理的にもホバー移動状態で地味に滞空して周りの兵士達の事を観察すると、

次にはモツの言葉に反応!…ピクッと動きを露わにする!…


「ッ!…お久しぶりに御座います…マサツグ様…モツ様…アヤ様…」


「ッ!…お、お久しぶり!……じゃなくて!…そ、その格好は?…」


それは冷静に澄ました様子で滞空しながらマサツグ達に会釈をすると、

さも何事も無い様に挨拶をし!…

と、ドラ子に挨拶をされた事でマサツグも慌てて返事を!…

が、そんな事を言っている場合では勿論なく!…

当然次にはその背中の物について質問を!…

そんなモノ付けてたっけ!?とばかりに戸惑いながらも質問をすると、

ドラ子もその質問を受けるであろう事を予見して居た様子!…

まずは何故か謝罪をする!…


「…申し訳御座いません…誤解を解いて頂き有難う御座います…

そしてこれを付けて居るとバランス的に後ろへ倒れてしまうので…

このまま返答をさせて頂きます…」


「ッ!…や、やっぱり重いんだ!…」


まるで迷惑を掛けてしまった!とばかりに一礼すると、次にはお礼の言葉も口に!…

何ならこの質問もいつもの事と言った様子で!…

ホバリングしている事に対しても予めマサツグ達に了承を取るよう返事を!…

そしてその了承にモツも思わず興味を持った様子でポロッと漏らすと、

一方で頭を上げてスッと体勢を整えて行く際!…

芸が細かいのかその背中のバックパックも合わせて動く!…

それは周りに被害を出さない程度にスラスターが軽く逆噴射をして行くと、

転倒防止のスタビライザーも付いているのか!…

難無く上体を起こす所を見せて行き!…

スッと澄まし直してマサツグの質問に答え出すと、

その背中の物について説明をする!…


「…結論から申し上げますと…

これはマスターが制作した私[専用の飛行ユニット]です…

主にこう言った緊急連絡時に使う様にして居るのですが…

何分この様な見た目をしている為、先程の様に誤解を受け易く…

私の眼付きの悪さも祟ってしまって……少々不便ではあります…」


「…あぁ~…」


その際簡単に一体如何言うモノなのか?を簡潔に見たまま説明すると、

何故今着けているのか?についても話し!…

何ならその着けた際の様子も気にしている様子で悩みを吐露!…

自身のその目付きについても気にしている様子で!…

相まって威圧感がバリバリである事を自身でも理解している具合に話しをすると、

若干悲しそうな様子を見せる!…マサツグもその話を聞いて理解を示す!…

さてそうして何とも微妙な空気になって居ると、

そんなマサツグ達の反応を目にしてドラ子がハッ!と…


「…ッ!…申し訳ありません…用件はこれでは無くて…

別に有るのですが……パルシディアナ市長は?…」


「…パルシィ?…パルシィならほれ?…ここに!…」


__ヒョイッ!…ムッスゥ~~!!……


途端に気を取り直す様にしてもう一度謝罪!…

そして自身がここに来た理由について!…

若干の間を開けてからパルシィに用が有る事を口にすると、

その際マサツグが小脇に抱えて居る小娘には気が付いていないのか?…

パルシィは何処?とばかりに辺りを見渡す!…

するとマサツグもそんなドラ子の問い掛けに対してピクッ!と…

反応をして見せると、次にはスッと目の前に差し出す様にしてパルシィを抱え!…

と、パルシィもパルシィでこの時特に抵抗をする様子は見せない様で!…

しかしその表情は不服そう!…

ムッとした表情でパルシィをキッと睨むそんな表情を露わにすると、

ドラ子もドラ子で機械的な反応を!…


「ッ!…え?…ッ!…ッ……」


「…私ならここに居るが?…」


ドラ子はそのマサツグが抱えて居る少女を眉をピクリとも動かさず凝視する!…

それはまるで奇異な物を見る様に!…そして何か判断にも困っている様な…

とにかく無言でそのちょっとだけ大きくなったパルシィの事を見詰めて居ると、

パルシィもパルシィで文句を言うの様に言葉を!…

改めてそのパルシィがここに居る事を口にする!…

何ならそのやり取りも一回や二回ではない様子で!…

ずっとムッとした表情をし続けて見せると、

次にはドラ子も漸く認識出来た様子で返事をし出し!…


「ッ!…申し訳御座いません…本人認証に時間が…

…いつもより回復速度が速い様に感じられます…」


「ッ!!…!!…

判断に困るみたいな反応を止めろ!!!…大体同じであろうが!!!」


{…え?…そんなコロコロ変わるものなのか?…}×2


ここに来て二度目となる謝罪を口に!…するとまた頭を下げて謝罪をして見せ!…

そんなドラ子の反応にパルシィもプチン!と来た様子で!…

グッ!と拳を握って見せると、続けて文句を吐き出して行く!…

そしてやはり毎度の事なのか子供の様に荒れてその認証?に対して怒って見せる!…

それこそいつもと同じ!とパルシィは言うのだが、

聞いている方としてはこれまた何か疑問を感じ!…

と言うのもそのパルシィの文句の中で、

まるで毎回体形が変わっている様な口振りであり!…

それを聞いてマサツグとモツもそんな毎回変わるものなのか!?と…

疑問を感じて居ると、一方でドラ子はマイペース!…

もう一度パルシィに謝罪をする!…


「…申し訳御座いません…ですが丁度良い機会ですのでご報告を…」


「ッ!…待て!!……それはここで話して良い内容なのか?…」


「ッ!…ッ…」


もはや反省をして居るのかして居ないのか分からない表情!…

ただ淡々と頭を下げて謝罪をし!…そしてその場の切り替え様もとても早く!…

そのまま本題に入り始め!…

パルシィもそれを察知して途端に待った!の言葉を口にすると、

ドラ子に意味深な確認を!…するとドラ子もそれを聞いてハッとする!…

となると次には辺りを気にする様なそんな反応を露わにすると、

パルシィもそれを察してか呆れた反応を見せ!…


「…はあぁ~…やっぱりその手の内容か!…

…分かった!…スマンがマサツグ!…あの女王に言って…

少し会議室を借りる事が出来ないかを聞いて欲しい!…」


「ッ!…え?…」


溜息を零してはやっぱり!と続け!…

次にはドラ子に了承して更にマサツグへ頼み事を口にすると、

その内容も続けて話す!…

と言うのも重大な話が有るのか会議室を用意してくれ!と…

となるとそんなお願いを突如された事でマサツグは戸惑い!…

モツもその話を聞いて一体如何言う事なのか?と…

疑問の表情を浮かべて見せると、更にパルシィは頼み込む!…

何なら更に気になる言葉を口にするのであった!…

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【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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