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-第四章-オータムクラウド国編-
-第四章八十六節 諦めない闘志と大寝坊と内に秘めし力-
しおりを挟む__フォン!!!…ガキイィィン!!!…
「うわあああぁぁぁぁぁん!!!!…ああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!…」
「…マサツグ!!…ほんに…ほんにお主は死んでしまったのかや?…
わっちを置いて逝く等……ッ~~~!!!…頼む!!…
わっちを置いて逝かんでくれ!!…わっちはお主が居なければ!…
わっちは!!…ッ~~!!…わっちはぁ!!!…
……ッ!?…い、今のは!?…」
モツ達が足止めをする様に奮闘しているその一方で、シロは今だマサツグに覆い
被さっては大号泣しており!…フィロもまた小さくなっては同じ様に覆い被さる
と泣きに泣き崩れ!…ただマサツグが死んだ事に対して今だ信じられない様子で
起きてくれ!…とばかりに言葉を口にして居ると、次にはふとある事に気が付いた
様子でハッとする!…その際気が付いた事と言うのは止まった筈の心臓が動いた
様な?…それは起きて欲しい!と願うあまり自身の心音と間違えたのか、とにかく
そんな微弱ながらも何かが動く気配を察しフィロが驚いた様子で思わず跳び起きる
様な反応を見せると、次にはシロもハッとした様子で顔を上げる!…
「ッ!!…ご、ごじゅじんばば!?……」
__キイィン!!!…ガキイイィン!!!…
「……やはり気のせいだと言うのか?…
だとしたらわっちは天を恨む!…何ゆえこの様に希望を持たせる様な事を!…
やっていい事と悪い事の区別もつかんと!!…」
それはシロにも聞こえたらしく、シロはそのボロボロの顔を上げるとマサツグの
顔に視線を向け!…だがそこには変わらず目を瞑り倒れるマサツグの姿がある
訳であって、更には先程の微かな心音をも掻き消す様に!…戦闘音のみが耳の中
に入って来ると、その様子を目にしたフィロは恨み言を零し始める!…と言うのも
期待を持たせるな!と奇跡に対して怒りを向け、理不尽に恨む様な表情を!…
するとその一方でそのイライラは苦戦して居るモツ達にも伝染したよう!…一向に
起きないマサツグに対して怒りを露わにし始めると、各々が不満を零し始める!…
__ガキイイィィィン!!!…ザザアアァァ!!!…
「……チッ!!!…ホンマにしぶと過ぎやっての!!!…
確かに相手は魔王とは言え!!!…設定間違えとんと違うんか!?…
…それにいつまで経ってもマサも起きんし!!!…」
「…はぁ!…はぁ!……クッ!!…
確かにそろそろ起きては欲しいもんだな!!…
…てかそもそも本当に起きるのか!?…それすら怪しいんだが?…」
「…それでもやるしか無いだろ!?…このままやられて全滅は笑えない!…
何の為にここまで来たんだってなる!!!…まぁ、シロちゃんやフィロを!!…
泣かせたままで終わるのか!?って言ってやりたいが!…」
「…何を無駄な話を……あの者はもう!……ッ!?…」
不意を突いたとしても弾かれ!…直ぐにノックバックさせられるとイライラは
積もる!…そう言った不満も含めてマサツグに向けられ、誰もがマサツグの
復活をまだか!?と言った様子で待って居ると、その一方で神滅鬼は死んだと
言葉を零す!…それこそ今だ自分でボロボロにしたフィロに興味を向けるよう!…
チラッとそのマサツグの倒れている方に視線を向けるのだが!…しかし次には
何か驚いた様子で思わず慄き!…何か若干たじろぐ様な素振りを見せて居ると、
その隙を突く様にモツ達が神滅鬼に仕掛け始める!…
__ッ!!…バババッ!!!…
「……スゥ…刹那!!!…」
__ヴウン!!!…グオオオォォ!!!…
「ッ!?…させぬ!…」
先陣を切る様にモツが動き!…それに合わせて他の面々も動き出すと、呼吸を
合わせる様に様子を伺う!…それはまるでモツ達全員が連携技を出すかの様で、
モツは温存して居た刹那を発動!…マサツグにも負けない勢いで突如として
一気に加速をし始め!…そして勢いそのままに神滅鬼に斬り掛ろうと剣を構えて
行くのだが、それに気が付いた様子で神滅鬼が身構えて見せる!…それこそ
モツに注意を向けると一気に旋回!…真正面から迎え撃つ様に身構えるのだが!…
モツはそんな神滅鬼に対して不敵に笑い!…まるで罹ったとばかりに目の前で
突如ビタッと止まって見せると、更に神滅鬼の度肝を抜いて行く!…
__ゴオオォォ!!!…ビタッ!!!…ッ!?…
「……獄!!…裂鋼連撃!!!」
「ッ!!…己させ!!」
__グンッ!!…ザシュンッ!!!…ッ!?!?…
それはまるで時間が止まったかの様で、モツは神滅鬼の目の前で突如その
動きを止め!…すると反撃の構えで待って居た神滅鬼も肩透かしを食らい!…
思わず驚いた反応を見せて居ると、次には背後からライザの攻撃をハッと
する!…その際ライザは連撃系の技で仕留めに掛かろうとして見せると、
一斉退く様子を見せる事無く突っ込み!…すると神滅鬼も慌てて反転して
見せ!…その向かって来るライザに対して今度こそとばかりに反撃の構えを
取ろうとすると、今度はモツに斬られてしまう!…それこそまた時間が動き
出したかの様に突如加速しては背中を一刀!…するとさすがに背中には
気を向けて居なかったのか神滅鬼は驚いた様子で大きく怯み!…その反撃の
構えも当然中途半端になっては効果を成さず!…そのまま真正面からライザが
拳を握って突貫をして来ると、それは宛らオ○オ○ラッシュの様に拳が
飛び交う!…
__スウゥ…ドガガガガガガガガガガガ!!!!…ッ!?!?!?…
「あれもこれもそれもどれも!!!!…
まとめて返したるわああぁぁぁぁ!!!!」
{ッ!?…ば、馬鹿な!?…な、何故急にこんな!?…
一体何が!?……ッ!?…まただ!…また奴の気が強く!!…}
さすがの神滅鬼もバランスを崩されると駄目な様で、真正面からボコボコに!…
その際ライザは今までの鬱憤を晴らす様に!…今まで以上に気合と力を込めて
その連撃を放って見せると、吠えに吠える!…するとその一方でボコられている
神滅鬼も戸惑ったよう!…あり得ない!と言った具合に驚き慌て!…今になって
危機感を覚えた様子で不味いと感じ!…更にマサツグから何か自身の取って嫌な
気を感じて居ると、更にまだ猛攻は続くとばかりに攻撃を貰う!…
「オラアアァァ!!!!…レイヴン!!!」
「……《影より出し魔剣!!…我が目の前の敵に無慈悲な刑を!!…
それは鋭く無残に貫き!!…仇なす者を封殺せん!!!…
ダークブリンガー!!!!》」
__ヴヴヴヴヴン!!!…ッ!?…スッ…ズシャシャシャシャシャシャ!!!…
{…クッ!!!…この様な事が!!…
まさかたった一つの油断でこの神滅鬼が!?……ッ!?…また若干強く!?…
…一体何だと言うのだ!?…この異様なまでの嫌な気は一体!?…}
ライザが止めの一撃を放つと神滅鬼を殴り飛ばし!…レイヴンに連撃を繋げる
よう名前を呼ぶと、それを合図にレイヴンはその神滅鬼の頭の上に影の剣を
生成する!…それは言わずもがな雨の様に降り注ぐようギラリと準備が成される
と、レイヴンは最後の詠唱を!…となるとそこからの展開はもはや地獄!…宛ら
ゲリラ豪雨の様にその影の剣が一気に神滅鬼へ襲い掛かって行くと、その中心
では神滅鬼が身を丸める様にしてガードをして居た!…そして神滅鬼自身も
まさかの展開に戸惑った様子で、それと同時にまた嫌な気も感じ!…徐々に
その嫌な気とは強くなる一途を辿って居るらしく!…それに対しても何か焦りの
様なモノを感じて居ると、グレイが止めとばかりに駆けて行く!…
__ダッダッダッダッダッダッダッ!!!…バッ!!!…
「……師匠の見様見真似ではあるが!…好機!!!」
__ッ!?…ババッ!!!…チャキッ!!!…
「…武器は必ずしも携帯するにあらず!!…時として!!…臨機応変!!!」
一気に肉薄するようグレイは駆け!…神滅鬼も気が付いた様子で振り返ろうと
するのだが!…今だ影の剣が神滅鬼を襲いに襲い!…振り返るに振り返れない
反応を見せて居ると、グレイは構わず突貫する!…しかし不思議な事にこの時
グレイはその手に武器を持って居らず、ただ一心に神滅鬼へ向かって行き!…
となるとこれにはモツ達も戸惑った様子で一体何をするのか?と…思わず首を
傾げその動向に気を向けて居ると、グレイはそこに武器が有ると言った様子で
ある物を拾う!…そう、この時グレイが拾った物と言うのは!…
__キィン!!!…ズアアアァァ!!!…ッ!?…
「これだけあれば粗末にしても構わんだろう!!!…
悪いがこの状況を利用させて貰う!…」
「グッ!!!…おのれえぇ!!!…調子に!!……ッ!?…また!?…」
「はあああああぁぁぁぁ!!!」
この時グレイが拾った物と言うのは床に転がる影の剣!…それも大量に有る!と
言った具合に数本拾い!…となるとグレイも遠慮なく使うと言った様子で剣を
神滅鬼に投げ付け出し!…その内数本を神滅鬼の体に突き刺して見せると、更に
神滅鬼に深手を負わせて行く!…すると神滅鬼もまさかこんな事をされるとは
思っても居なかった様子で、グレイに対して苛立ちを!…しかしそれよりも
気になるのはやはりマサツグの存在であり!…また何か気を感じた様子で言葉を
口に漏らして居ると、遂にはモツ達がマサツグを起こしに掛かって行く!…
「ッ~~~~!!!…いつまで寝てんだ!!!…
シロちゃんを泣かせたままで良いのか!?!?」
「それとも何か!?…いっそ俺達だけに戦わせ様って言うんか!!!」
「そんな訳ねぇよなぁ!?…ヤブがそんな薄情者な訳ねぇよなぁ!?」
「ッ!?…み、皆如何したって言うの!?…」
もはや我慢の限界と言った様子でマサツグを罵り!…これまたモツが先陣を切る
様にして文句の言葉を口にすると、ライザが続く!…それはマサツグが起きると
言った確証を持っての言葉なのか?…とにかく起きろと!…レイヴンもマサツグ
の事を薄情者呼ばわりすると、そんな三人の様子にアヤも戸惑う!…その際
アヤは今までフィロの治療に当たって居た為、戦線を離れて居たのだが!…突如
そんな三人の様子に驚き戸惑い!…一体何が有ったの!?とばかりに困惑の言葉を
口にして居ると、更に三人は止めの言葉を放って見せる!…
「「「っ~~~!!!…いい加減に目を覚ませ!!!…
この大馬鹿野郎!!!」」」×3
__………ドクンッ……ッ!……ッ!?!?…
「ッ!!…ご、ごじゅじんばば?…」
__ドクンッ……ッ!!!……ッ~~~~!!!…
「ッ!?…ッ…ッ!!…ッ~~~!!!…
こ、この女ったらし!!…さっさと目を覚まさんか!!!…
あの様な半端モノに負けたままで良いのかや!?…
お主はそんなモンじゃ無かろうて!!!」
さもマサツグが狸寝入りをして居るとばかりに罵倒!…それも三人が声を合わせて
文句を言うとそれは天守閣?…とにかく辺りに響き!…シロとフィロもそんな
三人の声にビクッとして見せ、何故そんな酷い事を!?…と言った様子でマサツグ
に顔を埋めて居ると、次にはハッキリとドクン!と…するとその心音にフィロは
驚き!…一体何で!?とばかりに戸惑って居ると、シロもそれに気が付いた様子で
顔を上げる!…そして恐る恐るマサツグに事を呼ぶ様に声を掛けると、また心臓が
脈打ち!…これにはフィロもハッとした様子で!…次には他の面々と一緒になって
罵倒するよう声を掛けると、その様子にアヤが更に戸惑って見せる!…
「ッ!?…え?…えぇ!?…きゅ、急に如何して?…」
「ごじゅじんばば!!…ごじゅしんばば!!!」
「……聞こえるか?…今こんだけの声がお前に向けられてんだぞ!?…
…勿論このまま終わる訳ねぇよな!?…
アイツを倒してハッピーエンド迎えるよなぁ!?…
…ッ~~~!!!…だったら!!!…」
当然倒れて居るマサツグを罵倒し出した事でアヤは戸惑い!…一体何を!?と…
だがそんなアヤの言葉で周りの面々が止まる筈もなく!…シロもマサツグの肩を
掴んで揺すりながらにマサツグの事を必死に呼び掛け始めて見せると、モツが
周りの声を代弁するよう語り掛ける!…その際まだ周りではマサツグに起きる
よう罵倒の言葉を掛け続ける様子が見られるのだが、それはマサツグに向けた
エール!と…神滅鬼を倒して笑って終われ!と…モツがその言葉を最後に間を
溜める様な呼吸を間に挟んで行くと、最後に全員で起きるよう叫んで見せる!…
「「「とっとと目を覚ませ!!!…マサツグ!!!!」」」×4
__…ぴちょん!……ッ…ッ~~……ッ?…
「……あ、あれ?…ここはぁ?…」
「ッ!!!……ッ~~~~!!!!!…
ごじゅしんばばああぁぁぁ!!!!!!!」
最後に声を揃えて起きろ!と…これまた辺り一帯に反響するよう響き!…その間
グレイとレイヴンが神滅鬼の足止めを請け負い!…その様子を見守る様にチラッ
とだけ視線を向けて見せると、その一方ではシロの涙がマサツグの眉間に!…
勿論シロは大号泣で有るのだがそれでも一滴だけ!…マサツグの眉間に落ちる様に
して弾けて涙が消えると、遂にマサツグが目を覚ます!…それはまるで長い時間
眠りに就いて居た様な!…寝惚けた様子を見せ!…するとマサツグが目を覚ました
事にシロは更に大号泣!…マサツグに覆い被さり生き返った事にただ喜びを爆発
させまくって見せると、マサツグも状況が飲み込めない様子で戸惑って見せる!…
「え?…えぇ?……一体何が起きて?…」
「…ったく!…いつまで倒れてんだ!…
このまま寝たまんまだったら俺達だけでアイツをぶっ倒す所だったぞ?…」
「……ッ?…え?…別にいいと思うんだが?…
…ッ!?…フィ、フィロ!?…その怪我は!?…」
「ッ!……なぁに…慣れん事をしただけじゃ?…
ちゃんと休めば傷も癒える…」
辺りを見回しては自身が囲まれて居る事に困惑!…ただ状況が飲み込めていない
様子で戸惑いの表情を浮かべ!…その一方でモツはマサツグに起きるのが遅い!と…
珍しく冗談を口にしながらとにかくマサツグが起きた事に安堵した様子を見せて
居ると、マサツグもその話を聞いて返事をする!…と言うのもマサツグは面倒事が
嫌いなのでその方が良かった!と…そしてその戦っている相手は誰なのか?と
改めてふと確認をしようとすると、そこでボロボロの姿になって居るフィロの姿を
見つけてしまう!…当然これにはマサツグも更に戸惑って見せると、一体何が
有ったのかを聞き!…だがフィロはそんな問い掛けに対して誤魔化すよう!…
ただマサツグが起きた事に奇跡とばかりに涙を流し何でも無いと言おうとすると、
マサツグはハッとした様子で徐々に何かを思い出す!…
「ッ!…って、そうか…俺はあの時…神滅鬼に…
…って事はその怪我は神滅鬼にか?…」
「…まぁそんなとこじゃ……とにかく無事で…」
「……シロ?…ちょっと離れててくれるか?…」
「ッ!!…グスッ…グスッ……はいでず!…」
マサツグが思い出した事と言うのは神滅鬼にやられた事実…その際何故自分が
生き返ったのかについては全く考えず!…とにかくフィロの怪我はその神滅鬼に
やられたのか?と本人に尋ねて何やら若干俯き始めると、フィロはその問い掛け
に対して頷いて見せる。その際フィロはマサツグに心配を掛けまい!と言った
様子で大丈夫と返事をしようとするのだが、マサツグがそれを良しとしない
様子で!…徐にシロへ退くよう声を掛けるとシロは愚図りながらも聞き入れ!…
マサツグもシロが退いた事で重い腰を上げる様にゆっくりと起き上がり始めると、
次には突拍子もない行動に出て見せる!…
__ギッ!…ギッ…ギッ………バシュン!!!…ッ!?…
「チィ!!…さっきからただ阿呆の如く武器を投げて来おって!!…
いい加減に!!……ッ!?…」
__シュンッ!!!…グオオォォ!!!…ドゴオオォォォ!!!!…ッ!?!?…
「ッ!?…なっ!?…」
マサツグは俯いたまま起き上がったかと思うと突如神滅鬼に向かい走り出し!…
それも最初からトップギアで病み上がりの様子も関係無い反応を見せると、当然
それを見たモツ達を驚かせに掛かる!…そしてその一方で神滅鬼は今だグレイと
レイヴンに苦戦をしており、その猛攻に対して苛立ちを露わにするのだが!…
この時向かって来るマサツグに対して反応が遅れ!…ギリギリの所で漸くハッと
気が付いた反応を見せるが、次にはマサツグから重い右ストレートを貰う羽目に
なってしまう!…それこそ今までなら難無く受け流すなり何なり出来た筈では
あるのだが、思いっきり頬を捉えられるとドゴッ!と…これには影の剣を投擲し
続けて居たグレイも驚き戸惑い!…神滅鬼も殴られた勢いで一気にマサツグ達から
距離を離される様にして床を滑って行って見せると、マサツグもゆっくり体勢を
立て直す!…
__……ゆらぁ~り……ギュッ!!…
「グッ!!……今度は何が!?…き、貴様!?…何故!?…」
「…テメェ!!…よくもウチの大事な仲間をこんなにしてくれたなぁ?…
それ相応の覚悟が在んだよな!?…」
「ッ!!…マ、マサツグ!!…もうわっちの事は良いから逃げ!!……ッ!?…」
殴り飛ばした神滅鬼を眼下に!…また拳を握って怒りを露わにする様な様子を
見せると、殴り飛ばされた神滅鬼も体を起こす!…その際何が起きたのか
分かって居ない様子で辺りを見回すと、そこでマサツグの姿を見つけ!…
自分が始末した筈と驚いては言葉を!…だがその一方でマサツグはフィロが
やられた事に怒りを燃やし!…今度こそ始末すると言った様子を睨み付けると、
フィロから待ったの声を掛けられる!…この時フィロは一度逃げる様に訴えよう
とするのだが、ふとマサツグの異変に気が付き!…と言うのもマサツグは黒髪の
ツンツンヘアーなのだが、何故か白く!…それも何かロングヘアーへと変わって
行っており!…まるで別人の様な容姿になってしまうと、更にその放つ気にも
変化が!…
「ッ!?……スンッ…ごしゅじんざま?…」
「ッ!?!?…ば、馬鹿な!?…あ、あの姿は!…あの姿はまさか!?…」
「ッ!?…マ、マサツグ!?…一体如何して!?……ッ!?…
こ、これは!?…」
「ッ!?…な、何やこれぇ!?…何かのバフか!?…
…何か知らんけど頗る調子がエェで!?…」
マサツグの変わり様にシロも困惑!…目の前に居るのは確かにマサツグなの
だが、違う気もして…とにかく不安になりながらもマサツグの事を思わず
呼び!…フィロもそのマサツグの今の姿に覚えが有るのか!…酷く驚いた
様子を露わにすると、あり得ない!…と言った様子で目を見開く!…そして
その一方でモツ達の身にも変化が!…何か体が軽くなる様な!…とにかく
自身の体が全快した様な晴れやかさを覚えると、その身に何か力を感じる
様な感覚を覚える!…因みにこの時既にマサツグの頭には狐耳は無く、
ただの人間に戻って居り!…すると神滅鬼もそんなマサツグの姿を見て途端に
戸惑い!…フィロ同様あり得ないと言った驚きの表情を見せると、言葉を
口にし始める!…
「ッ!?!?…ば、馬鹿な!?…か、[神威]だと!?…
まさかこの者が!!…その資格が有ると言うのか!?…」
「……ッ?…何をそんなにグダグダ抜かしてんのか知らねぇが!!…
こっちは本気でキレてんだ!!…もう御託抜きでテメェをぶっ飛ばす!!!…」
__チャキッ!!…ぱあああぁぁぁ!!……ジャキン!!!…ッ!?!?!?…
神滅鬼もマサツグの今の姿に覚えが有る様子で、マサツグの事を[神威]!と…
ただ言葉を口にしては未だあり得ないと言った様子で驚いて居り!…
マサツグもそんな神滅鬼の様子を目にして訳が分からない!と文句を言うと、
偶々自身の脚元に転がっている大剣の柄を拾って見せる!…そして今度こそ
ぶっ飛ばす!と言ってはその大剣の柄を神滅鬼に突き付けて見せると、奇妙な
事に大剣の柄が光り!…一度は砕けた筈の大剣が突如として光を纏い始め!…
それは落ちている破片にも同様の反応が見られては元の姿に戻るよう!…宙に
浮いてはスッと破片同士が噛み合う様にしてくっ付き出し!…最終的にまたあの
大剣の姿に戻り!…更に光を強く纏った様子でマサツグがずっと突き付けて
見せて居ると、その様子を見た一同がハッと驚き戸惑って見せる!…それは
大剣を突き付けられて居る神滅鬼も如何様子で、しかし次には俯くと肩を
震わせ!…
「ッ!?……フフフフフ!…ンククククク!…ハハハハハハハ!!…
ッ~~!!!…良いだろう!!…我は神滅鬼!!!…
神を滅する事が我が使命!!!…神をこの世から消す事が我が喜び!!!!…
まずは目の前にいる貴様を葬ってくれる!!!……安心しろ?…
神を相手にするとなると!!…我も本気を出さざるを得まい!!!…」
突如笑い出したかと思えば何か覚悟を決めた様子で!…それはある種喜びを
見せる様な、何か宿命と言わんばかりに興奮したよう言葉を並べて見せると、
改めてマサツグを相手にすると宣言する!…その際本気を出すと言うと
マサツグの事を神!と…更にはその本気具合が伺えるとばかりに一人称も
変わり!…とにかくやる気を出した神滅鬼に対し!…マサツグも戸惑った
様子で徐にふと首を傾げて見せると、真顔で神滅鬼にこう言い出す!…
「……ッ?…神?…お前は何を言ってるんだ?…」
「……よもやまさかこの様な事になろうとは!!…
わっちはマサツグを魔王に!!…唯一無二の者にする筈じゃったのに!…
まさかそれを超えるとは!?…」
「ッ!!…何を言ってるのですか?…フィロ?…」
やっぱり全く分かって居ない様子で一言!…それはさも神滅鬼を馬鹿にするよう
言い放ち!…するとその一方ではフィロも驚いた様子で自身の野望を!…改めて
マサツグを魔王にするつもりだった事を話すと、シロがマサツグと同じ様に
ツッコミを入れる!…とは言っても今だ鼻を啜っては涙を拭い!…マサツグを
心配して居る様子を見せて居る訳なのだが!…そんな二人を置いてモツ達も
ハッ!と…マサツグがまた神滅鬼と戦闘を始めそうな様子を目にして自分達も
参戦!…とばかりに駆け出そうとして居ると、その土壇場である事に気が付き
パニックになる!…
「………ッ!!…お、俺達も行くぞ!!!…これで終わりに…
…って、レイヴン!?…何でリッチ化して!?…ッ!?…
ライザ手!!…手!!!」
「ッ!…へ?…って、おいいぃ!?…
な、何やコレ!?…めっちゃ燃えとるやないかい!?」
「ッ!!……HPハ危険域ニ来テナイ?…
ナノニリッチ化?………アレ?…」
この時気が付いた異変と言うのはライザとレイヴンの状態で!…レイヴンは
まだHPが残っているにも関わらずリッチ化!…ライザに至ってはその両手に
蒼炎を宿し!…モツは気が付くなり慌てて二人に指摘して見せ!…ライザが
その自身の両手に火が点いて居るハッと気が付くと、慌てて消しに掛かろうと
慌て出す!…その一方でレイヴンは冷静に自身のHPを確認!…やはり危険域
には達して居らず!…となると何故発動した?と困惑し始め!…思わず何が
原因なのか?を確かめようとして居ると、オリハも漸く気絶から復帰する!…
「……いたたた!…ッ?…あれ?…私軽く気絶してた?…
って、思い出したら腹が立って来た!……ふぅ~~!…
見た感じここからが本番って所か……じゃあ私も改めて本気で行くか!…
覚悟しろよ?…女々しん坊が!!…」
「……な、何なの?…このグダグダ感は?…
一応さっきまで苦戦してたのよねぇ?…なのに何で急にこんな?…」
__ワイワイ!…ヤイヤイ!…ワイワイ!…ヤイヤイ!…
オリハも復帰するなり状況を判断!…だがマサツグと違ってすぐに理解した
様子を見せると、怒りを燃やす!…と言うのも自身が女である事を理由に
手加減をされた!と思い出し!…徐に[狂獣人化]を発動すると、神滅鬼の
事を女々しい!と…その一方では今だモツ達がてんやわんやの様子を見せては
慌てて居り、その全体の様子を見てアヤが困惑したよう言葉を零すと、もはや
収拾が付かなくなる!…片や最終決戦の雰囲気を見せては真剣モード!…
しかしもう片方では異変に慌ててはバタバタと!…お子様組はお子様組で
何やら意味深な話を繰り広げ!…自分は相変わらずフィロの治療に全力を
尽くし!…とにかくこの状況は何?…とばかりにアヤが困惑をし続けて
居ると、そんな周りの様子など御構い無しに戦闘が始まる!…
__……ジャキン!!…バシュンッ!!!…ッ!?…
「ダッシュ斬り!!!」
「ッ!…フン!!…真正面から突貫して来るか!!…
だが無駄な事!!……ッ!?…」
__バッ!!!…グオン!!!!…ッ!?……
マサツグが大剣を水平に構えると一気に肉薄!…そのまま薙ぎ払う様にして
神滅鬼に襲い掛かり!…すると神滅鬼もそれに合わせて突貫をし始め!…
その際先程と全く変わっていない事を口にしようとするのだが、突如ふと
何かに気が付いた様子で慌てて逃げる!…するとマサツグの大剣は空を斬り!…
結果としては空振りに終わってしまうのだが!…この時神滅鬼が逃げたと
言う事が重要であり!…その様子を見たモツ達が驚いた様子で目を見開いて
戸惑って居ると、神滅鬼はマサツグにこう声を掛け出す!…
「……貴様ぁ!…我が術中を破る術を!!…」
「……ッ?…何の事だ?…
別に俺は何もしてねぇぜ?…お前を斬ろうとした事以外は?…」
「ッ!?……ククククッ!!…なるほど?…
まだ気が付いて居ないのかそれとも演技か?…
どちらにせよもう小細工は無駄だと言う事か!…」
それは驚いた様にも聞こえると神滅鬼はマサツグに術!と…しかし当の本人は
分かって居ない様子で首を傾げ!…一体何の事か?と恍ける様な返事をすると、
神滅鬼にちょっとしたプレッシャーを掛ける!…それは本当に分かって居ない
のかそれとも恍けて見せて居るのか?…神滅鬼も判断が付かない様子で笑って
見せると、ここからが本当の本気と!…今だ油断して居た様子で言葉を零し!…
マサツグに対して身構える様な素振りを見せると、そのマサツグの後ろから
モツ達が!…マサツグの戦闘に参加をするよう神滅鬼へと向かって行き!…
隣に並び立ち同じ様にもが舞える様な素振りを見せると、これで本当の最終決戦
へと戦いは縺れ込んで行くのであった!…
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テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
おばさん冒険者、職場復帰する
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
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「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
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元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
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今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
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とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。
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