どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第三章-サマーオーシャン連合国-エルフの国編-

-第三章二十七節 和解への決意といつものノリとエルヴンナイツ-

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さてシロちゃんの教育上、暗雲が掛かった様に見えた今日この頃…アルスの

体しゅ…もとい匂いが違う事で悩みがハッキリとする。あの時シロが感じた

花の匂いと言うのは、あの黒ずくめの連中の物で!…マサツグもそれが分かり

これで何とか出来る!…と言った様子で考えて居ると、会話に交じったにも

関わらず放置されていたレイヴンが声を掛ける。その際マサツグ達が夜中に

何かをして居たと言う事にも理解した様子で、恐る恐る耳打ちをする様に…

マサツグの肩を叩いては説明を求め!…マサツグもそれに反応するよう振り

返ると、レイヴンに説明をする。


__……ポンポン…ッ!…


「……おい…一体何が有ったんだ?…

少なくとも何かやってたのは間違いなさそうだが?…

…それってあの副隊長の縛られた跡と関係があるのか?…」


「ッ!…さっすがレイヴンさん!…察しが早い!…

…いや何?…夜中に宮殿内を散歩してたらダークエルフ達と遭遇して…

副隊長と一緒に撃退する筈だったのがいつの間にかダークエルフを

護る事になって…その際向かって来た副隊長を俺が縛り上げただけだ。」


「ッ!?…いや説明がトンデモナク可笑しな事になっとるが?…」


レイヴンから困惑気味に質問をされると、マサツグは昨日あった事を素直に

話し…その際全く悪びれる様子も無く堂々と説明すると、その話を聞いた

レイヴンから戸惑いつつもツッコミを受ける。ただでさえ冒険者と言う事だけで

疎まれて居るにも関わらず、大胆不敵にもこの行動に出たマサツグが理解

出来ず!…更にダークエルフに襲われたのか、それともアルスに襲われたのか…

とにかくマサツグの説明に対して如何言う事?…と言った様子を見せて居ると、

ここでアルスが立ち直る!…


「……ンン!!…とにかくだ!…貴様ら!!…

誰の許可を得て玉座の前に立って居る!!…下がれ!!…」


「ッ!…え?…あっ……そ、そうか…ほらシロ?…戻るぞ…」


__…クルッ!…べぇ~~!!…


膝を着き項垂れた状態から立ち上がると、アルスは徐に咳払いをし!…

そして周りの注目を集めた所で仕切り直すよう声を荒げると、マサツグ達を

睨んでは注意をする!…何故ならマサツグ達が居るのはあの玉座の有る

段差の上で、図が高いと言った様子でアルスに下がるよう文句を言われると、

マサツグ達も今気が付いた様子で下がり出す…この時マサツグはシロを抱えて

段差を降りて行くのだが、シロだけはアルスの居る方に振り返り!…余程

アルスの事が気に喰わないのかあっかんべぇ~!と舌を出し!…そのシロの

あっかんべぇ~!に対してアルスもアルスで目をギョッとさせると、次には

むかっ腹を立てた様子でシロを睨む!…


「ッ!?…クッ!!…」


「……はあぁ~…なぁ?…本当に連れて行くのか?…

嫌な予感しかしないんだが?…」


「…俺に聞くな!…俺だって嫌な予感しかしねぇよ…」


「……ンン!!!…」


__ッ!?…スタコラサッサァ~!!…


まるで犬猿の仲の様な二人にマサツグも静かに気が付いた反応を見せると、

これまた静かに溜息を吐き!…その際本当に付いて来るのか?とアルスの事を

レイヴンに尋ねると、レイヴンはレイヴンで考えたくも無いとばかりに

返事をする…この時同時に嫌な予感しかしないと言った様子で言葉を漏らして

居ると、その二人の会話にアルスは聞こえて居るとばかりに咳払いをし!…

その咳払いにマサツグとレイヴンはビクッと反応して見せ!…慌てて元の

位置に戻るよう足早に駆けると、マサツグはシロに耳打ちをする!…


「……で?…如何だ?…シロ、追えるか?…」


「…うぅ~ん…多分出来ると思います…

…でもさっきからスッゴイ匂いもしてるのです…」


「ッ!…スッゴイ匂い?…」


元の位置に戻って傅きシロを自身の隣に座らせると、そこでマサツグは

シロの耳に向かって小声で話し!…それに反応してシロも耳をピクピクっと

反応させると、同じ様にマサツグの耳元へ首を伸ばしては返事をする。

この時マサツグはシロにその花の匂いを追えるかどうかについて質問を

したのだが、シロは何か悩んだ様子で…追えない事は無いと言った様子で

返事をするのだが如何にも煮え切らず…その煮え切らない理由に違う匂いが

邪魔をしていると言った様子で説明をすると、その話を聞いたマサツグは

困惑する…そのシロの言うスッゴイ匂い!…それが如何言う物なのかは

全く持って不明なのだが、匂いが追えないとダークエルフ達には近付け

ないので…不審に思われない程度に辺りを見回し、その匂いの原因について

近くに在るのか?と言った様子で探して居ると、レイヴンが話に参加する。


「……それって多分ここだけの話だろ?…

匂いを追うんなら宮殿を出てからでも十分出来る筈!…

とにかくこの緊急招集を終わらせよう!…」


「ッ!…あぁ!…分かった!…」


先程からの話を聞いて居た様子で…レイヴンが話に参加をすると、詳しい

話は後と声を掛け!…その際匂いは外でも追えると付け添える様に話すと、

今はこの謁見を終わらせる様に言い聞かせる!…今まで脱線に脱線を重ねた

結果、謁見の間内の空気は混沌としており!…ちゃんとした話をするにも

適した環境で無いと!…とにかく今後の事も含めてちゃんと話せる場を

設けたいと言った様子でマサツグに終わらせるよう声を掛けると、マサツグも

納得したのか返事をする…そしてとにかく進行待ちと言った具合にマサツグ達が

静まり返ると、他の者達もその女王様の話に耳を傾けようとし!…女王様も

女王様で…周りの空気を呼んだよう話を切り上げ始めると、終わりの言葉を

口にする。


「……とにかく!…このままではいけません!…

これ以上の混乱は危機を呼び!…破滅へ導きます!……

…ギルドマスター・ロディ殿には依頼を!…

そしてその解決者役としてマサツグ殿とレイヴン殿!…

その補佐をする様にアルスに任せ!…私はルティナと共に手紙を!…

ダークエルフの女王宛てに一筆認めたいと思います…

…後程お渡ししますのでしばしお待ちを…

…ミスティー様にはしばしの間ご休息を…

この件に一段落が尽きましたら改めて…」


「ッ!…は、はい!…」


「……ではこれにて緊急の招集を終わりとする!…

各自それぞれ指示を与えた通り!…各々の職務を全うする様に!…」


改めて今回の緊急招集で決まった事を一つ一つ口にすると、それぞれにお願いを

するよう声を掛け!…それに返事をするようロディやマサツグにレイヴンと…

畏まった様子で会釈をすると、三人に釣られてシロも真似をし!…アルスと

ルティナも女王様からお願いをされると、静かに敬礼…或いは頭を下げて返事を

する。そして自身は和平を結ぶ為の手紙を認めると全員に話すと、マサツグ達に

向けて待つよう声を掛け!…更にこの一件について一度落ち着きを見せた

のなら!…改めて外交をするようミスティーに約束をすると、その言葉を聞いた

ミスティーも戸惑った様子で返事をする!…こうして突如として忙しくなり

出した展開に全員が慌てる中!…女王様が締めに全うするよう声を掛けると、

エルフ達全員がいつもの様子で返事をする!…


__ザッ!!…我らが女王陛下ユア・マジェスティ!…


「…では、解散!!…」


__ザザッ!!…バタバタバタバタ!!……ガラ~ン…


「ッ!……え?…」


畏まった様子で傅くといつもの言葉で返事をし!…女王様もそれを見て徐に

立ち上がると、その場に居る全員に向けて解散と声を上げる!…すると

如何だろう!…謁見の間内に居たエルフの衛兵達の内、ほぼ全員がその場を

後にし出すと、バタバタと慌しく駆けて行き!…その場に残ったのは二名!…

突如もぬけの殻になったようただガランとした後方の様子にマサツグ達が

声を漏らして居ると、改めて女王様がマサツグ達に声を掛ける。


「……では私は手紙を認めに参ります…

少しの間お待ちになってて下さい…」


「ッ!…え?…あ、はい…」


「では……」


__…コッ…コッ…コッ…コッ……


マサツグ達に手紙を書いて来ると声を掛けると、その場で待つ様に続けて

声を掛け…その突然の言葉でマサツグが戸惑うと、先程の衛兵達の慌て様と

重なってか返事が疎かになる…それでも女王様はマサツグに文句を言わず

ニコッと笑うと、返事をしてはルティナを引き連れて自室へ…謁見の間を

後にしようとして居ると、ロディがハッと思い出した様子でその女王様を

追い駆け始める!…


「ッ!……あっ!…ちょ、ちょっと待って下さいましぃ!!…」


「ッ!…はい?…なんでしょう…ッ!?…」


__ドドドドドド!!!…


「ッ!?…じょ、女王様お下がりを!!…ッ!!…」


__キキィ~~~~!!!……シュゥゥゥ!!…


まるで上品な奥様口調でロディは女王様を呼び止め…女王様も呼ばれた事で

反応し足を止めると、何事かと言った様子でロディの方へ振り返る。しかし

次の瞬間、大男!…もといオネェ走りで筋肉ムキムキの男が迫って来る光景を

目撃すると、それがロディだと分かって居ても驚き!…ルティナはルティナで

そのロディの様子に青ざめ!…思わず女王様を庇うよう前に出ると、資料を

片手に両腕を広げる!…まるで自分が身代わりになる様な様子を周りに見せて

居ると、ロディはそのルティナの前で止まるようブレーキを掛け!…その際

何故かスキール音が鳴り響き!…ロディはその身代わりになるよう庇って居る

ルティナを介せず女王様に話し掛けると、間に合ったと言った様子で言葉を

続ける。


「……ふぅ~!…危ないとこだった!…

申し訳ないのですが先程の依頼書を作成したいのでついでに付いて行っても?…

いやぁ…どうしてもこの書類だけは女王様に書いて貰わないと駄目で!…

私もウッカリしてましたぁ!!…」


「へ?……ッ!?…じ、自室でロディ様と一緒!?……ッ~~~!!!…」


「…はい!!……で、大丈夫でしょうか?…」


「ッ!…コ、コホン!…え、えぇ!…勿論大丈夫です!…ではこちらに!…」


危ないのは別の意味でだろう!…と言いたくなるのをマサツグ達はグッと

堪え!…ロディがそんなツッコミどころある言葉を口にすると、ギルドの

手続き上で必要な事を話し出す。その手続きも女王様自ら記入しないと

駄目らしく、色々と時間が無い事から付いて行って良いかを尋ね…

そのロディの問い掛けに対して女王様は途端に目を見開き!…歓喜した様子で

両手を口元に当て出すと、頬を染める!…まるでその様子を想像したのか、

その後の女王様は何やら手を抑えたままモジモジとし!…ロディはそんな

女王様の事など御構い無しに確認を取ると、女王様も途端に落ち着きを

取り戻そうとしては返事をする。だがその際もやはり歓喜が表に出て居るのか、

若干声が上ずっており!…とにかく案内するよう自ら前に立ち!…先程の

優雅さも何処へやら!…とにかくその場をロディと一緒に後にするよう

出て行くと、庇ってくれたルティナを置いて行く!…


__……ギイィィ!…バタンッ!…


「ッ~~~~!!!…あ、あれ?…じょ、女王様!?…女王様は!?…」


「え?…ギルマスと一緒に出て行きましたが?…」


「ッ!?…なっ!!…じょ、女王様ぁぁぁ!!!…」


女王様とロディが謁見の間を後にすると、そこには身を挺して守ろうとした

ルティナが両腕を広げて残っており!…この時覚悟を決めるよう!…目を閉じ

口をギュッと結んだ状態で居るのだが、ルティナは違和感を覚えた様子で

恐る恐る目を開ける…するとそこには当然あの大男が居ない上に女王様の姿も

何処にも無く、二人が居ない事に戸惑うとルティナは更に慌てた様子で辺りを

見渡し!…仕舞いにはその場に残って居たマサツグ達へ二人の行方を聞き出すと、

レイヴンが戸惑った様子で返事をし…その答えを聞いた所で更にルティナは

慌てて見せ!…二人の後を追い駆ける様にその場を後にすると、マサツグ達は

何とも言えぬ虚無感に襲われる…


「……何なんだ?さっきのやり取り…

まるでコントみたいだったが?…」


「…何だろう?…とにかくあれはロディが悪い気がする……多分…

…てかそんな事より!…詳しい話を聞こうか?…」


「ッ!…へ?…何の?…」


「いや決まってんだろ!!…昨日何が有ったかだよ!!!…

…ったく!…昨日マサツグ達が出歩いて居たってのは分かった!…

けど、何を思ってそんな事をしたのか!…

後さっきから話して居た匂いについての説明も!…」


もはやコントの様な展開に唖然とするマサツグ達なのだが、これだけは

分かるとばかりに原因はロディに有ると言い!…だがその原因も何処と

無しに自信無さ気で…とにかく色々と何か持っていかれた様な気を感じて

居ると、レイヴンが仕切り直す!…その際マサツグに聞きたい事が有ると

言った様子で声を掛けると、マサツグはまだあの先程の事を引っ張って

居るのか呆けており…そんなマサツグにレイヴンは喝を入れるよう!…

強めのツッコミを入れ始めると、再度色々と有った事について尋ねる!…

この時勝手な行動をして居た事にも怒るよう言葉を掛けると、マサツグは

そのレイヴンの言葉に戸惑い!…喧嘩をしている様なそうでない様な…

そんな雰囲気を二人が見せて居ると、オーディックとミスティーが止めに

入る。


「ちょ!…ちょっと待つだでよ!…そげな勢いで喧嘩せんでも!…」


「そ、そうですよ!…今からでもゆっくり説明をして貰えば!…」


__ッ!……へ?…×2


「……え?…」


マサツグとレイヴンの間に割って入るようオーディックが腕を挿し入れ!…

落ち着くよう声を掛けると、ミスティーも二人の間に立っては仲裁に入る!…

その際こんな二人の荒れ様は見た事が無いと!…慌てながらも困惑気味に

必死になりながら止めに入ると、肝心のマサツグとレイヴンは仲裁に

入られた途端一気に落ち着いた様子を見せる。この時二人共オーディックと

ミスティーの仲裁に驚いた様子で…二人が言っていた喧嘩と言う言葉に

若干戸惑った様子で反応して見せると、ミスティーもその二人の反応に

戸惑い…オーディックもそんな三人の様子を見てえ?…と言った様子で

困惑し出すと、確認し始める…


「……え?…今さっき喧嘩してたでな?…

何?…演技だでか?…」


「え?…いや…普通に会話してたと思うが?…」


「…あ、あぁ…いつもの感じで会話をして居たと…」


「……え?…」×2


オーディックが恐る恐る刺激しないよう声を掛け出すと、先程喧嘩をしていた?…

と確認し…そのオーディックの言葉にマサツグも更に戸惑った反応を見せると、

平常運転とオーディックに答える。その際レイヴンも同意するよう同じく戸惑った

様子で返事をし…そのマサツグとレイヴンの反応で更に困惑した様子を二人が

見せて居ると、ここで二人の反応に漸く納得したのかマサツグが手を叩く。


__ッ!…ポンッ!…


「あっ…あぁ~!…そう言う事ね?…いや大丈夫!…

本当に喧嘩して無いから!…

…いやぁ…地元のノリでやったから誤解を受けたのかぁ~…」


「ッ!…じ、地元?…」


「ッ!…あぁ!…そう言う事ね!…いや!…俺達の地元…

…もとい生まれ故郷はさ?…あんな感じで強い口調で話し合う事が有って…

傍から見るとさっきみたいに喧嘩をして居る様に見られるんだわ…

でもまあ仲裁に入って見たら何の事無いその場のノリで…

よく勘違いされる事が……って、悪いのは俺達の方か…」


右手に拳・左手に掌…掌に拳を打ち付けるようマサツグが納得すると、慌てて

安心させるよう二人に声を掛け!…その際現実リアルの友達同士のノリでやったと

説明すると、その言葉にミスティー達が戸惑い…そのマサツグの話を聞いて

レイヴンも納得した反応を見せると、ミスティーとオーディックに細かな

説明をする。この時地元の事を伏せる様に生まれ故郷と言うと、よく勘違い

される事が有ると同時に話し…喧嘩はしていないと二人に念を押し!…改めて

自分達が悪い事を自覚すると、落ち着きを見せる…さてここまで説明して漸く

納得をしたのか、ミスティーとオーディックはホッと安堵し…警戒を解くよう

身構えるのを止め…落ち着いた様子でマサツグ達に話し掛けると、苦笑いをする。


「……そ、そうだったのですね?……ふぅ…」


「あんだで…脅かさねぇでくれだよ!…

危うく無理やり止めに入る所だったで!…」


「ッ!?…その無理にって言葉は何だ?…その無理にって!?…」


ミスティーは安堵した様子で一息吐き、オーディックも納得したのか人騒がせと

言った様子で言葉を漏らす…この時気になる事に無理やり止めに入ると言った

言葉をオーディックは続けて口にし…その言葉に疑問を持った様子でレイヴンが

ツッコミを入れると、戸惑った反応を見せる。そして徐々に和気藹々とし始めて

居る中、マサツグは目安としてシロを引き合いに出すと、シロの頭を撫でながら

これがセンサーとばかりに話し!…シロはシロで何の事か分かって居ない様子で、

ただ大人しくマサツグに頭を撫でられて居ると、マサツグは最後に喧嘩は起きない

と言った様子で纏めに掛かる。


「……まぁ俺達がガチの喧嘩をし始めたら真っ先に反応するのがここに居るし…

シロが反応したらそれこそって所だろうな?…

それに喧嘩なんか滅多に起きる筈もないし…」


「……おい、それフラグにしか聞こえないんだが?…」


__……あははははは……コッ…コッ…コッ…コッ…


「ッ!……ご主人様!…ご主人様!!…」


マサツグが大丈夫と言った様子で纏めると、レイヴンはそのマサツグの言葉に

ツッコミを入れるようフラグと言い…その言葉を聞いて全員が固まり、妙な

沈黙とその場の空気に流されるよう苦笑いをしながら落ち着きを見せて居ると、

そこへ二人分の足音が近付く…するとその足音に反応するようシロが真っ先

にその足音のする方へ振り向くと、マサツグを呼びながら撫でる腕を引っ張り!…

マサツグもそれに気が付いた様子で反応し!…シロの方へスッと振り向くと、

シロが何かを指差す様子を目にする。


「ッ!…ん?…如何したんだ?…シロ?……ッ?…」


「…話は終わったか冒険者共!……はあぁ~…

…不本意ながら和平を結び、付いて行く事となった!…

[アルス・レオ・ダンディエル]だ!…以後[ダンディエル]呼べ!…」


「……あれ?…チミまだ居たの?…」


「ッ!?…居るに決まってるだろう!!

貴様本当に先程の話を聞いていたのか!?…」


シロの様子を確認してマサツグがシロの指差す方に視線を向けると、そこには

アルスと騎士団長がこちらに向かい歩いて来る姿が有り!…アルスは嫌そうな

表情で、高圧的にマサツグとレイヴンに話し掛けるよう声を掛けると、簡単に

自己紹介をしては苗字の方で呼ぶよう強要する!…しかしマサツグはそんな

アルスの意を汲む事無く、ただまだ居たの?…と声を掛け…その際マサツグは

すっとぼける様な態度でアルスに接し、そのマサツグの態度にアルスは怒るよう

ツッコミを入れ出すと、そんな二人のやり取りにか騎士団長は呆れる…


「…はあぁ~…すまない…コイツは少々人を見下す癖が有って…

気を付ける様に言って居るのだが如何にも…

…あぁ!…悪い奴では無いんだ!…よろしく頼む!…」


「ッ!?…隊長!!…こんな奴らにお願い等しなくても!!…」


「……誰のせいでこうなっていると思って居るのだ?…

少しは反省しろ!……それに!…

お前がそんな事だからこの方達にあの様な恰好にされたのでは!…

なかったのか?…」


如何やら呆れて居たのはアルスにらしく、溜息を吐いてはマサツグ達に謝罪し…

その際アルスの悪癖と言った様子で…この高圧的な態度は言っても聞かないと

ばかりに説明をすると、アルスのフォローを入れては頭を下げてお願いをする。

するとこれにはさすがのアルスも驚いた様子で、慌ててその騎士団長に頭を

上げるよう言うのだが!…騎士団長は頭を下げたままアルスに説教をし始め!…

同時に昨日の出来事について話を聞いたのか、アルスのその時の格好について

思い出させるよう声を若干強めると、アルスはピクッと反応して項垂れる。


「グッ!!……ッ……」


「とにかくだ!…お前はこれからこの方達と共に外へ行く事になる!…

余計な不和は作るな!…人を見下すな!…周りを良く見ろ!…

…これはお前にいつも言っている言葉だ!…それを今しっかり覚えて置け!…

…でないといつか本当に痛い目を見る事になるぞ!!…いいな!…」


「……了解いたしました…」


アルスはマサツグに縛られた時の事を思い出して居るのか、歯を食い縛って

おり!…騎士団長は騎士団長で…徐に頭を上げ更に説教を続けるよう注意を

促すと、いつも言っている言葉なるモノを口にし!…まるで母親のよう

アルスに言い聞かせ、後悔をしたくなければちゃんと聞く様に!とキツく

護るよう言葉を掛けると、同意を強要する!…その言葉にアルスも不服そうな

表情を滲ませるのだが、騎士団長には歯向かえないのか…渋々納得した様子で

返事をし、あからさまにまだ不服そうな態度を見せて居ると、騎士団長は

更に呆れる…


「……はぁ…本当に手の掛かる!…まぁいい!…よろしく頼む!…」


「は、はぁ…あのぉ…えぇ~…」


アルスにひたすら溜息を吐いては呆れ返り!…改めてマサツグ達にお願いを

すると、マサツグ達は戸惑いながらも同意する。その際相手の名前を呼んで

返事をしようとするのだが、今までその騎士団長様の名前を聞いた事が無く…

マサツグは前屈みで眉間にしわを寄せ、まるで某・古畑〇三郎の様に唸り

出すと、手の平を見せる様に突き出すのだが…そのマサツグの反応を見て

察したのか、騎士団長様はマサツグ達に会釈をし始めると、自己紹介をする。


「ッ!…あぁ、失礼!…私はエルヴンナイツ騎士団団長…

[リリー・レム・ブラックル]と言う!…家紋はクロユリ!…

以後、お見知りおきを…異国の英雄殿?…」


「ッ!?…ヨ、ヨロシクオネガイシマス……ッ!?…」


__ふわぁ~お♥…ババッ!!…ッ!?!?…


「……チッ!!…」


リリーはご丁寧に腰を曲げての会釈をすると、自分の役職から名前に家紋と!…

仕舞いには家族構成まで話さん勢いで笑顔で自己紹介をし、最後にマサツグの事を

知って居る様子で英雄殿と呼んで見せると、そう呼ばれたマサツグは面食らった

様子で戸惑う!…この時の狼狽え様はその返事にも表れており、何故か片言で

返事をしてしまい!…更にマサツグを動揺させる様にリリーが前屈みになると、

丁度視線に谷間が映り!…更に顔を赤くするよう目線を逸らし!…その反応に

シロやミスティーも気付いた様子を見せて居ると、とにかく色々な事が気に

喰わない様子でアルスが舌打ちする!…さてこの後ご想像通りマサツグはシロと

ミスティーの二人から詰められる事になるのだが、またそれは別の話で…

レイヴンが話を元に戻すよう三度詳しい話について尋ねると、マサツグは冷静さを

取り戻す…


「……で、いい加減元の話に戻って……説明をば!…」


「ッ!……えぇ~ッと、どっから話せばいい?…」


「昨日マサツグが……っと、これは不味いか?…

とにかく花の匂いについて詳しく!…」


いい加減話を聞きたいと言った様子でレイヴンが声を掛けると、マサツグも

理解した反応を見せて話そうとするのだが…何処から話したものかと悩み出し、

その説明の仕方についてレイヴンに尋ねると、レイヴンは昨日の事について

尋ねようとする…しかしよくよく考えるとその場には今だリリーが居座って

おり、迂闊に喋らせたらマサツグがボロを出すかもしれないと!…突如話を

すり替えるよう話題を変え!…とにかく先程シロがやって居た行動について

話を聞くと、マサツグはその質問に答え始める…


「ッ!…あぁ~っと、分かった!…

とにかくさっきシロにお願いした事なんだが……

シロが言うにはその昨日侵入して来た賊を追う事が

出来るかもしれないんだが…」


「ッ!?…ちょ、ちょっと待て!…賊を追う!?…

確かに賊はダーク達で更に先程話しにも上がっていたが!…

追う事とは!?…」


「え?…いや、昨日俺達散歩して………あっ…」


{…こんの馬鹿あああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!…}


マサツグは疑う事無く分かったと言うと、単刀直入にシロへお願いした事に

ついての説明をし始め!…その際昨日の侵入者を追う事が出来るかも!と

思いっきり話し!…そのマサツグの隣でシロが胸を張りドヤ顔をして見せて

居ると、当然ながらその話にリリーが食い付く!…確かに先程の緊急会議で

賊はダークエルフと話していたが、何故そこで花の匂いと追えるのか言う

疑問を持ち!…とにかく追うと言う事に疑問を持った様子で…詳しい話に

ついてマサツグに尋ねると、マサツグは昨日の夜出歩いて居た事をスッと

漏らす。それも何の警戒も無しにスッと笑顔で話しては数秒固まり、暫くして

自分でも気が付いた様子で言葉を漏らす始末で…そのマサツグの反応に

レイヴンも心の中で文句を言うと、自身の頭を抱えては呆れ返り!…マサツグも

やってしまった!とばかりに表情そのままで固まって居ると、リリーが

笑い出す。


「……ッ!…あぁ!…

昨日の夜で歩いていた事に関してはアルスから聞いている。

…なんせアルスを助けたのは私だからな?…

咎める気も無いから安心して欲しい!……で、追える理由と言うのは?…」


__………。


突如リリーが笑うとこれまたマサツグ達の様子から察した反応で、昨日の

件は知って居ると話し出すと、マサツグとレイヴンはその話を聞くなり目を

見開いたまま固まる!…何故知って居る!?…いやそれ以前に何故こうして

話して居る!?…え!?…処分は!?…と頭の中を駆け巡るのだが、言葉が

出ず!…ただ戸惑った様子のまま、徐々に自我を取り戻すよう思考を

落ち着かせると、次に出て来たのはこの言葉であった。


「……ッ!!…ッ~~!!…いや、早く言ってくれよ!!!…

何だよ!!…隠そうとして居た俺達が馬鹿じゃねぇか!!!」


「…ッ?…何を言っておられるのだ?…

私は一度も処罰するとは言って居ない筈だが?…

それにお忘れになられたか?…アルスを助けたのは私…

と言う事は自然と既に報告を受けて居ると…

そう言う風に考えられると思ったのですが?…」


「ッ!…あっ…あぁ、なるほど…」


「あぁ、なるほど…じゃ、ねぇんだよ!!…

元々と言えばヤブがちゃんとして居れば!!…」


ツッコむ様に声を上げたのはレイヴンで、リリーに知って居るのなら早く

言え!!とツッコミを入れるのだが!…リリーはキョトンとした様子で…

レイヴンのツッコミに対して返事をするよう答え出すと、逆に疑問を

投げ掛ける…その際処罰はしない・アルスは私が助けた等、マサツグ達に

説明すると既に状況を知って居ると話し!…まるで何故自分が攻められて

いるのか分かって居ない様子で…マサツグもそれを聞いて納得した様な

反応をして見せて居ると、レイヴンのツッコミ先はマサツグの方へと

移るのであった。

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感想 63

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

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