どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第四章-オータムクラウド国編-

-第四章二十五節 奇妙な老人・再びと突然の試合と立ち合う心構え-

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鹿之助とその取り巻きであるゴロツキ達…計十数名が連行されたのち修練場にて

マサツグ達が取り残されると、とある事でまたもや事件が起きようとしていた!…

それは立会人であるクロエが事の発端で、彼女自身も酷く悩む物であり!…そんな

クロエの様子にマサツグも気が付き、一体何が有ったのか?を尋ねた事で深刻化

するのであった!…そしてその事件!…と言うよりも問題は、マサツグにとって

とても関係が有るモノで!…マサツグとしても即刻解決させねばならない事なの

だが!…


「………。」


「……ッ!…あれ?…如何したんスか?…

まるでまだ問題がある様な顔をして?…これで万々歳じゃ?…」


「……そうだな?…確かにこれで

しかしそれとは別にある事で悩んで居てな?」


「え?…」


クロエは腕を組んだまま目を閉じ悩んで見せ…無言のままにただ立ち尽くして

居ると、そんな悩む様子を見せて居る事に気が付いたマサツグが声を掛ける。

その際シロやフィロを抱えながら不思議そうな表情で声を掛けると、マサツグは

その悩んでいる様子に対してもう終わった筈と口にし…この時のマサツグは

まだ先程の事でクロエは悩んで居ると誤解しており、共にギルドへ戻るよう声を

掛けようとすると、クロエは徐に目を開くなり返事をする…しかしこの時の

クロエはマサツグの問い掛けに対してそうじゃないと言った具合に返事をすると、

マサツグに対して呆れた様子を見せ!…するとマサツグもマサツグでそんな

様子をクロエから見せられた事で戸惑ってしまい、一体如何言う事なのか?と

言った具合に言葉を漏らして居ると、クロエはマサツグに対して苦笑いながら

こう話す!…


「……貴様忘れて居ないか?…これは決闘ではなく、試験なのだぞ?…

確かに貴様は試験官であるあの馬鹿を倒した!……ただし拳でだ!…

貴様が受けたのは剣聖になる為の試験で有り!…拳聖ではない!…

…だから先程から合否の判定に困って居るのだ!…」


「……ッ!?…ああああぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!!」


「全く!…本来の目的を忘れてしまっては本末転倒と言うものであろうが!…」


そう!…クロエが悩んで居た理由とはマサツグの試験の合否であった!…別に

鹿之助の件に関しては全く問題では無く、寧ろマサツグの方に問題があり!…

確かに試験の合格内容としては試験官を降伏!…或いは戦闘不能にさせる事が

条件なのだが、マサツグは剣を使う事無く拳で勝ってしまった為!…ややこしく

なってしまったのである!…一応それなりに剣が扱える事を証明しなければ

ならない中、マサツグは意地でも剣を抜かずに拳で戦った為!…クロエも改めて

その事をマサツグに告げどうするか?と言葉を口にして見せ、マサツグもそう

説明された事で漸く理解した様子で慌て出すと、発狂するが如く声を上げる!…

さてそうなるとクロエもますます呆れた様子で言葉を口にすると、苦笑いをして

見せるのだが…そんな二人と二匹の元に何やら人影が近付き始め!…その人影が

徐にマサツグ達へ声を掛け出すと、更にこの話は進展を迎える!…


__コッ…コッ…コッ…コッ…


「……ちょいとばかり宜しいかな?…お二人さん方…」


その人影は如何やら二人組らしく、片方からは杖を突いている音が聞こえ!…

もう片方は何やらマサツグと同じ位の身長なのか、その者が姿を現した事で

何やら若干黄色い声援がチラホラと聞こえ出すと、注目を集める!…しかし

この時二人の耳にはそんな黄色い声援など届いて居らず、ただマサツグの

合否で悩んでおり!…人影達は人影達で今だ二人に用がある様子で近付いて

来て居り、十分に近付いた所でその人影達の内杖を突いている方が後ろから

声を掛けると、二人はそこで漸く気が付いた様に反応する!…


「ッ!…許可なく降りて来る事は許して…ッ!?…あ、貴方は!?…」


「…失礼!…我が師が如何しても話をしたいと言うもので参上をした次第!…

許可なくこの地に足を踏み入れた事!…何卒ご了承願いたい!…」


当然突如声を掛けられた事でマサツグ達は振り返り!…クロエに至っては

部外者が下りて来て居る事でムッとすると、その者達に対して文句を

言いながら振り返る!…しかし次にはその姿を確認するなり恐縮した様子で

驚きを露わにすると、ただただその人影達に対して戸惑いを露わにし!…

そんなクロエに対して人影達の片割れはクロエに向かい頭を下げ出し!…

訳が有ってここに来た事を口にすると、改めて許しを貰う様にお願いをする!…

…ではこの時!…マサツグ達の目の前に居たその者達は誰かと言う事に

なるのだが、マサツグはその姿を確認するなり戸惑った様子で言葉を漏らし!…

思わず指を差してしまうと、その人影の片割れはムッとし!…クロエから

驚きの視線を向けられる!…


「ッ!……え?…ッ!…あぁ~!!!…

!!…何でこんな所に居るんだ!?…」


__カチンッ!?…ッ!?…


「ふぉっふぉっふぉっふぉ!…その時は世話になったのぉ?…

…なぁに…少しばかり恩返しをとな?…」


「…おい貴様ぁ!!…この方を指差しておいてじぃちゃんだと!?…

不敬にも程がある!!!…そこに直れぇ!!!…

今ここで叩き切ってやる!!!」


「え!?…えぇ!?…」


マサツグの目の前に居たのは白髪ロングで長い髭を蓄えたあのギルドの玄関前で

助けたご老人と、パッと見からしてもイケメンだと直ぐに分かる青い高価な装い

をした青年の二人!…ご老人の方は簡単に言うと某・黄金神威に出て来る土方

○三を優しくした様な感じで、青年の方は某・無双ゲームに出て来る明智○秀!…

黒髪ツヤツヤの如何にも固そうな様子が伺え!…マサツグの反応に対しその青い

イケメンが目に見えて眉間にしわを寄せると怒りを露わにして見せ!…その一方で

指を差されたご老人は世話になったと笑って見せると、マサツグの態度など全く

気にして居ない様子で言葉を続ける!…その際マサツグに恩返しと言葉を口に

すると、それを遮る様に青いイケメンがマサツグに突っ掛かっては剣を抜き!…

マサツグは当然そんな反応に戸惑って見せ!…一体如何して!?とばかりに慌てて

居ると、ご老人が呆れた様子で止めに入る!…


「……はあぁ~…止めんか馬鹿者!…

たかが指を差された位で一々大騒ぎし居って!…

お主の方が見っとも無いわい!…」


「ッ!?…しかし師匠!!…」


「いいから黙って居れ!!…

それよりもその才有る者に自己紹介でもせんか!!…馬鹿弟子!…」


「…え、えぇ~っと?…話が見えないのですが?…」


まるで毎度の事みたくご老人は呆れた様子で溜息を吐くと、その青いイケメンに

対して説教をし!…するとそのご老人の言葉にイケメンはショックを受けた

様子で!…マサツグに剣を突き付けたままで慌てて言い訳を口にしようとすると、

更にご老人から説教を受ける!…この時マサツグの事を言って居るのか、才有る

者と言うと自己紹介でもしろ!と文句を言い!…当然この展開にマサツグも付いて

行けず!…説明を求める様に恐る恐る言葉を口にすると、クロエがその二人に

変わって紹介をする!…


「…ンンッ!…

冒険者である貴様には確かにこの方々が誰なのか分からんだろうな?…

だが自身の専攻している職業ジョブだ!…

その職業ジョブで高みに居る者の事位は知って置け!…」


「ッ!…は、はぁ…」


「…いいか?…今ここに居られるこの方こそ生きる伝説!…

この世界ゲーム内に置いてたった一人しかいない[剣神]の称号を持つお方!…

[ヴェル・マクシミリアン]様だ!!」


「ッ!?…け、[剣神]!?…

じゃ、じゃあ!…あの噂になって居た[剣神]って!?」


マサツグの様子に呆れながらも紹介を始め!…その際マサツグにこのゲーム内に

おける教養を求めると、マサツグは戸惑いながらも同意する…この時その教養は

何処で学べばいいのか?と思わず考えてしまうのだが、その疑問は心の中に

置いて置き!…とにかくクロエの紹介を引き続き聞いて居ると、クロエはその目

の前に居るご老人の事を[剣神]と言って紹介する!…勿論フルネームで様付!…

マサツグも噂に聞いて居た程度で驚き!…まさかこの人がと言った様子で戸惑い

も露にして居ると、その剣神!…ヴェルは大袈裟と笑って見せる!…


「ふぉっふぉっふぉっふぉ!!…なぁに!…

ただのもう枯れた老いぼれじゃよ!…

本当ならもう隠居したいモンじゃがのぉ?」


「ッ!?…師匠!?…何を仰られますか!!…

貴方様はかの大戦で唯一生き残り!…見事勝利を掴まれた伝説!…」


別に威張る訳でも無く、極端に謙遜をする訳でも無く…自然体で緩やかに接する

ようヴェルは大した事は無いと笑いながら話し!…自らの事を老いぼれと言って

更に笑うと、本音をポロリと漏らして見せる…するとそんなヴェルの言葉に

対して隣のイケメンもハッとした具合に慌て始めると、次には戸惑った様子で

引き留めに掛かり!…その際ヴェルの伝説なのか何か意味有り気な事を口にし

始め!…何としてでもここに居て貰わねば!とばかりに崇高するよう言葉を

続けようとすると、その言葉にヴェルはまた吠える!…


「お主もいつまで昔の話をしておるんじゃ!!…

ちっとはワシを越えようと努力せんか馬鹿者!!…

…それよりもじゃ!…あぁ~っと…マサツグじゃったかのぉ?…

ワシはこの者に剣聖の称号をやっても良いと思うぞ?」


__ッ!?……


「ッ!?…軽!?…」


今度は昔話をし出した事にムッとすると、若いイケメンに対して向上心が

無いと!…イケメンに対して説教をバンバンに!…しかしそれも直ぐに

治まり、途端に話題をマサツグの昇級の話へ切り替えると、アッサリ

大丈夫だと口添えする!…すると当然これにはマサツグも戸惑った様子で

ツッコミを入れると、それに同意をするようクロエも戸惑い!…何なら

青いイケメンはそのヴェルの言葉に反対の様子で!…あり得ない!と

言わんばかりに驚きの表情を見せると、真っ向から否定をする!…


「ッ!?…あ、あり得ません師匠!!…

確かにこの者の戦いは見ていて何か感じられるモノがありましたが!!…

肝心の剣の腕に関しては!!!…」


「……剣の道と言うのは剣だけに在らず!…その心にも有る!…」


「ッ!?…」


「勿論剣を扱えぬ剣聖などとんだ笑い種じゃが?……グレイ?…

お主は剣王として在りながらこの者の練度も見れぬ愚か者なのか?…

よぉく見てみぃ?…この者はその剣と共に相当な修羅場を乗り越え!…

ここに立って居る!……ワシはそれが見れただけでも十分に!…

資格が有ると思うがのぉ?…」


「………。」


余程マサツグのヴェルに対する態度が気に喰わないのか、今だ意固地になっている

様子で!…それでも青いイケメンから見ても素直に何か感じるモノは有ったのか、

マサツグを昇級するに当たって否定する理由に剣の腕を見て居ない事を挙げると、

その言葉にヴェルがまたもや呆れて見せる!…すると徐に何を思ったのか哲学的な

事を口にすると、その言葉に青いイケメンがピクっと反応し!…その様子を見て

ヴェルも改めて推薦する理由を話し出し、剣神の目から見てもお墨付きと言葉を

口にすると、その言葉に青いイケメンは固まってしまう!…その際ショックを

受けると言ったモノではなく、何かを考える様な!…そんなイケメンの様子に

マサツグやクロエは戸惑い始め!…何を考えているのか?とその様子を見守って

居ると、その青いイケメンはマサツグの方に振り返るなりこう口にする!…


「……少し試すとするか…」


「ッ!…え?…」


「おい貴様!…その幼子達を一度放し!…私と立ち合え!…」


「ッ!?…は?……はああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


何やら意味深な一言を口にすると表情を変え、真剣な眼差しに!…マサツグも

そんなイケメンの言葉を聞いて更に戸惑って見せ…一体何をする気か?と

身構えて居ると、イケメンはマサツグの方へ振り向くなり剣を構え直す!…

その際マサツグに立ち合うよう声を掛けると、小刻みに揺れ出し!…それは

誰から見てもやる気満々の様子で!…マサツグもそんな青いイケメンの様子に

驚き声を上げて居ると、更に青いイケメンは言葉を続ける!…


「…なぁに!…完全に本気は出しはしない!…ただ半分位の力を出す!…

それでもし私の攻撃を防ぎ切るなり!…一太刀与えるなり!…

それが出来たら私も貴様の事を認めてやろう!!…」


「ッ!?…ちょ!!…ちょっと待て!!…

俺あの戦いが終わった後なんだが!?…

てかいきなり何でそんな展開に!…」


「……ふむ…それは少し面白いかも知れんのぉ?…

よし!…やってみよ!…」


「ッ!?…爺様ぁ!?…」


マサツグに手加減をすると言うとまるでフェンシングの様にステップを踏み!…

マサツグの勝利条件を続けて口にすると、早く構える様に剣で急かす!…すると

当然そんな青いイケメンの言葉にマサツグも堪らず文句を言うよう言葉を口に

すると、一度は回復する時間を求めるのだが!…その青いイケメンの提案を聞いた

ヴェルはふと目を見開くと乗り気になり!…マサツグに向かい興が乗った様子で

構えるよう次に言葉を口にすると、マサツグはすかさずヴェルに向かってツッコミ

を入れる!…この時そんなマサツグの様子にシロは不安げな表情を見せると、逆に

ギュッとしがみ付くのだが!…フィロはフィロでその提案を聞いて見たい!…と

感じ!…フィロだけは素直に聞き入れた様子で離れると、マサツグはそんな二人の

様子に困惑する!…


__ッ!!…ギュ~~ッ!……スッ…カラコロ、カラコロ♪…


「ッ!?…シ、シロ!?…フィロも離れ!…」


「…いやぁ~…さっきのは不完全燃焼なのじゃ…

やっぱり男が真正面から戦う雄姿が見たくて…」


「ッ!?…お前は相変わらずだな!!…

てかシロもそんなにくっ付かれると動き辛い!…」


フィロは何か期待した様子でソワソワ!…シロはシロでマサツグに対して

引っ付き虫になっており!…マサツグもそんな二人に対して戸惑いながら

慌てに慌てて居ると、とにかくシロから落ち着かせようとする!…この時

戦闘は避けられない!と感じてシロを避難させようとするのだが、シロは

マサツグから離れず!…そんな様子を青いイケメンはただステップを踏むと

静かに見守っており!…いつ始まっても大丈夫なようただ敵意をマサツグに

対して向けて居ると、マサツグも漸くシロを引き剥がす!…


__んぎゅ~~~~!!…パッ!!…


「ッ!?…あぁ!!…」


「…フゥ~…やっと剥がせた…

…あぁ~あぁ~…まぁた伸びちまった…

…ったく!…後で幾らでも抱っこしてやるから!…

フィロと大人しく待ってな?」


「で、でもぉ~!!……」


シロは無理やり引き剥がされた事でショックを受け!…マサツグも何とかシロを

引き剥がした事で安堵した様子を見せると、次には呆れた具合に言葉を零す!…

何故なら無理やり抵抗をするシロを引き剥がした事でマサツグのTシャツは

ヨレヨレになると、ダイナミックに胸元を曝け出す様な感じでTシャツの襟が

伸びてしまい!…そんな状態にマサツグもやってしまった…とばかりに言葉を

零し!…シロを安堵させる様に大人しく待つよう声を掛けるのだが、シロは

そのマサツグの言葉に対して反抗の意志を見せる!…それこそ強気に出るよう

言葉を口にする訳では無いのだが、やはりマサツグの事を心配しており!…だが

マサツグはそんなシロの様子に見切りを着ける様に!…一旦はシロを地面に

降ろし!…シロの頭に向かい手を伸ばしいつもの様に撫で出すと、更に言う事を

聞かせに掛かる!…


__ポンッ…なでなで…なでなで…


「…大丈夫だ!!…直ぐに終わらせてくるから待ってなさい!!…

…終わってたら皆で美味いモンでも食べに行こう!…な?…」


__トントン…ッ!!…トントン…


「ッ!……ふむ!…」


シロに笑顔で大丈夫!と言い聞かせると、勝てるつもりで居るのか直ぐに

終わらせると!…当然そんな言葉は青いイケメンや他の者達の耳にも入り!…

イケメンはピクっと言葉に反応した様な様子を見せると、一瞬のステップの

乱れを見せる!…それはマサツグの言葉に対して動揺したモノなのか、或いは

踏み間違えたのか!…そんな青いイケメンの様子をヴェルは見逃してなかった

様子でチラッと確認!…乱れた様子に対して別に怒る訳でも無くただヴェルは

ニヤッと笑って見せると、何かに期待した様子を見せて居た!…さてその一方

でマサツグとシロの方はと言うと、シロは渋々納得した様子で…


「ッ!!……うぅ~……はいです…」


「ッ!…へへ!…大丈夫!…シロの目の前で負けた事が有ったか?」


「……無いです!…」


納得したと言ってもやはり不安には違いなく!…俯いた様子で不安げな表情を

浮かべると、小さく頷いて見せる!…その際マサツグに言い包められた具合に

ショボン…ともして見せると、マサツグはそのシロの表情に苦笑いをし!…

次にはまたもや安心させるよう大丈夫!と呟き、シロに負けた姿を見せた事が

無い事を口にすると、シロから信頼を得ようとする!…その際シロへ問い掛ける

様に言葉を口にすると、シロは俯きながらも無いと返事!…それでもやはり

俯いたままで何かを心配する様な様子を見せ!…マサツグもそんなシロに向かい

畳み掛けるよう言葉を口にすると、シロに約束をし始める!…


「…約束する!…終わったらまた抱っこしてやるから!!…

そこでフィロと待ってなさい!……カッコいい所見せてやるからよ!!」


__ピクッ!!……


「……多分?…」


「ッ!!…むぅ~~!!」


笑い掛けながらシロの頭を撫で続け!…終わったら抱っこの続きをすると言うと、

フィロと一緒に待つよう言い聞かせる!…その際最後に自身のカッコいい姿を

見る様に言って見せると、シロはその言葉にピクッ反応して見せ!…この時

期待した様な具合にキラキラとした視線をマサツグに向けて見せると、途端に

マサツグは自信を無くす!…自分で言っておきながらシロの視線に耐え切れ

なかった様子で視線を背け、そんな情けない様子にシロもこれまたピクッと

反応してはマサツグに対して膨れ!…そんなイチャイチャとしている様子を周りは

見せられ!…次第に青いイケメンも待てない様子で苛立ちを露わにすると、

マサツグに対して文句を言い出す!…


「……えぇ~い!!…

いつまでそうして幼子と戯れて居るのだ!!…早く構えよ!!…

それとも先程の下種の様に実力が無いと言うのに剣聖を

名乗ろうとして居るのか!!…笑わせるなよ!!」


「ッ!!…ご主人様を馬鹿に!!…」


__スッ…ッ!……チラッ?…ッ!…


「……ご主人様?…」


いつまでも剣を構えずシロとワチャワチャ!…いい加減ステップを踏み続けるのも

疲れて来たと!…マサツグに早く剣を構えるよう文句を言うと、続けてマサツグを

馬鹿にするよう言葉を口にし始める!…その際マサツグの実力を下表するよう

言葉を口にすると、その青いイケメンの言葉にシロは耳をピクッと反応させ!…

次にはマサツグの影から頭を覗かせるとそのイケメンに対して文句を言い出し!…

そのイケメンに先程の言葉を撤回する様に言おうとするのだが、そのシロの文句は

最後まで聞かされる事無く遮られてしまう!…しかもそのシロの主張を遮った

張本人はご主人様であるマサツグと!…当然遮られた事にシロは戸惑い!…思わず

マサツグの顔を見上げる様にチラッと確認をして見せ!…その際ふとマサツグの

表情を見て疑問を感じてしまうと、マサツグの事を呼び出す!……何故なら!…


「……そろそろか!…」


「ッ!…え?…」


「わぁ~ったよ!!…このせっかちさんめ!…

とにかくお前さんを認めさせりゃいいんだろ?」


「ッ!…そうだ!!…私に一太刀!…或いは攻撃を防ぎ切れば!!…」


シロがマサツグの顔を見上げた時!…マサツグの表情はまるで気を狙って居た

かの様に!…その青いイケメンに対して不敵な笑みを浮かべて居り、相手に

聞こえないよう「そろそろか!…」と口にすると、更にシロを困惑させる!…

それこそ先程まで異様な程に戸惑った様子を見せては自分と問答をして居た

にも関わらず、次にはスッと表情を変えて!…まるでそれこそ今までの

やり取りも含めて計算して居た様子でマサツグは突如真剣に!…マサツグは

シロの頭を撫でるのを止めて立ち上がり!…突如やる気を出して刀に手を

掛け出すと、その様子に青いイケメンも気を取り直す!…その際改めて

マサツグの勝利条件を口にすると、掛かって来い!とばかりにステップを

踏み続けるのだが!…マサツグはその話を最後まで聞く事無くいきなり

踏み出し!…青いイケメンとの間合いを詰めると、不意を突く!…


「…居合ダッシュ斬り!!」


__バシュン!!!…ッ!?…ギイイィィン!!!…


話に夢中になって居る所を突く様に!…マサツグが突如としてダッシュ斬りを

敢行すると、青いイケメンとの間合いを縮める!…この時同時に相手の

ステップ着地時を狙う様に攻撃を仕掛けると、否応なしにガードしか出来なく

してしまい!…当然不意を突かれたイケメンは戸惑い出し!…咄嗟にマサツグの

立ち筋のダッシュ斬りを間一髪のところで防いで見せると、勿論の様に文句を

言い出す!…しかし!…


「グッ!!…貴様ぁ!!…正々堂々と!!…」


「正々堂々もクソもあるか!!…

こっちは既に満身創痍だってのに!!…

テメェが喧嘩を吹っ掛けて来たんだろうが!!…

それも頼んでもねぇのに御託ばかり!!…

お陰で回復と消費が出来たぜオラァ!!!」


__ギイイイィィン!!!…ザザアァ!!!…


「…後その単調なステップのお陰で!…

アンタの攻撃タイミングも何と無く分かった気がする!…

…これでもまだイーブンじゃねぇんだぜぇ?」


「ッ!?…グッ!!…」


マサツグはイケメンの文句を聞かない!どころか逆に文句を言い出し!…

自分の落ち度だ!と言わんばかりにイケメンを攻めると、鍔迫り合いで

弾き飛ばす!…すると弾き飛ばされたイケメンも若干バランスを崩しながら

着地をすると、慌ててマサツグに視線を向け!…次には戸惑った様子で

剣を構えるのだがマサツグは続けて攻めて来ず!…一度落ち着いた様子で

正眼の構えにマサツグが落ち着くと、更に言葉を続ける!…その際イケメン

の動きを見切った様な言葉を口にすると、完全に一杯食わされたイケメンは

苦虫を噛み潰し!…徐に立ち上がってはマサツグを睨み!…仕切り直す様に

再度剣を構えようとするが、その様子をヴェルに止められる!…


「……そこまでじゃ!…今ので痛感した事じゃろう?」


「ッ!?…し、師匠!!…しかし!…」


「…ハアァ~……

負けを認めたくない気持ちも分かるが…今のでお前は死んでおった!…」


「ッ!?…そ、それは如何言う!?…」


試合を止めるようイケメンに声を掛けると、その不意を突かれた事に対して

必然と言い!…ヴェルにそんな言葉を掛けられた事でイケメンも戸惑った

様子で振り返ると、まだやれる!と言おうとする!…しかしヴェルはそれを

聞く前に呆れた様子で溜息を吐きつつ首を左右に振って見せると、今ので

死んだ!と口にし!…当然そんな言葉をヴェルから聞かされた事でイケメンは

ショックを受け出し!…戸惑った表情を浮かべて一体如何言う事か!と

尋ねようとすると、ヴェルは更に諭すようこう話す!…


「…確かにグレイよ!…

お前が本気を出せばこの者を倒す事が出来るかも知れぬ!…じゃがその慢心!…

その慢心を抱いた時点でお主に勝利の目はもう残っては居らぬ!…

確かにこれは試合と言って始めたモノではあるが!…

!…

…要は殺し合い!…その殺し合いにてお主は疑似的に今!…死したのだ!…

今目の前に居るこの男の手によってなぁ?…」


ヴェルから見てもイケメンには慢心の様子が見て取れた様で、まずはその時点で

駄目だと言い!…更にはこれは試合であって試合にあらずと!…真剣を抜き合った

時点でそれは殺し合いになったと説明をすると、その時点で最初からルールなど

無かったと続けて話す!…試合と言うのは互いの命を保証して行うモノであって、

それが無くなればただの殺し合いに!…そして先程の場面に振り返っては今ので

死んだと再度イケメンに説明をして見せ!…ヴェルから見ても今のはマサツグの

勝利であった事を口にすると、更にイケメンはショックを受ける!…


「ッ!?……ッ……」


「…幾ら演習を積み剣の技を磨けども!…たった一回の実戦には敵わぬ!!…

試合にて負け無しのお主でも!…いざこうして本気の相手を前にすれば一剣士!…

他の何者でもない!…ただの人でしかないと言う事じゃ!!……心に刻め!…」


「ッ~~~~!!!…」


この時握っていた剣をウッカリ落としそうになるのだが、イケメンはギュッと

握り直しては俯き歯を食い縛り!…しかしそんなイケメンに対してヴェルの話は

まだまだ続き!…如何にイケメンがまだまだ未熟であるかを説明すると、

イケメンはその場で崩れそうになる!…そうしてヴェルが止めた事によって

この試合も無事終わりを迎える事が出来たのだが、何か釈然としない様子で…

フィロはやはり不完全燃焼と言った様子でガッカリしており!…シロはシロで

安堵したようホッと胸を撫で下ろす様な仕草を見せると、マサツグに駆け寄っては

抱き着こうとするのであった!…因みにこの後無事マサツグはヴェル公認の元、

剣聖として認められ!…ステータスが更新されるのであった!…

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「マサツグ」

「魔王をも飼い慣らすゴッドハンド」

 Lv.50    「剣聖」

 HP 5050          TP 630          装備 

 ATK 495+90  DEF 470+350    E 武器 ライモンド卿の残傷の大剣 

 INT 175     RES 235+10            武器2 夏海刀 弐式
                     
 AGI 490       LUK 999          ATK 585→570  

                      MDEF 245→235  SPD 490→500

 MS [剣術Lv.9]  [拳闘術Lv.7]    頭装 ワイバーンの鉢鉄

 SS [鑑定Lv.8]    [採取術Lv.7]    体装 ワイバーンの軽鎧

      [技術向上]  [超幸運]                足装 ワイバーンの足具 

        [剣技を極めし者]  [刹那Lv.7]      装飾 春王蜥蜴の腕輪

        [感知Lv.7]  [鍛冶Lv.1]

 EX [鋼の意思]  [伝説の魔物使い]

                    

   [術技]

  兜割り    TP 10   ダッシュ斬り TP 15   火炎斬り  TP 20

  氷結斬り   TP 20   雷撃刃    TP 25   天昇剣   TP 30

  烈風刃    TP 45   回転斬り   TP 35   昇槌斬   TP 40 

  斬裂想刃   TP 60   蒼閃連斬   TP 75   絶・天翔剣 TP 60
  
  走破連刃   TP 55 聖破乱閃刃  TP 80 画竜点睛  TP 85

  滅牙天翔斬  TP 90

  [術技2]

  四季刀剣術・疾風の型 TP 55  四季刀剣術・海裂の型 TP 55

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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